JPH0343939Y2 - - Google Patents

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JPH0343939Y2
JPH0343939Y2 JP1986131930U JP13193086U JPH0343939Y2 JP H0343939 Y2 JPH0343939 Y2 JP H0343939Y2 JP 1986131930 U JP1986131930 U JP 1986131930U JP 13193086 U JP13193086 U JP 13193086U JP H0343939 Y2 JPH0343939 Y2 JP H0343939Y2
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tube
gear housing
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tip
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンなどの動力源からの出力
を操作管の内部に通挿した伝動軸を介して操作管
の先端部に伝達し、操作管の先端部に支持された
回転刃を回転させて刈払作業を行なう携帯式動力
刈払機の改良に関する。
【従来の技術】
たとえばエンジン一体型の動力刈払機は、円管
状操作管と、この操作管の基端に一体連結された
エンジンと、操作管の先端に支持された回転刃を
有する。操作管の基端は、エンジンのクラツチハ
ウジングの前方突出管内に通挿固定されることに
よりエンジンに連結され、操作管の先端は、斜め
下向きの回転刃支持軸を装備するギヤハウジング
の連結孔内に通挿固定されるのが普通である。操
作管内には、エンジンの出力軸の回転をギヤハウ
ジングないし回転刃支持軸に伝達するための伝動
軸が通挿されている。作業者は、このような刈払
機を、たとえばその重心付近を肩吊りバンドなど
で吊持するとともに、操作管上に設けられた、ま
たは操作管に取付けられた操作グリツプを握持
し、操作管を左右に振回しながら刈払作業を行な
う。
【考案が解決しようとする問題点】
このような刈払機を用いての刈払作業は、たと
えば、田畑の畦の雑草や、山林の下草などを刈払
う場合に行なわれ、いずれにしてもその作業範囲
はかなり広く、長時間の連続作業が要求される。
また、農村部ではかなり高齢化が進み、ただでさ
え長時間の作業に耐えうる人材が少なくなりつつ
ある。 それ故にこの種の刈払機に一層の軽量化が要求
されるが、これを達成するために刈払機の各部の
強度が低下したり、価格が高騰するようなことが
あつてはならない。 この考案は、上記の事情のもとで考え出された
もので、機体の強度を高度に維持し、かつ、それ
ほど価格高騰を招くことなく、その重量を大幅に
低減した携帯式動力刈払機を提供することをその
課題とする。
【課題を達成するための手段】 上記の課題を達成するために、この考案では、
次の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案の携帯式動力刈払機は、 操作管の基端部に動力源が実質的に連結され、
回転作業体を支持するギヤハウジングが上記操作
管の先端部に連結されて構成される携帯式動力刈
払機であつて、 上記操作管は、繊維強化樹脂パイプで形成さ
れ、 上記操作管の先端部と上記ギヤハウジングとの
連結部は、ギヤハウジングの基端に締付手段によ
つて縮径可能な連結管部を形成するとともに、こ
の連結管部に操作管の先端部を、その外周面と内
周面の双方に補助管を密嵌しながら挿入し、かつ
連結管部を縮径して構成されていることを特徴と
する。
【作用および効果】
操作管として使用される繊維強化樹脂パイプ
は、炭素繊維強化樹脂、あるいは強化繊維として
炭素繊維とガラス繊維とを混合したものを使用し
た強化樹脂などを使用される。たとえば、炭素繊
維強化樹脂は、レーヨン等の有機繊維を1800℃ま
での温度で熱分解して得た炭素繊維、あるいは、
これをさらに2500℃以上に加熱して得られる黒鉛
繊維を適当な長さに切断して約20ないし40重量%
の割合でエポキシ樹脂、PBT,ABS樹脂等の熱
硬化性樹脂中に混練し、これを硬化成形したり、
炭素繊維で編んだクロス材を上記と同様の樹脂中
に積層配合したりして作られる。また、同様の製
法過程で、強化繊維中にガラス繊維を混合させる
こともある。 こうして得られた繊維強化樹脂パイプは、同等
の剛性を有するたとえばアルミパイプに比して、
重量が1/2ないし1/3となり、刈払機の重量軽減に
大きく寄与することは明らかである。 ところで、このような繊維強化樹脂は、全体と
して同等な重量の金属材料に比してとくに引張り
強度あるいは弾性率などの機械的性質が顕著に向
上するのであるが、このような樹脂に含まれる強
化繊維自体は比較的せん断力や衝撃力に対して脆
弱であるため、表面にきずがついてその部の繊維
が破損すると、衝撃によつてその破損が広がると
いう問題がある。 この種の刈払機においてその操作管とエンジ
ン、あるいは操作管とギヤハウジングは、その分
解容易性を担保するため、エンジン側およびギヤ
ハウジング側に、締付手段によつて縮径可能な連
結管部を設け、これに操作管を挿入して連結管部
を締付縮径させるという連結手法を採用してい
る。 このような連結手法を操作管として繊維強化樹
脂パイプを使用した場合にそのまま適用すると、
連結管内に挿入されて圧迫される部分の強化繊維
に常時せん断力が作用する。そしてこの状態にお
いてギヤハウジングないし操作管が、回転作業体
が対象物に衝突する際の反動などによつて繰り返
し衝撃を受けると、とくに操作管におけるギヤハ
ウジングに対する連結部が短時間のうちに破損す
るという危険がある。 本考案では、上記の操作管のとくにその先端と
ギヤハウジングとの連結部を、操作管の先端部の
外周面と内周面の双方に補助管を蜜嵌しながらギ
ヤハウジングに設けられた縮径可能な連結管部に
挿入するようにしている。 したがつて、連結管部を縮径させたとしても、
その圧迫力が補助管を介して操作管の広い範囲に
受け止められるため、操作管が単位面積当たりに
受ける連結管部からの圧迫力が低減される。その
ため、操作管におけるギヤハウジングに対する連
結部における強化繊維に常時作用するせん断力が
軽減され、結果的に、操作管とギヤハウジングと
の連結部の強度が高まる。そして本考案ではさら
に、単に操作管の先端部に補助管を密嵌させるの
ではなく、操作管の内周面と外周面の双方にそれ
ぞれ補助管を密嵌させつつ、これらを縮径可能な
連結管部に挿入するようにしているから、連結管
部の縮径力をきわめて大きくしたとしても、この
縮径力が、効果的に操作管の先端部の内外周を挟
圧保持する力として働くため、これによつても、
操作管とギヤハウジングとの連結部の強度が格段
に高められるのである。 さらに、操作管の重量が飛躍的に軽減されるこ
とから、従来、刈払機全体の重量軽減のために短
くせざるをえなかつた操作管長さを延長すること
が可能となり、そうすれば、刈払作業範囲が拡張
されて、作業効率が高まる。
【実施例の説明】
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的
に説明する。 第1図は、本考案が適用される携帯式動力刈払
機1の全体斜視図である。 操作管2の基端部にはエンジン3が連結され、
先端部には回転作業体としての回転刃4を支持す
るギヤハウジング5が連結されている。そしてこ
の操作管2の中間部には、作業者が両手で握持し
て操作管2を左右に振回操作するためのグリツプ
6を両端部に備える略U字状をしたハンドル杆7
がクランパ8を介して取付けられている。本考案
において上記操作管2は、とくに繊維強化樹脂パ
イプで構成する。この繊維強化樹脂パイプの作製
要領はすでに述べたのでここでの説明は省略す
る。 上記の操作管2とエンジン3との連結部の詳細
を第2図に示す。 エンジン3の前面部には、遠心クラツチ機構の
クラツチドラム9の軸部9aベアリング10を介
して回転可能に内装支持するクラツチハウジング
11が固定される。このクラツチハウジング11
には、筒状の連結管部12が前方一体延出形成さ
れている。そしてこの連結管部12には、その前
端部から軸方向にスリツト13が形成され、この
スリツト13を挟む部分に突出形成した耳部14
同士をボルト・ナツトからなる締付手段15によ
つて近接させて、この連結管部12の内径を強制
縮径しうるようになつている。 そうして、上記連結管部12に挿入される操作
管2の先端部の内周と外周の双方に、補助管16
a,16bを蜜嵌させている。これらの補助管1
6a,16bは、金属であると樹脂であるとを問
わない。ただし、外側の補助管16aの自然状態
での外径および内径は、それぞれ、上記連結管部
12の自然状態での内径やよび操作管2の自然状
態での外径に、それぞれ対応させられる。また、
内側の補助管16bの外径は、操作管2の自然状
態での内径に態様させられる。また、両補助管1
6a,16bは、ほぼその軸方向中央部が連結管
部12の端部の位置と対応するように、嵌合させ
られる。 このように内外の補助管16a,16bが蜜嵌
された操作管2は、上記連結管部12から挿入さ
れた後、上記締付手段15を締付けることによ
り、クラツチハウジング11に連結固定される。 なお、上記クラツチハウジング11に支持され
るクラツチドラム9の軸9aには、インナパイプ
17を通された伝動軸18の基端が挿入連結され
る。 次に、本考案の要部である操作管2とギヤハウ
ジング5との連結部の詳細を第3図に示す。 ギヤハウジング5は、その内部で動力伝達方向
を操作管2に対して斜め前下方に変更するための
もので、操作管2内の上記伝動軸18と同一軸線
上に支持した第一軸19と、この第一軸19に対
して所定角度をもつように支持た第二軸20を、
これらに取付けられた傘歯車(図示略)を噛合さ
せて連繋させている。 このギヤハウジング5の基端にも、上記クラツ
チハウジング11の場合と同様、筒状の連結管部
21が前方一体延出形成されている。そしてこの
連結管部21には、その後端部から軸方向にスリ
ツト22が形成され、このスリツト22を挟む部
分に突出形成した耳部23同士をボルト・ナツト
からなる締付手段24によつて近接させて、この
連結管部21の内径を強制縮径しうるようになつ
ている。 そして、この連結管部21には、クラツチハウ
ジング11に対する連結部の構造と同様に、外周
および内周にそれぞれ補助管25a,25bが蜜
嵌された操作管2の前端部が挿入される。そし
て、締付手段24によつて連結管部21の内径を
強制縮径させることにより、操作管2の先端部と
ギヤハウジング5とが連結固定される。かりに、
両補助管25a,25bが存在しないとした場
合、締付手段24を締付て連結管部21を縮径さ
せると、その端部21aが操作管2の外面に局部
的に食い込み、操作管2の外面をきずつけたり、
その内部の強化繊維にせん断力を与えることとな
るが、本考案によれば、連結管部21の端部が縮
径することにより圧迫力がほぼ補助管25a,2
5bの全長にわたつて分散させられるため、補助
管25a,25bが存在しない場合に上記のよう
な問題は解決されるのである。そして本考案にお
いては、操作管の先端部における内周面と外周面
の双方に補助管25a,25bが密嵌された状態
で、この操作管2の先端部が連結管部21に挿入
保持されているから、上記連結管部21に対して
与え得る締付力がきわめて強大なものとなり、こ
れによつても、連結管部21に対する操作管2の
連結強度が飛躍的に向上するのである。また、操
作管2内の伝動軸18の先端部は、上記第一軸1
9に挿入連結される。 以上のように、本考案においては、操作管2を
繊維強化樹脂で構成しているから、操作管2自体
の重量が従来のアルミニウム製の操作管に比して
1/3ないし1/2となり、これが刈払機全体の重量軽
減に大きく寄与する。また、この操作管の先端部
のギヤハウジングに対する連結部は、操作管の先
端部の内周および外周の双方に補助管を蜜嵌させ
てギヤハウジングの連結管部に挿入し、かつこれ
らの連結管部の内径を縮径されることによつてい
るから、連結管部の縮径による圧迫力を分散させ
て操作管の表面の局部的な損傷を予防する。しか
も、操作管の先端部の内周および外周の双方に補
助管を密嵌させた状態でこれを縮径可能な連結管
部の内部に挿入保持させていることから、連結管
部に与えるべき縮径力をきわめて大きなものとし
たとしても、この締付力を、効果的に操作管をそ
の内周と外周において挟圧保持させる力として作
用するため、操作管に対するギヤハウジングの連
結強度がきわめて大きくなるのである。これによ
り、作業中機体に衝撃力が繰り返し作用しても、
操作管がそのギヤハウジングに対する連結部から
破損することを有効に予防できる。しかも、操作
管とギヤハウジングの連結部分は、締付手段を緩
めるだけで、簡単に分解することができ、メイン
テナンスも可能である。 もちろん、この考案の範囲は上述した実施例に
限定されることはない。実施例は、操作管の基端
とエンジンのクラツチハウジングとの連結部に
も、本考案の要部である操作管の先端部とギヤハ
ウジングとの連結部と同様の連結構造を採用して
いるが、操作管の基部とエンジンとの連結部に本
考案の連結構造を採用するかは選択事項である。
なお、携帯式動力刈払機には、操作管の基端を、
フレキシブル管およびこれに通挿されたフレキシ
ブル伝動軸を介して背負枠に搭載されたエンジン
に連結して構成される、いわゆる背負式の動力刈
払機もあるが、この場合における操作管の先端部
とギヤハウジングとの連結部にも本考案を適用で
きることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される携帯式動力刈払機
の一例の全体斜視図、第2図は操作管とエンジン
との連結部の詳細断面図、第3図は操作管とギヤ
ハウジングとの連結部の詳細断面図である。 1……携帯式動力刈払機、2……操作管、3…
…エンジン、4……回転作業体(回転刃)、5…
…ギヤハウジング、21……(ギヤハウジング
の)連結管部、24……締付手段、25a,25
b……補助管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作管の基端部に動力源が実質的に連結され、
    回転作業体を支持するギヤハウジングが上記操作
    管の先端部に連結されて構成される携帯式動力刈
    払機であつて、 上記操作管は、繊維強化樹脂パイプで形成さ
    れ、 上記操作管の先端部と上記ギヤハウジングとの
    連結部は、ギヤハウジングの基端に締付手段によ
    つて縮径可能な連結管部を形成するとともに、こ
    の連結管部に操作管の先端部を、その外周面と内
    周面の双方に補助管を密嵌しながら挿入し、かつ
    連結管部を縮径して構成されていることを特徴と
    する、携帯式動力刈払機。
JP1986131930U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0343939Y2 (ja)

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JP1986131930U JPH0343939Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JP1986131930U JPH0343939Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JPS6338731U JPS6338731U (ja) 1988-03-12
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130329B2 (ja) * 1979-10-22 1986-07-12 Nippon Denshin Denwa Kk
JPS61170309A (ja) * 1985-01-24 1986-08-01 三菱レイヨン株式会社 刈払い機

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130329U (ja) * 1984-07-30 1986-02-24 新ダイワ工業株式会社 刈払機におけるアウタパイプの補強装置

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JPS6338731U (ja) 1988-03-12

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