JPH0344869A - 時間軸制御装置 - Google Patents

時間軸制御装置

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JPH0344869A
JPH0344869A JP18081289A JP18081289A JPH0344869A JP H0344869 A JPH0344869 A JP H0344869A JP 18081289 A JP18081289 A JP 18081289A JP 18081289 A JP18081289 A JP 18081289A JP H0344869 A JPH0344869 A JP H0344869A
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JP
Japan
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signal
output
circuit
detection
pulse
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Application number
JP18081289A
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English (en)
Inventor
Takao Sawabe
孝夫 澤辺
Masahito Iga
雅仁 伊賀
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、記録ディスクに記録されている映像情報等の
情報を再生するディスク演奏装置における時間軸制御装
置に関する。
背景技術 いわゆる高品位(ltigh De[’1nitlon
 )ビデオ信号のサンプリングを行ない、得られたサン
プルデータに対して一定の手順に従って間引きや並べ換
え等のデータ処理を行ない、その後肢処理信号をD/A
変換によってアナログ信号に戻すようにして得られるビ
デオ信号(以下、サンプル化ビデオ信号と称する)をベ
ースバンド信号として伝送或いは記録再生する方式が提
案されている。
かかるサンプル化ビデオ信号を使用した例としては、高
品位ビデオ信号を帯域幅が約8MHzになるまで帯域圧
縮して放送衛星による伝送を可能にするMU S E 
(MultlpIe 5ub−Nyqulst Sal
DI)fing Encoding)方式がある。
このMUSE方式によれば、高品位ビデオ信号を光学式
ビデオディスク等の記録媒体に記録することも容易にな
る。
第12図にMUSE信号の波形例を示す。MUSE信号
には水平同期信号(以下、HD信号と称す)が画像信号
と同一極性で付加されており、画像信号のp−p値の約
1/2の振幅を有する。また、f+1番目のラインのH
D信号波形は、1番目のラインのHD信号波形を反転し
たものである。
第13図にHD信号の波形を示す。MUSE信号は、1
水平走査期間が480のサンプル値からなり、第17図
にサンプル番号として示されている数字は、1水平走査
期間の最初のサンプルから何番目のサンプルであるかを
表わしている。ここで、サンプル番号6の振幅値は、H
Dポイントと称される位相基準点であり、MUSE信号
をデコードするデコーダにおいてMUSE信号のりサン
プリングのために生成されるクロックの位相制御に使用
される。
また、第13図にレベルとして示されている数字は、M
USE信号を256レベルに量子化した場合の各サンプ
ルのレベルを表わしている。上記HDポイントのレベル
は128レベルであり画像信号振幅の中央値である。
また、MUSE信号にはHD信号と共に第14図(A)
及び同図(B)に示す如きフレームパルスが1番目及び
2番目のラインにそれぞれ挿入されている。このフレー
ムパルスによりHD信号波形の反転がリセットされてい
る。
また、MUSE信号をディスクに記録する場合は、NT
SC方式のビデオ信号を記録する場合と同様にアドレス
情報等を含むディスクコードと称される制御シードが所
定のラインに対応する部分に挿入される。
一方、ビデオディスクプレーヤ等のディスク演奏装置は
、ディスクを回転駆動するスピンドルモータの駆動制御
によってディスクと信号読取手段としてのピックアップ
との相対速度を制御することにより時間軸の粗調整を行
ない、ピックアップによってディスクから得られた読取
信号をCCD。
メモリ等を使用して読取信号中の同期信号と別途生成し
た基準信号との位相差に応じた時間だけ遅延することに
よりディスクの偏心等による時間軸変動を除去する時間
軸の微調整を行なうように構成されている。
ところが、上記の如<MUSE信号の同期信号は正極同
期であり、同期信号の振幅が画像信号のレベル内に存在
する。この結果、MUSE信号+信号中ては従来のNT
SC信号の場合のように振幅分離等の方法で同期信号を
検出することは困難であり、正常な時間軸で信号が再生
されてないと同期分離は難しい。
このため、正常な再生がなされてない場合、例えばビデ
オディスクプレーヤにおける再生の際のスピンドルモー
タの立ち上がりやバースト的な大きなドロップアウトに
よって回転速度の乱れが生じたとき或いはスキャン、サ
ーチ等のトリックプレイの後通常再生に戻るときのよう
にディスクの回転が正常でない状態での時間軸制御には
、MUSE信号の同期信号を使用できないことになる。
そこで、MUSE信号をビデオディスクに記録する際に
映像FM変調信号にこの映像FM変調信号の下側波帯よ
り低い帯域に正弦波のパイロット信号を周波数多重し、
再生時にこのパイロット信号を分離して時間軸誤差の検
出を行なうようにすることが提案されている。ところが
、かかる方式においてはディスク記録時のパイロット信
号の多重及びディスク再生時の分離、抽出といった過程
及びその回路が必要であり、また再生画像へのパイロッ
ト信号の影響を完全に除去することが困難であるという
欠点がある。
そこで、ディスクの回転速度を検出する速度検山手段と
、ディスク半径方向にお1するピックアップの相対位置
を検出する位置検出手段とを設け、同期信号の検出が行
なえないときはこれら速度検出手段及び位置検出手段の
出力に応じて回転速度を制御するという方法が考えられ
た。ところが、位置検出手段としてピックアップを担持
するスライダの相対位置に応じた電圧を発生するように
接続した回転ボリューム式のポテンショメータを使用す
ると、部品相互間のバラツキや温度特性の影響によって
正確な回転制御が行なえず、また部品相互間のバラツキ
を抑えたり、温度変動の少ない部品を使用すると製造コ
ストが高くなるという問題点があった。また、速度検出
手段として簡単な構成の回路を使用すると、直線性は確
保できるが、回路間の特性のバラツキによって正確な回
転制御か行なえないという問題点もあった。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、
パイロット信号を用いずに時間軸制御を良好に行なうこ
とができ、かつ製造コストを安価にすることができる時
間軸制御装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成] 本発明による時間軸制御装置においては、読取信号中の
同期信号に基づいて記録ディスクの回転速度の制御によ
る時間軸制御をなす第1サーボループと、記録ディスク
に対するピックアップの情報読取点の相対速度に応じた
大きさを有する速度信号を発生する速度検出手段と、記
録ディスクの半径方向における前記ピッ2アツプの情報
読取点の相対位置に応じた大きさを有する位置信号を発
生する位置検出手段と、速度信号と位置信号とを乗算す
る乗算手段と、保持指令に応じて乗算手段の出力を保持
する保持手段と、保持手段の出力と乗算手段の出力間の
差に応じたエラー信号によって記録ディスクの回転速度
の制御による時間軸制御をなす第2サーボループとを設
け、第1サーボループをオープンにするサーボオープン
指令に応答して保持指令を発するようにしている。
[発明の作用] かかる構成の時間軸制御装置によれば、同期信号による
制御をなす第1サーボループのオープン直前にこの第1
サーボループによって回転速度が制御されているときの
速度信号と位置信号との乗算出力が保持され、この保持
された乗算出力と第1サーボループオープン時に得られ
る乗算出力とが一致するように回転速度の制御がなされ
るので、第1サーボループオープン時に同期信号による
回転速度制御と同様に正確な制御がなされるのである。
実施例 以下、本発明の実施例につき第1図乃至第11図を参照
して詳細に説明する。
第1図において、ディスク1はスピンドルモータ2によ
って回転駆動される。ディスク1には第2図に示す如き
ディスクコードが第564ラインのサンプル番号19か
ら474まての部分に挿入されたMUSE信号が記録さ
′れている。
ディスクコードは、バイフェーズ変調方式によって変調
されており、8ビツトの同期パターンコード、4ビツト
のエリヤ識別コード、8ビツトのチャプタナンバーコー
ド、24ビツトのフレームナンバーコード、20ビツト
のディスクステータスコード及び12ビツトのユーザコ
ードからなっている。これら各コードは、BCDコード
からなっており、エリヤ識別コードは、リードイン、プ
ログラム、リードアウトのうちのいずれのエリヤである
かを識別するコードである。チャプタナンバーコード、
フレームナンバーコードは、それぞれチャプタナンバー
及びフレームナンバーを表わすコードである。また、デ
ィスクステータスコードは、記録モード(CLV、CA
V) 、ディスク寸法等を表わすコードである。
このディスクコードの伝送レートは、6クロツク/ビツ
ト(−2,7Mbps)である。この伝送レートの値は
、起動時やスキャン時のディスクコードの読み取り余裕
と記録情報量とを考慮して決定されている。すなわち、
読み取り余裕のみを考慮して伝送レートを低くすること
は可能であるが、そうすると情報量が低下する。また、
この伝送レートの値は、MUSE信号のコントロールコ
ード(2クロツク/ボー)、FPパルスと異なる値にな
っており、通常再生時の検出精度の向上を図ることがで
きる。
スピンドルモータ2にはこのスピンドルモータ2の回転
数に応じた周波数のFGパルスを発生する周波数発電機
3が内蔵されている。この周波数発電機3から出力され
たFGパルスは、F/V変換回路4に供給される。F/
V変換回路4は、例えば連続して発生した2つのFGパ
ルス間の時間間隔をカウンタによって順次測定し、FG
パルスが発生する毎にこのカウンタの出力データをD/
A変換してFGパルスの周波数に応じたレベルを有する
F/V変換電圧VFとしてタイミング信号と共に出力す
る構成となっている。このF/V変換回路4から出力さ
れたF/V変換電圧vF及びタイミング信号は、それぞ
れ乗算回路6及びサンプルパルス発生回路14に供給さ
れる。
乗算回路6には、更にピックアップ7を担持するスライ
ダ(図示せず)のディスク1に対する半径方向における
相対位置(以下、半径位置と称す)に応じた電圧を生成
するように接続されたポテンショメータ(図示せず)の
出力電圧Vpが供給されている。乗算回路6は、例えば
F/V変換電圧VF及び電圧Vpをそれぞれ増幅する2
つの対数アンプと、これら2つの対数アンプの出力を加
算する加算回路と、この加算回路の出力を増幅する逆対
数アンプとからなっている。また、サンプルパルス発生
回路14にはシステムコンドローラド0から保持指令と
してのFCサンプル禁止信号S口が供給される。サンプ
ルパルス発生回路14は、FGサンプル禁禁止信号日日
出力されてないときのみF/V変換回路4からのタイミ
ング信号に応答してサンプルパルスを発生する構成とな
っている。
乗算回路6の出力は、サンプルホールド回路22及び加
減算回路5に供給される。サンプルホールド回路22は
、サンプルパルス発生回路14から出力されるサンプル
パルスによって乗算回路6の出力を保持する構成となっ
ている。このサンプルホールド回路22の出力は、切換
スイッチ27の一人力となっている。切換スイッチ27
には初期基準電圧Voが他入力として供給されている。
切換スイッチ27は、システムコントローラ10から出
力される制御信号S(、に応じてサンプルホルト回路2
2の出力及び初期基$電圧Voのうちの一方を選択的に
出力する構成となっている。
この切換スイッチ27の出力は、加減算回路5に供給さ
れる。
加減算回路5においては、切換スイッチ27の出力から
乗算回路6の出力が差し引かれ、エラー信号が生成され
る。この加減算回路5の出力は、ループフィルタ、ルー
プゲイン調整アンプ等からなる制御信号生成回路8を介
して切換スイッチ9の一人力になっている。
切換スイッチ9は、システムコントローラ10から出力
される制御信号SAに応じて制御信号生成回路8、切換
スイッチ11及び加速信号生成回路12の出力のうちの
1つを選択的に出力する構成となっている。また、加速
信号生成回路12は、システムコントローラ10から供
給されるオン指令信号iに応答してスピンドルモータ2
を加速スるための所定レベルの駆動信号を発生する構成
となっている。切換スイッチ9の出力は、ドライブアン
プ13を介してスピンドルモータ2に駆動信号として供
給され、ディスク1の回転速度が制御される。起動時等
において、切換スイッチ9から制御信号生成回路8の出
力が選択的に出力されると、周波数発電機3、F/V変
換回路4、加減算回路5、制御信号生成回路8、切換ス
イッチ9、ドライブアンプ13及びスピンドルモータ2
で形成されるサーボループ(以下、FCサーボループと
称す)がオンになってディスク1の回転速度がピックア
ップ7の半径位置における規定速度に収束するようにス
ピンドルモータ2の駆動制御がなされる。
一方、ピックアップ7のRF(高周波)信号出力は、R
Fアンプ15によって増幅されたのち、FM復調器等か
らなる復調回路16に供給されてMUSE信号が復調さ
れる。尚、ピックアップ7の情報読取点をトラックに追
従させるトラッキングサーボループ、ピックアップ7を
担持するスライダを半径方向に駆動してピックアップの
読み取り位置を制御するスライダモータ、モータ駆動回
路等が設けられているが、本図では省略されている。
復調回路16から出力されたMUSE信号は、LPF 
(ローパスフィルタ)17を介してクランプ回路18及
びディスクコード読取回路20に供給される。クランプ
回路18には、スイッチ19を介して同期検出回路30
からクランプパルスが供給される。スイッチ1つは、シ
ステムコントローラ10から出力される制御信号sBに
応じてオンになる構成となっている。また、クランプ回
路18は、供給されたクランプパルスによってMUSE
信号の所定部を例えば12g/256レベルにクランプ
して直流成分を再生する。このクランプ回路18によっ
て直流再生されたMUSE信号は、A/D (アナログ
・ディジタル)変換回路21に供給される。また、ディ
スクコード読取回路20は、後述する如<MUSE信号
の第564ラインに対応する部分に挿入された制御用の
ディスクコードを検出してディスクコード検出パルスp
2を発生する一方ディスクコードを読み取ってディスク
コードの内容を表わすデータDCを出力するように構成
されている。
A/D変換回路21には更にPLL回路23の出力パル
スCが供給されている。A/D変換回路21においては
PLL回路23の出力パルスCによってMUSE信号の
ザンブリングがなされ、得られたサンプル値が順次ディ
ジタルデータに変換される。このA/D変換回路21か
ら出力されるサンプルデータは、メモリ2つ及び同期検
出回路30に供給される。同期検出回路30にはPLL
回路23の出力パルスCが供給されている。同期検出回
路30は、後述する如くフレームパルス点を検出してF
P検出パルスp1を出ノjする一方、同期信号の位相基
準点である128レベルのHDポイントとパルスC間の
位相差に応じたHD位相誤差信号e1を出力すると共に
、HD信号波形によってHD信号を検出してHDポイン
トには必ずしも同期しないHD検検出信号量2出力し、
かつクランプパルスfの生成を行なう構成となっている
一方、ディスクコード読取回路20から出力されたディ
スクコード検出パルスp2及び同期検出回路30から出
力されたFP検出パルスp1は、周波数弁別回路25に
供給される。周波数弁別回路25は、例えば分周回路3
2から出力されるカウントクロックパルスkによって2
つの検出パルス91〜92間又は92〜91間の期間に
おいてカウントを行なって得たデータをD/A変換して
周波数弁別信号として出力すると共にこのD/A変換人
力の上位3ビット程度の値が安定したときサーボロック
検出信号gを発生する構成となっている。この周波数弁
別回路25から出力された周波数弁別信号は、ループア
ンプ26を介して切換スイッチ11の一人力となってい
る。また、サーボロック検出信号りは、システムコント
ローラ10に供給される。
同期検出回路30から出力されたHDI出信号e2は、
システムコントローラ10、位相比較回路31、周波数
弁別回路33及びリセット回路40に供給される。位相
比較回路31は、HD検検出信号量2分周回路32から
出力される基準HD信号との位相比較を行なって両信号
間の位相差に応℃た位相差信号mを生成すると共にこの
位相差信号mのレベルが所定値以下になったときHDサ
ーボロック検出信号nを発生する構成となっている。周
波数弁別回路33は分周回路32から出力されるカウン
トクロックパルスkによってHDtA出信号e2の周波
数カウントを行なって得られたデータをD/A変換して
周波数弁別信号qとして出力する構成となっている。分
周回路32は、基準クロック発生回路24から出力され
る基準クロックaを4分周してカウントクロックパルス
kを生成すると同時に基準クロックaを480分周して
基準HD信号を生成する構成となっている。
また、リセット回路40は、システムコントロ−ラ10
から出力される制御信号SFによってHD検検出信号量
2発生時点と同一のタイミングでリセット信号を分周回
路32に供給する構成となっている。このリセット回路
40からリセット信号が出力されると、分周回路32に
おいては、例えば基準クロックaを480分周するため
の480進カウンタがリセットされ、リセット信号の発
生時から新たに480進カウンタのカウント動作が開始
され、基準HD信号の位相がリセットされる。従って、
リセット回路40からリセット信号が出力された後の最
初のHD検検出信号量2発生時においては、基準HD信
号とHDD出信号e2間の位相誤差は、最大でもディス
ク偏心分にほぼ等しくなる。従って、リセット回路40
によってHD検検出信号量2基準HDD号間の位相差に
応じた位相差信号mをエラー信号とするサーボループの
ロックを早めることができることとなる。
位相比較回路31から出力された位相差信号m及び周波
数弁別回路33から出力された周波数弁別信号qは、ル
ープフィルタ3つに供給される。
ループフィルタ39は、後述する如く位相差信号m及び
周波数弁別信号qの位相補償をなす例えばアナログアク
ティブフィルタからなっており、このアナログアクティ
ブフィルタはシステムコントローラから出力される制御
信号SEによってその出力の制御中心値を生ずる状態を
取るように構成されている。このループフィルタ3つの
出力は、切換スイッチ11の低入力となっている。
切換スイッチ11は、システムコントローラ10から出
力される制御信号SDによってループアンプ26の出力
及びループフィルタ3つの出力のうちの一方を選択的に
出力する構成となっている。
切換スイッチ9から切換スイッチ11の出力が選択的に
出力され、かつ切換スイッチ11からループアンプ26
の出力が選択的に出力されるとき、ピックアップ7、R
Fアンプ15、復調回路16、LPF17、ディスクコ
ード読取回路20.周波数弁別回路25、ループアンプ
26、切換スイッチ11.9、ドライブアンプ13及び
スピンドルモータ2からなるサーボループ(以下、FP
/DCサーボループと称す)が閉成されてスピンドルモ
ータ2の回転速度がFP検出パルスp1及びディスクコ
ード検出パルスp2の周波数に応じて制御され、これら
検出パルスp1.p2による時間軸の粗調整がなされる
また、切換スイッチ9から切換スイッチ11の出力が選
択的に出力され、かつ切換スイッチ11からループフィ
ルタ39の出力が選択的に出力されるときピックアップ
7、RFアンプ15、復調回路16、LPF17、クラ
ンプ回路18、A/D変換回路21、同期検出回路30
、位相比較回路31、周波数弁別回路33、ループフィ
ルタ39、切換スイッチ11.9、ドライブアンプ13
及びスピンドルモータ2からなるサーボループ(以下、
HDサーボループと称す)が閉成され、スピンドルモー
タ2の回転速度がHD検検出信号量2周波数及びHD検
検出信号量2基準HDD号間の位相差に応じて制御され
、HD信号による時間軸の粗調整がなされる。尚、この
HDサーボループに周波数系を加えているのは、ループ
のダンピングをとるためであり、位相系のみで構成する
ことも可能である。
同期検出回路30から出力されるHD位相誤差信号e1
は、PLL回路23における切換スイッチ34の一人力
になっている。切換スイッチ34には位相比較回路35
から出力される位相誤差信号が低入力として供給されて
いる。位相比較回路35には分周回路32から出力され
た基準HD信号と分周回路36によって480分周され
たVC037の出力とが供給されており、これら両信号
間の位相差に応じた位相差信号が生成される。切換スイ
ッチ34は、システムコントローラ10から出力される
制御信号SCに応じてHD位相誤差信号e1及び位相比
較回路35からの位相誤差信号のうちの一方を選択的に
出力する構成となっている。この切換スイッチ34の出
力は、ループフィルタ、ループゲイン調整アンプ等から
なる制御信号生成回路38を介してVCO37に制御入
力として供給され、PLLループが形成される。そして
、VCO37からHD位相誤差信号e1又は基準HD信
号との位相誤差信号によって発振制御された16.2M
Hzを中心周波数とする可変タイミング信号が出力され
る。このVCO37の出力がPLL回路23の出力Cと
してA/D変換回路21、メモリ29及び同期検出回路
30に供給される。
メモリ29は、例えばFIFO(先入れ先出し)メモリ
からなり、A/D変換回路21から出力されたサンプル
データをPLL回路23の出力パルスCに同期して順次
書き込むと共に基準クロック発生回路24から出力され
る基準クロックaに同期して順次読み出す。
ここで、システムコントローラ10からの制御信号S(
によって切換スイッチ34からHD位相誤差信号e1が
選択的に出力されると、PLL回路23からHD検出信
号e1に位相同期した16゜2MHzを中心周波数とす
る可変タイミング信号が出力される。従って、この可変
タイミング信号は、MUSE信号と同一の時間軸変動を
有し、この可変タイミング信号によってサンプルデータ
がメモリ29に書き込まれ、書き込まれたデータが時間
軸変動のない基準クロックaによって読み出され、時間
軸の微調整がなされる。この時間軸の微調整によりディ
スクの偏心等に起因するジッタが除去される。このメモ
リ2つから読み出された一連のサンプルデータは、デコ
ーダ(図示せず)等に供給される。
システムコントローラ10は、例えばプロセッサ、RO
M、RAM、時間管理用のタイマ等からなるマイクロコ
ンピュータで形成されている。このシステムコントロー
ラ10には、ポテンショメータの出力電圧vP、同期検
出回路30において生成されるHD検出OK信号d及び
HD検出信号e2、FP検出パルスp1、ディスクコー
ド検出パルスp2、ディスクコード読取回路20の出力
データDa、FP/DCサーボロツタ検出信号ρ、HD
ササ−ロック検出信号n1操作部(図示せず)のキー操
作に応じた指令等が人力される。システムコントローラ
10において、プロセッサはROMに予め格納されてい
るプログラムに従って入力された信号を処理し、制御信
号S A −S F等によって各部を制御する。
ここで、上記実施例におけるディスクコード読取回路2
0の具体的な構成を第3図に示す。第3図に示す如く、
LPF17の出力は、カップリングコンデンサCOを介
してコンパレータ201の正側入力端子に供給される。
このコンパレータ201の正側入力端子は、バイアス抵
抗ROを介して接地されている。また、コンパレータ2
01の負側入力端子は、接地されている。
コンパレータ201の出力は、D形フリップフロップ等
からなるラッチ回路202に供給されている。ラッチ回
路202のクロック入力端子には基準クロックaが供給
されている。ラッチ回路202には基準クロックaによ
ってコンパレータ201の出力が次の基準クロックaの
発生時まで記憶保持される。このラッチ回路202の出
力は、ヘッダ検出回路203に供給される。
ヘッダ検出回路203は、例えばディジタルコンパレー
タによってディスクコードのヘッダ部すなわち同期パタ
ーンコードを形成している8ビツトのパターンと同一パ
ターンを有する基準コードと人力コードのパターンとを
比較してディスクコードのヘッダ部を検出し、検出信号
を出力する構成となっている。このヘッダ検出回路20
3から出力された検出信号は、ディスクコードデコーダ
204に供給される。ディスクコードデコーダ204は
、ヘッダ検出信号に応答、してラッチ回路202の出力
を順次メモリに書き込み、バイフェーズ変調された所定
数ビットのデータが人力されたか否かの判定を行ない、
所定数ビットのデータが入力されたと判定されたときデ
ィスクコード検出パルスp2及びディスクコードの内容
を表わすデータDCを出力するように構成されている。
以上の如きディスクコード読取回路20の作用について
は、特願平1−31646号に詳述されているので、こ
こでは省略する。
このディスクコード読取回路20から出力されたディス
クコード検出パルスp2及び同期検出回路30から出力
されたFP検出パルスp1が供給される周波数弁別回路
25の具体的な構成を第4図に示す。第4図に示す如く
、FP検出パルスp1は、制御回路251に直接供給さ
れ、ディスクコード検出パルスp2は、遅延回路252
を介して制御回路251に供給される。遅延回路252
は、検出パルスp2を所定時間だけ遅延して検出パルス
p+++)2間のタイミングを調整している。
制御回路251において、検出パルスp1及び遅延回路
252によって遅延された検出パルスp2は、それぞれ
D形フリップフロップ253,254の0人力になって
いる。D形フリップフロップ253,254のクロック
入力端子にはカウントクロックkが供給されている。従
って、検出パルスp1及び遅延回路252によって遅延
された検出パルスp2が制御回路252に供給される毎
にカウントクロックにの立ち上りエツジから次の立ち上
りエツジまでの期間存在するパルスp1p2′が出力さ
れる。これらパルスp1.p2′は、OR(論理和)ゲ
ート255を介してラッチパルス発生回路256及びロ
ードパルス発生回路257に供給される。また、それと
共にパルスp1′は、R−Sフリップフロップ258の
セット入力端子に供給され、p2′は、R−Sフリップ
フロップ258のリセット入力端子に供給される。
ラッチパルス発生回路256は、例えば入力パルスを所
定時間だけ遅延する遅延回路とこの遅延回路の出力によ
ってトリガされる単安定マルチバイブレータとからなり
、パルスp1′又はp2の発生時から1/2クロック期
間より小なる時間T1後に時間T2  [但し、(Tl
 +T2 )<1クロック期間]に亘って存在するラッ
チパルスpAを出力する構成となっている。また、ロー
ドパルス発生回路257は、ラッチパルス発生回路25
6と同様に形成されており、パルスp1′又はp2′の
発生時から時間T3 [但し、T3 > (T1+T2
)コ後に時間Ta  [但し、(TI +T2+T3 
+T4 )>1クロック期間コに亘って存在するロード
パルスpsを出力する構成となっている。
また、R−Sフリップフロップ258のQ出力は、ロー
ドデータ切換制御信号pcとしてロードデータ発生回路
259に供給されている。
ロードデータ発生回路259は、ロードデータ切換制御
信号pcが高レベルのときは例えば“120゛に対応す
るデータを発生し、ロードデータ切換制御信号pcが低
レベルのときは“0”に対応するデータを発生する構成
となっている。このロードデータ発生回路259の出力
データは、カウンタ260に供給されている。カウンタ
260は、ロードパルスpBの存在期間中のカウントク
ロックにの立ち上りエツジによってロードデータ発生回
路259の出力データを計数データとしてプリセットし
、カウントクロックkによってカウントアツプする構成
となっている。このカウンタ260の出力データは、ラ
ッチ回路261に供給される。ラッチ回路261のクロ
ック入力端子にはラッチパルスI)Aが供給されており
、このラッチパルスpAによってカウンタ260の出力
データがラッチ回路261に保持される。
ラッチ回路261の保持データは、D/A変換回路26
2によってアナログ信号に変換され、周波数弁別信号と
して出力される。
以上の構成において、検出パルスp1及び遅延回路25
2によって遅延された検出パルスp2が制御回路251
に供給されると、これらパルスが第5図(A)に示す如
きカウントクロックkによってそれぞれD形フリップフ
ロップ253及び254に保持され、D形フリップフロ
ップ253及び254からそれぞれ同図(B)及び同図
(C)に示す如くカウントクロックにの立ち上りエツジ
から次の立ち上りエツジまでの期間存在するパルスpl
’、p2’が出力される。そうすると、同図(D)に示
す如くパルスp1′又はp2′の発生時から時間Tl後
に時間T2に亘ってラッチパルスI)Aが出力される。
また、それと共に同図(E)に示す如くパルスpI′又
はp2′の発生時から時間T3後に時間T4に亘ってロ
ードパルスpsが出力される。
ロードパルスpsの存在期間中のカウントクロックにの
立ち上りエツジによってカウンタ260にロードデータ
発生回路259の出力データがプリセットされる。従っ
て、ロードパルスp8の発生直前のカウンタ260の計
数値は、検出パルスp1の発生時からplの発生時まで
のカウントクロックにの発生数N1、又は検出パルスp
2の発生時からplの発生時までのカウントクロックに
の発生数N2に応じた値となる。
ここで、フレームパルスは、1番目及び2番目のライン
に挿入され、ディスクコードは、564番目のラインに
挿入されている。従って、検出パルスp1は、3番目の
ラインの最初のクロックに同期して出力され、検出パル
スは565番目のラインの最初のクロックに同期して出
力されるようにすることができる。そうすると、ディス
ク1の回転数が規定の値になったときの検出パルスp1
の発生時からplの発生時までのカウントクロックにの
発生数N1は、(581+1) X 120−6744
0となり、検出パルスp2の発生時からplの発生時ま
でのカウントクロックにの発生数N2は、(561+2
) X 120−87560となり、発生数N、、N2
は、互いに120だけ異なる値となる。
しかしながら、第5図(F)に示す如く検出パルスp1
の発生時にはR−Sフリップフロップ258がセットさ
れてロードデータ切換指令信号pcは高レベルとなり、
検出パルスp2の発生時にはR−Sフリップフロップ2
58がリセットされてロードデータ切換指令信号pcは
低レベルとなる。このため、検出パルスp1の発生時に
はロードデータ発生回路259から“120″に対応す
るデータが出力されてカウンタ260にプリセットされ
、検出パルスp2の発生時にはロードデータ発生回路2
59から“0”に対応するデータが出力されてカウンタ
260にプリセットされる。
この結果、ロードパルス9日の発生直前のカウンタ26
0の計数値の中心値は一定となり、ロードパルスpeに
よってラッチ回路261に保持されたデータはそのまま
検出パルスpI+  plの周波数に応じたデータとし
て使用することができることとなる。従って、このラッ
チ回路261の出力データをアナログ信号に変換するD
/A変換回路262の出力は周波数弁別信号として使用
することができ、容易に周波数弁別がなされることとな
る。
以上の如く、2つの検出パルスI)Ill)2を用いて
周波数弁別を行なっているので、単一の検出パルスのみ
を用いる場合に比してエラー信号のサンプリング周波数
が30Hzから2倍の60Hz相当にすることができ、
サーボループの帯域を広げやすく、連応性の向上を図る
ことができる。また、周波数の計測のためのサンプル・
ホールドに要する無駄時間が半分になるため、サーボル
ープの安定性を確保しやすいのである。
特に、CLVディスクの引き込み時などFGサーボ系か
らの切換時に最初のフレームパルス又はディスクコード
を待つ最大無駄時間が1/60秒以下となり、フレーム
パルス又はディスクコードを単独で用いた場合の最大無
駄時間である1/30秒の半分となり、特殊再生等の場
合に有効である。
尚、検出パルスp1の発生時からplの発生時までのカ
ウントクロックにの発生数N1をカウントする際、カウ
ント値として120がプリセットされるので、120ク
ロック期間に対応する周波数未満の周波数の弁別は行な
えないこととなるが、後述する如<FGサーボループに
よってスピンドルモータ2の回転速度が規定値に近い値
になったのちに周波数弁別回路25を含むFP/DCサ
ーボループがオンになるので、問題はない。
また、上記実施例においては、検出パルスp1の発生時
からplの発生時までの期間においては120をプリセ
ットしたのちカウントを行なうようにしていたが、12
0進カウンタを別途設け、検出パルスp2の発生時から
plの発生時までの期間においては、この120進カウ
ンタによるカウントの完了後にカウンタ260によるカ
ウントを行なうようにしてもよい。
次に、上記実施例における同期検出回路30の具体的な
構成を第6図に示す。第6図に示す如く、A/D変換回
路21の出力データはFP検出回路301、HDパター
ン検出回路302、遅延回路303に供給される。また
、PLL回路23の出力パルスCは、FP検出回路30
1、HD検出窓発生回路304、HDパターン検出回路
302、遅延回路303、HD位相検出回路305及び
クランプパルス発生回路306に供給される。
FP検出回路301は、MUSE信号中のフレームパル
スをパターン認識によって検出してFP検出パルスp1
を出力する。このFP検出回路301としては、例えば
A/D変換回路21の出力データとこのA/D変換回路
21の出力データを2クロック期間だけ遅延して得たデ
ータとの差の絶対値が所定値以上になったときエツジが
あったと判定するエツジ検出をなし、このエツジ検出に
よってパターン認識を行ない、FP検出パルスp1を出
力する構成とすることができる。かかる構成のFP検出
回路301からのFP検出パルスp1は、HD検出窓発
生回路304及びクランプパルス発生回路306に供給
される。HD検出窓発生回路304には、更にディスク
コード検出パルスp2が供給される。HD検出窓発生回
路304は、FP検出パルスp1又はディスクコード検
出パルスp2によってフレームパルス点p又はディスク
コードの挿入されているラインの直後のHD信号を検出
するための24クロック期間に亘って存在する検出窓信
号りを発生し、こののちHDパターン検出回路302か
ら出力されるHD検出信号e2の立ち上がり点を基準に
して465クロック期間後の時点から489クロック期
間後の時点までの24クロック期間に亘って存在する信
号を検出窓信号りとして出力するという動作をFP検出
パルスp1及びディスクコード検出パルスp2が発生す
る毎に繰り返して行なう。
検出窓信号りは、HDパターン検出回路302に供給さ
れる。HDパターン検出回路302は、検出窓信号りが
存在するときのみ第7図(A)に示す如きHD信号の存
在をパターンによって認識し、同図(B)に示す如きク
ロックパルスCに同期して同図(C)に示す如<HD検
出信号e2を生成する。このHDパターン検出回路30
2におけるパターン認識は、例えばHDポイントの直前
及び直後の3クロック期間程度におけるパターンに対し
て行なわれる。HDポイントは、ジッタがない場合、H
D検出信号e2の立ち上がり点から477クロツク期間
離れて存在することになるので、HD検出窓発生回路3
04から出力されるHD検出窓信号りは次のHDポイン
トを中心に24クロック期間に亘って存在することとな
る。この24クロック期間幅がHD検出範囲となる。
尚、PLL回路23において、位を目比較回路35の出
力が選択的に制御信号生成回路38に供給されていると
きは、パルスCは、HD信号の位相基準点に同期せず、
HD検出信号e2は第8図に示す如く位相基準点から2
〜4パルス分(3パルス中心)の遅延をもったタイミン
グで出力される。
しかし、このようなHD検出信号e2の位相誤差は、ス
ピンドルサーボ系で問題となるものではなく、切換スイ
ッチ34の切換によって時間軸の微調整が開始されてパ
ルスCの位相が変化してもスピンドルサーボにはほとん
ど影響がない。これは、スピンドルサーボ系のループ帯
域とジッタ制御PLLのループ帯域間にはおよそ100
倍程度の差があることによる。
また、MUSE信号をA/D変換して得られたデータは
、遅延回路303によって所定クロック期間だけ遅延さ
れたのちHD位相検出回路305に供給される。HD位
相検出回路305は、最初のHD検出信号e2の発生後
の最初のクロックパルスCに同期して遅延回路303の
出力データからHDポイントの基準値である128レベ
ルを差し引いて得た値に対応するレベルを有するアナロ
グ信号を生成してHD位相誤差信号e1として出力し、
以後480クロック期間おきに同様にして得たアナログ
信号をHD位相誤差信号e1として出力する。また、そ
れと共にHD位相検出回路44は、480クロック期間
毎のHD検出信号e1及びe2の発生によってHD検出
OK信号dを出力する。このHD位相検出回路305か
ら出力されたHD位相誤差信号e1は、HDポイントに
対するクロックパルスCの位相誤差情報を有している。
このHD位相誤差信号e1をループフィルタ等を介して
VCOに供給し、このVCOからクロックパルスCを得
るようにすることによりHDポイントに同期したクロッ
クパルスCが得られ、また、このクロックパルスCによ
って時間軸の微調整をなすことができる。
尚、HD検出信号e2の発生時点から3クロック期間前
にHDポイントが位置するので、遅延回路303は、こ
の遅延調整をなすために設けられたものであり、ラッチ
回路等によって構成される。
また、クランプパルス発生回路306は、FP検出パル
スp1及びHD検出OK信号dによってMUSE信号の
例えば第563ラインに設けられているクランプレベル
期間を検出して当該期間に亘ってクランプパルスfを出
力する。このクランプパルスfは、MUSE信号の直流
再生のためになすクランプの際に使用することができる
次に、ループフィルタ39の具体的な構成を第9図に示
す。同図において、位相差信号mはスイッチ51及びC
R回路52を介してオペアンプ53の負側入力端子に供
給される。CR回路52は、スイッチ51とオペアンプ
53の負側入力端子間に直列接続された抵抗R1及びコ
ンデンサC1からなっている。また、周波数弁別信号q
は、スイッチ54及びCR回路55を介してオペアンプ
53の負側入力端子に供給される。CR回路55は、ス
イッチ54とオペアンプ53の負側入力端子間に直列接
続された抵抗R2及びコンデンサC2と、スイッチ54
とオペアンプ53の負側入力端子間に直列接続された抵
抗R3及びコンデンサC3とからなっている。
オペアンプ53の負側入力端子と出力端子間には抵抗R
4及びコンデンサC4が直列接続されている。これら抵
抗R4及びコンデンサC4の直列接続点には抵抗R5を
介して所定の電圧Vcが印加されている。また、オペア
ンプ53の負側入力端子と出力端子間には更にスイッチ
56が接続されている。また、オペアンプ53の正側入
力端子には抵抗R6を介して電圧Vcが印加されている
これらCR回路52.55、オペアンプ53、抵抗RJ
 、Rs 、Re 、コンデンサC4、スイッチ56に
よってアクティブフィルタ57が形成されている。この
アクティブフィルタ57の出力は、アンプ58を介して
ループフィルタ39の出力として切換スイッチ11の他
人力になる。
スイッチ51.54は、システムコントローラ10から
出力される制御信号SEが例えば高レベルになったとき
オンになる構成となっており、スイッチ56は、システ
ムコントローラ10からの制御信号S巳が例えば低レベ
ルになったときオンになる構成となっている。これらス
イッチ51.54がオン、かつスイッチ56がオフのと
きは、位相差信号m及び周波数弁別信号qの位相補償作
用が働くが、スイッチ5L54がオフ、かつスイッチ5
6がオンのときは、後述する如く出力のレベルが所定レ
ベルにクランプされ、かつコンデンサC4がノンチャー
ジ状態になる(以下、この状態をクランプ状態と称する
)。
以上の構成におけるシステムコントローラ10のプロセ
ッサの動作を第10図のフローチャートを参照して説明
する。
メインルーチン等の実行中に操作部のキー操作によりス
タート指令が発せられると、プロセッサは制御信号S 
A −S (、によって各スイッチの初期設定を行ない
、切換スイッチ9から加速信号生成回路12の出力が選
択的に出力され、スイッチ19及びループフィルタ39
におけるスイッチ51.54はオフになり、ループフィ
ルタ39におけるスイッチ56はオンになり、切換スイ
ッチ11からはループアンプ26の出力が選択的に出力
され、切換スイッチ34からは基準HD信号が選択的に
出力され、かつ切換スイッチ27からは初期基準電圧V
oが選択的に出力されるようにする(ステップSl)。
このステップS1によってループフィルタ3つは、クラ
ンプ状態となる。
次いで、プロセッサはピックアップ7を担持しているス
ライダを半径方向に移送するスライダモータの駆動回路
に駆動指令を送出してプレイ動作の開始位置にピックア
ップ7を移動させ(ステップS2)、起動信号生成回路
12にオン指令信号iを送出してスピンドルモータ2を
加速させると共に時間管理用のタイマをスタートさせる
(ステップS3)。
次いで、プロセッサはディスクコード読取回路20及び
同期検出回路30からそれぞれディスクコード検出パル
スp2及びFP検出パルスp1が出力されているか否か
の判定(ステップS4)とタイムオーバーか否かすなわ
ち時間管理用のタイマの出力データが所定値以上になっ
ているか否かの判定(ステップS5)とを交互に行なう
ことによって、検出パルスI)1.1)2が起動時から
所定時間以内に出力されるか否かの判定をなす。ステッ
プS4、S5によって検出パルスp1.p2が所定時間
以内に出力されたと判定されたときは、プロセッサは制
御信号SAによって切換スイッチ9から切換スイッチ1
1を経たループアンプ26の出力が選択的に出力される
ようにしてFP/DCサーボループをオンにすると共に
時間管理用のタイマを再スタートさせる(ステップS6
)。
次いで、プロセッサはFP/DCサーボロック検出信号
り及びHD検出信号e2がFP/DCサーボループオン
後所定時開所定時間以内れるか否かの判定を行なう(ス
テップS7、S8)。ステップS7、S8によってFP
/DCサーボロック検出信号り及びHD検出信号e2が
所定時間以内に出力されたと判定されたときは、プロセ
ッサは制御信号SFをリセット回路40に供給して分周
回路32をリセットしくステップS9)、次のHD検出
信号e2によりHD位相誤差が位相比較回路31から出
力される時点を検知して制御信号SOによって切換スイ
ッチ11からループフィルタ39の出力が選択的に出力
されるようにしてHDサーボループをオンにすると共に
時間管理用のタイマを再スタートさせ、かつ制御信号S
εによってループフィルタ39におけるスイッチ51.
54をオンにし、56をオフにしてクランプ状態を解除
する(ステップ5IO)。こののち、プロセッサはHD
サーボロック検検出信号炉HDサーボループオン後後窓
定時間以内出力されるか否かの判定を行なう(ステップ
Sll、512)。ステップS11、S12によってH
Dサーボロック検検出信号炉所定時間以内に出力された
と判定されたときは、プロセッサはステップS1に移行
する直前に実行していたルーチンの実行を再開する。
ステップS11、S12によってHDサーボロック検検
出信号炉所定時間以内に出力されなかったと判定された
ときは、プロセッサは検出パルスp1、p2が出力され
ているか否かを判定する(ステップ513)。ステップ
S12において検出パルスpI、p2が出力されている
と判定されたときは、プロセッサは再びステップS6に
移行する。
ステップS4、S5によって検出パルスpl。
p2が所定時間以内に出力されなかったと判定されたと
きは、プロセッサは制御信号SAによって切換スイッチ
9から制御信号生成回路8の出力が選択的に出力される
ようにしてFGサーボループをオンにする(ステップ5
14)。こののち、プロセッサは検出パルスp1,1)
2が出力されるか否かの判定を繰り返して行ない(ステ
ップ515)、検出パルスり1.p2が出力されたと判
定されたときのみステップS6に移行する。
また、ステップS7、S8によってFP/DCサーボロ
ック検出信号g及びHD検出信号e2が所定時間以内に
出力されなかったと判定されたとき、及びステップS1
3において検出パルスp1゜p2が出力されてないと判
定されたときもプロセッサはステップS14に移行する
以上の動作におけるステップS3によってスピンドルモ
ータ2の回転動作が起動され、ディスク1の回転速度が
徐々に加速される。ディスク1の回転速度が規定の回転
速度に近付いてディスクコードの伝送レートによって定
まる所定の範囲内の値になると、復調回路16から出力
されるMUSE信号中のディスクコードの読取が可能と
なり、ディスクコード読取回路20からディスクコード
検出パルスp2が出力される。また、それと同時に同期
検出回路30からは、フレームパルスがパターン認識に
より検出され、検出パルスp1が出力される。
検出パルスpzl)2が起動時から所定時間内に出力さ
れると、ステップ84〜S6によってFP/DCサーボ
ループがオンになる。また、このとき周波数弁別回路2
5においては、検出パルスp1が出力されてから検出パ
ルスp2が出力されるまでの時間間隔及び検出パルスp
2が出力されてから検出パルスp1が出力されるまでの
時間間隔の測定がなされ、得られた値に応じたレベルを
有する誤差信号が生成されて周波数弁別がなされる。こ
の周波数弁別回路25から出力された誤差信号によって
FP/DCサーボループが動作する。
FP/DCサーボループは、検出パルスり++p2を用
いた周波数制御ループとなっているため、検出パルスp
1又はp2単独でループを構成する場合に比してループ
帯域を広くすることが可能であり、連応性、安定性とも
に向上を図ることができる。尚、必要であれば、位相制
御をかけることも可能である。
このF P/D Cサーボループによってディスク1の
回転速度を規定の回転速度の上敷%の範囲内の値にする
ことができる。
F P/D Cサーボループがロック状態になると、同
期検出回路30におけるHD検出が可能になり、HD検
出信号e2が出力される。FP/DCサーボループがオ
ンになってから所定時間以内にこのFP/DCサーボル
ープがロック状態になり、かつHD検出信号e2が出力
されると、ステップS7〜SIOによってFP/DCサ
ーボループがオフになると同時にHDサーボループがオ
ンになり、HD信号による時間軸の粗調整が開始される
HD信号は、ディスクコードに比して周波数レートが高
いので、HDサーボループがオンすることによってスピ
ンドルサーボループのループ帯域を広げるなどのループ
特性の向上を図ることができ、スピンドルサーボの安定
性が良好となる。
このHDサーボループがオンになる前は、ループフィル
タ39において、スイッチ51.54がオフであり、か
つスイッチ56がオンであるので、アクティブフィルタ
57の出力電圧v□は、オペアンプ53の負側入力端子
に印加されている電圧VCに等しくなる。また、それと
同時に同期検出回路30におけるHD検出が可能になる
前の位相差信号m及び周波数弁別信号qがアクティブフ
ィルタ57に供給されず、また抵抗R4とコンデンサC
4との直列接続点に電圧Vcが印加されているので、コ
ンデンサC4の両端間には電圧が印加されず、コンデン
サC4は電荷が蓄積されてない状態(ノンチャージ状態
)になっている。
ここで、HDサーボループのロック時のアクティブフィ
ルタ57の出力電圧Voが電圧Vcに等しくなることと
している故、HDサーボループがオンになる前にコンデ
ンサC4はHDサーボループのロック時のチャージ状態
に近い状態となる。
従って、HDサーボループのオン時において、スイッチ
51.54がオンになり、かつスイッチ56がオフにな
ってループフィルタ39のクランプ状態が解除される瞬
間にループフィルタ3つの出力がHDサーボループの制
御中心値に等しくなるのである。また、それと共にステ
ップS9により基準HD信号を発生する分周回路32が
リセットされ、基準HD信号の位相とHD検出パルスe
2間の位相差をディスク偏心分以下にしてHDサーボル
ープオン直後の初期変動を抑えることができるので、H
Dサーボループのロックインが迅速になされるのである
尚、上記実施例においてはHDサーボループのオンと同
時にスイッチ51.54がオンになり、かつスイッチ5
6がオフになってクランプ状態が解除されるとしたが、
HDサーボループのオン時から若干遅れたタイミングで
クランプ状態が解除されるようにしてもよく、そうする
ことによってHDサーボループに外乱が与えられること
を確実になくすことができることとなる。
また、HDサーボループの応答は臨界制動的であること
が望ましく、HDサーボループの制動係数は1付近に設
定するとよい。また、HDサーボループのロック時には
コンデンサC4にはオフセット分が充電されることがあ
るが、抵抗R4とコンデンサC4との直列接続点にはロ
ック時の出力電圧Voにほぼ等しい程度の電圧を印加す
れば実用上問題はない。
また、検出パルスp1.p2が起動時から所定時間以内
に出力されなかったとき及びFP/CDサーボループが
オンになってから所定時間以内にこのFP/CDサーボ
ループがロック状態になり、かつHD検出信号e2が出
力されなかったとき並びにHDサーボループがオンにな
ってから所定時間以内にロック状態にならず、かつ検出
パルスp1、p2が出力されないときは、ステップS1
3によってFCサーボループがオンになる。このFGサ
ーボループは、ディスクコード検出及びFP検出が万−
行なえないときの保護のためのものである。FGサーボ
ループがオンになると、切換スイッチ27から初期基準
電圧Voが選択的に出力されて加減算回路5に供給され
ているため、乗算回路6の出力が初期基準電圧Voに一
致するようにスピンドルモータ2の回転速度が制御され
る。
ここで、CLV(線速度一定)ディスクの演奏時の線速
度Vは、ディスクの回転角速度をωとし、ピックアップ
の半径位置をrとすれば次式で表わされる。
V m rω・・・・・・(1) また、r及びωは、次式で表わされる。
「−αVp・・・・・・(2) ω−βvF・・・・・・(3) ここに、αは、距離−電圧変換定数[m/v]、Vpは
、ピックアップ7を担持するスライダの半径位置に応じ
た電圧、βは、角速度−電圧変換定数[rad/ s 
/ vコ、■「は、F/V変換回路4の出力電圧である
今、線速度Vは一定であるため、(1)式〜(3)式よ
りVp VFを一定に制御すればよいこととなる。
従って、初期基準電圧Voを適当に設定することにより
、ディスク1の回転速度を規定値の±15%程度の値に
することができる。フレームパルス検出及びディスクコ
ード検出は、ディスクの回転速度が規定値の±15%以
内の値であれば可能であるので、問題はない。
尚、起動時は、加速信号生成回路12のオン時間の管理
によりディスク1の立ち上り回転数は、はぼ予想できる
ため、再生開始位置を固定すれば、FGサーボループを
オンにする場合が生じなくなるので、初期基準電圧Vo
は不要となる。
また、制御信号S(によって切換スイッチ34からHD
検出信号e1が選択的に出力されるようにすると、既に
説明した如(PLL回路23からHD検出信号e1に位
相同期した可変タイミング信号が出力されて時間軸の微
調整が開始され、ディスクの偏心等に起因するジッタが
除去される。
このとき、スピンドルサーボループは、HDサボループ
であってもその帯域は十数Hz、ジッタ制御系のPLL
ループの帯域は数KHzであるため、PLLループの応
答は速く、PLLループ切換えによる引込みは瞬時に行
なわれ、スピンドルサーボ系に外乱が与えられることは
ない。
従って、PLLループの切換えは、FP/CDサーボル
ープがロック状態になってHD検出が可能になった時点
で行なってもよいが1、スピンドル系のHDサーボルー
プがロック状態になった時点で行なうようにしてもよい
また、制御信号sBによりスイッチ19がオンになると
、MUSE信号のクランプが開始されるが、このMUS
E信号のクランプの開始は、HD検出OK信号dが出力
されてから行なうようにするとよい。
以上の如くして時間軸制御動作が起動され、プレイ動作
がなされているときは、HDサーボループによって時間
軸制御がなされ、FGサーボルプはオフとなっているが
、FGパルスは、ディスク1の回転に伴って常時発生し
、F/V変換回路4からF/V変換電圧V=が出力され
る。従って、乗算回路6からF/V変換電圧VFと位置
検出電圧Vpとを乗算して得られる信号VF vpが出
力される。この信号VFVpは、サンプルホールド回路
22にFCパルスが発せられる毎に保持され、サンプル
ホールド回路22の保持信号が更新されることとなる。
尚、プレイ動作中に切換制御信号SQによって切換スイ
ッチ27からサンプルホールド回路22の出力が選択的
に出力されるものとすれば、このサンプルホールド回路
22の出力が加減算回路5に供給されてサンプルホール
ド回路22の出力から信号vF Vpが差し引かれ、加
減算回路5の出力のレベルはOとなる。
以上、起動時及びこの起動に続くプレイ動作中の各部の
動作について説明したが、プレイ動作中にFP/DC及
びHDサーボループをオープンにするサーボオープン指
令としてのサーチ指令或いはスキャン指令が発せられた
場合の各部の動作について第11図のフローチャートを
参照してについて説明する。
メインルーチン等の実行中にタイマ等による割り込みに
よってプロセッサはステップS21に移行し、サーチ指
令が発せられたか否かを判定する。
ステップS21においてサーチ指令が発せられてないと
判定されたときは、プロセッサはスキャン指令が発せら
れたか否かを判定する(ステップ522)。ステップS
22において、スキャン指令が発せられてないと判定さ
れたときは、ステップS21に移行する直前に実行して
いたルーチンの実行を再開する。
ステップS21において、サーチ指令が発せられたと判
定されたときは、プロセッサはサーチアドレスを取り込
み、取り込まれたサーチアドレスより数フレームだけ遡
った位置に対応する目標アドレスを計算する(ステップ
523)。ステップ323の実行後、プロセッサはFG
サンプル禁止信号sHのサンプルパルス発生回路14へ
の送出を開始しくステップ524)、切換制御信号SA
によって切換スイッチ9から制御信号生成回路8の出力
が選択的に出力されるようにしてFGサーボルニブをオ
ンにする(ステップ525)。
ステップS25の実行後、プロセッサは目標アドレスま
でのトラック数を計算し、得られたトラック数だけピッ
クアップの情報読取点をジャンプさせるサーチ動作を制
御するサブルーチンを実行しくステップ526)、ディ
スクコード読取回路20の出力データDcによってピッ
クアップ7の情報読取点が目標アドレスに到達したか否
かを判定する(ステップ527)。ステップS27にお
いてピックアップ7の情報読取点が目標アドレスに到達
してないと判定されたときは、プロセッサは再びステッ
プS26に移行する。ステップS27においてピックア
ップ7の情報読取点が目標アドレスに到達したと判定さ
れたときは、プロセッサは切換制御信号5ASSDによ
ってループアンプ26の出力が切換スイッチ11,9を
介して選択的に出力されるようにしてFP/DCサーボ
ループをオンにしたのち(ステップ528)、第10図
のフローチャートにおけるステップ84〜S14と同一
のサブルーチンによってHDサーボループをオンにしく
ステップ529) 、FCサンプル禁止信号sHの退出
を停止しくステップ530)、ステップS21に移行す
る直前に実行していたルーチンの実行を再開する。
ステップS22において、スキャン指令が発せられてい
ると判定されたときは、プロセッサはピックアップ7を
担持するスライダを半径方向に駆動するためのモータ駆
動回路への駆動信号の供給を開始してスライlを強制的
に移送させ(ステップ531)、FCサンプル禁止信号
5)−1をサンプルパルス発生回路14への送出を開始
しくステップ532)、切換制御信号SAによって切換
スイッチ9から制御信号生成回路8の出力が選択的に出
力されるようにしてFGサーボループをオンにする(ス
テップ533)。
ステップ333の実行後、プロセッサはトラッキングサ
ーボループをオフにしくステップ534)、所定時間T
5経過後にトラッキングサーボループをオンにする(ス
テップS35.536)。
ステップS36の実行後、プロセッサは切換制御信号S
A%SDによってループアンプ26の出力が切換スイッ
チ11.9を介して選択的に出力されるようにしてFP
/DCサーボループをオンにしたのち(ステップ537
)、第10図のフローチャートにおけるステップ84〜
S14と同一のサブルーチンによってHDサーボループ
をオンにしくステップ538)、メモリ29の出力デー
タを格納する画像メモリ(図示せず)に1フレ一ム期間
だけライトイネーブル信号を供給して画像メモリに1フ
レ一ム分のデータが書き込まれ、かつ画像メモリに書き
込まれた1フレ一ム分のデータが繰り返して読み出され
て復調処理されるようにする(ステップ539)。この
ステップS39の実行後、プロセッサはトラッキングサ
ーボループがオンになってから所定時間T6が経過した
か否かの判定を繰り返して行なう(ステップ540)。
ステップS40において所定時間が経過したと判定され
ると、プロセッサはスキャン指令が継続して発せられて
いるか否かを判定する(ステップ541)。ステップ5
41においてスキャン指令が継続して発せられていると
判定されたときは、プロセッサは再びステップ833に
移行し、ステップS41においてスキャン指令が継続し
て発せられてないと判定されたときは、プロセッサはス
ライダを駆動するためのモータ駆動回路への駆動信号の
供給を停止しくステップ542)、ステップS30に移
行する。
以上の動作におけるステップS24によってサンプルホ
ールド回路22へのサンプルパルスの供給、が禁止され
て乗算回路6の出力信号vF Vpがサンプルホールド
回路22に保持されたのちステップS25によってFG
サーボループがオンとなり、ステップS26.S27に
よって目標アドレスのサーチがなされる。このサーチ中
においては、サンプルホールド回路22に保持されてい
る信号VFVρのレベルは、プレイ時のレベルすなわち
ディスク1の回転速度が規定の回転速度に一致している
ときのレベルに等しくなっている。
このサンプルホールド回路22の保持出力と乗算回路6
から出力される信号vF Vpとが一致するようにディ
スク1の回転速度制御がなされるため、rωを一定に制
御するCLVディスクの回転数制御がプレイ時の状態に
近い状態でなされることとなる。従って、サーチ中であ
ってもほぼプレイ時に近い状態でディスク1からRF信
号がi4られ、ディスクコードの読取も安定に行なえる
。また、サーチ動作程度の時間内に温度ドリフト等の影
響を受けることはない。
次に、スキャン指令が発せられると、ステップS31に
よってスライダが強制的に移送され始め、ステップS3
2によってサンプルホールド回路22へのサンプルパル
スの供給が禁止されて乗算回路6の出力信号vF Vp
がサンプルホールド回路22に保持されたのちステップ
533によってFGサーボループがオンとなり、ステッ
プS34〜S40によってスキャン動作がなされる。ス
キャン動作は、スライダの強制移送時にトラッキングサ
ーボループをオンオフすることにより情報読取とジャン
プとが交互になされるようにする動作であり、本例にお
いては更に情報読取時に読み取られたデータを1フレ一
ム分だけ画像メモリに書き込み、繰り返して読み出すと
いう動作がなされる。
この画像メモリに1フレ一ム分のデータを書き込み、繰
り返して読み出す動作によりスキャン中においても乱れ
のない画像が得られる。
このスキャン中のジャンプ動作時(トラッキングサーボ
ループオフ時)にFGサーボループがオンとなり、かつ
ジャンプ動作直前にサンプルホールド回路22に乗算回
路6の出力信号VF VPが保持されるので、ジャンプ
中のディスク1の回転速度制御がプレイ時と同様になさ
れ、スピンドル系への外乱の侵入が防止される。従って
、ジャンプ動作と交互になされる読取動作への移行時及
びスキャン終了後のプレイ動作への移行時において、時
間軸系の引込みを安定に行なうことができることとなる
尚、上記実施例においては、ジャンプ動作と交互になさ
れる読取動作中においても、サンプルホールド回路22
へのサンプルパルスの供給が禁止されていたが、読取動
作中のメモリ書き換え時にはサンプルホールド回路22
へのサンプルパルスの供給がなされるようにしてもよい
また、静止画再生時においては、画像メモリ再生中にピ
ックアップの情報読取点はディスクが一回転する毎に隣
接トラックにジャンプするという待機動作がなされるが
、この待機動作中においてもFGサーボループをオンに
することが有効である。
また、上記実施例においては位置検出手段及び速度検出
手段は、それぞれ電圧Vp及びVFを発生するように形
成されていたが、位置検出手段及び速度検出手段は、そ
れぞれ相対位置及び相対速度に応じた大きさを表わすデ
ィジタルデータを発生するように形成されていてもよい
発明の効果 以上詳述した如く本発明による時間軸制御装置において
は、読取信号中の同期信号に基づいて記録ディスクの回
転速度の制御による時間軸制御をなす第1サーボループ
と、記録ディスクに対するピックアップの情報読取点の
相対速度に応じた大きさを有する速度信号を発生する速
度検出手段と、記録ディスクの半径方向における前記ピ
ックアップの情報読取点の相対位置に応じた大きさを有
する位置信号を発生する位置検出手段と、速度信号と位
置信号とを乗算する乗算手段と、保持指令に応じて乗算
手段の出力を保持する保持手段と、保持手段の出力と乗
算手段の出力間の差に応じたエラー信号によって記録デ
ィスクの回転速度の制御による時間軸制御をなす第2サ
ーボループとを設け、第1サーボループをオープンにす
るサーボオープン指令に応答して保持指令を発するよう
にしている。
従って、本発明による時間軸制御装置においては、同期
信号による制御をなす第1サーボループのオープン直前
にこの第1サーボループによって回転速度が制御されて
いるときの速度信号と位置信号との乗算出力が保持され
、この保持された乗算出力と第1サーボループオープン
時に得られる乗算出力とが一致するように回転速度の制
御がなされるので、安価な部品を使用した位置検出手段
によって得た位置信号及び簡単な構成の速度検出手段に
よって得た速度信号によっても第1サーボループオープ
ン時において同期信号による回転速度制御と同様に正確
な制御がなされるのである。
よって、本発明による時間軸制御装置においては、パイ
ロット信号を用いずに時間軸制御を良好に行なうことが
でき、かつ製造コストを安価にすることができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は、ディスクコードのフォーマットを示す図、第3図は
、第1図の装置におけるディスクコード読取回路20の
具体的な構成を示すブロック図、第4図は、第1図の装
置における周波数弁別回路25の具体的な構成を示す回
路ブロック図、第5図は、第4図の回路の各部の動作を
示すタイミングチャート、第6図は、第1図の装置にお
ける同期検出回路30の具体的な構成を示すブロック図
、第7図及び第8図は、第6図の回路におけるHDパタ
ーン検出回路の動作を示す波形図、第9図は、第1図の
装置におけるループフィルタ39の具体的な構成を示す
回路図、第10図及び第11図は、第1図の装置におけ
るプロセッサの動作を示すフローチャート、第12図は
、MUSE信号の波形図、第13図は、HD信号の波形
図、第14図は、フレームパルスの波形図である。 主要部分の符号の説明 2・・・・・・スピンドルモータ 3・・・・・・周波数発電機 4・・・・・・F/V変換回路 6・・・・・・乗算回路 14・・・・・・サンプルパルス発生回路22・・・・
・・サンプルホールド回路9.11.27・・・・・・
切換スイッチ10・・・・・・システムコントローラ2
0・・・・・・ディスクコード・読取回路25.33・
・・・・・周波数弁別回路30・・・・・・同期検出回
路 31・・・・・・位相比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定周波数の同期信号が挿入された信号を担う記
    録ディスクを演奏する装置における時間軸制御装置であ
    って、前記記録ディスクに記録されている信号を読み取
    るピックアップと、前記ピックアップによって得られた
    読取信号中の同期信号に基づいて前記記録ディスクの回
    転速度の制御による時間軸制御をなす第1サーボループ
    と、前記記録ディスクに対する前記ピックアップの情報
    読取点の相対速度に応じた大きさを有する速度信号を発
    生する速度検出手段と、前記記録ディスクの半径方向に
    おける前記ピックアップの情報読取点の相対位置に応じ
    た大きさを有する位置信号を発生する位置検出手段と、
    前記速度信号と前記位置信号とを乗算する乗算手段と、
    保持指令に応じて前記乗算手段の出力を保持する保持手
    段と、前記保持手段の出力と前記乗算手段の出力間の差
    に応じたエラー信号によって前記記録ディスクの回転速
    度の制御による時間軸制御をなす第2サーボループと、
    前記第1サーボループをオープンにするサーボオープン
    指令に応答して前記保持指令を発する指令発生手段とか
    らなる時間軸制御装置。
  2. (2)前記速度信号及び位置信号は、各々速度及び位置
    に応じた電圧又はディジタル値を有することを特徴とす
    る請求項1記載の時間軸制御装置。
JP18081289A 1989-07-12 1989-07-12 時間軸制御装置 Pending JPH0344869A (ja)

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