JPH0344810Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0344810Y2 JPH0344810Y2 JP16563786U JP16563786U JPH0344810Y2 JP H0344810 Y2 JPH0344810 Y2 JP H0344810Y2 JP 16563786 U JP16563786 U JP 16563786U JP 16563786 U JP16563786 U JP 16563786U JP H0344810 Y2 JPH0344810 Y2 JP H0344810Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- floating body
- stability
- wire rope
- bending
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000007667 floating Methods 0.000 claims description 17
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 10
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は水深の大きいところに作る水中係留式
橋脚の安定性を向上する構造に関するものであ
る。
橋脚の安定性を向上する構造に関するものであ
る。
従来の技術
浮き体をワイヤロープ等で水中に係留して橋脚
等の基礎とする方法については従来次のような、
いくつかの案が提案されている。
等の基礎とする方法については従来次のような、
いくつかの案が提案されている。
特開昭50−107745号 安定浮脚
特開昭48−83640号 半没水構造物
特開昭53−2922号(本人出願)
考案が解決しようとする問題点
上記の技術はいづれもより安定性の良い浮き体
の形状、構造については触れられていないが、構
造物の基礎とするものであるから、安定性の良い
ものであることは絶対必要な条件であり、それに
より走行性を向上し経済性を高める必要がある。
の形状、構造については触れられていないが、構
造物の基礎とするものであるから、安定性の良い
ものであることは絶対必要な条件であり、それに
より走行性を向上し経済性を高める必要がある。
問題点を解決するための手段
本考案の水中係留式橋脚の安定性向上構造は上
記問題点を解決するための手段として、下記の構
成を具えている。
記問題点を解決するための手段として、下記の構
成を具えている。
(1) 水底の固定部分からワイヤロープ等により水
中に係留される浮き体の上部に橋梁等の構造物
を築造するものにおいて、前記浮き体の下部に
曲げに抵抗する部材を取付けて該曲げ抵抗部材
の下部をワイヤロープ等により水底の固定部分
につなぎ留めるようにしたこと。
中に係留される浮き体の上部に橋梁等の構造物
を築造するものにおいて、前記浮き体の下部に
曲げに抵抗する部材を取付けて該曲げ抵抗部材
の下部をワイヤロープ等により水底の固定部分
につなぎ留めるようにしたこと。
作 用
従来の水中係留式の橋脚の安定は第5図と(1)式
によつて表わされる。
によつて表わされる。
Vl1>pl2
∴V>pl2/l1 …(1)
ここで、
l1:回転中心から浮心までの距離
l2:回転中心から荷重作用点
までの距離
V:浮き体の浮力
p:上部からの荷重
したがつてl2/l1を小さくすれば浮き体は小さく
て良いことになる。そのためには第5図中のl3
(=l2−l1)は小さい方がよいが、l3は波高や潮の
干満により制限がある。そこで、第2図の構造と
するとl1が大きくなり、l2/l1が小さくなるので安定 性が良くなる。つまり、浮き体の下に曲げに抵抗
する部材を取付け、その曲げ抵抗部材の下部をワ
イヤロープ等で水底の固定部分につなぎ留めるも
のである。
(=l2−l1)は小さい方がよいが、l3は波高や潮の
干満により制限がある。そこで、第2図の構造と
するとl1が大きくなり、l2/l1が小さくなるので安定 性が良くなる。つまり、浮き体の下に曲げに抵抗
する部材を取付け、その曲げ抵抗部材の下部をワ
イヤロープ等で水底の固定部分につなぎ留めるも
のである。
このようにすると、l2/l1が小さくなるので浮き
体を小さくすることができる。また浮き体は水深
の浅いところにとどまるので水圧が小さくてす
み、経済的にすることができる。例えば、第5図
の従来例ではl2/l14.0であるが、本考案による第2 図の場合はl2/l1=1.8であり、浮き体の浮力は1/2以 下で良くなるが、これに対して曲げ抵抗部材の鋼
材の重量の増加はわずかである。
の浅いところにとどまるので水圧が小さくてす
み、経済的にすることができる。例えば、第5図
の従来例ではl2/l14.0であるが、本考案による第2 図の場合はl2/l1=1.8であり、浮き体の浮力は1/2以 下で良くなるが、これに対して曲げ抵抗部材の鋼
材の重量の増加はわずかである。
また第3図に示すごとく横荷重に対する傾きθ
や、第4図に示すごとくモーメントに対する傾き
θも(2)式、(3)式のごとくl1に反比例して小さくな
り、走行性が向上する。
や、第4図に示すごとくモーメントに対する傾き
θも(2)式、(3)式のごとくl1に反比例して小さくな
り、走行性が向上する。
横荷重作用時(第3図)の安定式
Vl1Sin θ=Hl2cos θ
tan θ=l2/l1 H/V …(2)
ここで、
H:風等による横荷重
モーメント作用時(第4図)の安定式
Vl1Sin θ=M
Sin θ=M/l1V …(3)
ここに、
M:上部構造にかかるモーメント
実施例
第1図A,Bは本考案実施の1例を示す側面図
および断面図で、1は浮き体、2は曲げ抵抗部
材、3はワイヤロープ等、4は水底、5は橋脚、
6は水面、7は橋梁を示す。
および断面図で、1は浮き体、2は曲げ抵抗部
材、3はワイヤロープ等、4は水底、5は橋脚、
6は水面、7は橋梁を示す。
なお、本考案は上記実施例のほか、海洋構造物
の基礎としても利用できるものである。
の基礎としても利用できるものである。
考案の効果
(1) 第2図〜第4図において、l2/l1または1/l1が
小 さくなるので安定性が良くなる。
小 さくなるので安定性が良くなる。
(2) 浮き体を小さくすることができる。
(3) 浮き体は水深の浅いところにとどまるので水
圧が小さくてすみ経済的に構成できる。
圧が小さくてすみ経済的に構成できる。
第1図A,Bは本考案実施の1例を示す側面図
および断面図であり、第2図〜第4図は同じく作
用説明図、第5図は従来例の作用説明図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
浮き体、2……曲げ抵抗部材、3……ワイヤロー
プ等、4……水底、5……橋脚、6……水面、7
……橋梁。
および断面図であり、第2図〜第4図は同じく作
用説明図、第5図は従来例の作用説明図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
浮き体、2……曲げ抵抗部材、3……ワイヤロー
プ等、4……水底、5……橋脚、6……水面、7
……橋梁。
Claims (1)
- 水底の固定部分からワイヤロープ等により水中
に係留される浮き体の上部に橋梁等の構造物を築
造するものにおいて、前記浮き体の下部に曲げに
抵抗する部材を取付けて該曲げ抵抗部材の下部を
ワイヤロープ等により水底の固定部分につなぎ留
めるようにしたことを特徴とする水中係留式橋脚
の安定性向上構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563786U JPH0344810Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563786U JPH0344810Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6371209U JPS6371209U (ja) | 1988-05-13 |
JPH0344810Y2 true JPH0344810Y2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=31095851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16563786U Expired JPH0344810Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344810Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-30 JP JP16563786U patent/JPH0344810Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6371209U (ja) | 1988-05-13 |
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