JPH0344201Y2 - - Google Patents

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JPH0344201Y2
JPH0344201Y2 JP1987013030U JP1303087U JPH0344201Y2 JP H0344201 Y2 JPH0344201 Y2 JP H0344201Y2 JP 1987013030 U JP1987013030 U JP 1987013030U JP 1303087 U JP1303087 U JP 1303087U JP H0344201 Y2 JPH0344201 Y2 JP H0344201Y2
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ridge
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、一般的には皮膚表層の痛みを感ずる
部分、及び指圧して痛みを感ずる部分に貼付し、
痛みやこりを治瘉するために使用する皮膚刺激用
ばんそうこうに関するものであり、さらに特別に
は、基板の表面に環状に連続す突脈を有する皮膚
刺激用ばんそうこうに関するものである。
「従来の技術」 基板の表面に、環状に連続しかつ連続する稜部
が水平な突脈を形成し、当該基板の裏面に粘着シ
ートを粘着した刺激具は、実開昭58−171146号公
報や、実開昭61−57943号公報に開示されている。
「考案が解決しようとする問題点」 前者は突脈の水平な稜部が環状に連続している
ため、これを皮膚に貼付し、所定時間経過後に皮
膚から剥がすと、吸盤に似た作用により末梢神経
に対する刺激のほかにある程度の浄血効果をもた
らす。しかしながら、この刺激具は前記環状の突
脈によつて囲まれた範囲内では、連続した伝達系
である末梢神経系に対して好ましい刺激を与える
ことができるが、突脈の範囲外に対しては効果的
刺激作用を及ぼさず、したがつて、こりの部分や
痛みのある部分へ並べて貼付しても、全体として
の刺激作用は連続した末梢神経系に対してより断
続的で不充分になる。
他方後者は、環状に連続する突脈の中央にこの
突脈よりやや高い突部が形成されているため、前
者よりも浄血作用は大きく低下するとともに、経
験によれば、環状の突脈で体表を押えてその突脈
で囲まれた部分の毛細血管系の血流を阻止ないし
抑制しておき、このように血流が抑制された部分
を刺激前記のような高い突起で刺激しても、刺激
の効果が減殺されるかあるいは逆効果になる。
本考案の目的は、毛細血管系に対する浄血作用
を保持しつつ、連続した末梢神経系に対して一層
効果的な刺激が与えられる皮膚刺激用ばんそうこ
うを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案に係るばんそうこうは、前述の目的を達
成するため、基板の表面に、環状に連続しかつ連
続する稜部が水平な突脈と、この環状の突脈の外
周位置に基板裏面からの高さが当該環状の突脈と
同じか当該環状の突脈より低い他の突起を形成
し、前記基板の裏面に、一面が粘着面をなす粘着
シートを粘着したていることを特徴としている。
「作用」 前記ばんそうこうは、例えばこりの部分の皮膚
に指で押しつけて貼付されるが、環状に連続する
突脈が水平な状態であるために、皮膚に貼付され
ると、連続する突脈で囲まれた部分における皮膚
表層部の毛細血管の血流は抑制される。そして、
一定時間経過後にばんそうこうを皮膚から剥離し
た時、突脈で囲まれていた部分における皮膚表層
部の血流は、抑制された状態から急激に促進され
るため、当該部分においては一種の浄血が行なわ
れることになる。また、血流が抑制された部分の
周囲の末梢神経系は、突脈と前述の他の突起によ
つて刺激される。
したがつて、基板が並ぶようにばんそうこうを
並べて貼つた場合、隣接する基板の環状の突脈相
互の間は突起によつて刺激され、連続した末梢神
経系に対して刺激部がより連続した状態になる。
「実施例」 第1図〜第3図は本考案に係るばんそうこうの
一実施例を示す。
1は合成樹脂やアルミニウム合金等で成形され
た円形な薄肉の基板で、この基板1の表面には、
連続する稜部21が水平になる状態に、すなわ
ち、基板裏面からの高さHが各部で均一になる状
態に、無端状に連続する突脈2が一体に形成さ
れ、この突脈2の外周位置には、略等角度間隔で
かつ放射状に突起2aが形成されている。
この突起2aの基板1の裏面からの高さhは、
突脈2の高さHと同じか又はそれよりも低く形成
されているとともに、各突起2aは第3図のよう
に側面から見て大きな円弧の山形状をなすように
形成されている。
前記の突脈2で囲まれた部分の基板1の肉厚T
は、突脈2の外周における基板1の肉厚tより大
きく設定し、突脈2で囲まれている部分において
皮膚ができるだけ傷つかないように配慮されてい
る。
この実施例において、突脈2の稜部21は断面
小円弧状に形成され、突脈2の両側面は基部から
稜部21へ行くほど徐々に幅狭くなるように急傾
斜に形成されている。突起2aについてもほぼ同
様である。
そして、基板1の平滑な裏面には、一面が粘着
剤(図示しない)を塗布した粘着面をなす粘着シ
ート3が粘着されている。
基板1が円形である場合、基板1の直径はほぼ
15mm以内が適当であり、この大きさはばんそうこ
うを貼付する身体の位置によつて前記範囲内で適
宜設定する。また、突脈2が一個の円環状である
場合の大きさは、内径が2〜10mm程度であるのが
適当であり、この大きさも貼付する身体の位置に
より前記範囲内で適宜設定する。
基板1の肉厚、突脈2の基部の幅、稜部21の
弧状の径、突脈2の基板裏面からの高さH等の寸
法は、貼付する身体の位置により適宜設定する。
基板1や突脈2は、適度に着磁したものでも実
施することができる。
このばんそうこうは、基板1に対応する部分に
孔を開けた図示しない剥離紙に貼り付けておき、
使用する時に剥離紙から剥がして使用する。
皮膚に貼付する際は、皮膚を指やこれに代る適
当な器具で押して痛みを感ずる部分に指で押しつ
けて貼つて使用する。末梢神経系は連続した伝達
系であるので、押して痛みを感ずる部分は面や筋
状に連続するのが普通であり、このような場合
は、その面や筋状に沿い基板1が皮膚表面で密に
並ぶように貼付する。
第4図のように皮膚4に貼つた場合、粘着シー
ト3により突脈2が皮膚4に押しつけられて食い
込んだ状態を維持し、この突脈2によつて当該部
分の末梢神経系が刺激される。突脈2は環状に連
続しかつ連続する稜部21が水平であるので、突
脈2で囲まれた部分41における皮膚表面の血流
は、皮膚4に食い込んだ状態の突脈2によつて阻
止ないし抑制され、一定時間経過後に粘着シート
3を皮膚4から剥がすと、前記部分41の血流は
急激に促進されるので、この部分で一種の浄血が
行なわれることになる。
また、突脈2で囲まれていない外周部分の末梢
神経系は、前記突脈2と同じ高さか又はそれより
低い突起2aで適度に刺激される。
前述のように、ほとんどの場合このばんそうこ
うは基板1が皮膚表面で密に並ぶ状態に貼られる
のであるが、このように並べて貼つた状態では、
突脈2で血流の抑制された部分が点在し、隣接す
る基板1の突脈2相互の間で連続する毛細血管系
では血流が促進され、この部分は突起2aによつ
て刺激される状態になるり、全体としてより連続
系に近い刺激となる。
このようにして、突脈2と突起2aとの相関的
な刺激作用により、末梢神経系に対してより一層
効果的な刺激が加えられる。
突起2aは、前述のように突脈2を中心として
放射状になるように形成する必要はなく、第5図
又は第6図のように形成することができるし、あ
るいは突脈2の外周位置に点在する状態であつて
も差支えない。
第1図ないし第3図の例における突起2aを山
形に形成したのは、皮膚に対して部分的に強弱の
刺激を与えるためであり、必ずしも山形でなく、
環状の突脈2と同様に稜部を水平にしてもよい。
第7図及び第8図は、本考案に係る皮膚刺激用
ばんそうこうのさらに他の実施例を示すもので、
円形の基板1は全体がフエライトその他の磁性材
料で成形され、その中心部には前記各実施例と同
様に連続する稜部21が水平な平面円環状の突脈
2を形成し、この突脈2の周囲に連続して略等角
度間隔でかつ放射状に側面山形状の突起2aを形
成するとともに、基板1の外周縁には、前記の各
突起2aと連続する状態にやや太く盛り上つた環
状の突脈2bを形成している。
前記のように基板1全体を成形して焼成した
後、磁界に通して500〜1500ガウス程度の磁気を
帯びた状態に着磁し、その後基板1の裏面に粘着
シート3を粘着する。
外周における盛り上つた状態の環状の突脈2b
は、これによる皮膚への刺激の増加と基板1の補
強を兼ねるもので、この突脈2bも突起2aと同
様に、基板1の裏面からの高さが突脈2のそれと
同じか又は突脈2の高さより低くなるように設定
され、突脈2による浄血作用を阻害しないように
なつている。
第7図及び第8図の実施例のばんそうこうにお
いて、基板1は各突脈2,2b及び突起2aを含
めて着磁されており、突脈2の押圧による浄血作
用や、突脈2,2b及び突起2aの押圧による刺
激作用のほか、磁気による刺激作用がある。この
例のばんそうこうの使用要領や他の構成は第1図
〜第3図の例のものと同様であるので、それらの
説明は省略する。
前記各実施例において、突脈2は環状であれば
よいので、その平面形状は前記のような円形のも
のに限らない。
また、基板1の材料にはゲルマニウムを使用し
たり、一定の波長の電磁波を効率的に吸収輻射す
る性質を有する微粒物質を添加した合成樹脂等で
成形し、より一層治療効果を高めるように構成す
ることができる。
「考案の効果」 本考案に係る皮膚刺激用ばんそうこうは、連続
する稜部が水平で環状に連続した突脈と、その周
囲の突起との相乗作用により、毛細血管系の血流
の促進とより一層の刺激効果を末梢神経系に与え
ることができる。
また皮膚に基板が密に並ぶようにばんそうこう
を貼つた場合、連続する末梢神経系に対し全体と
して連続系に近い刺激が与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る皮膚刺激用ばんそうこう
の一例を示す平面図、第2図は第1図の矢印B−
Bに沿う拡大断面図、第3図は第1図の矢印C−
Cに沿う拡大断面図、第4図はばんそうこうを皮
膚に貼つた状態の拡大断面図、第5図及び第6図
は突起の変形例を示す平面図、第7図は実施例の
ばんそうこうを示す平面図、第8図は第7図の矢
印D−Dに沿う拡大断面図である。 主要図中符号の説明、1は基板、2は環状に連
続する突脈、21は突脈の稜部、2aは突起、3
は粘着シート、Hは突脈2の基板裏面からの高
さ、hは突起2aの基板裏面からの高さを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基板の表面には、環状に連続しかつ連続する
    稜部が水平な突脈と、この環状の突脈の外周位
    置に基板裏面からの高さが当該環状の突脈と同
    じか当該環状の突脈より低い他の突起を形成
    し、前記基板の裏面は、一面が粘着面をなす粘
    着シートに粘着されていることを特徴とする皮
    膚刺激用ばんそうこう。 (2) 各突脈の側面が基部から稜部に行くほど徐々
    に幅狭くなる状態の急傾斜に形成され、突脈の
    稜部が断面円弧状に形成されている、実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の皮膚刺激用ばん
    そうこう。 (3) 基板が合成樹脂又は金属で成形されている、
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の皮膚刺
    激用ばんそうこう。 (4) 基板が着磁された磁性材料である、実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の皮膚刺激用ばん
    そうこう。
JP1987013030U 1986-07-11 1987-01-31 Expired JPH0344201Y2 (ja)

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JP1987013030U JPH0344201Y2 (ja) 1986-07-11 1987-01-31

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JP10665886 1986-07-11
JP1987013030U JPH0344201Y2 (ja) 1986-07-11 1987-01-31

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JPS63100039U JPS63100039U (ja) 1988-06-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6157943B2 (ja) * 1980-03-22 1986-12-09 Mitsubishi Motors Corp

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171146U (ja) * 1982-05-13 1983-11-15 波多江 国雄 磁石体の周りに剛毛を有する「し」戟素子
JPS6348280Y2 (ja) * 1984-09-21 1988-12-13

Patent Citations (1)

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JPS6157943B2 (ja) * 1980-03-22 1986-12-09 Mitsubishi Motors Corp

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JPS63100039U (ja) 1988-06-29

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