JPH0343391A - ドラム缶の口金蓋脱着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドラム缶の自動充填機に取付けるドラム缶の
口金蓋脱着装置である。

〔従来技術〕

従来、ドラム缶に液体等を注入作業を行う場合、ドラム
缶の口金に累着されている蓋の脱着は、工具を用いた手
作業によって行なわれ、これを行う自動機はなかった。

そしてドラム缶の口金の蓋の脱着は、自動機によって行
うことは無理であるという考え方が支配的であった。

何故なら、新品のドラム缶は別として、中古のドラム缶
は、底板、胴廻りはもとよりのこと天板もでこぼこにな
っていて、それに取付けられた蓋を累着した口金も必ず
しも水平になっているとは限らず、天板のへこみ状態に
よって傾いていたり、その傾き方、傾き方向もまちまち
で、その蓋に対して、機械的に、その傾きを検出して、
その傾きに合致させて蓋脱着治具を嵌着することは不可
能に近いという考え方が支配的であったためである。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、従来の上記した考え方を打ち破り、ドラム缶
の天板に取付けられている蓋を累着した口金が極端に傾
いているものは別として、そうでないものについては、
蓋を累着した口金が傾いていたとしても、その傾き方向
からドライバーに取付けられた蓋を脱着する治具を、蓋
に嵌着して、蓋を脱着できる自動機を提供しようとする
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するための、本発明にか覧るドラム缶
の口金に累着された蓋を脱着する装置は、次の構成とし
た。

ジヨイントドライバーは第１腕杆、第２腕杆。

第３腕杆から成り、第１腕杆と第２腕杆を継ぐ第１関節
、第２腕杆と第３腕杆を継ぐ第２関節は、それぞれユニ
バーサルジヨイントによって継がれている。

このジヨイントドライバーを挿通ずるジヨイントドライ
バー抱持体（以下単に抱持体という）には、上段内側に
形成した締付機構を配したカップリング形式の中ぐり球
体保持部に回動自在となり、且つ、上側にシリンダ一連
結鍔を配した筒体を固定してなる中ぐり球体が配され、
下段内側に形成した締付機構を配したカップリング形式
の球体保持部には回動自在となり、且つ下側にドラム缶
天板に当接する当接脚立と当接脚立内側に開閉機構によ
って口金を握み或はこれを放す口金嵌着部材を配して成
る球体を配する。

上記中ぐり球体には、ジヨイントドライバーの第１腕杆
を上下摺動自在に挿通するとともに、第１腕杆と第２腕
杆をユニバーサルジヨイントで継ぐ第１関節は、その中
ぐり球体の中ぐり空間内に折曲自在となるよう位置され
る。ジヨイントドライバーの第２腕杆と第３腕杆をユニ
バーサルジヨイントで継ぐ第２関節は、上記中ぐり球体
と、下段内側に配した球体との中間の抱持体空胴部に折
曲自在となるよう位置させる。

ジヨイントドライバーの第３腕杆は下段内側に配した球
体から上記口金把持機構を貫通して上下摺動自在に挿通
する。

そして、ジヨイントドライバーの第３腕杆先端に口金に
累着されている蓋に嵌合する蓋嵌合具を固着する。

更に、ジヨイントドライバーの第１腕杆の上部は、スプ
リングを介在させジヨイントドライバーを上下動させ′
るシリンダーの伸縮部杆に連動させられている。

このジヨイントドライバーは、適宜の個所で、回動駆動
源であるモータからの回動伝達を歯車の噛合によってう
けて回転するようになっており、この歯車挿通個所はス
ライド軸として構成していることは勿論である。

又抱持体もシリンダーの作用を筒体の鍔でうけ、これに
よって、所定の位置から降下し、きめられた操作終了復
元の位置に上昇襟元するようになっている。

更に、抱持体に回動自在に内装されている中ぐり球体は
蓋脱着作業の操作中は抱持体にカップリングを締めつけ
機構によって締付けて固定されるようになっている。

〔実施例〕

本発明にか＼る装置は上記の構成になっているが、実際
には少なくとも次の構成を備えた液体等の自動充填機に
配置されることになる。

その液体等の自動充填機（以下単に充填機という）とは
、第１図に示すとおり充填機１のドラム缶ｆ２置台２に
送り込まれたドラム缶３を、そのドラム缶の天板３Ａに
取付けられた蓋を累着した口金（図示せず）が所定の位
置に位置したか否かを検出する機構４と、本発明にか＼
る装置ＩＡの直下にドラム缶の口金を位置させて上記ド
ラム缶載置台２に固定させ、且つ、充填操作終了後に、
この固定を解いて充填機１外にドラム載置台２からドラ
ム缶を送り出す機能をもたせた機構５を配置し、且つ、
ドラム缶載置台２に固定されたドラム缶に液体等を充填
する充填機構（図示しない）を配し、これら各機構自動
制御によって起動、停止する回路（図示しない）を配し
た自動充填機１である。

以下、本発明にか＼る装置ＩＡの構成を第２図に従って
説明する。

上記自動充填機１のドラム缶載置台２に送り込まれたド
ラム缶３に対して、上記機構の動きによって、ドラム缶
３の口金３Ｂが、所定の位置に位置してドラム缶載置台
２に載置固定されたとの信号を本発明のドラム缶の口金
蓋脱着装置の抱持体を上下動するシリンダー操作回路並
にジヨイントドライバーを上下動するシリンダー操作回
路、シリンダーを回転させるモータ駆動回路（図示せず
）が受信したときは、この回路に継がれた両シリンダー
７．８がそれぞれ作動して、抱持体６とジヨイントドラ
イバー９を所定の個所からドラム缶３の天板３Ａに向っ
て降下させる。このときジヨイントドライバーはモータ
ー１９の回転をうけて回転している。

抱持体の構成は、シリンダ一連結鍔１１を配し、且つジ
ヨイントドライバーの第一腕杆挿通孔１２を穿設した筒
体１０を上部に配した中ぐり球体１３を□、上段内側に
形成したカップリング形式の締付機構１４Ａを配した球
体保持部１４に回動自在に配し、下段内側に形成したカ
ップリング形式の締付機構１４Ａを配した球体保持部１
５には、下側にドラム天板３Ａに当接する当接脚立１６
と、板に設けた口金を嵌着する口金嵌着機構１７を配し
て、これらとともに、ジヨイントドライバーの第三腕杆
摺動挿通孔を穿設した球体１８を配して威るものである
。

この抱持体６の降下は、前記した筒体１０のシリンダ一
連結鍔１１がシリンダー７の動きをうけて、それにとも
なって抱持体６の下段内側に内装した球体１日の下側に
球体と一体となって配置された当接脚立１６も、抱持体
６と一緒になって、当接脚立１６がドラム缶天板３Ａに
当接するまで降下する。そして、これが当接したとき上
記回路がその信号をうけてシリンダー７の動きを止め、
抱持体６の降下を停止する。これが降下するときドラム
缶３の天板３Ａが水平であれば、上記天板３Ａに当接す
る当接脚立１６も上記天板３Ａに水平に当接し、抱持体
６は垂直の状態で停止するが、ドラム缶天板３Ａがでこ
ぼこしていて傾斜しているときは、当接脚立１６も天板
３Ａの傾斜どうりに傾斜して当接して停止する。この状
態でドラム缶天板３Ａに当接脚立１６が当接したときは
、抱持体６は、上段に内装された中ぐり球体保持部１４
がカップリング形状に形成されているので、抱持体６は
、その保持部１４で、中ぐり球体■３の球面をスライド
して、当接脚立１６の傾斜どうりに傾斜して停止する。

当接脚立１６の内側に配されている口金嵌着機構１７は
、このとき、その信号をうけて、口金３Ｂを把持する。

口金嵌着機構１７の構成を説明すると、図示実施例に示
すように当接脚立１６が、ドラム缶天板３Ａに当接して
停止した信号をシリンダー作動回路（図示しない）がこ
れをうけて、口金嵌着機構１７のシリンダーが作動し、
その作動をうけてリンクヒンジ１７Ａが作動して口金を
挾持する。

このリンクヒンジ１７Ａは、断面をコの字状にに取付け
、コの字状の上辺角を当接脚立１６に固定した支持杆の
先端に回動自在に取付けであるもので、これを少なくと
も当接脚立１６の内側三方向から口金３Ｂに対してコの
字状に形成した挟持部材の下辺先端が当接するように配
置する。

或は、当接脚立１６にそれぞれ、内側に向って伸縮する
伸縮杆をもづ、上記信号をうけて作動するシリンダーを
配してもよい。

この口金嵌着機構１７は、上記したように当接脚立１６
を介して抱持体６下段に配された球体１８に取付けられ
ており、抱持体６の上記球体保持部１５はカップリング
形状に形成されているので、口金３Ｂが傾斜してドラム
缶天板３Ａに取付けられていたとしても、口金嵌着機構
１７は、上記球体１８が抱持体６の保持部の内側で回動
し、その傾斜状態に合致して口金３Ｂを挾持することが
できる。

次にジヨイントドライバー９の作動状態を説明する。

このジヨイントドライバー９は、ジヨイントドライバー
９の上部に配したジヨイントドライバー操作機構として
ジヨイントドライバーを上下動させるシリンダー８とジ
ヨイントドライバーを回転させる回転駆動源としてのモ
ータ１９が配されており、このジヨイントドライバー操
作機構を構成するシリンダー８、モータ１９に配された
回路が上記信号をうけて、シリンダーによるジヨイント
ドライバーの降下と、モータの回転軸に配した歯車と、
ジヨイントドライバーに配した歯車の噛合によってその
噛合歯車の回動伝達をうけて、ジヨイントドライバー９
が回転しながら降下する。

この降下に当たっては、ジヨイントドライバー９は第１
．第２．第３腕杆９Ａ、９Ｂ、９Ｃからなり、上記腕杆
９Ａ、９Ｂ、９Ｃは、それぞれユニバーサルジヨイント
で第１関節９Ｄ、第２関節９Ｅを構成して継かれている そして、ジヨイントドライバー９の第１関節９Ｄは、中
ぐり球体１３の中ぐり部内に回動自在に納まっているの
で、若し、抱持体６が傾斜したときは、この傾斜に応じ
て第２腕杆９Ｂが第１関節９Ｄで折れ曲り傾斜する。又
第３腕杆９Ｃは球体１８と当接脚立１６と口金嵌着機構
１７を貫通して挿通されているので、その降下方向は、
上記球体１８、当接脚立１６、口金嵌着機構１７の指向
方向に規制されるが、第３腕杆９Ｃは抱持体６の空胴内
に第２腕杆９Ｂとユニバーサルジヨイントによる第２間
節９Ｅで継かれ回動自在に納まっているので、第２関節
９Ｅで、無理なく折曲し、規制された方向に降下する。

この状態に達すると、この状態に達した信号が上記した
中ぐり球体保持部１４並に球体保持部１５が伝達される
と、その信号をうけて、上記個所に配された中ぐり球体
１３並に球体１８を上記個所で固定するシリンダー１４
Ａ、１５Ａの球体緊締機構が働き両球体１３．１５をそ
れぞれ上記保持部１４．１５で固定する。

ジヨイントドライバー９の第３腕杆９Ｃ先端には口金３
Ｂに素養された蓋２０の内面に合着する蓋嵌合具２１が
固定されており、これが上記蓋２０に蓋嵌合具２１を押
付けた状態で嵌合する。

蓋嵌合具２１の構成は、蓋嵌合具２１の底に蓋のツマミ
を嵌着するツマミ嵌着溝２１Ａが設けられ、また蓋嵌合
具２１の側面には、蓋嵌合具横腹に設けた横穴にスプリ
ングを杓装し、そのスプリングに球体がストッパーによ
り蓋嵌合具の側面から突出しないように、そのストッパ
ーから球体面２１Ｂをのぞかせて、その球体面が蓋の内
壁に圧着するように構成されている。

従って、蓋２０に蓋嵌合具２１が押付は状態で嵌合する
と、これが蓋２０にジヨイントドライバー９の回転を伝
え、その回転どうりに１２０を回転して、口金３Ｂから
とりはずす。

このとりはずしに際して、蓋２０が口金３Ｂのネジに対
して戻り回転して取りはずされるまでの、！２０と口金
３Ｂの高さに対するクリアランス調整は、ジヨイントド
ライバー操作機構を構成するシリンダー８はジヨイント
ドライバー９とスプリングを介在させで、ジヨイントド
ライバーを上下動させ、且つ、ジヨイントドライバーの
回転はモーター１９の回転軸の歯車にジヨイントドライ
バーに固定した歯車を噛合させて回転させるようになっ
ているが、ジヨイントドライバーの歯車はジヨイントド
ライバーにスプライン機構によってジヨイントドライバ
ーが歯車の中心を上下摺動できるように取付けであるの
で、これが上記クリアランスを調整することになる。

以上のようにして、口金から蓋が取りはずされた後、ジ
ヨイントドライバー９はジヨイントドライバー操作機構
を構成するシリンダー８の動きによって上昇し、ジヨイ
ントドライバー９の先端に固定された蓋嵌合具２１は蓋
２０の内壁を圧着したま覧ジヨイントドライバーと共に
もちあげられる。

この信号が、液体等を充填する装置を作動する回路に伝
達されると充填機構（図示しない）が作動して、液体充
填操作が行なわれる。この充填操作が終了して、その信
号がジヨイントドライバー操作機構のシリンダー８並に
回転駆動源であるモーター１９を操作する回路に伝達さ
れると、上記状態で蓋をもち上げていたジヨイントドラ
イバーは回転駆動源から上記回転とは反対の逆回転させ
られて降下し、もち上げていた蓋を口金に合致してこれ
を素養する。

この素養が終わったとき、その信号をうけた上記回路は
回転駆動源の回転を止め、ジヨイントドライバー操作機
構は、ジヨイントドライバーを元の位置までひき上げる
働きをする。

その際、蓋に嵌合した蓋嵌合具は、上記した球体面を蓋
の内鍋に圧着しているだけで、又ツマミ嵌着は蓋のツマ
ミに嵌着しているだけであるから容易に蓋からはなれる
ことができる。

又、上記一連の操作が終わった記号を受けた各回路は、
口金嵌着機構の挟持状態を解放し、抱持体に円状された
中ぐり球体、球体のカップリングの固定状態を解放し、
ジヨイントドライバー操作機構、抱持体操作シリンダー
を作動して、ジヨイントドライバー、抱持体を元の位置
に復帰させる。

そして、ドラム缶載置台に載置されたドラム缶の固定も
解除し、これを充填機材外に移動させる機構が動く。

〔効　果〕

本発明は、上記の構成であるので、ドラム缶の天板に傾
斜して口金が取付けられているものであっても、それに
影響されることなく口金に果合している蓋を脱着できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を配置する充填機の構成概略図、第２
図は本発明の機構略図である。 ■・・・液体等の自動充填機、２・・・ドラム缶載置台
、３・・・ドラム缶、３Ａ・・・ドラム缶の天板、４・
・・ドラム缶の口金位置検出機構、５・・・ドラム缶を
載置台上で固定させ且つ、これを充填機外に送り出す機
構、６・・・抱持体、７・・・抱持体上下動用シリンダ
ー８・・・ジヨイントドライバー上下動用シリンダー９
・・・ジヨイントドライバー　１０・・・筒体、１１・
・・シリンダ一連結鍔、１２・・・ジヨイントドライバ
ーの第一腕杆挿通孔、１３・・・中ぐり球体、１４・・
・中ぐり球体保持部、１５・・・球体保持部、１６・・
・当接脚立、１７・・・口金嵌着機構、１８・・・球体
、１９・・・モーター　２ｏ・・・口金に素養された蓋
、２１・・・蓋嵌合具

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 液体等の充填機構と、ドラム缶載置に送り込まれたドラ
   ム缶を載置台上で抱持して回転、停止、抱持を解除して
   送り出しする機構と、ドラム缶の口金検出機構を自動制
   御によって、起動、停止する回路を備えたドラム缶に液
   体等を充填するドラム缶自動充填機の口金検出機構の対
   応個所に、シリンダー機構によって上下動し、且つ上段
   内側と下段内側に、カップリング形状の球体配置部を設
   け、この球体配置部を締付機構によって締付可能とした
   ジョイントドライバー抱持体の、 上段内側の球体配置部に、ジョイントドライバーの第１
   腕杆を摺動自在に挿通する挿通孔と、シリンダーの動き
   をうける鍔を配した筒体を固定し、且つ内側をくりぬい
   た中ぐり球体を回動自在に配置し、 下段内側の球体配置部には、その下に、内側に口金嵌着
   機構を配して成る当接脚立を配し、且つ、その当接脚立
   とともに、ジョイントドライバーの第３腕杆を摺動自在
   に挿通する挿通孔を設けた球体を配し、上記中ぐり球体
   、球体を内装したジョイントドライバー抱持体には、 シリンダー機構によって上下動する。 第１、２、３の各腕杆を、それぞれユニバーサルジョイ
   ントを以て第１、第２関節として継いだジョイントドラ
   イバーを、 その第１関節が中ぐり球体の中ぐり部に、 その第２関節がジョイントドライバー抱持体の空胴部に
   位置させ、 第１腕杆は中ぐり球体を、第３腕杆は球体とその下に固
   着した内側に口金嵌着機構を配した当接脚立とをそれぞ
   れ摺動自在に挿通し、 ジョイントドライバーの第１腕杆頂端は、スプリング機
   構を介してシリンダー機構に連結するとともに、これに
   適宜個所で、回転機構からの回転伝達を受ける機構を配
   し、 ジョイントドライバーの第３腕杆下端には蓋嵌合具を固
   着し、 これに上記ジョイントドライバー抱持体を動かすシリン
   ダー機構、ジョイントドライバーを動かすシリンダー機
   構、ジョイントドライバーを回転する機構、口金嵌着機
   構、ジョイントドライバー抱持体に内装された各球体を
   締付する機構を、口金位置検出機構から、口金位置を検
   出した信号をうけて、上記各機構が各上記各機構を構成
   する各部材を所定の位置から、所定の順序で起動して口
   金蓋をとりはずした後、充填機構を起動させ、充填操作
   が終った後、充填機構からの充填終了の信号をうけて、
   上記各機構が起動順序とは反対順序で上記各部材を元の
   位置に復帰させる働きをする回路を配して成ることを特
   徴とするドラム缶の口金蓋脱着装置