JPH034201A - 透明基体用被覆膜 - Google Patents

透明基体用被覆膜

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JPH034201A
JPH034201A JP1139903A JP13990389A JPH034201A JP H034201 A JPH034201 A JP H034201A JP 1139903 A JP1139903 A JP 1139903A JP 13990389 A JP13990389 A JP 13990389A JP H034201 A JPH034201 A JP H034201A
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transparent
film
transparent substrate
metal
coating film
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JP1139903A
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English (en)
Inventor
Sanji Sugiura
杉浦 三二
Toshihiro Osuga
大須賀 俊裕
Naoki Yamamoto
直紀 山本
Shinsuke Suzuki
伸介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透明基体の被覆膜の成形に係わり、殊に高い屈
折率を有する眼鏡レンズの基体の被覆膜に好適な透明基
体用被覆膜に関する。
[従来技術] プラスチックレンズは軽量性、耐衝撃性、透明性及び8
染色性に優れているので、眼鏡用レンズにおいてはガラ
スレンズに取って代ろうとしている。特に、ジエチレン
グリコールビスアリルカ−ボネート スレンスのみならず、視力矯正用レンズとして広く普及
している。
このような利点の反面、CR−39よりなるプラスチッ
クレンズは、無機ガラスレンズに比べて表面硬度が低く
傷がつき易いという点や、また、素材の性質上レンズ中
心厚の厚みや、高度数の近視用レンズのコバ厚が厚くな
る等の問題点がおる。
レンズ表面が傷つき易いという欠点を解決しようとする
試みは、すでに多く提案されている。
例えば、レンズ表面を真空蒸着によりS!Oz等の無機
物で被覆する方法、ディッピング、スピンコード、スプ
レー塗布等によりレンズ表面をポリオルガノジオキサン
系ハードコートや、アクリル系ハードコートで被覆する
方法等である。
確かに、真空蒸着によるS ! Oz等の!!機物の被
覆膜を設けることにより耐擦傷性、摩耗性は改良される
ものの、レンズとの密着性、耐熱性、耐熱水性等か悪く
なる地染色性も無くなるといった欠点を持っている。
また、レンズのコバや中心が厚くなるという欠点を改良
するために、プラスチック基材の屈折率を上げることが
検討され、多くの提案がなされているが、傷がつき易い
というプラスチックレンズの欠点は依然解消されていな
い。
のみならず、これら屈折率の高いプラスチックレンズに
、従来のシラン系又はアクリル系のハードコートを用い
ると、レンズとハードコート膜との屈折率差が大きいた
めに千′e縞が生じ、外観が悪くなるという問題がおる
この問題は、プラスチックレンズの屈折率にハードコー
ト膜の屈折率を近づけることにより解消されるとし、次
のような提案がなされている。
即ち、高屈折率を有する金属酸化物(Al2O2 、T
!Oz 、Zr02 、SnOz 、Sbx Os、Z
rSi04)からなる微粒子状無機物を有機ケイ素化合
物に含有させたコーティング用組成物により被覆する方
法である。
また、コーテイング液に、チタニウムテトラブトキシド
、アルミニウムーn−ブトキシド等の金属アルコキシド
を添加する方法も提案されている。
[従来技術の問題点と発明が解決すべき課題]しかしな
がら、前者は透明性に問題があるとともに、染色性にも
大きな欠点がある。
また、後者の金属アルコキシドを添加する方法において
も、相当量の金属アルコキシドを添加するため、ポット
ライフが著しく短いこと、コーテイング膜の着色、クラ
ンク、染色性(耐光堅牢度)など実用上問題が多いもの
であった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、屈折率
の高いプラスチックレンズでも干渉縞による外観不良を
生じることなく、透明性、密着性、耐擦傷性、耐薬品性
、可撓性、対衝撃性、耐熱性、耐熱水性、耐光生、耐候
性などに優れ、染色品についてはその耐光堅牢度がよい
透明基体用被覆膜を提供することにある。
[発明の概要] 前記目的を達成するために、本発明の透明基体用被覆膜
は、透明基体の表面に下記の(△)。
(B)、(C)及び(D)の成分からなる組成物から形
成された透明硬化膜と、この透明硬化股上に金属酸化物
及び/又は金属フン化物からなる透明膜を設けたことを
特徴としている。
(A)ニ一般式がRO“Rb’S i (OR’ )+
(4)し)で表される有機ケイ素化合物及び/又はその
加水分解物 (ここでR’ 、R’は各々アルキル基、アリケニル基
、アリール基、又はハロゲン基、エポキシ基、グリシド
キシ基、アミ7基、メルカプト基、メタクリルオキシ基
、或いはシアノ基を有する炭化水素基であり、R3は炭
素数が1〜8のアルキル基、アルコキシアルキル基、ア
シル基、フェニル基である。a及びbはO又は1でおる
。) (B) :平均粒子径約1〜10omμのコロイダルシ
リ力 (C):臭素化エポキシ樹脂或いは臭素化エポキシ変性
ポリオール樹脂 (D):金属キレート化合物、金属アルコラードから選
ばれる一種以上の硬化触媒 本発明の被覆膜が形成される透明基体には無機ガラス、
各種プラスチック等があるが、眼鏡レンズで重視される
干渉効果による外観不良の防止という観点からは、透明
基体の屈折力がいわゆる中屈折レンズでおる1、54以
上あるものが望ましい。また、屈折力1.61程度の基
体には成分の種類と最の選択により対応できる。
このような透明基体上に上記(A)、(B)。
(C)及び(D)の成分からなる組成物から形成された
透明硬化膜を形成する。
(A>で示される有機ケイ素化合物その加水分解物の具
体的な例としては特開昭62−89902号公報第5頁
以下に記載されているのでその詳細は省略する。即ち、
■メチルシリケート、i so−プロピルシリケートな
どのテトラアルコキシシラン類及びその加水分解物、ま
た、■メチルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシ
エトキシシラン、リエトキシシランなどのトリアルコキ
シシラン、トリアジルオキシシラン、トリフエノキシシ
ラン類及びその加水分解物、■ジメチルジメトキシシラ
ン、グリシドキシメチルメチルジメトキシシランなどの
ジアルコキシシラン、ジアシルオキキシラン類及びその
加水分解物がある。これらの有機ケイ素化合物は、一種
または複数種併用することも可能である。
特に染色性付与の目的には、エポキシ基、グリシドキシ
基を含む有機ケイ素化合物の使用が良いことは汎く知ら
れている。。
また、これらの有機ケイ素化合物は硬化温度を下げ、反
応を促進するためには、加水分解して使用することが好
ましい。このとき、水或いは酸性水溶液の添加量を調節
することによって加水分解の度合をコントロールするこ
とも可能であるが、(A>の加水分解性基と等モル−3
モルの水または酸性水溶液の添加が硬化促進の点で特に
好ましいことも前記公報に記載されている。
加水分解は有機ケイ素化合物単独でも可能であり、その
後溶媒を添加してもよいが、力o水分解を均一に行うた
めに溶媒を混合した後行うことが好ましい。
また、単独で加水分解後に、成分(B)のコロイダルシ
リカと混合しても、成分(B)と混合後に加水分解をし
ても良い。これら溶媒としては、アルコール、エステル
、エーテル、ケトン、ハロゲン化炭化水素或いは芳香族
炭化水素等の溶媒がめげられる。また、これらの溶媒は
必要に応じて二種類以上の混合溶媒として使用すること
も可能である。
また、温度を室温以上に加熱して、加水分解反応を促進
し、さらに予備縮合等の反応を進めたり、逆に、室温以
下に冷却して、予備縮合を抑えたりすることも可能であ
る。
成分(B)の粒径1〜100mμのコロイダルシリカと
は、例えば、水またはアルコール系、または、セロソル
ブ系分散媒に、高分子量の無水ケイ酸微粒子を分散させ
たコロイド溶液でおり、市販されているもので充分であ
る。
本発明の実施にあたつ゛ては、粒径5〜40mμのもの
が特に有用でめる。
また、分散媒はメタノール、エタノール、プロパツール
、ブタノール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブが
好ましい。水分散コロイドの場合には、過剰の水溶性有
機溶媒を加える必要がある。
成分(C)の臭素化エポキシ樹脂の例としては、■下記
の一般式(I)又は(II>で示されるテトラブロモビ
スフェノール、A、(T8BA>を骨格にもつ臭素化ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂■一般式(III)で示
されるフェノールノボラック型のベンゼン環に臭素が付
加した臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂 ■−一般式IV)のネオペンチルグリコールの水素を臭
素に置換した臭素化ネオペンチルグリコール型エポキシ
樹脂 を必げろことができる。
また、臭素化エポキシ変性水イノオールとは、(I)〜
(IV)のエポキシ樹脂のエポキシ基が酸又はアルカノ
ールアミン等によって開環し、2級のアルコールになっ
た状態のもの、又はエポキシ基を水酸基等に替えたもの
を言う。
本発明において上記樹脂等は、透明硬化膜の屈折率をあ
げる上で重要であり、特に高い屈折率を与えるという点
でテトラブロモビスフェノールA(TBBA>を、骨格
にもつ臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂またはそ
のポリオールが好ましく使用される。
一般式(I)〜(IV)で表されるエポキシ樹脂におけ
るエポキシ当量としては特に限定されないが、他成分と
の相溶性、取扱い易さなどの観点から約400以下のも
のが好ましく使用される。また、屈折率を上げる目的か
ら臭素含有量が高い方が良いことは言うまでもない。
これらの樹脂は難燃化剤として各種開発されており、原
料的にも入手しやすい。
本発明の(D>成分である硬化触媒は、金属キレート化
合物及び/又は金属アルコラードから1種類以上選ばれ
ることが必要である。
これらの硬化触媒を1種類以上用いたものは、コーテイ
ング液のポットライフが長く、しかも比較的低温でも短
時間で硬化し、ざらに膜の硬度、染色性等良好な膜が得
られる。
金属キレート化合物の一般式は、 M (CH3C0CHCOCH3’)n(n=2.3) で表される。アルミニウムアセチルアセトネート、クロ
ムアセチルアセトネート、チタニルアセチルアセトネー
ト、コバルトアセチルアセトネート、カッパーアセチル
アセトネート、ニッケルアセチルアセトネート等の金属
アセチルアセトネート類が挙げられる。
金属アルコラードの一般式は、 M(OR’)n M (OR’  >m F<’rn−n  (0<m<
n)で示され、Mとしはチタニウム(n=4)、ジルコ
ニウム(n=4)、ハフニウム(n=4)、インジウム
(n=4)、トリウム(n=4)、ニオブ(n=5)、
タンタル(n=5)、クロム(n=3)、鉄(rl=2
.3)、ランタン(n=3)、セリウム(n=4)、ゲ
ルマニウム(n=3)、アルミニウム(n=3)等があ
り、R′ としてはメチル、エチル、プロピル、ブチル
、ペンチル基等があり、R2としてはブトキシ基、エチ
ルヘキソキシ基、アセチルアセトン基、トリエタノール
アミン基等が挙げられる。
本発明の目的に特に有用な金属アルコラードは、それ自
体が液体であり、使用しやすく、またコーテイング液の
安定性などの点からテトラ−1so −プロポキシチタ
ン、テトラ−n−ブトキシチタンの単量体、又はポリマ
ーテトラキス(2−エチルヘキソキシン)チタン、テト
ラ−1so−プロポキシジルコニウム、テトラ−n−ブ
トキシジルコニウム、ペンタ−エトキシタンタル、トリ
ーn−ブトキシアルミニウム、トリー1so−プロポキ
シアルミニウム、トリー5eC−ブトキシアルミニウム
、アルミニウムージイソプロポキシド−エチルアセトア
セテートキレート、アルミニウムージセカンダリブトキ
シドーエチルアセトアセテートキレート、トリーn−ブ
トキシインジウム、テトラ−n−ブトキシゲルマニウム
、トリーn−ブトキシ鉄が好ましく用いられる。
これらは2種類以上混合して使用しても効果があり、ざ
らに有機ケイ素化合物の硬化触媒として知られているジ
ブチル−スズ−ジ−ラウレート(C4N9 >2 Sn
 [OOC(CH2)11) CH3]2を併用しても
効果がある。
本発明を構成する透明硬化膜の組成成分は、前記の(A
)、(B)、(C)及び(D)を必須成分としており、
このうち一つが欠けても目的としている性能は得られな
い。
本発明における成分(B)の添加量は、成分(A)十戒
分(C)100重量部に対して5〜400重量部、好ま
しくは10〜2O0重量部が適当で、これより少ないと
硬度、耐摩耗性等に及ぼす効果が小さく、これ以上では
膜にクランクが入るなどの欠陥を生ずる。
(C)成分の添加量は、(A)成分100重量部に対し
て30〜300重量部、好ましくは60〜2O0重量部
が適当でおり、これより少ないと屈折率が高くならない
し、これ以上では硬度が低くなり耐摩耗性が悪くなる。
また、(D)成分の添加量は、(A) +(B)+(C
)100重量部に対して、0.1〜2O0重量部、特に
好ましくは1〜100重量部が適当で、これより少なく
ては硬化不十分となるし、これ以上では透明性の低下、
硬度の低下、黄変、クランク等の欠損を生ずる。
次に本発明の組成物から得られる被覆膜は、各種染料(
例、分散染料など)にて容易に染色が可能であるが、染
色品の耐光堅牢度を良くする目的で一重項酸素クエンチ
ャーの添加が好ましい。
染料の光退色に及ぼす一重項酸素の寄与は以前から知ら
れてあり、−単項酸素による酸化は、ヒンダードフェノ
ール系の間化防止剤では全く効果がなく、その防止には
一重項酸素クエンチャーと呼ばれる、β−カロチン、D
ABCO,ベンゾキノン遷移金属キレート化合物などの
添加が有効でおる。
本発明の目的には、コーテイング液中での安定性着色な
どから、N1(II)錯体に代表される遷移金属キレー
ト化合物の添加が好ましい。
上記組成物においては、各種の溶剤が使用できる。この
溶剤は使用する基材の塗布方法、加熱方法、基材の種類
によって適宜選択されるものである。
含ませてよい溶剤としては、アルコール類、ケトン類、
エステル類、セロソルブ類、ハロゲン化物、カルボン酸
類、芳香族化合物等を挙げることができ、これらのうち
1種又は2種以上の混合溶剤を用いることができる。
特に、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ等のセロソルブ類、トルエン、キシレン等の芳
香族化合物、及び酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類を単独又は混合溶剤として用いることが好ましい。ま
たさらに、コーテイング液の安定化のために、酢酸、プ
ロピオン酸、乳酸等のカルボン酸の添加が好ましく、D
I−(で3゜O〜6.5ぐらいが良好でおる。
この透明硬化膜の形成においては、本発明を構成する各
成分の他、各種の添加物を加えることも可能である。表
面が平滑な塗膜を得るために、アルキレンオキシドとジ
メチルシロキサンとのブロック共重合体のフローコント
ロール剤、例えば、日本ユニカー社製NUCシリコーン
Y−7006(商品名)等を添加することができる。こ
れらフローコントロール剤の添加量は少量で十分であり
、コーティング組成物全体に対し0.01〜3重量部%
である。
また、耐候性を向上させる目的で、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等を添加することも容易にできる。
このような組成物からなる塗料のコーティングは通常行
われている浸漬法、スピンコード法、ロールコート法、
フローコート法、スプレーコート法等の各種の方法によ
って行われる。その後、5層℃〜2O0℃の範囲の温度
で、乾Mび硬化させる。加熱方法としては、熱風、赤外
線ランプ等使用できる。この硬化膜の好ましい厚さは、
1〜30mμ、より好ましくは、2〜10mμで必る。
1mμ以下であると耐摩耗性が十分でなく、また30m
μ以上になるとクラックが発生し易くなる。
このようにして得られた透明硬化膜上に、真空蒸着法に
より無機誘導定帯物質からなる反射防止膜を設ける。
即ち、真空蒸着法により、S!Oz、S!01AI2O
3 、Y2O3 、Ybz 03 、Zr0a、TtO
z 、Taz 03等の金属醸化物、fVIQFz等の
金属フッ化物よりなる多層の薄膜を積層することにより
、大気とレンズ界面の反射を低く抑える層を形成させる
。ざらに、耐擦傷性も総合的に向上させている。
光学的膜厚は、λ/4、λ/2、λ/4、または、λ/
4、λ/4、λ/4の屈折率の異なる3層よりなる多層
コート、さらには内部反射を抑えるための多層コートを
設けたものが有用である。
このときの屈折率は、物理的に計算される値に近い材質
により決まる。
[発明の効果] 本発明によれば、前記成分を特定の配分合成で混合する
ことにより、屈折率の高い透明基体においても干渉縞に
よる外観不良を生じさせることなく、透明性、密着性、
耐擦傷性、可撓性、耐衝撃性、耐熱水性、耐光性、耐候
性などに優れ、ざらに、染色性については、その耐光堅
牢度が良い透明基体の被覆膜を得ることができる。
[発明の実施例] 以下本発明の詳細な説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。なお、例中の部数及び%
は重量による。
叉凰■ユ (1)塗料の調整 γ−クリシト主ジプロピルトリメトキシシラン1009
、n−ブタノールシリカゾル(8産化学工業(株)製、
固形分2O%)22O9を仕込み、液温を約10℃前後
に保ち撹拌しながら、00O5N−塩酸水溶液27.4
!?を徐々に洸乍し、)^下後至温で数時間放置し、加
水分解物を得た。
臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエ
ポキシ(株)、商品名エピコート5050)12O9を
酢酸ブチル100gに溶かし、エチルセロソルブ2O0
7と前記加水分解物を混合し、ざらに攪拌しながら、酢
酸103、テトラ−n−ブトキシチタン707、ジブチ
ルスズジラウレート1.57、レベリング剤(日本ユニ
カー商品名NUCシリコーンY−7006>0.5yを
添加し、充分攪拌した後、塗料とした。
(2)塗料およびキュア 上記塗料を、屈折率n=1.58のプラスチックレンズ
に、引き上げ速度15cm/minの条件で浸漬塗布し
、90℃−10分の予備乾燥後、さらに115°C−3
時間加熱キュアを行った。
(3)反射防止膜の作成 次に前記ハードコート付レンズに、真空蒸着法にて、Z
rO2/Ti0z 、Tag Os 、S i。
2の順に、それぞれλ/4、λ/4、λ/4(λ=52
171IR>に設定してレンズの両面に多層コートした
。得られた反射防止膜の干渉色はグリーンを呈し、全光
線透過率は98%であった。
(4)性能評価 得られた反射防止膜付し゛ンズの性能は、次の方法に従
って試験を行った。結果は第1表に示す。
(イ)スチールウール硬度 #0000のスチールウールでレンズを擦り、傷つき具
合を判断した。判断基準は、 A・・・強く擦っても傷が付かない。
B・・・強く擦ると少し傷が付く(1〜3本)C・・・
強く擦ると少し傷が付く(4〜8本)D・・・レンズ生
地と同じ(かなりひどい傷が付く)ただし、擦り回数は
5往復で行った。
(ロ)密着性 レンズ表面に、1mの基材に達するゴバン目をナイフで
100個入れて、セロハン粘着テープ(商品名セロテー
プ ニチバン(株))を強く貼付け、90度方向に急速
に剥し、塗膜剥離の有無を調へた。
(ハ)外観 得られたレンズを肉眼にて、透明性、クラック等観察し
た。
判定基準 O・・・強い光を当てても曇りは認められない。
△・・・強い光を当てると曇りが認められる。
X・・・強く光を当てなくても曇りが認められる。
クラックは有無のみ。
(ニ)干渉縞 得られたレンズの下部に黒い布をあき、上方10αの位
百より螢光灯を必でて反射光を肉眼で観察し、干渉縞の
有無を判定した。
丈凰U二l 実施例1において、コーティング組成物を第1表に示す
組成物に変える以外はすべて同様に行った。
得られたレンズの性能評価は第1表に示す。
ル較皿ユニ支 実施例1において、コーティング組成物を第1表に示す
組成物に変える以外はすべて同様に行つた。
得られたレンズの性能評価は第1表に示す。
実施例8 実施例1において、ジブチルスズジラウレート1.57
をアルミニウムアセトナート4.03に変える以外はす
べて同様に行った。得られたレンズの性能は第2表に示
されている。
実施例9 実施例8において、A1−アセチルアセトナート4.0
9をN1−アセチルアセトナート4.09に変える以外
はすべて同様に行った。得られたレンズの性能は第2表
に示されている。
実施例10 実施例1において、ジブチルスズジラウレートの添加を
なくす以外はすべて同様な操作を行った。
得られたレンズの性能を第2表に示す。
実施例11 (1)塗料の調整 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン75y、
キシレン−ブタノールシリカゾル(8産化学工業(株)
固形分30%>16dy、エチルセロソルブ80yを仕
込み、液温を約10℃前後に保ち、攪拌しながら0.0
5N−酢酸水溶液16.136:徐々に滴下する。
臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピュート5
030)859”酢酸ブチル803、エチセロ2O09
に攪拌しながら溶かし、前記加水分解物に攪拌混合する
。酢酸53、ジルコニウムn−ブトキシド1009、ジ
ブチル−スズジラウレート1.59、アルミウムアルコ
ラート・キレート(郡山化成■ 商品名ASE−M)3
09、レベリング剤(住友スリーエムFC−431>0
゜59を添加して、充分攪拌した後、塗料とした。
(2)塗料及びキュアー 前記塗料を屈折率n=1.58のプラスチックレンズに
、引き上げ速度15C!n/minの条件で浸漬塗布し
、90℃−10分の予備乾燥後、さらに115°C−3
時間加熱キュアを行った。
(3)染色 赤、青、黄3色からなる分散染料浴を調整し、液温を9
3℃に保ち、これに(2)で得たレンズを10分間浸漬
し、染色を行った。得られたレンズは、全光線透過率が
50%のブラウンに染色されたものであった。
(4)染色耐光堅牢度試験 前記(3)で得られたレンズを紫外線蛍光ランプ下5 
crnの所に半分アルミハクでマスキングして、72時
間放置し、テスト終了後マスキングをはがして、退色の
程度を白い紙の上で目視した。結果は第3表に示す。
判定基準 A:差なし B:ごくうずく差がある。
C:少々差がおる。
D=はっきりとした差がある。(白い紙の上でなくても
わかる) !災叢ユl 実施例11の塗料にざらに遷移金属キレート化合物とし
てアセチルアセトンNn、5gを加え、充分攪拌した後
、塗料とした。結果は第3表に示す。
!癒叢ユ旦 実施例12において、遷移金属キレート化合物をアセチ
ルアセトンCLJ (ff>に変える以外はすべて同様
に行った。結果は第3表に示す。
比較例7 実施例11において、アルミニウムアルコラード・キレ
ート(ASE−M)を除(以外はすべて同様に行った。
結果は第3表に示す。
工校■旦 実施例11において、TBZrをTNTに変える以外は
すべて同様に行った。結果は第3表に示す。
比較例9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)透明基体の表面に、下記(A)、(B)、(C)及
    び(D)の成分からなる組成物から形成された透明硬化
    膜と、この透明硬化膜に金属酸化物及び/又は金属フッ
    化物からなる透明膜を設けたことを特徴とする透明基体
    用被覆膜。 (A)一般式がRa^1Rb^2Si(OR^3)_4
    _−_(_a_+_b_)で表される有機ケイ素化合物
    、又はその加水分解物 (B)平均粒子径 約1〜100mμのコロイダルシリ
    カ (C)臭素化エポキシ樹脂、或いは臭素化エポキシ変性
    ポリオール樹脂 (D)配位子を有する金属キレート化合物、金属アルコ
    ラードから選ばれる一種以上の硬化剤 2)請求項第1項の透明基体は眼鏡用レンズである透明
    基体用被覆膜。 3)請求項第2項記載の眼鏡レンズは1.54〜1.6
    1の屈折率を有するプラスチック眼鏡レンズである透明
    基体用被覆膜。 4)請求項第1項記載の金属酸化物及び/又は金属フッ
    化物はSiO_2、SiO、、Al_2O_3、Y_2
    O_3、Yb_2O_3、ZrO_2、Ta_2O_3
    、TiO_2、MgF_2から選ばれた少なくとも一種
    以上を含む透明基体用被覆膜。 5)金属酸化物及び/又は金属フッ化物からなる透明膜
    が二層以上の多層膜である請求項第1項記載の透明基体
    用被覆膜。 6)金属酸化物及び/又は金属フッ化物からなる透明膜
    が反射防止膜である請求項第1項記載の透明基体用被覆
    膜。
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