JPH0341538B2 - - Google Patents

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JPH0341538B2
JPH0341538B2 JP351988A JP351988A JPH0341538B2 JP H0341538 B2 JPH0341538 B2 JP H0341538B2 JP 351988 A JP351988 A JP 351988A JP 351988 A JP351988 A JP 351988A JP H0341538 B2 JPH0341538 B2 JP H0341538B2
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aluminum alloy
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JP351988A
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/10Bases for charge-receiving or other layers
    • G03G5/102Bases for charge-receiving or other layers consisting of or comprising metals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機の感光体ドラム等の感光体基体
用アルミニウム合金に関し、更に詳述すれば、有
機化合物の塗布性が優れ、有機半導体を感光層と
する感光体の基体用材料として好適のアルミニウ
ム合金に関する。 〔従来の技術〕 一般に、有機半導体を感光層とする感光体(以
下、OPCともいう)の基盤ドラムには、JIS3003
又はJIS6063Al合金が使用されている。特に、
JIS3003Al合金はアモルフアスSeを感光層とする
感光体ドラムにおいて実績があるため、有機半導
体型感光体ドラム用Al合金として多用されてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、OPCは、アモルフアスSe型感
光体のように感光層を蒸着により被着するドラム
と異なり、有機化合物の液体を塗布する工程を有
する。この塗布工程における有機半導体膜の塗布
膜厚のバラツキ等が、画像欠陥の原因となり、製
品歩留りを低下させる要因となつている。 つまり、一般のJIS Al合金においては、有機
化合物の塗布工程に起因する成膜欠陥が発生し、
製品歩留りを低下させる要因となつている。 また、感光体の支持体は高度の寸法精度を必要
とするため、Al合金素管は有機化合物の塗布前
に精密切削加工する。従つて、Al合金はこの切
削加工において十分な寸法精度(真円度)を得る
ことができるものであることが必要である。 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので
あつて、アルミニウム合金の表面性状を改善する
ことにより、有機半導体膜の塗布成膜欠陥を防止
し、優れた画像を得ることができる複写機感光体
基体用アルミニウム合金を提供することを目的と
する。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る複写機感光体基体用アルミニウム
合金は、Mg;0.1乃至0.7重量%及びSi;0.1乃至
0.6重量%を含有し、必要に応じて、Zr;0.05乃
至0.2重量%、Ti;0.05乃至0.2重量%及びCr;
0.05乃至0.2重量%から選択された1種又は2種
以上の成分を含有し、且つ、不純物成分を、
Fe;0.3重量%以下、Cu;0.1重量%以下及び
Mn;0.1重量%以下に規制したことを特徴とす
る。 以下、本発明に係る複写機感光体ドラム用アル
ミニウム合金について、具体的に説明する。 本願発明者等は、アルミニウム合金の切削面に
ついて研究した結果、塗膜厚さのバラツキはアル
ミニウム合金表面の濡れ性に依存することを見い
出した。この濡れ性に影響を及ぼす要因として
は、極表面層の汚れが考えられる。また、アルミ
ニウム合金素材の表面に晶出物及び析出物等が多
いと、汚れがとれにくいという知見も得られた。
更に、晶出物、析出物又は介在物が多いと、表面
の無定形アルミナ層の結晶化が起き、局所的な絶
縁破壊が発生する虞れがある。 従つて、有機半導体感光層が被着される感光体
基体(感光体ドラム)用のAl合金は晶出物が小
さいと共に量が少なく、また析出物も微細で且つ
量が少ない方が好ましい。このような晶出物及び
析出物の好ましい性状を考慮すると、前記感光体
基体用材料として純アルミニウムが適している
が、純アルミニウムは強度が低いため、薄肉パイ
プ状の感光体ドラムとして、その加工時に真円度
を出すこと等が困難である。このように、感光体
基体としてはある程度の強度が必要であるので、
純アルミニウムは有機半導体型感光体基体として
は好ましくない。 本願発明者等はこのような知見に基いて、有機
半導体感光層が被着される感光体用の基体として
最適の材料を開発すべく種々実験研究した結果、
Al−Mg−Si系合金が最適であることが判明し
た。本願発明はこのような観点に立つてなされた
ものである。 次に、本願発明のAl合金における各成分の添
加理由及び組成限定理由について説明する。 Mg、Si Mg及びSiはいずれもAl合金中に固溶し、又は
Al合金中に微細析出することにより、その強度
を向上させる成分である。Mg及びSiは夫々0.1重
量%未満の場合には、強度向上効果がない。一
方、Mg及びSiが夫々0.5重量%を超える場合には
析出物が大きく且つ多量になるため、好ましくな
い。従つて、Mg及びSiの含有量は夫々0.1乃至
0.5重量%とする。また、硬いSi又はFeSiの晶出
物の生成を防止するために、(Mg/Si)<1の組
成比になるようにMg及びSiの含有量を設定する
ことが望ましい。 また、必要に応じて、結晶粒微細化のために、
Zr、Ti又はCrを添加することができる。これら
のZr、Ti又はCrは、その含有量が夫々0.05重量
%未満の場合には、結晶粒の微細化効果が少な
い。一方、この含有量が夫々0.2重量%を超える
と、巨大化合物が晶出する。このため、Zr、Ti
又はCrの含有量は、夫々0.05乃至0.2重量%にす
る。Zr、Ti又はCrはいずれも実質的に同一の作
用効果を有するもので、これらの成分から1種又
は2種以上を適宜選択して添加すればよい。 不純物成分としては、Fe、Cu又はMn等がある
が、このうちFeは0.3重量%を超えると、鏡面切
削時に切屑が分断されすぎてこの切屑が切削仕上
げ面を傷つけ、塗布性を阻害する。従つて、Fe
の含有量は0.3重量%以下に規制する。また、Cu
は0.1重量%を超えると、Al合金の耐食性を阻害
するため、Cuは0.1重量%以下に規制する。また、
Mn含有量が0.1重量%を超えると巨大化合物が生
成するため、Mnは0.1重量%以下に規制する。 なお、不可避的不純物として、Znが合金中に
混入することがある。このZnは地金中から、又
は精錬炉の炉壁から混入してくる。 〔実施例〕 次に本発明に係る複写機感光体基体用アルミニ
ウム合金の実施例について、その比較例と共に説
明する。 下記第1表は実施例1乃至3及び比較例1乃至
4の各合金の組成を示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、表面濡れ性が優れたAl合金
を得ることができるので、有機化合物の成膜欠陥
が防止されて製品歩留りが向上し、更に、切削後
の切屑当たり傷がないと共に真円度も優れた感光
体基体を得ることができる。このため、本発明に
係るアルミニウム合金は、有機半導体感光層用の
感光体基体として好適であり、極めて有益であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Mg;0.1乃至0.6重量%及びSi;0.1乃至0.6重
    量%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物で
    あり、前記不純物を、Fe;0.3重量%以下、Cu:
    0.1重量%以下及びMn;0.1重量%以下に規制し
    たことを特徴とする複写機感光体基体用アルミニ
    ウム合金。 2 Mg;0.1乃至0.6重量%及びSi;0.1乃至0.6重
    量%と、Zr;0.05乃至0.2重量%、Ti;0.05乃至
    0.2重量%、及びCr;0.05乃至0.2重量%から選択
    された少なくとも1種の元素とを含有し、残部が
    Al及び不可避的不純物であり、前記不純物を、
    Fe;0.3重量%以下、Cu:0.1重量%以下及び
    Mn;0.1重量%以下に規制したことを特徴とする
    複写機感光体基体用アルミニウム合金。
JP351988A 1988-01-11 1988-01-11 複写機感光体基体用アルミニウム合金 Granted JPH01180936A (ja)

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JPH01180936A JPH01180936A (ja) 1989-07-18
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