JPS5927706Y2 - 刈払機 - Google Patents

刈払機

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Publication number
JPS5927706Y2
JPS5927706Y2 JP2518279U JP2518279U JPS5927706Y2 JP S5927706 Y2 JPS5927706 Y2 JP S5927706Y2 JP 2518279 U JP2518279 U JP 2518279U JP 2518279 U JP2518279 U JP 2518279U JP S5927706 Y2 JPS5927706 Y2 JP S5927706Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
handle
handle rod
engine
vibration
cutting blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP2518279U
Other languages
English (en)
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JPS55128523U (ja
Inventor
和夫 井町
Original Assignee
社団法人林業機械化協会
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Publication date
Application filed by 社団法人林業機械化協会 filed Critical 社団法人林業機械化協会
Priority to JP2518279U priority Critical patent/JPS5927706Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 こり考案は刈払機に関し、さらに詳しくは、刈払いの作
業姿勢に関係なくエンジンを一定の範囲で常に同一姿勢
に保つと共に、作業者の握る・・ンドルに振動の伝播が
少ない刈も機に関する。
一般によく知られている刈払機は、中空パイプ型の柄杆
の一端にディスク状の刈刃や、刈刃の中心部を支持する
駆動軸、減速歯車群などで構成される刈刃部が設けられ
、この刈刃部に動力を供給するエンジンが柄杆の他端に
取付けられており、その出力が柄杆の軸心に沿って設け
られた伝動軸を介して刈刃部の刈刃に供給され、刈刃が
回転駆動される構成になっている。
そして、作業者が刈払い作業を行うに当って、刈払機を
保持するのであって、柄杆をハンドルを介して保持する
場合、人間の背丈や、腕の長さなど寸法上の関係力・ら
・・ンドルの位置を柄杆において、エンジン寄りの部分
になっている。
また、このような構成の刈払機では、使用されたエンジ
ンがダイヤフラム型気化器でなく、数々の特長を有する
フロート型気化器の場合、刈払い作業中にも気化器を7
定の姿勢に、言換ると、エンジンを一定の姿勢に保つこ
とができる構成であることが必要である。
このような刈払機を実際の刈払作業に使用すると、直径
に対して長さ寸法の長い柄杆の両端K、動的荷重となる
刈刃部と、エンジン部があって、エンジンの高速回転に
伴って発生する振動が伝動軸はもとより、柄杆にも伝わ
り、ハンドルを介して柄杆を保持している作業者の腕を
振動させることになる。
この振動は短時間であれば何ら問題は生じないのである
が、毎日、長時間にわたって刈払機を用いた作業を行う
者にとっては健康問題上刃・なり有害である。
刈払機自体その構造上振動し易すい上に、動力源である
エンジンは小型であり、これにより十分な動力を得るた
めにはいきおい高速回転する形式のものが用いられる。
このような刈払機の柄杆ニ訃ける振動の分布状態を調べ
てみると、第1図に示されるように、柄杆端部はエンジ
ンに固定されているの・ら、理論的には振動が「0」で
あウヘエンジン力・ら離れるにしたがい、言換ると、固
定部分力・ら離れるに2れ、柄杆1の変形可能性が増す
ので、振動もし易くなり、振動のピーク点PIを境にし
て再び減少し、次いで、次のピーク点P2をもち、刈刃
部に近ずくにつれて柄杆1は固定状態に近ずくので振動
しに〈〈なっている。
実際には、刈刃2の回転に伴う振動が発生し、これが柄
杆1に伝わるので、端部近くで振動がrOJになること
はないが、作業者に与える影響の大きい振動は・・ンド
ル取付は部分に存在する振動であるので、これに近いエ
ンジン3の振動がバンドルに伝わらないようにすること
が必要である。
ところが、最も標準的な刈払機の柄杆の振動状態を調べ
てみると、前記ピーク21点には・・ンドル取付部4が
位置してかり、バンドル5に対し、最も振動を伝える状
態になっていることが分った。
この振動を完全に消去することは現状の刈払機では不可
能に近く、その振動を若干弱めるのがやっとである。
そこで、この考案は、刈払機の使用時にバンドルに伝播
する振動を減少すると共に、フロート型気化器を搭載し
たエンジンである場合にもエンジンヲ作業姿勢にかの・
わらず一定の姿勢に保つようにしたもので、そのために
、柄杆を二分割して二本の柄杆材を同一軸心上に並べて
連結し、二つの柄杆材を互に同一軸心を中心として回転
可能として、一方の柄杆材にエンジンを、他方の柄杆材
に刈刃部を設す、この柄杆材にバンドルの取付部を設け
た構成としたことを特徴とするものである。
以下、この考案の好ましい一実施例を図面について説明
1゛る。
先ず、第2図以下において符号10は中空状の柄杆で、
二本の柄杆材lL12を同一軸線上に並べて連結した構
成である。
そして、この柄杆10の一端には減速ギヤを収容したギ
ヤケース21、刈刃22などで構成される刈刃部20が
装備され、他端には遠心クラッチなどを備えるエンジン
部30が取付けられ、その出力が前記柄杆10の軸心に
沿って設けた伝動軸31によって前記刈刃部20に供給
□されるようになっている。
さらに、前記柄杆材11,12の連結部分にバンドル部
40を取付ける取付部41が位置し、取付部41を柄杆
11に締着することによりバンドルが柄杆に固定される
横板になっている。
次に、柄杆10とバンドル部40との関係を説明する。
柄杆10は刈刃部側の柄杆材11、エンジン部側の柄杆
材12が互に同一軸線上に配列されており、柄杆材lL
120端面ば若干の間隙gを存して対峙している。
柄杆材11にはバンドル部40を取付けるための円筒状
の取付部41が締着固定されており、この取付部41i
j柄杆材11を挿入する嵌挿部42と、柄杆材12を防
振材を介して挿入する嵌挿部43によって構成され、外
周部にはバンドル杆44の基部44aを締着するねじ塵
45が設けてあり、このねじ座45には取付部の軸心と
直交する方向に前記基部44aの形状と対応した凹溝4
5aがあって、この凹溝45aと対を構成する凹溝46
aをもつ締着板46がポル)46bで締着できる構成に
なっている。
前記嵌挿部42,43(/i、嵌挿部42が柄杆材11
を嵌挿するに足りる内径をもっているのに対し、嵌挿部
43は柄杆材12に被せる防振ゴムや、ブツシュなどの
防振部材47の外径寸法に合せた内径形状になっていて
、前記嵌挿部42より犬きくなっている。
防振部材47は内径空間が柄杆材12に取付けられ、柄
杆材11側の端部の内径が若干太きくなった段部47a
をもち、柄杆材12に嵌着した抜止リング48がこの段
部に係止され、防振部材47の他端部はフランジ状の肉
厚部47bになっている。
この肉厚部47bの端面の段部47cが取付部410段
部41aに衝合し、防振部材47の端面ば取付部41に
嵌込んだ抜止リング41bに係止され、軸方向の動きが
規制されているが、両柄杆lL12は後述する一定の範
囲内で回転できるようになっている。
また、取付部40のエンジン側端部には、柄杆材12の
周囲を締めた略々U型の締着バンド49がその両端部4
9aがポル)49bで互に締着されて、柄杆材12と一
体的になっている。
この両端部49a間に板付部41力・ら突出した回正突
起41cがあって、ボルト49bで締着するとバンドル
44、取付部41が柄杆12を中心として不用意に回転
するのを防ぐストッパを構成している。
図中40aは肩掛バンドを掛ける取付具である。
さらに、柄杆材12の端部12aはエンジン部30を構
成するクラッチ・・ウジング32に固定した円筒型の支
持筒体33中に嵌挿され、支持されている。
即ち、支持筒体33のエンジン側端部は他の部分に比較
して拡径されており、エンジンボディにポル)30aで
固定されている。
そして、拡径された部分め空間は遠心クラッチのシュー
34が接触するクラッチ板34aがあって、このクラッ
チ板34aの中心部が前記伝動軸31に固定されている
支持筒体33の内部空間で、エンジン寄りの部分には、
防振ゴムや、ブツシュなどによる防振部材34が嵌挿さ
れ、段部33aと、抜止リング33bの間に位置決めさ
れている。
この防振部材37の中心部には軸受35を介して前記伝
動軸31の端部が支えられ、この軸受35と並列的に、
前記柄杆材12の端部が防振部材34に嵌挿、固定され
ていて、柄杆材12に液止リング12bが防振部材34
に設けた段部37aに当っている。
また、支持筒体33の刈刃側端部にも、防振ゴムや、ブ
ツシュで形成される防振部材35が嵌挿、固定され、そ
の軸心に沿って柄杆材12が位置している。
前記防振部材35は軸心に沿って二つに分割された部材
、あるいは、一つの部材によって形成され、柄杆材12
に対しても固定されている。
この支持筒体33の端面には、段部33cが形成されて
いて、この段部33cと係合できる段部36aをもつ締
着環36が柄杆材12にポル)36bの締込みで固定さ
れ、柄杆材12はエンジン部30に対しては一体的に固
定された状態になっている。
次にこの考案による刈払機におけるエンジン振動伝播の
状態を説明する。
この考案の刈払機においては、柄杆10を二本の柄杆材
lL12を軸線に沿って並べて構成し、その連結点をバ
ンドル取付部に位置する構成にした刀・ら、第2図に示
すように、エンシンカ・らの伝播振動のピーλPmax
)は、エンジン部とバンドル取付部の中間に現われ、バ
ンドル取付部40の位置(6ピーク(Pmax)に対し
てディップ(Dmin)となり、バンドルに伝わる振動
が最も小さくなる。
振動は柄杆材11にも伝わるのであるが、その部分は、
振動伝播上、振動分布、言換ると、振動の小さい部、い
わゆる振動の「節f」であるので、この部分に取付部を
設けであるの・ら作業者に直接的影響を及ぼしていない
エンジンの高速に伴って柄杆に伝播する振動は柄杆材の
不連続的でディップを生じ、その中間部でピークをもつ
のであるが、柄杆をノ)ンドル取付部で不連続にするに
は、以上の実施例では、間隙gを設けることで目的を達
成しているが、よりその効果を増すには、二つの柄杆材
の径寸法を異ならせることや、材質を互に異にして振動
伝播状態に変化を与え、あるいは、内径寸法、材質両面
にわたって変化を与えることもよい。
以上の説明力・ら明らかなように、この考案の刈払機に
よれば、柄杆を二本の柄杆材を軸心方向に並べて構成し
て、柄杆に不連続点を設け、この不連続点において刈刃
部を有する柄杆材にノ・ンドルを取付け、エンジン部を
固定した柄杆材に対して、バンドルをもつ柄杆材を軸心
を中心に回転できるように構成したから、エンジンから
伝播する振動はバンドルの取付部においてピークとなら
ず、刈払作業におけるノ蔦ンドルの傾きによってもエン
ジンの姿勢を一定に保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の刈払機の側面と振動分布状態を併せ示す
図、第2図はこの考案による刈払機の全体側面と振動分
布の状態を併せ示す図、第3図は第2図m部拡大断面図
、第4図は第2図IV部拡大断面図、第5図は第3図■
−v線に沿う断面図、第6図は第4図における支持筒体
などの部分側面図である。 10・・・・・・柄杆、lL12・・・・・・柄杆材、
20・・・・・・刈刃部、30・・・・・・エンジン部
、31・・・・・・伝動軸、32・・・・・・クラッチ
ノ)ウジング、33・・・・・・支持筒体、34・・・
・・・シュー、35・・・・・・軸受、36・・・・・
締着環、37・・・・・・防振部材、40・・・・・・
ノ・ンドル部、41・・・・・・取付部、42,43・
・・・・・嵌挿部、44・・・・・・ノ・ンドル杆、4
5・・・・・・ねじ座、46・・・・・・締着板、47
・・・・・・防振部材、48・・・・・・抜止リング、
49・・・・・・締着バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空状の柄杆の一端にエンジン部があって、その出力を
    柄杆の軸心に沿って配置した伝動軸を介して、柄杆他端
    の刈刃部に伝え、柄杆中間部にハンドルを備える刈払機
    にかいて、柄杆は二本の柄杆材で構成され、それらが同
    一軸心に沿って連結されていて、その柄杆材の連結点に
    ハンドルの取付部があり、柄杆材は互に同一軸心を中心
    として回転できるようになっていると共に、刈刃部をも
    つ柄杆材に取付部が固定されていることを特徴とする刈
    払機。
JP2518279U 1979-02-28 1979-02-28 刈払機 Expired JPS5927706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518279U JPS5927706Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 刈払機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518279U JPS5927706Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 刈払機

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Publication Number Publication Date
JPS55128523U JPS55128523U (ja) 1980-09-11
JPS5927706Y2 true JPS5927706Y2 (ja) 1984-08-10

Family

ID=28865062

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JP2518279U Expired JPS5927706Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 刈払機

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JPS55128523U (ja) 1980-09-11

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