JPH0343950Y2 - - Google Patents

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JPH0343950Y2
JPH0343950Y2 JP1985050704U JP5070485U JPH0343950Y2 JP H0343950 Y2 JPH0343950 Y2 JP H0343950Y2 JP 1985050704 U JP1985050704 U JP 1985050704U JP 5070485 U JP5070485 U JP 5070485U JP H0343950 Y2 JPH0343950 Y2 JP H0343950Y2
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  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈を刈取結束して放出した束を数束
収集した状態で圃場に放出するバインダにおける
束収集放出装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、刈取結束して放出された束を数束集めた
状態で圃場に放出すべく結束装置の外側に、株受
体と束の穂側を支承する受体とからなる束収集放
出装置を設けたバインダは実開昭56−107227号公
報等により既に知られている。
また、穂側を支承する受体を一部が上下で重合
する板体で構成し、上方の板体を稈長に応じて上
下移動調節するようにしたバインダは実公昭58−
30421号公報により既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のバインダ中、前者の株受体は、機体
に固定されていたので、該株受体と穂側を支承す
る受体との関係位置が一定になり、長稈では穂部
が受体の上部に引掛かつて圃場への束放出を確実
に行なうことができず、また、短稈では、穂先が
受体から外れることがあり確実な収集ができなか
つた。
後者の受体は、長稈に対応させたとき、その面
積が大きく拡大されるので、放出作動時及び復帰
作動時に抵抗が大になつて作動が遅くなり、その
上、一般に、バインダは、作業中圃場の凹凸によ
り左右にローリングするが、その際、株元支持位
置が一定であるので、重心位置が高くなり、重い
穀稈の束を多数収集した時、不安定になつて走行
操縦が著しく困難になり、その上、穂部の位置が
高くなつて圃場に放出する時、束の纏まりが悪く
なると共に、大きな落下衝撃により脱粒する等の
問題点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、梳起装置の下方に設けた刈刃の後部
に横送案内部を設け、該横送案内部の終端に結束
装置を配設し、該結束装置の外側に束収集放出装
置を付設し、結束装置から放出された束を後傾姿
勢で収集するようにしたバインダにおいて、前記
束収集放出装置を株元部を載置する舟状の株受体
と穂側を支承する受体とで構成し、前記株受体を
長稈結束時には前方へ移動して止着することがで
きるように前後調節可能に装着することにより前
述の諸問題を解決した。
(ホ) 作用 梳起装置で梳起されて刈刃により刈取られた穀
稈はその後部の横送案内部により刈刃の側部に設
けた結束装置に送られ、結束装置で結束された束
は側方の束収集放出装置に放出され、放出された
藁束の株元部は株受体上に載り、穂側は受体に後
傾姿勢で支承される。
そして、短稈の束を収集放出する時、株受体を
後方へ移動してセツトすると、該株受体と穂側を
支承する受体との間隔が小になつて穂側が受体か
ら外れることがない。
また、長稈の束を収集放出する時、株受体を前
方へ移動してセツトすると該株受体と受体との間
隔が大になつて穂部が受体の枠体に引掛かること
がなく、しかも、収集された長稈の束を圃場に放
出する時、穂側を支承する受体の上下幅が上方へ
拡大されることがないので、放出作動及び復帰作
動を円滑に行うことができると共に穂部の離れが
良くなる。
更に、長稈に対して、株受体を前方へ移動調節
してセツトすると、穂部の高さ、及び収集状態で
の重心の高さを低くすることができる。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は車輪2,2を軸支し、後部にハンドル3とエ
ンジン4を装着した機体であつて、前部には梳起
装置5とその下部に刈刃6を装着してあり、該刈
刃6の後部には刈取穀稈を側方へ案内する横送案
内板7を設け、刈刃6の側部には、パツカー8、
ニードル9、ドア10、集稈部11、結節部12
及び放出アーム13等からなる結束装置14を取
付けてある。
そして、前記集稈部11の外側下部のやや前寄
りには舟状の株受体15を配設し、該株受体15
は第8図に示すように結束装置14の伝動ケース
の側面から突出した前後一対の軸受金14a,1
4aに支軸15aを介して上下傾動並びに前後摺
動可能に枢支されており、該支軸15aは株受体
15と一体であつて前後両端部にそれぞれ複数の
小孔15b……を有し、スプリングピン15c,
15cを適宜の小孔15b……に挿入して前後位
置を設定することができ、前記横送案内板7の外
側には斜め外側下方に向けて開口したコ字状の枠
体16を設け、該枠体16の上部はその長さ方向
から見て第4図に示す如く、横送案内板7の外側
後部から斜め外側前部に亘つており、その後部は
機体1から突出したステー17aと結束装置14
の後部から立上がつたステー17bとに螺着し、
前部は梳起装置5から横方向に突出させ連結板
(又はパイプを該連結板の外形と同じ形状に折曲
した枠体)17cに螺着することにより上方から
みて斜めに架設されており、上記連結板17cと
前記株受体15は弾性板17dで結合してある。
また、前記枠体16後方の垂下部には後部受体
18の基部に固定したパイプ18aを回転自在に
嵌挿し、前方の垂下部の上下に突設した受金2
3,23は前記後部受体18より上下幅の広い側
部受体20の基部と一体な軸20aを回動自在に
支持しており、前記パイプ18aの上部に固定し
た突片21aの上方へ突出した部分と軸20aの
上部下面の突片21bとを連杆22で連動連結
し、板面が前後方向となつている前記側部受体2
0の後部を機体側へ向けて弯曲させ、後部受体1
8の後部の後方へ向かう弯曲部の前面には第3図
に示す如く側部受体20の弯曲部を上部より下部
が広くなるようにして重合させてあり、前記側部
受体20は束収集部の側面を区画する部材を兼ね
ている。
更に、前記機体寄りの突片21aの下方へ突出
した部分は、第5図に示す如く車軸に装着されて
いる動力取出装置25の出力部にワイヤー25a
で接続し、前記結束装置14と反対側に設けた束
計数機24の出力部と前記動力取出装置25のク
ラツチはワイヤー25bにて連結してあり、前記
束計数機24は、第6図に示す如く筺体26の回
転軸27に固定された歯数が10個のラチエツトホ
イル28及び二箇所の大径部が180度変位したカ
ム29と、上記回転軸27に基部が回動自在に枢
支されたアーム30に枢支してラチエツト爪31
と、バネストツパー32とで構成されており、前
記アーム30に一端を連結したワイヤー33の他
端は感知レバー34と一体な腕35に連結してあ
り、該感知レバー34は結節軸36と一体回動す
る回動カム36aに戻しスプリング37で圧接さ
れていて結節軸36が前記ドア10の感知作動に
基ずいて一回転する度毎に実線で示す位置と鎖線
で示す位置との間を往復揺動し、それにともなつ
てワイヤー33がアーム30を引張るので、ラチ
エツト爪31がラチエツトホイル28を1ピツチ
だけ回動させ、結束装置14が5束だけ結束放出
すると、カム29は前記ワイヤー25bが連結さ
れているレバー38を押上げることとなり、該ワ
イヤー25bは動力取出装置25のカムを入作動
させるのでワイヤー25aが突片21aの下部を
引張り、後部受体18は後方へ回動し、それに連
杆22を介して連動する側部受体20が外側方へ
回動する。
前述のバインダにおいて、梳起装置5が梳起し
た穀稈を刈刃6が刈取り、刈取穀稈は横送案内板
7により結束装置14に向けて案内移動され、そ
れをパツカー8が集稈部11に掻込み、集稈量が
所定量になるとドア10が感知作動し、これによ
り従来のものと同様一回転クラツチが入つて結束
され、放出アーム13は束を外側方へ放出する。
放出された束は元払杆に株元部を払われ、株元
部は株受体15に受止められ、中途部乃至穂側は
前記側部受体20により受け止められてから後部
受体18にも受止められて第2図に示す如く後傾
姿勢で支持され、後続の束も順次収集される。
そして、前記結束装置14に連動する束計数機
24が所定数の束(この実施例では5束)を計測
すると、前述のようにワイヤー25aが突片21
aの下部を引張るので、後部受体18と側部受体
20が開放作動する。
その際、収集された束は後部受体18が結束装
置14の後部を中心として後方へ開き、側部受体
20は外側前部を中心として外側方へ開き、束は
前記斜めに設定された広い開閉支点間から斜め外
側後方へ向けて無理なく放出され、かつ後部受体
18と側部受体20の重合幅が下部より上部が狭
くなつているので、斜め後方へ向かう起立姿勢に
なつていた複数の束が穂側から順次放出されるこ
ととなり、乱れのない良く揃つた状態で圃場に放
出される。
また、短稈を刈取結束した場合、放出される束
は株元部を基払杆で払われ、穂部側が先行しがち
であるが、側部受体20は後部受体18より大き
く垂下しているので、穂側を側部受体20が確実
に受止め、株元部は後続の束により押出されて略
纏まつた状態に収集される。
而して、刈取結束する穀稈が短稈である場合、
スプリングピン15c,15cを抜き取り、株受
体15を支軸15aと共に前方へ移動し、前記ス
プリングピン15c,15cを軸受金14a,1
4aの前部と後部の小孔15b,15bに挿入す
ると、株受体15が後部受体18及び側部受体2
0に接近するので、穂部が該後部受体18及び側
部受体20から外れることがなく、また、束が長
稈である場合、前記株受体15を前方へ移動して
セツトすると、該株受体15と前記後部受体18
及び側部受体20との間隔が大となり、穂部が受
体18,20の枠体16に引掛かつて束放出時に
束の姿勢が乱れたり、脱粒することがない。
第9〜10図は他の実施例を示すものであつ
て、前記連結板17cの後面の中間部に、トグル
スプリング40が付設されたガイド杆41を横回
動可能に枢着し、側部受体20の基部に復帰板4
2を前記ガイド杆41の枢支部近傍に向けて突設
したものであつて、結束装置14から束が穂先先
行で放出された時、該束の穂先部が前記ガイド杆
41に当つて受止められることにより第10図に
示す如く前後方向からみて略垂直な姿勢になるの
で、束収集開始時に束が横倒し状になることがな
い。
そして、所定数の束が収集されると、前述の実
施例と同様にして後部受板18及び側部受板20
が開いて収集された束が一挙に放出され、その
時、復帰板42が側部受板20と一体的に回動し
てガイド杆41を押出し、トグルスプリング40
は支点越えし、該ガイド杆41はその基部のスト
ツパー43がブラケツト44に当接するので実線
で示す受姿勢に復帰する。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように梳起装置5,5の下方に
設けた刈刃6の後部に横送案内部を設け、該横送
案内部の終端に結束装置14を配設し、該結束装
置14の外側に束収集放出装置を付設し、結束装
置から放出された束を後傾姿勢で収集するように
したバインダにおいて、前記束収集装置を株元部
を載置する舟状の株受体15と穂側を支承する受
体とで構成し、前記株受体15を長稈結束時には
前方へ移動して止着することができるように前後
調節可能に装着したので、短稈の束を収集する
時、株受体15を受体18,20に接近させる
と、穂部を受体18,20により確実に受けとめ
ることができ、束がばらばらになつて圃場に放出
されることがない。
また、長稈を刈取結束する場合、株受体15を
前方へ移動して装着すると、穂側を支承する受体
を上方へ延長しなくとも、穂側の適正位置を受け
止めることができ、それにより多数束収集した
時、その重量が標準稈長のものより大になるにも
拘らず、重心位置が相対的に低くなり、安定した
走行操縦を行うことができる。
更に、収集した束を圃場に放出する時、それが
長稈であつても、従来のもののように落差が異常
に大になることがなく、整然と良く揃つた状態に
放出することができると共に、落下衝撃を小さく
して脱粒を防止することができ、その上、穂側の
受体の受面が広くなることがないので、作動抵抗
が大きくなることがなく軽快に放出作動及び復帰
作動させることができ、かつ、受面が上下に長く
なることがないので、穂部の離れが良くなり、束
が良く揃つた状態で放出することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は束収集放出装置を装着したバインダの斜
視図、第2図は同上前部の側面図、第3図は第2
図のA矢視図、第4図要部の断面図、第5図は平
面図、第6図は束計数機の展開平面図、第7図は
束放出制御部の側面図、第8図は要部の斜視図、
第9図は他の実施例における要部の平面図、第1
0図は同上正面図である。 14……結束装置、15……株受体、15a…
…支軸、15b……小孔、15c……スプリング
ピン、16……枠体、18……後部受体、20…
…側部受体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梳起装置5,5の下方に設けた刈刃6の後部に
    横送案内部を設け、該横送案内部の終端に結束装
    置14を配設し、該結束装置14の外側に束収集
    放出装置を付設し、結束装置から放出された束を
    後傾姿勢で収集するようにしたバインダにおい
    て、前記束収集装置を株元部を載置する舟状の株
    受体15と穂側を支承する受体とで構成し、前記
    株受体15を長稈結束時には前方へ移動して止着
    することができるように前後調節可能に装着した
    ことを特徴とするバインダの束収集放出装置。
JP1985050704U 1985-04-04 1985-04-04 Expired JPH0343950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985050704U JPH0343950Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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JP1985050704U JPH0343950Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS61167728U JPS61167728U (ja) 1986-10-17
JPH0343950Y2 true JPH0343950Y2 (ja) 1991-09-13

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ID=30569087

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JP1985050704U Expired JPH0343950Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830421U (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 ユニ・チヤ−ム株式会社 体液吸収物品

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830421U (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 ユニ・チヤ−ム株式会社 体液吸収物品

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JPS61167728U (ja) 1986-10-17

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