JPH0341857Y2 - - Google Patents

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JPH0341857Y2
JPH0341857Y2 JP15107086U JP15107086U JPH0341857Y2 JP H0341857 Y2 JPH0341857 Y2 JP H0341857Y2 JP 15107086 U JP15107086 U JP 15107086U JP 15107086 U JP15107086 U JP 15107086U JP H0341857 Y2 JPH0341857 Y2 JP H0341857Y2
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shaped
structural material
shape
curved
pressing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、L型鋼材に類する形態のものであつ
て、L型鋼材に類する用途に用いられる新規な構
造用材料に関するものである。
(従来技術の問題点) 従来のL型鋼材は、文字通り一枚板をL型に単
純に成形したものであるため、強度を高めるには
厚さを増さねばならないが、厚さを増すと重量が
増えるという問題がある。
又、従来のL型鋼材は、角張つた形状で武骨な
外観を呈しているためているため、外部に露出す
る部分に使用するには不適当であるし、露出部分
に使用すると取扱の際に傷を負わせてしまうとい
う問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点が解消された新規な構造
材の提供を目的とするものである。
(考案の構成) 本考案は、丸パイプを直径方向にプレスして得
られる形状であつて、端面に於て、両端に略涙滴
状の空洞を内包する湾曲部を形成し、中央にプレ
ス方向のパイプ側部が互いに重なつた中央帯状部
を形成し、該中央帯状部を幅方向に折り曲げた屈
曲部を形成したものである。
(実施例) 以下、本考案を実施の一例を示す図面に基づい
て説明する。
構造用材料10は、一般に数メートルに及ぶ長
尺物であつて、必要な長さに切断して使用され
る。第1図は、構造用材料10の端面部分を示す
斜視図である。
第1図に於て、11は湾曲部であつて、湾曲部
11は略涙滴状の空洞12を内包するように湾曲
形成されている。13は中央帯状部であつて、中
央帯状部13は2枚の板状部材13A,13Bが
重ねられほぼ密着された状態に形成されている。
又、14は屈曲部であつて、中央帯状部13を幅
方向に折り曲げて形成してある。
前記湾曲部11は、当該中央帯状部13の両端
にそれぞれ涙滴形状をした空洞12の鋭部が互い
に向き合うように位置しており、中央帯状部材1
3を構成する一方の板状部材13Aが湾曲しなが
ら延長して他方の板状部材13Bに連なつて、当
該湾曲部11が形成されている。即ち、湾曲部1
1,11は中央帯状部13と一連に連なる部材で
成形されているのであつて、これらから成る本案
の構造用材料10は、丸パイプを直径方向にプレ
スして得られる。
丸パイプから本案の構造用材料10への成形工
程の例を第2図以下の図面に基づいて説明する。
第2図は、プレス機の下型22に丸パイプをセ
ツトした状態を示すもので、図中21は上型を示
す。下型22はV字型で、上型21は下型22の
V字型に相応するV字型に成形してあり、上型2
1のV字の両辺の長さは下型のV字の両辺の長さ
より短くしてある。
第3図は、プレス終了時の状態を示すものにし
て、上型21と下型22との整合部分では丸パイ
プの上下方向の2つの側面が板状に押し潰されて
重ねられた中央帯状部13が形成され、且つV字
の谷によつて当該中央帯状部13が幅方向に屈り
曲げられて屈曲部14が形成される。そして、整
合部分の両端側では、上型21の圧力を免れた丸
パイプの左右方向の側面が湾曲して、内部に略涙
滴状の空洞12を抱えた湾曲部11が形成され
る。この湾曲部11を成形するには、上型21の
両辺の長さを、プレスされた状態に於る丸パイプ
の左右方向の長さより、両端にプレス圧が直接加
わらないように短くしておくことが必要である。
上記のプレス方法によれば、前記の湾曲部11
従つてまた空洞12は、その断面が自然に涙滴型
となる。実施例では、湾曲部11従つてまた空洞
12の形態を涙滴型形状で示しているが、これに
限らず、2次加工を加えることにより、円或いは
楕円その他適当な形状にしてもよい。要は、中空
のパイプ状に形成すればよい。
実施例に示すように、構造用材料10は、長手
方向の両側に、中空のパイプ状湾曲部11を形成
することによつて、強度を高からしめているう
え、更に、前記中央帯状部13に、その断面に於
て屈曲せしめた屈曲部14を構造用材料の長手方
向に少なくとも1つ形成して、中央帯状部13の
強度を高からしめると共に、前記湾曲部13と相
俟つて、全体として構造用材料10の強度を向上
させている。
又、実施例に示す本案の構造用材料10は、屈
曲部14から延びる左右の辺の長さが等しく、屈
曲部14の内角を90度としてあるが、左右の辺の
長さを不等にした所謂L字型にしてもよい。又、
屈曲部14の内角は90度に限らず適宜の角度に設
定してもよい。
(考案の効果) 本考案は、丸パイプを直径方向にプレスして得
られる形状であつて、端面に於て、両端に略涙滴
状の空洞を内包する湾曲部を形成し、中央にプレ
ス方向のパイプ側部が互いに重なつた中央帯状部
を形成し、該中央帯状部を幅方向に折り曲げた屈
曲部を形成したものであるから、 従来のL型鋼材に比べて、肉厚の薄い丸パイプ
を素材として、簡単なプレス加工により、軽さの
割には、十分な強度を備えた耐圧性に優れた構造
用材料を提供できる。
又、従来のL型鋼材が角張つた形状で武骨な外
観を呈しているのに比べ、滑らかな曲線となるの
で露出する部分に使用しても傷を負わせることも
なく、取扱上の安全性も高まる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものにして、第
1図は斜視図、第2図はプレス前の説明図、第3
図はプレス後の説明図である。 10……構造用材料、11……湾曲部、12…
…空洞、13……中央帯状部、13A……板状部
材、13B……板状部材、14……屈曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 丸パイプを直径方向にプレスして得られる形状
    であつて、端面に於て、両端に略涙滴状の空洞を
    内包する湾曲部を形成し、中央にプレス方向のパ
    イプ側部が互いに重なつた中央帯状部を形成し、
    該中央帯状部を幅方向に折り曲げた屈曲部を形成
    したことを特徴とする構造用材料。
JP15107086U 1986-10-01 1986-10-01 Expired JPH0341857Y2 (ja)

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JP15107086U JPH0341857Y2 (ja) 1986-10-01 1986-10-01

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JPS6356917U JPS6356917U (ja) 1988-04-16
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