JPH0728174Y2 - 浮桟橋 - Google Patents
浮桟橋Info
- Publication number
- JPH0728174Y2 JPH0728174Y2 JP2691290U JP2691290U JPH0728174Y2 JP H0728174 Y2 JPH0728174 Y2 JP H0728174Y2 JP 2691290 U JP2691290 U JP 2691290U JP 2691290 U JP2691290 U JP 2691290U JP H0728174 Y2 JPH0728174 Y2 JP H0728174Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating pier
- floating
- deck
- frame
- float
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ヨット、ボート等の小型船舶を係留するのに
用いられる浮桟橋、特にフロート部分が改善された浮桟
橋に関する。
用いられる浮桟橋、特にフロート部分が改善された浮桟
橋に関する。
[従来の技術] 近年海洋レジャーの発展に伴ってヨットハーバー等にお
けるヨットやボートの数が増加し、船舶係留箇所の不足
が深刻化している。このため、最近では地盤の軟弱さや
潮の干満差に影響されず、設置の容易な浮桟橋が広く普
及してきている。
けるヨットやボートの数が増加し、船舶係留箇所の不足
が深刻化している。このため、最近では地盤の軟弱さや
潮の干満差に影響されず、設置の容易な浮桟橋が広く普
及してきている。
浮桟橋は、通常メインとなる所定長さの浮桟橋を岸から
沖方向へ延ばし、メイン浮桟橋の片側または両側に船舶
係留用の複数の浮桟橋をピンジョイントで連結して構成
される。各浮桟橋は、鋼製のフレーム、フレーム上方の
デッキ、フレーム下方の複数のフロートから成り、デッ
キ上には係留用のクロスビットが設けられている。ま
た、各浮桟橋の先端は、海中に打ち込まれた支柱によっ
て上下動可能に支持され、メイン浮桟橋の岸側には出入
り用のタラップが設置されている。
沖方向へ延ばし、メイン浮桟橋の片側または両側に船舶
係留用の複数の浮桟橋をピンジョイントで連結して構成
される。各浮桟橋は、鋼製のフレーム、フレーム上方の
デッキ、フレーム下方の複数のフロートから成り、デッ
キ上には係留用のクロスビットが設けられている。ま
た、各浮桟橋の先端は、海中に打ち込まれた支柱によっ
て上下動可能に支持され、メイン浮桟橋の岸側には出入
り用のタラップが設置されている。
従って、船舶は、枝分かれした各浮桟橋に横付けされ、
舫いの一方を支柱に、他方をクロスビットにつなぐこと
によって所定位置に係留される。
舫いの一方を支柱に、他方をクロスビットにつなぐこと
によって所定位置に係留される。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の浮桟橋にあっては、デッキ上の人数が倍
になると吃水線の沈み量も倍になり、特に大勢の人間が
一度に乗ると浮桟橋全体が下がって船舶との乗降に支障
を来す欠点がある。逆に予め多数のフロートを取り付け
て浮力を大きくしておくと、今度は無荷重や小荷重の際
に浮桟橋の吃水線が高くなり、また安定性にも問題が生
ずる。
になると吃水線の沈み量も倍になり、特に大勢の人間が
一度に乗ると浮桟橋全体が下がって船舶との乗降に支障
を来す欠点がある。逆に予め多数のフロートを取り付け
て浮力を大きくしておくと、今度は無荷重や小荷重の際
に浮桟橋の吃水線が高くなり、また安定性にも問題が生
ずる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、簡単な改良で大荷重にもそれほど沈むことが
なく、また安定性にも優れた浮桟橋を提供することにあ
る。
の目的は、簡単な改良で大荷重にもそれほど沈むことが
なく、また安定性にも優れた浮桟橋を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案では、フレームの上方
にデッキ、下方に複数のフロートを有し、デッキ上に船
舶係留部材が設けられた浮桟橋において、前記フロート
よりも上下寸法の小さな補助フロートをフレームの下方
に取り付けた点に特徴がある。
にデッキ、下方に複数のフロートを有し、デッキ上に船
舶係留部材が設けられた浮桟橋において、前記フロート
よりも上下寸法の小さな補助フロートをフレームの下方
に取り付けた点に特徴がある。
[作用] この構成により、浮桟橋は、補助フロートの下面が水面
に接するまでは従来と同様に沈むが、これ以上の荷重が
デッキに作用すると、補助フロートの浮力が加わるので
浮桟橋の吃水線はそれほど下がらない。
に接するまでは従来と同様に沈むが、これ以上の荷重が
デッキに作用すると、補助フロートの浮力が加わるので
浮桟橋の吃水線はそれほど下がらない。
[実施例] 添付図面は、本考案が適用された浮桟橋の側面図で、こ
の浮桟橋は、フレーム1、デッキ2、フロート3、補助
フロート3A,3B、防舷4及びクロスビット5から構成さ
れている。
の浮桟橋は、フレーム1、デッキ2、フロート3、補助
フロート3A,3B、防舷4及びクロスビット5から構成さ
れている。
フレーム1は、断面がコ字形のチャンネル鋼で浮桟橋の
長手方向に延びており、横方向のフレーム(図示せず)
と共に浮桟橋の骨組みとなっている。
長手方向に延びており、横方向のフレーム(図示せず)
と共に浮桟橋の骨組みとなっている。
デッキ2は、複数の木板またはFRP板をフレーム1上に
載置して形成され、図示してないがデッキ2の一端はタ
ラップを介して岸に接続され、他端は係留用の支柱によ
り支持されている。また、デッキ2上には、舫いをつな
ぐクロスビット5が立設されている。
載置して形成され、図示してないがデッキ2の一端はタ
ラップを介して岸に接続され、他端は係留用の支柱によ
り支持されている。また、デッキ2上には、舫いをつな
ぐクロスビット5が立設されている。
フロート3は、フレーム1の下面に所定間隔をおいて固
着され、この浮力によって浮桟橋が潮の干満差に対応で
きるようになっている。フロート3の材料としては、FR
P、コンクリート、鋼板が使用可能であるが、コンクリ
ート製の場合は内部に発泡材を充填するのが望ましい。
着され、この浮力によって浮桟橋が潮の干満差に対応で
きるようになっている。フロート3の材料としては、FR
P、コンクリート、鋼板が使用可能であるが、コンクリ
ート製の場合は内部に発泡材を充填するのが望ましい。
補助フロート3A,3Bは、フロート3に比べると上下寸法
が短く、各フロート3,3間に取り付けられており、その
長さは浮桟橋の各部の浮力が均等となるように設定され
る。
が短く、各フロート3,3間に取り付けられており、その
長さは浮桟橋の各部の浮力が均等となるように設定され
る。
防舷4は、船舶の接岸時にクッションとなるもので、フ
レーム1及びデッキ2の両側へ全長に亙って取り付けら
れ、木材、FRP、ゴム等が使用される。
レーム1及びデッキ2の両側へ全長に亙って取り付けら
れ、木材、FRP、ゴム等が使用される。
従って、無荷重状態における浮桟橋の吃水線は、自重の
みであるから図中L0であり、この場合補助フロート3A,3
Bの下面は水面上にある。次に、例えば10人の人間がデ
ッキ2に乗ると浮桟橋はL1まで沈み、この時点で補助フ
ロート3A,3Bの下面が水面に接触する。次に20人の人間
がデッキ2に乗った場合、今度は補助フロート3A,3Bの
浮力が加わるので浮桟橋はL2までしか沈まず、吃水線の
変化はわずかなものとなる。
みであるから図中L0であり、この場合補助フロート3A,3
Bの下面は水面上にある。次に、例えば10人の人間がデ
ッキ2に乗ると浮桟橋はL1まで沈み、この時点で補助フ
ロート3A,3Bの下面が水面に接触する。次に20人の人間
がデッキ2に乗った場合、今度は補助フロート3A,3Bの
浮力が加わるので浮桟橋はL2までしか沈まず、吃水線の
変化はわずかなものとなる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の浮桟橋では、デッキに一
定以上の荷重が作用すると、補助フロートの浮力が加わ
ってこれに対抗できるので大きく沈むことがなく、浮桟
橋の安定性も向上すると共に既設の浮桟橋にも容易に適
用できる効果がある。
定以上の荷重が作用すると、補助フロートの浮力が加わ
ってこれに対抗できるので大きく沈むことがなく、浮桟
橋の安定性も向上すると共に既設の浮桟橋にも容易に適
用できる効果がある。
添付図面は、本考案が適用された浮桟橋の側面図であ
る。 1……フレーム、2……デッキ、3……フロート、3A,3
B……補助フロート、4……防舷、5……クロスビッ
ト、L0,L1,L2……吃水線
る。 1……フレーム、2……デッキ、3……フロート、3A,3
B……補助フロート、4……防舷、5……クロスビッ
ト、L0,L1,L2……吃水線
Claims (1)
- 【請求項1】フレーム上方にデッキ、下方に複数のフロ
ートを有し、デッキ上に船舶係留部材が設けられた浮桟
橋において、 前記フロートよりも上下寸法の小さな補助フロートをフ
レーム下方に取り付けたこと、 を特徴とする浮桟橋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2691290U JPH0728174Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 浮桟橋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2691290U JPH0728174Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 浮桟橋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119012U JPH03119012U (ja) | 1991-12-09 |
JPH0728174Y2 true JPH0728174Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31529787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2691290U Expired - Lifetime JPH0728174Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 浮桟橋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728174Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP2691290U patent/JPH0728174Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119012U (ja) | 1991-12-09 |
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