JPH0343712B2 - - Google Patents

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JPH0343712B2
JPH0343712B2 JP16125482A JP16125482A JPH0343712B2 JP H0343712 B2 JPH0343712 B2 JP H0343712B2 JP 16125482 A JP16125482 A JP 16125482A JP 16125482 A JP16125482 A JP 16125482A JP H0343712 B2 JPH0343712 B2 JP H0343712B2
Authority
JP
Japan
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pickup
circuit
disk
level
pick
Prior art date
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Expired
Application number
JP16125482A
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English (en)
Other versions
JPS5952471A (ja
Inventor
Daiki Nabeshima
Shinichi Nakamura
Yoshitaka Katayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP16125482A priority Critical patent/JPS5952471A/ja
Publication of JPS5952471A publication Critical patent/JPS5952471A/ja
Publication of JPH0343712B2 publication Critical patent/JPH0343712B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/08Track changing or selecting during transducing operation
    • G11B21/081Access to indexed tracks or parts of continuous track
    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、例えばCD(光学式コンパクトデイ
スク)方式のDAD(デジタルオーデイオデイス
ク)用に好適するデイスクレコード再生装置に係
り、特に所望のデータを迅速に選出(頭出し)す
るためのサーチシステムに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時、音響機器の分野では可及的に高忠実度再
生化を図るために、PCM(パルスコードモジユレ
ーシヨン)技術を利用したデジタル記録再生方式
を採用しつつある。つまり、これはデジタルオー
デイオ化と称されているもので、オーデイオ特性
が記録媒体の特性に依存することなく、在来のア
ナログ記録再生方式によるものに比して格段に優
れたものとすることが原理的に確立されているか
らである。
この場合、記録媒体としてデイスク(円盤)を
対象とするものはDADシステムと称されており、
その記録再生方式としても光学式、静電式及び機
械式といつたものが提案されているが、いずれの
方式を採用する場合であつてもそれを具現する再
生装置としてはやはり在来のそれにみられない
種々の高度のコントロール機能や性能等を満足し
得るものであることが要求されている。
すなわち、これはCD方式のものを例にとつて
みると、直径12〔cm〕、厚さ1.2〔mm〕の透明樹脂円
盤にデジタル(PCM)化データに対応したピツ
ト(反射率の異なる凹凸)を形成する金属薄膜を
被着してなるデイスクを、CLV(線速度一定)方
式により約500〜200〔r.p.m〕の可変回転速度で回
転駆動せしめ、それを半導体レーザ及び光電変換
素子を内蔵した光学式ピツクアツプで内周側から
外周側に向けてリニアトラツキング式に再生せし
めるものであるが、該デイスクはトラツクピツチ
が1.6〔μm〕であつて片面でも約1時間のステレ
オ再生をなし得る膨大な情報量がプログラムエリ
ア(半径25〜58〔mm〕)に収録されているととも
に、それらのインデツクスデータ等がリードイン
エリア(半径23〜25〔mm〕)に収録されているとい
つたことからも容易に窺い知れるところである。
しかるに、従来より知られているこの種のデイ
スクレコード再生装置にあつては、特にそのプロ
グラムエリアに収録された複数のデータ(曲)の
中から所望のデータ(曲)を選出(頭出し)する
ためのいわゆるサーチ機能を、正確かつ迅速に行
ない得るものが実現されていないために、緊急に
解決すべき課題であるとされている。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に基づいてなされたもの
で、特にデジタル化されたデータが収録されたデ
イスクを再生するデイスクレコード再生装置にお
いて、簡易な構成で迅速かつ正確なサーチ機能を
奏し得るようにした極めて良好なデイスクレコー
ド再生装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち、この発明は、情報信号をPCM化し
てなるデジタルデータが時間的情報をともなつて
記録されたデイスクから光学的ピツクアツプを介
して前記デジタルデータ及び時間的情報を読み出
してなるデイスクレコード再生装置において、前
記ピツクアツプを移動させるべき目的位置の時間
的情報を設定する設定手段と、この設定手段に設
定された時間的情報と前記ピツクアツプから読み
出された時間的情報とを比較して前記ピツクアツ
プの現在位置と前記目的位置との間の距離が所定
距離以上であるか以内であるかを判別する判別手
段と、この判別手段により前記ピツクアツプの現
在位置と前記目的位置との間の距離が前記所定距
離以上であることが判別された状態で前記設定手
段に設定された時間的情報及び前記ピツクアツプ
から読み出された時間的情報に基づいて各時間的
情報に対応する前記デイスクの半径情報をそれぞ
れ算出する計算手段と、この計算手段で算出され
た各半径情報を減算して前記ピツクアツプの現在
位置と前記目的位置との間の距離データ及び前記
ピツクアツプを前記目的位置方向に移動させる駆
動信号を生成する減算手段と、この減算手段によ
つて前記ピツクアツプが前記デイスクの半径方向
へ移動された距離に対応する移動量検出データを
生成する移動量検出手段と、この移動量検出手段
から出力される移動量検出データが前記減算手段
で算出された距離データに対応した状態で前記ピ
ツクアツプの移動を停止させる停止手段と、前記
判別手段により前記ピツクアツプの現在位置と前
記目的位置との間の距離が前記所定距離以内であ
ることが判別された状態で該距離分前記ピツクア
ツプを移動させるキツクパルスを生成するキツク
パルス発生手段とを具備してなることを特徴とす
るものであり、ピツクアツプを迅速かつ確実に目
的位置まで移動させるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。まず、この発明が適用され
るCD方式のDAD再生装置につき、その概要を説
明する。
すなわち、第1図は正面外観図を示すもので、
図中111がキヤビネツト110の前面に開閉自
在に設けられたカンガルーポケツト式のデイスク
装填部である。そして、このデイスク装填部11
1の左側には、デイスク装填部開閉用のイジエク
ト(EJECT)キー112及び電源断接用のパワ
ー(POWER)キー113が設けられている。
また、デイスク装填部111の右側上段には、
各種の表示をなすための表示部114と、いわゆ
るバツクワード操作用のリバース(REV)キー
115及びフアーストフオワード操作用用のフア
ーストフオワード(FF)キー116ならびにプ
レイ操作用のプレイ(PLAY)キー117とが設
けられている。同じく中段には、ネクストプレイ
(NEXT PLAY)キー118及びリピート
(REPEAT)キー119と、ポーズ(PAUSE)
キー120及びストツプ(STOP)キー121と
が設けられている。同じく下段には、0,1,
2,……,9の数字キー122乃至131と、メ
モリリード(M READ)キー132及びメモ
リ(MEMORY)キー133ならびにクリア
(CLEAR)キー134とが設けられている。
そして、上述の表示部114には、イジエクト
(EJECT)表示器114a、サーチ(SEARCH)
表示器114b、エラー(ERROR)表示器11
4c、リピート(REPEAT)表示器114d、
マニユアル(MANUAL)表示器114e、オ
ートプレイ(AUTO)表示器114f、メモリ
(MEMORY)表示器114g及び8チヤンネル
のメモリインジケータ(MEMORY
INDICATOR)114hと、曲番(MUSIC
No.)表示器114i及び時間(TIME)表示器1
14jとが設けられている。
なお、プレイ(PLAY)キー117及びポーズ
(PAUSE)キー120中にも、それぞれプレイ
(PLAY)表示器114k及びポーズ(PAUSE)
表示器114lが設けられている。
ここで、第2図は第1図に示したCD方式の
DAD再生装置の電気回路系を示すものである。
すなわち、第2図中140はデイスクで、前記デ
イスク装填部111に装着され、それが閉じられ
たとき、デイスクモータ141にその回転力が伝
達されるように連結される。また、上記デイスク
140の信号記録面に対向するようにピツクアツ
プ142が設けられている。このピツクアツプ1
42は、デイスク140の半径方向に移動自在に
支持されているもので、ピツクアツプ送りモータ
143の駆動力により移動されるものである。な
お、上記ピツクアツプ142は、実際にはデイス
クモータ141の取付けられている側(つまりデ
イスク140の第2図中下側)に設けられるもの
であるが、第2図では便宜上デイスク140の上
側に描くことにする。
そして、上記ピツクアツプ142は、図示しな
いがレーザ発光部、ビーススプリツタ、収束レン
ズ及び光電変換素子等を備えているもので、まず
レーザ発光部から照射されるレーザビームがビー
ムスプリツタを介して収束レンズで収束され、デ
イスク140面上に焦点(スポツト)が合わせら
れる。すると、上記レーザビームはデイスク14
0上のピツトの有無によつて変化を受けて反射さ
れ、収束レンズを逆行してビームスプリツタによ
り光電変換素子に導かれる。このため、光電変換
素子は上記ピツトの有無及びその時間的長短に対
応した電気的信号(以下RF信号という)を出力
し、ここにデイスク140に記録されたデジタル
化データが読み出されるものである。
ところで、上記デイスク140のプログラムエ
リア(半径25〜58〔mm〕)には、複数のオーデイオ
データ(以下曲として説明する)とともに、各曲
の曲番(TNO)を示すデータ、同一曲内を複数
に分割してそれぞれの分割領域を示すデータ(以
下インデツクスデータという)、各曲毎の開始か
ら終了までの経過時間(以下相対アドレスとい
う)を示すデータ及び第1番目の曲の演奏閉始か
ら最後の曲の演奏終了までの連続した経過時間
(以下絶対アドレスという)を示すデータ等のア
ドレスデータが記録されている。すなわち、上記
RF信号には、オーデイオデータとアドレスデー
タとが含まれているもので、この場合両データは
平行して読み出されるものである。
また、上記デイスク140のリードインエリア
(半径23〜25〔mm〕には、プログラムエリアに記録
された複数の曲の曲番(TNO)、各曲の相対アド
レス及び各曲の演奏開始時点(頭)の絶対アドレ
ス等を示すデータ(テーブルオブコンテンツ
(TOC)データ)が記録されている。
ここにおいて、上記DAD再生装置は、通常ピ
ツクアツプ142をデイスク140の内周部分、
つまり具体的に言えばデイスク140のリードイ
ンエリアの再生開始位置に対応する部分に位置さ
せるようにしている。また、該DAD再生装置は、
デイスク140が前記デイスク装填部111に装
着されたことと、該デイスク装填部111が閉じ
られたことと、前記パワー(POWER)キー11
3が操作されたことの3つの条件によつて、前記
デイスクモータ141を回転させ、上記リードイ
ンエリアの内容を自動的にピツクアツプ142で
読み取り、後述するリードインデータメモリに記
憶させ、ピツクアツプ142をデイスク140の
プログラムエリアの再生開始位置に対応する部分
に位置させて待機状態になるように制御される。
そして、この待機状態で例えば前記プレイ
(PLAY)キー117が操作されると、プログラ
ムエリアの内容が読み出されるようになるもので
ある。
ここで、上記ピツクアツプ142から出力され
るRF信号は、フオーカス制御回路144、トラ
ツキング制御回路145及びプロセス回路146
にそれぞれ供給される。このうち、フオーカス制
御回路144は、上記RF信号中からフオーカス
エラー信号を生成し、それをピツクアツプ142
にフイードバツクすることにより、デイスク14
0面上に光ビームの焦点が正確に結ばれるよう
に、上記ピツクアツプ142中の収束レンズをデ
イスク140の面方向に制御して、いわゆるフオ
ーカスサーボを施すものである。また、上記トラ
ツキング制御回路145は上記RF信号中からト
ラツキングエラー信号を生成する。このトラツキ
ングエラー信号は、デイスク140面上における
光ビームのスポツトがトラツクの中心からデイス
ク140の内周及び外周方向にずれていることに
より負極性及び正極性レベルを有し、そのずれの
大きさに応じて絶対値レベルの変化するもので、
スポツトがトラツクの中心に位置しているときO
レベルとなるものである。そして、上記トラツキ
ング制御回路145はそのトラツキングエラー信
号を後述するスイツチ回路147及び加算回路1
48を介してピツクアツプ142にフイードバツ
クすることにより、デイスク140面上における
光ビームのスポツトがトラツクの中心に正確に位
置するように、上記ピツクアツプ142中の収束
レンズをデイスク140の半径方向に制御して、
いわゆるトラツキングサーボを施すものである。
また、上記トラツキング制御回路145から出
力されるトラツキングエラー信号は、上記スイツ
チ回路147を介した後、送りモータ制御回路1
49及び後述する切換回路150を介して前記ピ
ツクアツプ送りモータ143に供給され、例えば
再生動作が進行するのに応じてピツクアツプ14
2がデイスク140の内周から外周方向に順次移
動されるようになるものである。
さらに、前記プロセス回路146は、上記RF
信号に対して時間軸変換及びエラー訂正等を行な
つた後、該RF信号がリードインエリアの内容で
ある場合には前記TOCデータを前述したリード
インデータメモリ151に記憶させる。また上記
RF信号がプログラムエリアの内容である場合に
は、前記オーデイオデータとアドレスデータとを
分離して、オーデイオデータをDA変換回路15
2に出力し、アドレスデータを現在アドレスメモ
リ153に出力する。そして、上記オーデイオデ
ータはDA変換回路152によつて元のアナログ
データに戻され、出力端子154を介して例えば
図示しないスピーカ等を駆動するのに供せられ
る。また、アドレスデータは現在アドレスメモリ
153に逐次記憶される。
ここで、デイスク140に収録された複数の曲
の中から所望の曲を選出するサーチ機能を行なう
場合について説明する。すなわち、第2図中15
5はキーボード部で、第1図における各キー11
5乃至134に対応するものである。そして、こ
のキーボード部155の各キー115乃至134
を所定の手順で接作することにより、選出したい
曲の曲番(TNO)とその曲中の相対アドレスと
を設定することができるようになされている。例
えば曲番「5」の曲の頭を選出したい場合には、
曲番を「5」に設定するだけでよく、曲番「5」
の曲が演奏開始されてから例えば3分経過した位
置(曲番「5」の曲の全演奏時間は3分よりも長
いとする)を選出したい場合には、曲番を「5」
に設定するとともにその曲の相対アドレスを「3
分」と設定すればよい。
そして、上記のようにキーボード部155で設
定された曲番及び相対アドレスは、目的アドレス
メモリレジスタ156に記憶される。この目的ア
ドレスメモリレジスタ156は曲番を前記リード
インデータメモリ151に出力し、相対アドレス
を加算回路157の一方入力端に出力する。する
と、まずリードインデータメモリ151は目的ア
ドレスメモリレジスタ156から出力された曲番
に対応する曲の頭の絶対アドレスを読み出され
て、上記加算回路157の他方入力端に出力す
る。
このとき、上記目的アドレスメモリレジスタ1
56に相対アドレスが設定されていない場合に
は、加算回路157の一方入力端は「0」である
ので、リードインデータメモリ151から出力さ
れる絶対アドレスは「0」と加算されることにな
り、結局加算回路157の出力端にはリードイン
データメモリ151から出力された絶対アドレス
がそのまま出力され、これがピツクアツプ142
を移動させるべき目的位置の絶対アドレスとなる
ものである。また、目的アドレスメモリレジスタ
156に相対アドレスが設定されている場合に
は、この相対アドレスとリードインデータメモリ
151から出力される絶対アドレスとが加算回路
157で加算され、この加算出力がピツクアツプ
142を移動させるべき目的位置の絶対アドレス
となるものである。
一方、前記現在アドレスメモリ153には、ピ
ツクアツプ142の現在位置のアドレスデータが
記憶されているので、そのアドレスデータの中か
ら絶対アドレスを読み出し、第1の位置計算回路
158に供給される。また、上記加算回路157
から出力される絶対アドレスは、第2の位置計算
回路159に供給される。この第1及び第2の位
置計算回路158,159は、時間的情報である
絶対アドレスに基づいて、該絶対アドレスに対応
するデイスク140上の半径(距離的情報)を計
算するものである。例えば絶対アドレスで10分の
部分は、デイスク140の半径で何〔mm〕の距離
になるかが算出されるものである。すなわち、第
1の位置計算回路158の出力は、ピツクアツプ
142の現在位置の半径データであり、第2の位
置計算回路159の出力は、ピツクアツプ142
を移動させるべき目的位置の半径データとなるも
のである。
そして、上記第1及び第2の位置計算回路15
8,159から出力される各半径データは、減算
回路160で一方から他方を減算されその差成分
の絶対値が出力される。このため、上記減算回路
160の出力は、ピツクアツプ142の現在位置
と目的位置との間の距離を示す距離データとな
る。そして、この減算回路160から出力される
距離データは、移動量計算カウンタ161に初期
データとしてセツトされるとともに、後述するキ
ツクパルス発生回路162に供給される。
また、前記現在アドレスメモリ153及び加算
回路157から出力される各絶対アドレスは、減
算回路163と後述するパターン一致検出回路1
64とにそれぞれ供給される。この減算回路16
3は、入力された各絶対アドレスの一方から他方
を減算しその差成分つまりピツクアツプ142の
現在位置と目的位置との間の時間差成分を数値コ
ンパレータ165に出力する。そして、上記数値
コンパレータ165は、減算回路163から出力
される上記時間差成分を基準数値(この基準数値
は前記キツクパルス発生回路162で発生可能な
キツクパルスの幅に関係する)と比較する。ここ
で、上記数値コンパレータ165は、上記時間差
成分が基準数値よりも大きいとき、つまりピツク
アツプ142の現在位置と目的位置との間の距離
が長いとき、第1の出力端O1がハイレベル(以
下Hレベルという)となされ、上記時間差成分が
基準数値よりも小さいとき、つまりピツクアツプ
142の現在位置と目的位置との間の距離が短い
とき、第2の出力端O2がHレベルになされる。
そして、前記減算回路163は、その減算結果
が正であるか負であるか(これはピツクアツプ1
42の現在位置に対して目的位置がデイスク14
0の外周側にあるか内周側にあるかに対応する)
に応じて極性信号を、レベル整形回路166及び
極性反転回路167に供給する。
ここにおいて、前記キーボード部155によつ
て曲番(TNO)及び相対アドレス等が設定され、
該キーボード部155のサーチ機能に対応する最
後の操作が終了すると、このDAD再生装置はサ
ーチ動作を開始する。そして、このサーチ動作開
始と同時に、サーチスイツチ168がオンされる
ようになされている。このサーチスイツチ168
の一端は図示極性の直流電源169を介して接地
され、他端はセツトリセツトフリツプフロツプ回
路(以下S−RFF回路という)170のセツト
入力端Sに接続されている。このため、上記サー
チスイツチ168がオンされると、S−RFF回
路170のセツト入力端SがHレベルとなるの
で、その出力端QがHレベルにセツトされる。
そして、今、ピツクアツプ142の現在位置に
対して目的位置がデイスク140の外周側にあ
り、かつその現在位置と目的位置との間の距離が
十分に離れているとする。すると、数値コンパレ
ータ165の第1の出力端O1がHレベルとなり、
かつS−RFF回路170の出力端QもHレベル
であるため、これら両出力端O1,Qが入力端に
接続されるアンド回路171の出力端はHレベル
となる。そして、このアンド回路171の出力
は、他のアンド回路172の一方入力端に供給さ
れる。このアンド回路172の他方入力端には、
単安定マルチバイブレータ173の出力端が接続
されている。ここで、上記単安定マルチバイブレ
ータ173は、通常Hレベルの信号を出力してお
り、前記移動量計算カウンタ161から後述する
フロー信号が発生されると、このフロー信号をト
リガとして所定時間ローレベル(以下Lレベルと
いう)の信号を出力するものである。
このため、アンド回路172の出力端はHレベ
ルとなり、これによつて前記切換回路150は前
記レベル整形回路166の出力を前記ピツクアツ
プ送りモータ143に供給するように切換えられ
る。すなわち、この切換回路150はアンド回路
172の出力端がHレベルのときレベル整形回路
166の出力をピツクアツプ送りモータ143に
供給するように切換えられ、アンド回路172の
出力端がLレベルのとき前記送りモータ制御回路
149の出力をピツクアツプ送りモータ143に
供給するように切換えられるものである。このた
め、通常の再生状態では、サーチスイツチ168
がオフ状態であるので、S−RFF回路170の
出力端QはLレベルとなされているため、アンド
回路171,172の出力端は共にLレベルとな
つており、ピツクアツプ送りモータ143は送り
モータ制御回路149からの出力によつて制御さ
れ、安定な再生が行なわれるものである。
ここで、上述したようにサーチ動作において
は、アンド回路172の出力端がHレベルである
ので、ピツクアツプ送りモータ143はレベル整
形回路166の出力によつて制御される。このレ
ベル整形回路166は前記減算回路163から出
力される極性信号に基づいて正極性または負極性
で一定のレベルを有する駆動信号を出力するもの
である。そして、この場合、ピツクアツプ142
の現在位置に対して目的位置がデイスク140の
外周側にあるため、減算回路163の減算結果は
正となる。このため、減算回路163は減算結果
「正」に対応した極性信号を出力し、これによつ
てレベル整形回路166は正極性レベルの駆動信
号をピツクアツプ送りモータ143に出力して、
ピツクアツプ142がデイスク140の外周方向
に移動されるものである。また、減算回路163
の減算結果が負である場合には、減算回路163
は減算結果「負」に対応した極性信号を出力し、
これによつてレベル整形回路166が負極性レベ
ルの駆動信号を出力することにより、ピツクアツ
プ142がデイスク140の内周方向に移動され
るようになるものである。
一方、前記サーチスイツチ168がオンされS
−RFF回路170の出力端QがHレベルになる
と、前記単安定マルチバイブレータ173の出力
はHレベルであるため、両出力端が入力端に接続
されたアンド回路174の出力端はHレベルとな
る。すると、前記スイツチ回路147は、オフ状
態となるように制御される。すなわち、このスイ
ツチ回路147はアンド回路174の出力端がH
レベルのときオフ状態となり、Lレベルのときオ
ン状態となるように制御されるものである。この
ため、通常の再生状態では、サーチスイツチ16
8がオフ状態であるので、アンド回路174の出
力端がLレベルとなされているので、スイツチ回
路147はオン状態となり、前記トラツキング制
御回路145によるトラツキングサーボが施さ
れ、安定な再生が行なわれるものである。
ところが、上述したように、レベル整形回路1
66から出力される駆動信号によつてピツクアツ
プ142が移動されているサーチ状態では、スイ
ツチ回路147をオフ状態としてトラツキングサ
ーボが施されないようになされ、トラツキングサ
ーボによる影響を受けずにピツクアツプ142が
円滑に移動されるようになされている。
ここで、上記のようにピツクアツプ142がデ
イスク140の外周方向に移動されているとき、
ピツクアツプ142が元の位置(上述の説明で言
えば現在位置)からどの程度の距離移動したか
を、ピツクアツプ位置検出回路175で検出され
る。このピツクアツプ位置検出回路175は、詳
細を後述するが、ピツクアツプ142がデイスク
140の半径方向に移動されてトラツクを横切る
際に、1つのトラツクを横切る毎に1つのパルス
を発生する位置検出信号を出力するものである。
このため、前記移動量計算カウンタ161は、
先に設定された初期データを始点として、ピツク
アツプ位置検出回路175から出力される位置検
出信号のパルスを順次逆方向にカウントする。そ
して、移動量計算カウンタ161は、そのカウン
ト結果がオール「0」となつたとき、前記フロー
信号を発生し、前記単安定マルチバイブレータ1
73に出力する。このため、単安定マルチバイブ
レータ173の出力端はLレベルになり、これに
よつてアンド回路172,174の出力端が共に
Lレベルとなる。よつて、前記切換回路150が
送りモータ制御回路149の出力をピツクアツプ
送りモータ143に供給するように切換えられ、
ピツクアツプ142のデイスク140の外周方向
へ移動が停止されるとともに、スイツチ回路14
7がオン状態となりトラツキングサーボが施され
る。そして、このピツクアツプ142が停止した
位置で、デイスク140の再生が行なわれる。
ここで、上記ピツクアツプ142が停止した位
置は、前述した目的位置と略等しい位置となつて
いる。すなわち、移動量計算カウンタ161に設
定された初期データは、前述したように、サーチ
動作前のピツクアツプ142の現在位置と目的位
置との間の距離を示す距離データである。一方、
前記ピツクアツプ位置検出回路175から出力さ
れる位置検出信号はピツクアツプ142がデイス
ク140上の1トラツクを横切る毎に1パルスが
発生される信号であるとともに、トラツクピツチ
は前述したように、1.6〔μm〕であるから、要す
るにピツクアツプ142が現在位置から移動した
距離を示していることになる。このため、移動量
計算カウンタ161に設定された初期データを始
点として上記位置検出信号のパルスを順次逆方向
にカウントし、そのカウント結果がオール「0」
となつたということは、取りも直さず、ピツクア
ツプ142が現在位置と目的位置との間の距離だ
け移動したということに外ならないからである。
したがつて、理論的にはピツクアツプ142が
停止した位置は目的位置に合致することになる
が、実際にはデイスク140の偏心やトラツクピ
ツチのばらつき等があるために、目的位置に略等
しい位置となされるものである。
そして、上記ピツクアツプ142は前述したよ
うにその停止された位置でデイスク140を再生
する。このとき、ピツクアツプ142から出力さ
れたRF信号は、再びプロセス回路146でオー
デイオデータとアドレスデータとに分離され、該
アドレスデータが前記現在アドレスメモリ153
に記憶される。そして、この現在アドレスメモリ
153に記憶された新たなアドレスデータのうち
の絶対アドレス及び前記加算回路157から出力
される目的位置の絶対アドレスが第1及び第2の
位置計算回路158,159をそれぞれ介して減
算回路160で減算され、この新たな距離データ
が移動量計算カウンタ161に初期データとして
設定される。ここで、前記単安定マルチバイブレ
ータ173は、ピツクアツプ142が停止された
位置で再生を行ないそのアドレスデータが現在ア
ドレスメモリ153に記憶されるのに十分な時間
Lレベルを保持するように設定されている。そし
て、上記単安定マルチバイブレータ173の出力
端が再びHレベルに戻されると、以下前述したよ
うなサーチ動作が再び開始される。
このような2回目のサーチ動作でピツクアツプ
142の移動が再び停止されると、ピツクアツプ
142はその停止位置で再生動作を行ない、結局
上述したような一連のサーチ動作が繰り返される
ものである。
ここで、このようなサーチ動作の繰り返しは、
現在アドレスメモリ153から出力されるピツク
アツプ142の現在位置の絶対アドレスと、加算
回路157から出力される目的位置の絶対アドレ
スとが、極めて等しくなり、減算回路163から
出力される時間差成分が数値コンパレータ165
の基準数値よりも小さくなつたときに停止され
る。すなわち、上記数値コンパレータ165は減
算回路163から出力される時間差成分が基準数
値よりも小さくなつたとき、第1の出力端O1
Lレベルにし、第2の出力端O2をHレベルにす
る。すると、アンド回路171,172の出力端
が共にLレベルとなるので、切換回路150が送
りモータ制御回路149の出力がピツクアツプ送
りモータ143に供給されるように切換えられる
からである。
また、上記減算回路163から出力される時間
差成分が数値コンパレータ165の基準数値より
も小さくなつたときとは、デイスク140上で言
えば、ピツクアツプ142の現在位置と目的位置
との差がトラツクの本数にして数トラツク、距離
にしてみると数〔μm〕以下となつたときである。
そして、上記数値コンパレータ165の第2の
出力端O2がHレベルになされると、前記S−
RFF回路170の出力端QもHレベルであるか
ら、両出力端O2,Qが入力端に接続されるアン
ド回路176の出力端がHレベルになる。ここ
で、上記数値コンパレータ165の第2の出力端
O2がHレベルになされたときとは、前記ピツク
アツプ142が前述のサーチ動作中に、その移動
が停止されてその位置でのアドレスデータが読み
出されたときであるから、前記単安定マルチバイ
ブレータ173の出力端はLレベルになされてい
る。そこで、この単安定マルチバイブレータ17
3の出力端がHレベルに戻されると、この出力端
及び上記アンド回路176の出力端が入力端に接
続されるアンド回路177の出力端は、Hレベル
になされる。このため、前記キツクパルス発生回
路162が駆動される。
このキツクパルス発生回路162は、詳細を後
述するが、前記ピツクアツプ142中の収束レン
ズを数トラツク分正確に移動させるための、いわ
ゆるキツクパルスを出力するもので、前記減算回
路160から出力される距離データに基づいて、
該距離データ(数トラツク分)に対応した距離だ
けピツクアツプ142の収束レンズを移動させる
ためのキツクパルスを生成する。そして、上記キ
ツクパルスは、極性反転回路167により前記減
算回路163から出力される極性信号に基づい
て、正極性及び負極性が決定されて前記加算回路
148に供給される。このとき、前記S−RFF
回路170の出力端Q及び単安定マルチバイブレ
ータ173の出力端が共にHレベルであるので、
アンド回路174の出力端がHレベルとなされ、
スイツチ回路147がオフ状態となつているた
め、トラツキングサーボは施されない。
そして、上記キツクパルスは加算回路148を
介した後、送りモータ制御回路149及び切換回
路150を介してピツクアツプ送りモータ143
に供給される。このとき、ピツクアツプ142の
収束レンズは数トラツク分移動されてここに前記
目的位置に到達されるものである。なお、上記キ
ツクパルスは正極性及び負極性のとき上記ピツク
アツプ142の収束レンズがデイスク140の外
周及び内周方向に数トラツク分だけ移動されるよ
うになるものである。そして、ピツクアツプ14
2の収束レンズが目的位置に到達され、その位置
が再生されると、前記現在アドレスメモリ153
及び加算回路157から出力される各絶対アドレ
スは完全に等しくなる。このため、前記パターン
一致検出回路164は、両絶対アドレスが完全に
一致したことを検出して、前記S−RFF回路1
70のリセツト端子RにHレベルの信号を出力す
る。すると、S−RFF回路170はリセツトさ
れてその出力端QがLレベルに反転され、ここに
サーチ動作が全て終了されるものである。そし
て、S−RFF回路170の出力端QがLレベル
になることにより、前記アンド回路174の出力
もHレベルとなり、スイツチ回路147がオンさ
れトラツキングサーボが施されるようになるの
で、以下選出された目的位置から安定に再生が行
なわれるようになるものである。
次に、前記ピツクアツプ位置検出回路175の
詳細について説明する。すなわち、このピツクア
ツプ位置検出回路175は、前記トラツキング制
御回路145から出力されるトラツキングエラー
信号を利用しているものである。つまり、第3図
に示すように、上記トラツキングエラー信号の供
給される入力端子178が、Oレベルコンパレー
タ179及び出力端子180を介して、前記移動
量計算カウンタ161に接続されてなるものであ
る。
すなわち、上記トラツキングエラー信号は、先
にも述べたように、デイスク140面上における
光ビームのスポツトがトラツクの中心からデイス
ク140の内周及び外周方向にずれていることに
より負極性及び正極性レベルを有し、そのずれの
大きさに応じて絶対値レベルの変化するもので、
スポツトがトラツクの中心に位置しているときO
レベルとなる信号である。このため、上記スポツ
トがデイスク140の半径方向に移動され、複数
のトラツクを横切つた場合、そのトラツキングエ
ラー信号の変化は第4図aに示すようになる。第
4図aにおいて、トラツキングエラー信号が図中
右上りになつている期間がトラツキングサーボ可
能な領域を示し、図中左上りになつている期間が
トラツキングサーボ不可能な領域を示すものであ
る。このため、トラツキングエラー信号の図中右
上りになつている期間のOレベルクロス点が、ス
ポツトがトラツクの中心に位置していることを示
し、図中左上りになつている期間のOレベルクロ
ス点が、スポツトがトラツクと該トラツクに隣接
する他のトラツクとの中央に位置していることを
示すものである。よつて、このトラツキングエラ
ー信号の1周期は、スポツトが1つのトラツクを
横切つたことに相当することになる。
このため、上記トラツキングエラー信号をOレ
ベルコンパレータ179でOレベルと比較し、該
トラツキングエラー信号のレベルがOレベルより
も大きい及び小さいときHレベル及びLレベルの
信号を発生させると、第4図bに示すようなパル
ス波形が得られる。そして、このパルス波形は、
その1周期がスポツトが1つのトラツクを横切つ
たことに相当するので、スポツトがデイスク14
0上の1トラツクを横切る毎に1パルスが発生さ
れることになり、前記位置検出信号となるもので
ある。
次に、前記キツクパルスについて説明する。す
なわち、このキツクパルスは、第5図に示すよう
に、発生開始が時刻T1で要求されると、正極性
で一定レベルの信号が出力され、これが時刻T2
で負極性の一定レベルの信号に反転され、時刻
T3で元のOレベルに戻るものである。そして、
時刻T1で、ピツクアツプ142の収束レンズが
デイスク140の外周方向に移動され始め、その
移動速度が時刻T2で最大となり、以後負極性レ
ベルの信号により順次減速されて、時刻T3でピ
ツクアツプ142の収束レンズの移動が停止され
るものである。このため、キツクパルス発生回路
162は前記減算回路160から出力される距離
データに基づいて時刻T1からT3までの幅を適宜
設定することにより、ピツクアツプ142の収束
レンズを所定のトラツク数だけ移動させることが
できるものである。
ここで、負極性レベルの信号によりピツクアツ
プ142の収束レンズの外周方向の移動にブレー
キをかけることにより、ピツクアツプ142の収
束レンズが貫性によつて目的位置をオーバーラン
したり、目的位置の前後を減衰振動して目的位置
になかなか停止されなくなつたりする不都合を防
止することができるので、ピツクアツプ142の
収束レンズを速やかに目的位置まで移動させ、か
つ目的位置のトラツク上に完全に静止させること
ができるものである。
また、ピツクアツプ142の収束レンズをデイ
スク140の内周方向に移動させる場合には、時
刻T1〜T2迄を負極性レベルの信号とし、時刻T2
〜T3迄を正極性レベルの信号とすればよい。そ
して、ピツクアツプ142の収束レンズをデイス
ク140の外周方向に移動させるキツクパルスを
出力するか、内周方向に移動させるキツクパルス
を出力するかが、前記減算回路163から出力さ
れる極性信号に基づいて前記極性反転回路167
で設定されるものである。
なお、正極性レベルから負極性レベル及び負極
性レベルから正極性レベルに反転する時刻T2は、
必らずしも時刻T1とT2との中央でなくとも必要
に応じて、例えばピツクアツプ142の収束レン
ズを移動させるべきトラツクの数等によつて、適
宜キツクパルス発生回路162で制御するように
することができる。
したがつて、第2図に示すようなサーチ手段に
よれば、まず、ピツクアツプ142の現在位置の
絶対アドレスからその位置のデイスク140の半
径を算出し、目的位置の絶対アドレスからその位
置のデイスク140の半径を算出して、両者の差
(距離データ)を求めてピツクアツプ142を移
動させるべき距離を決める。そして、ピツクアツ
プ142が移動されてスポツトがトラツクを1本
横切る毎に1パルス発生する位置検出信号のパル
ス数をカウントして、ピツクアツプ142の移動
距離が上記距離データと等しくなつたときピツク
アツプ142の移動を停止させるようにしたの
で、迅速にかつかなり正確にピツクアツプ142
を目的位置まで移動させることができ、サーチ機
能の性能を向上させることができる。
この点に関し、従来のサーチ手段は、次のよう
にして行なわれている。まず、目的位置の曲番
(TNO)及びその曲中の相対アドレスが指定され
ると、ピツクアツプの現在位置に対して目的位置
がデイスクの内周側か外周側かを判定し、ピツク
アツプを判定された方向に移動させる。このと
き、フオーカスサーボ及びトラツキングサーボを
施しておき、ピツクアツプの移動中も常にそのア
ドレスデータを読み出すようにしている。そし
て、この読み出されたアドレスデータのうちの曲
番が、目的位置の曲番と一致するまでピツクアツ
プを移動させる。次に、ピツクアツプの移動速度
を遅くして読み出されたアドレスデータのうちの
相対アドレスの「分」の桁が目的位置の相対アド
レスの「分」の桁と一致するまでピツクアツプを
移動させる。また、さらにピツクアツプの移動速
度を遅くして読み出されたアドレスデータのうち
の相対アドレスの「秒」の桁が目的位置の相対ア
ドレスの「秒」の桁と一致するまでピツクアツプ
を移動させるようにして、目的位置までピツクア
ツプを移動させるようにしている。
このため、ピツクアツプの移動速度は、最も速
いときでもアドレスデータが読み出せ得る程度の
速さでなければならず、迅速なサーチ動作ができ
ないという問題があるものである。
ところが、第2図に示したサーチ手段によれ
ば、ピツクアツプ142の現在位置の半径と目的
位置の半径との間の距離データに基づいて、その
距離だけピツクアツプ142を移動させるように
したので、移動中アドレスデータを読み出す必要
がなく、ピツクアツプ142の移動速度を速くす
ることができ、迅速なサーチ動作を行ない得るも
のである。
また、構成も簡易であり、特にマイクロコンピ
ユータを用いれば、ほとんどの回路がプログラム
処理によつてその機能を果たすことができること
は言うまでもないことである。
さらに、サーチ動作中、前記レベル整形回路1
66から出力される駆動信号及びキツクパルス発
生回路162から出力されるキツクパルスによつ
てピツクアツプ142が移動されているとき、ス
イツチ回路147をオフ状態としてトラツキング
サーボが施されないようにしたので、ピツクアツ
プ142及びその中の収束レンズは、トラツキン
グサーボを全く受けずにデイスク140の半径方
向に移動されることになり、円滑な移動を行なう
ことができ、目的位置に正確に移動されるように
なる。
また、ピツクアツプ142の位置検出信号は、
実際にスポツトがトラツク上を横切るときに発生
するトラツキングエラー信号の変化を利用して生
成するようにしたので、スポツトが1つのトラツ
クを横切る毎に正確に1つのパルスを発生させる
ことができ、確実な動作を行ない得るものであ
る。さらに、位置検出信号は上記トラツキングエ
ラー信号をOレベルコンパレータ179を介して
パルス波形にしたものであるため、極めて簡易な
構成で実現することができるものである。
そして、上記したサーチ動作は、まずピツクア
ツプ142の現在位置と目的位置との間の距離が
長い場合には、レベル整形回路166から出力さ
れる駆動信号でピツクアツプ142を大きく動か
し、ピツクアツプ142の現在位置と目的位置と
の間の距離が所定の範囲内となつた場合に、キツ
クパルスによつてピツクアツプ142の収束レン
ズを目的位置に移動させるようにしたので、迅速
かつ正確なサーチ動作を行なうことができるもの
である。
そして、上記のように、ピツクアツプ142の
現在位置と目的位置との間の距離が長いときに
は、ピツクアツプ142をレベル整形回路166
から出力される駆動信号で移動させ、ピツクアツ
プ142の現在位置と目的位置との間の距離が所
定の範囲内となつたときには、ピツクアツプ14
2の収束レンズをキツクパルスによつて目的位置
に移動させるようにしたことが、この発明の特徴
となる部分である。
なお、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
〔発明の効果〕
したがつて、以上詳述したようにこの発明によ
れば、特にデジタル化されたデータが収録された
デイスクを再生するデイスクレコード再生装置に
おいて、簡易な構成で迅速かつ正確なサーチ機能
を奏し得るようにした極めて良好なデイスクレコ
ード再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用されたCD方式のDAD
再生装置の概要を示す正面外観図、第2図はこの
発明に係るデイスクレコード再生装置の一実施例
を示すもので、同DAD再生装置の電気回路系を
示すブロツク構成図、第3図は同電気回路系のピ
ツクアツプ位置検出回路を示すブロツク構成図、
第4図a,bはそれぞれ同ピツクアツプ位置検出
回路の動作を説明するための波形図、第5図は同
電気回路系のキツクパルスを説明するための波形
図である。 110……キヤビネツト、111……デイスク
装填部、112……イジエクトキー、113……
パワーキー、114……表示部、115……リバ
ースキー、116……フアーストフオワードキ
ー、117……プレイキー、118……ネクスト
プレイキー、119……リピートキー、120…
…ポーズキー、121……ストツプキー、122
乃至131……数字キー、132……メモリリー
ドキー、133……メモリキー、134……クリ
アキー、140……デイスク、141……デイス
クモータ、142……ピツクアツプ、143……
ピツクアツプ送りモータ、144……フオーカス
制御回路、145……トラツキング制御回路、1
46……プロセス回路、147……スイツチ回
路、148……加算回路、149……送りモータ
制御回路、150……切換回路、151……リー
ドインデータメモリ、152……DA変換回路、
153……現在アドレスメモリ、154……出力
端子、155……キーボード部、156……目的
アドレスメモリレジスタ、157……加算回路、
158……第1の位置計算回路、159……第2
の位置計算回路、160……減算回路、161…
…移動量計算カウンタ、162……キツクパルス
発生回路、163……減算回路、164……パタ
ーン一致検出回路、165……数値コンパレー
タ、166……レベル整形回路、167……極性
反転回路、168……サーチスイツチ、169…
…直流電源、170……S−RFF回路、171,
172……アンド回路、173……単安定マルチ
バイブレータ、174……アンド回路、175…
…ピツクアツプ位置検出回路、176,177…
…アンド回路、178……入力端子、179……
Oレベルコンパレータ、180……出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 情報信号をPCM化してなるデジタルデータ
    が時間的情報をともなつて記録されたデイスクか
    ら光学的ピツクアツプを介して前記デジタルデー
    タ及び時間的情報を読み出してなるデイスクレコ
    ード再生装置において、前記ピツクアツプを移動
    させるべき目的位置の時間的情報を設定する設定
    手段と、この設定手段に設定された時間的情報と
    前記ピツクアツプから読み出された時間的情報と
    を比較して前記ピツクアツプの現在位置と前記目
    的位置との間の距離が所定距離以上であるか以内
    であるかを判別する判別手段と、この判別手段に
    より前記ピツクアツプの現在位置と前記目的位置
    との間の距離が前記所定距離以上であることが判
    別された状態で前記設定手段に設定された時間的
    情報及び前記ピツクアツプから読み出された時間
    的情報に基づいて各時間的情報に対応する前記デ
    イスクの半径情報をそれぞれ算出する計算手段
    と、この計算手段で算出された各半径情報を減算
    して前記ピツクアツプの現在位置と前記目的位置
    との間の距離データ及び前記ピツクアツプを前記
    目的位置方向に移動させる駆動信号を生成する減
    算手段と、この減算手段によつて前記ピツクアツ
    プが前記デイスクの半径方向へ移動された距離に
    対応する移動量検出データを生成する移動量検出
    手段と、この移動量検出手段から出力される移動
    量検出データが前記減算手段で算出された距離デ
    ータに対応した状態で前記ピツクアツプの移動を
    停止させる停止手段と、前記判別手段により前記
    ピツクアツプの現在位置と前記目的位置との間の
    距離が前記所定距離以内であることが判別された
    状態で該距離分前記ピツクアツプの収束レンズを
    移動させるキツクパルスを生成するキツクパルス
    発生手段とを具備してなることを特徴とするデイ
    スクレコード再生装置。
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