JPH0344688A

JPH0344688A - トナーシール方法及び装置

Info

Publication number: JPH0344688A
Application number: JP1181308A
Authority: JP
Inventors: Junichi Koiso; 順一小磯
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1989-07-12
Filing date: 1989-07-12
Publication date: 1991-02-26
Also published as: US5029316A; EP0407810A3; EP0407810A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は電子写真記録装置内に配設された感光体クリー
ニング装置のトナーシール方法及び装置に関する。

〔従来の技術〕

電子写真記録装置の主要機構と作動の概要を第５図によ
って説明する。一般的な構造として図示の如く感光体ｌ
に対し右側に現像装置２、左側に感光体クリーニング装
置３を配し下部に記録用紙６（以下用紙と呼ぶ）に対す
る転写極４および隣接して分離極５を配設し該用紙６は
前記感光体ｌに切線様態で接触しつつ前記転写極４と分
離極５の上側を通過するように位置している。

前記感光体ｌは図示しないメインモーターによって矢印
方向にエンドレスに回転し帯電極１ａによって所定の電
位を備えて先ず露光１５によって該感光体！上に潜像が
形成され次いで前記現像装置２の位置に達すると該現像
装置内のトナー１２が前記感光体ｌとの静電気作用によ
って前記潜像個所に付着してトナー画像１６が形成され
る。一方用紙６は前搬送架台７に配設された搬送ローラ
対７ａによって前記感光体ｌの下面に搬送されトナー画
像１６を前記転写極４の電位によって該用紙６に転写す
る。

引続き前記用紙６は隣接する分離極５によって転写時に
印加された電位を消去した後、後搬送架台７ｂに移行し
定着器１３に搬送されて定着処理が施され、前記電子写
真記録装置外に排出して画像記録工程が完了する。他方
前記感光体ｌは前記用紙６への転写が終了した後該用紙
６と分離して前記クリーニング装置３に達し、ここで表
面に付着している残留トナー１２ａおよび紙粉などの異
物を該クリーニング装置３に付属しているブレード３ａ
によって除去される。前記感光体クリーニング装置３の
回収筺体９はＰＥＴ材で作られたトナー案内板１１を配
設した上で密閉型に近くし特にブレード端部面および感
光体ｌの感光体面の部分にはトナーシール部材を装着し
て除去された残留トナー１２ａおよび紙粉などが前記電
子写真記録装置内部に侵入飛散するのを防止している。

これに関する従来からの発明、考案は下記の如く開示さ
れよく知られている。即ち感光体ブレードの端部シール
として実開昭５７−３０７６０号公報実開昭６０−１１５２７４号公報トナー案内板端部シールとして特開昭５９−３４５８０号公報感光体端部の感光体面シールとして実開昭６１−１２１４７４号公報があり、前記感光体ｌは上述によってクリーニングされ
た後所定の電位のもとて再び前記露光１５の位置に回転
して画像記録の初工程が開始される。

このように前記用紙６の搬送と同期して前記感光体ｌへ
の露光、現像、転写、分離、クリーニングおよび該用紙
６の画像定着の各工程を反復連続して行い該用紙６への
画像記録がなされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記感光体クリーニング装置３は現像装置２および定着
器１３と並んで電子写真記録装置の重要な機能の１つで
ある。前記感光体ｌの表面に付着している転写後の残留
トナー１２ａおよび紙粉を前記クリーニング装置３によ
って除去清拭し露光１５はこの清拭された感光体面に照
射されるので常に鮮明なトナー画像１６が得られている
。しかし除去された前記残留トナーＬ２ａ８よび紙粉は
前記ブレード３ａの側面および前記感光体１の端部の感
光体面付近より侵入して電子写真記録装置内に飛散し前
記帯電極１　ａ　＋転写極４、分離極５への付着やミラ
ー　レンズなどの表面を汚して記録画像に有害な転写ム
ラ、濃度低下、並びに濃度ムラを与え、更に分離不完全
による前記用紙６の搬送ジャムなどのトラブルが生ずる
。またこれらを予防するｔ；め、メインテナンス作業の
頻度が増加するので経済的な損失も大きい。従来このよ
うな問題を除去するため前記クリーニング装置３の内部
にトナーシール部材を配設した前記発明、考案による工
夫がなされており成る程度の効果はあるものの何れも完
全なものではない。即ち前記の発明、考案は変形し易い
モルトブレンまたはビロード、ラシャなどの弾性体部材
を感光体面やブレード端面やトナー案内板端面に接する
ように機能別に分割して切り貼りして装着し、複雑なこ
まかい作業を専ら組立て要員技能に頼るなど量産上の均
一性、確実性の点で不完全なものであった。本発明はこ
のような課題を解決し狭少かつ複雑な面にも容易にしか
も簡単確実に装着出来るトナーシール方法及び装置の提
供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的は下記のいずれかによって達成される。

（ａ）電子写真記録装置内に配設された感光体クリーニ
ング装置においてブレードによって除去され回収筐体内
に収容される感光体面の残留トナーの漏洩防止用トナー
シール部材を前記感光体面とブレードの端部面及び該端
部面に平行な前記筐体へのトナー案内板の端部面との間
で接触するように折り曲げて前記筐体との近接部の該筐
体に貼付して設け、該シール部材は該被貼付面に倣って
折り曲げて貼り付けられその折り曲げは該シール部材を
構成するビロード織物の輪奈の織り方向に交叉する方向
番こしたことを特徴とするトナーシール方法。

（ｂ）前項（ａ）の方法を用いたことを特徴とするトナ
ーシール装置。

〔実施例〕

第１図（ａ　）、（ｂ　）、（ｃ　）は本発明にょるｌ
実施例のトナーシール部材に用いたビロード織物の上面
図、正面図および側面図である。第２図（ａ）は輪奈の
織り方向と平行に折り曲げたビロード織物の断面図、第
２図（ｂ）は輪奈の織り方向と交叉する方向、特Ｉこ直
角方向Ｉ；折り曲げたビロード織物の断面図である。第
３図はトナーシール部材８の回収筐体９への貼付位置を
示す斜視図であり、第４図（ａ　）、（ｂ　）は前記筐
体９に貼り付けられｌ；前記トナーシール部材８に対し
前記感光体１１前記ブレード３ａおよびトナー案内板１
１との位置関係を示す正面図および側面図である。しか
し本発明は本実施例に限定されるものではない。また、
図中従来技術と同じ機能をもつ部材は同じ記号で表す。

第３図、第４図（ａ）および第４図（ｂ）に示すように
前記筐体９は残留トナー収容の機能の他前記感光体ｌの
回転軸支持とともにブレード３、ａと回収トナー搬送ス
クリュー１０およびトナー案内板１１など各部材を保持
している構造になっており、ブレード３ａよりかき落と
された残留トナー１２ａはトナー案内板１１によって前
記筐体９の底部にためられてスクリューｌＯによって回
収ボックスに搬送されて行くが、このままでは感光体ｌ
の両端部の感光体面と筐体９の間に隙間Ｓが、まｔ；ブ
レード３ａと筐体９の間に隙間Ｂが、トナー案内板１１
と筐体９の間に隙間Ｇが生じて、ここからかきおとした
残留トナー１２ａが漏洩飛散してしまう。これをシール
するために３部、Ｂ部およびＧ部をビロード、ラシャ等
の織物をきって折り曲げたトナーシール部材８を筐体９
の内面に貼っである。これによって筺体９のトナー貯留
部からトナーが洩れる心配はなくなるはずであるが、前
記織物の折り目からトナーが下にこぼれ落ちることがあ
る。

本発明はこれを簡単確実に防止することに成功したので
以下これについて説明する。

先ずビロードやラシャ等の毛羽織物（ビロード織物とも
言う）２０の構造の１例の概要を第１図（ａ　）、（ｂ
　）、（ｃ　）によって説明する。縦糸２１と横糸２２
．２３で織られる布地の縦糸２１の何本置きかの間隔で
縦糸と同方向に多数細糸の束によるパイルを横糸２２ま
たは２３の間にくぐらせて織りこみ相隣る横糸の間のル
ープ状にされたパイルを最後に中間で切断すると第１図
（ｂ）の正面断面図または（Ｃ）の側断面図に示すよう
な同じ高さに揃えられたパイルが栖えられた形のビロー
ドまたはラシャ等の毛羽織物ができ上がる。この織物の
パイルは織物の縦糸２■と横糸２２または２３によって
しっかりしばられていて抜は落ちることはないようにし
であるが更に強固な抜は止めを行うために布地の底部に
目止め剤２５を塗布している。

尚、縦糸と横糸の構成は必ずしも本実施例に限定される
ものではない。毛羽織物としては例えばアクリル１００
％でパイルの毛の長さが３〜４ｍｍのモケット材等が使
用可能である。

このような織物をトナーシール部材として折り曲げて使
用する場合には第２図（ａ）に示すように縦糸２１と平
行の方向に折り目がつく折り方と第２図（ｂ）に示すよ
うに縦糸２１と直角方向に折り目がつくように折り曲げ
る折り方または直角でなくても成る角度がつくようＪこ
折り曲げる折り方がある。前述した織物の性質上前者で
は折り曲げ部Ｐのパイル密度はパイル糸の倒れによる拡
がりの角度θを考慮しても零に近くこの折り曲げ部は全
くシールの役目ができず、かきおとされた残留トナー１
２８の一部はここをっなって下部からこぼれ落ち記録装
置内部を汚してしまう。

これに対して後者では折り曲げ部Ｑのパイル糸密度は密
生したパイルの糸の倒れ方向の角度θの拡がりによりそ
れほど低下せず、残留トナー１２ａがこぼれ落ちる現象
はなくなる。そしてこの折り曲げ角度は特に直角でなく
ても充分目的を遠戚できるが、直角であることがより望
ましい。

このようにして複雑な形状の筺体９の内面の狭小な場所
へのトナーシール部材８の貼付作業は該シール部材を構
成する織物を複数のものに分割切断して貼付することな
く１枚の織物片を所定の方向に折り曲げて貼付するだけ
で簡単確実に熟練を要することなく行われしかも残留ト
ナー１２ａの記録装置内へのこぼれ落ちの危惧も完全に
なくすことを得た。

なお、前記シール部材８の筺体９への貼付は接着剤によ
って行う。接着は、目止め剤２５の面にボンド塗布を行
うことによってもでさるし両面接着紙を貼付することに
よって行うことも可能である。

そしてトナーシール部材８は感光体ｌの端部の感光体面
部分、ブレード３ａおよびトナー案内板１１の各端面部
分を同時に軽く圧接した状態で覆うため前記各部材の作
動には支障なく密封される。従って除去された前記残留
トナー１２ａおよび紙粉などが前記筐体９外に漏洩飛散
することなく前記トナー案内板を介して前記トナースク
リューｌＯにより遂次所定の位置に搬送し回収される。

〔発明の効果〕

本発明の方法及び装置は以上説明しＩ；ように構成され
ているので前記トナーシール部材８の取り付けが簡単、
確実であり作業能率が著しく向上すると共に電子写真記
録装置内への残留トナー１２ａおよび紙粉の漏洩飛散が
ないため重要機能の汚れがなく良質な記録画像が長時間
に亘って得られるばかりでなく装置内汚れによる清掃メ
インテナンス作業の頻度も著しく減少するので経済的効
果も極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）、（ｂ　）、（ｃ　）は本発明によるｌ
実施例のトナーシール部材に用いるビロード織物の上面
図、正面図および側面図、第２図（ａ　）、（ｂ　）は
ビロード織物を所定方向に折り曲げた場合の各断面図、
第３図はトナーシール部材の貼付位置を示す斜視図、第
４図（ａ　）、（ｂ　）はトナーシール部材が他部材と
のシール状態を示す正面図および側面図、第５＠は電子
写真記録装置の概要を示す側面図である。ｌ・・・感光体　　　　　　２・・・現像装置３・・・
感光体クリーニング装置３ａ・・・ブレード４・・・転写極　　　　　　５・・・分離極６・・・記
録用紙（用紙）　７・・・前搬送架台７ａ・・・搬送ロ
ーラ対８・・・トナーシール部材１０・・・トナー搬送スクリ１１・・・トナー案内板１３・・・定着器２０・・・毛羽織物（ビロー２１・・・縦糸２４・・・パイル糸７ｂ・・・後搬送架台９・・・回収筐体１２・・・　　ト　す　− １５・・・露光ド織物）２２．２３・・・横糸２５・・・目止め剤

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子写真記録装置内に配設された感光体クリーニ
ング装置においてブレードによって除去され回収筐体内
に収容される感光体面の残留トナーの漏洩防止用トナー
シール部材を前記感光体面とブレードの端部面及び該端
部面に平行な前記筺体へのトナー案内板の端部面との間
で接触するように折り曲げて前記筐体との近接部の該筐
体に貼付して設け、該シール部材は該被貼付面に倣って
折り曲げて貼り付けられその折り曲げは該シール部材を
構成するビロード織物の輪奈の織り方向に交叉する方向
にしたことを特徴とするトナーシール方法。
（２）請求項１の方法を用いたことを特徴とするトナー
シール装置。