JPH0344810Y2 - - Google Patents

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JPH0344810Y2
JPH0344810Y2 JP16563786U JP16563786U JPH0344810Y2 JP H0344810 Y2 JPH0344810 Y2 JP H0344810Y2 JP 16563786 U JP16563786 U JP 16563786U JP 16563786 U JP16563786 U JP 16563786U JP H0344810 Y2 JPH0344810 Y2 JP H0344810Y2
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JP
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water
floating body
stability
wire rope
bending
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は水深の大きいところに作る水中係留式
橋脚の安定性を向上する構造に関するものであ
る。
従来の技術 浮き体をワイヤロープ等で水中に係留して橋脚
等の基礎とする方法については従来次のような、
いくつかの案が提案されている。
特開昭50−107745号 安定浮脚 特開昭48−83640号 半没水構造物 特開昭53−2922号(本人出願) 考案が解決しようとする問題点 上記の技術はいづれもより安定性の良い浮き体
の形状、構造については触れられていないが、構
造物の基礎とするものであるから、安定性の良い
ものであることは絶対必要な条件であり、それに
より走行性を向上し経済性を高める必要がある。
問題点を解決するための手段 本考案の水中係留式橋脚の安定性向上構造は上
記問題点を解決するための手段として、下記の構
成を具えている。
(1) 水底の固定部分からワイヤロープ等により水
中に係留される浮き体の上部に橋梁等の構造物
を築造するものにおいて、前記浮き体の下部に
曲げに抵抗する部材を取付けて該曲げ抵抗部材
の下部をワイヤロープ等により水底の固定部分
につなぎ留めるようにしたこと。
作 用 従来の水中係留式の橋脚の安定は第5図と(1)式
によつて表わされる。
Vl1>pl2 ∴V>pl2/l1 …(1) ここで、 l1:回転中心から浮心までの距離 l2:回転中心から荷重作用点 までの距離 V:浮き体の浮力 p:上部からの荷重 したがつてl2/l1を小さくすれば浮き体は小さく て良いことになる。そのためには第5図中のl3
(=l2−l1)は小さい方がよいが、l3は波高や潮の
干満により制限がある。そこで、第2図の構造と
するとl1が大きくなり、l2/l1が小さくなるので安定 性が良くなる。つまり、浮き体の下に曲げに抵抗
する部材を取付け、その曲げ抵抗部材の下部をワ
イヤロープ等で水底の固定部分につなぎ留めるも
のである。
このようにすると、l2/l1が小さくなるので浮き 体を小さくすることができる。また浮き体は水深
の浅いところにとどまるので水圧が小さくてす
み、経済的にすることができる。例えば、第5図
の従来例ではl2/l14.0であるが、本考案による第2 図の場合はl2/l1=1.8であり、浮き体の浮力は1/2以 下で良くなるが、これに対して曲げ抵抗部材の鋼
材の重量の増加はわずかである。
また第3図に示すごとく横荷重に対する傾きθ
や、第4図に示すごとくモーメントに対する傾き
θも(2)式、(3)式のごとくl1に反比例して小さくな
り、走行性が向上する。
横荷重作用時(第3図)の安定式 Vl1Sin θ=Hl2cos θ tan θ=l2/l1 H/V …(2) ここで、 H:風等による横荷重 モーメント作用時(第4図)の安定式 Vl1Sin θ=M Sin θ=M/l1V …(3) ここに、 M:上部構造にかかるモーメント 実施例 第1図A,Bは本考案実施の1例を示す側面図
および断面図で、1は浮き体、2は曲げ抵抗部
材、3はワイヤロープ等、4は水底、5は橋脚、
6は水面、7は橋梁を示す。
なお、本考案は上記実施例のほか、海洋構造物
の基礎としても利用できるものである。
考案の効果 (1) 第2図〜第4図において、l2/l1または1/l1
小 さくなるので安定性が良くなる。
(2) 浮き体を小さくすることができる。
(3) 浮き体は水深の浅いところにとどまるので水
圧が小さくてすみ経済的に構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本考案実施の1例を示す側面図
および断面図であり、第2図〜第4図は同じく作
用説明図、第5図は従来例の作用説明図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
浮き体、2……曲げ抵抗部材、3……ワイヤロー
プ等、4……水底、5……橋脚、6……水面、7
……橋梁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水底の固定部分からワイヤロープ等により水中
    に係留される浮き体の上部に橋梁等の構造物を築
    造するものにおいて、前記浮き体の下部に曲げに
    抵抗する部材を取付けて該曲げ抵抗部材の下部を
    ワイヤロープ等により水底の固定部分につなぎ留
    めるようにしたことを特徴とする水中係留式橋脚
    の安定性向上構造。
JP16563786U 1986-10-30 1986-10-30 Expired JPH0344810Y2 (ja)

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JPS6371209U JPS6371209U (ja) 1988-05-13
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