JPH034247A

JPH034247A - 感光体の表面電位制御装置

Info

Publication number: JPH034247A
Application number: JP1138848A
Authority: JP
Inventors: Makoto Yamauchi; 真山内
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-05-31
Filing date: 1989-05-31
Publication date: 1991-01-10
Also published as: EP0400357A2; US5087944A; EP0400357A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、たとえば電子複写機などの画像形成装置に
用いられる感光体の表面電位制御装置に関する。

（従来の技術）一般に、電子複写機によって写真を複写すると、得られ
る複写画像はハーフトーン（中間：Ａ）のないものとな
ってしまう。これは、感光体の表面電位に起因している
。

そこで、原稿などを複写する通常モードとは別に、写真
を複写する専用のモードを設けた複写機が開発されてい
る。この種の複写機では、フォトモードにおける感光体
の表面電位を通常モード時よりも低くして、ハーフトー
ンの再現性を良くしている。

通常、フォトモードにおいて感光体の表面電位を制御す
る場合、帯電トランスの出力値をＣＰＵ（セントラルー
プロセシング・ユニット）などによってフィードバック
制御するよう４こしている。

しかしながら、このような構成では、フィードバック制
御用のトランスとフィードバック回路とが必要となる。

このため、コスト的に不経済なものとなっていた。

（発明が解決しようとする課題）上記したように、感光体の表面電位を制御する場合に帯
電トランスの出力値をフィードバック制御するようにし
ているものにおいては、フィードバック制御用のトラン
スとフィードバック回路とが必要となるため、コストが
かかるという欠点があった。

そこで、この発明は、フィードバック制御用のトランス
とフィードバック回路とを必要とすることなく、安価に
感光体の表面電位を制御することができる感光体の表面
電位制御装置を提供することを目的としている。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するために、この発明の感光体の表面
電位制御装置にあっては、静電潜像が形成される感光体
と、この感光体の表面を帯電させる帯電器と、この帯電
器をカバーする導電性のシールドと、前記帯電器による
感光体表面の帯電むらを防止するグリッドと、このグリ
ッドと前記シールドに電圧を印加する印加手段と、前記
シールドに対して前記印加手段により印加される電圧を
少なくとも２つの電圧で切り換え制御する制御手段と、
この制御手段を切り換え制御せしめる切り換え手段とか
ら構成されている。

（作用）この発明は、上記した手段により、シールドに印加され
る電圧が変化されるため、帯電器によ・る帯電量が低下
されるようになるものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図は、この発明の概略を電子複写機を例に示すもの
である。すなわち、ドラム状の感光体１０の周囲には、
帯電器としてのコロナ放電器１１、現像器１２、転写用
帯電器１３、剥離用帯電器１４、クリーナ１５、および
除電ランプ１６が順次配設されている。

コロナ放電器１１は、コロナワイヤｌｌａと、このコロ
ナワイヤｌｌａの感光体１０方向を除く３方を囲むよう
にして設けられたシールドケース１１ｂとから構成され
ている。そして、上記コロナワイヤｌｌａには、高圧ト
ランス１７からの出力が供給されるようになっている。

なお、上記シールドケースｌｌｂは導電性を有している
。

このコロナ放電器１１と感光体１０との相互間には、ス
クリーングリッド１８が設けられている。

このスクリーングリッド１８には、バイアス電源（印加
手段）１９からの出力が供給されるようになっている。

また、バイアス［８１９からの出力は、スイッチ部（制
御手段）２０を介して前記シールドケース１１ｂにも供
給されるようになっている。

上記スイッチ部２０は、図示しない操作パネルに設けら
れたフォトモード・キーの操作によって切り換えられる
ようになっている。

このような構成において、通常モードが設定されている
場合、前記バイアス電源１９からの出力がスクリーング
リッド１８、およびスイッチ部２０を介してコロナ放電
器１１のシールドケース１１ｂにそれぞれ印加される。

また、感光体１０が図示矢印方向に回転される。

すると、まずコロナ放電器１１によってその表面が均一
に帯電される。この場合、感光体１０の表面は、コロナ
放電器１１のコロナワイヤ１１ａに印加される前記高圧
トラン゛ス１７の出力に応じた電位となる。

一方、原稿像が図示破線で示す如く結像されることによ
り、感光体１０の表面に静電潜像が形成される。感光体
１０に形成された静電潜像は、現像器１２に対向するこ
とによりトナーが付着されて現像される。現像されたト
ナー像は、感光体１０の回転により転写用帯電器１３と
対向する位置に送られる。そして、この転写用帯電器１
３の作用により、上記感光体１０上のトナー像が図示し
ない用紙上に転写される。

トナー像の転写された用紙は、剥離用帯電器１４によっ
て感光体１０の表面から剥離される。

そして、上記用紙は、トナー像の定着が行われた後、外
部に欅紙される。

なお、用紙にトナー像を転写した後の感光体１０は、そ
の表面の残留トナーがクリーナ１５によって清掃される
。さらに、除電ランプ１６で除電されることにより、次
の複写動作に備えるようになっている。

一方、フォトモードが設定されると、スイッチ部２０が
切り換えられる。これにより、コロナ放電器１１のシー
ルドケースｌｌｂがアースと接続される。このため、コ
ロナ放電器１１からの放電電圧の一部が電流となって、
シールドケース１１ｂを介してアースへ落とされる。し
たがって、感光体１０の表面電位は、第２図に示す如く
、通常モード時をたとえば７００ｖとすると、約６００
ｖ程度まで低下される。

この結果、写真原稿のハーフトーンが再現できるように
なり、良好な複写画像を得ることができる。

上記したように、通常モードではシールドケースとスク
リーングリッドとに同電圧を印加するようにし、フォト
モードが設定された場合にスイッチ部を切り換え、シー
ルドケースをアースに接続するようにしている。これに
より、フォトモードでは、コロナ放電器からの放ｔｍ圧
の一部がアースへ落とされるようになる。したがって、
コロナ放電器に供給される高圧トランスの出力に応じた
電位とされる通常モードに比して、フォトモード時にお
ける感光体の表面電位を低下させることが可能となる。

このように、シールドケースに印加する電圧を制御する
ことにより、感光体の表面電位を変化させることができ
る。このため、フィードバック制御用のトランスとフィ
ードバック回路とを用いることなく、良好な複写画像を
、より安価に提供できるようになるものである。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、発明の要旨を変えない範囲において、種々変型実施可
能なことは勿論である。

〔発明の効果］以上、詳述したようにこの発明によれば、フィードバッ
ク制御用のトランスとフィードバック回路とを必要とす
ることなく、安価に感光体の表面電位を制御することが
できる感光体の表面電位制御装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を概略的に示す感光体の表
面電位制御装置の構成図、第２図は各モードにおける表
面電位の違いを説明するために示す図である。１０・・・感光体、１１・・・コロナ放電器（帯電器）
、１１ａ・・・コロナワイヤ、１１ｂ・・・シールドカ
バー１７・・・高圧トランス、１８・・・スクリーング
リッド、１９・・・バイアス電源（印加手段）、２０・
・・スイッチ部（制御手段）。フォトモード・Ａ− 第１図

Claims

【特許請求の範囲】静電潜像が形成される感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電器と、この帯電器をカバーする導電性のシールドと、前記帯電
器による感光体表面の帯電むらを防止するグリッドと、このグリッドと前記シールドに電圧を印加する印加手段
と、前記シールドに対して前記印加手段により印加される電
圧を少なくとも２つの電圧で切り換え制御する制御手段
と、この制御手段を切り換え制御せしめる切り換え手段とを具備したことを特徴とする感光体の表面電位制御装置
。