JPH0341340B2 - - Google Patents

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JPH0341340B2
JPH0341340B2 JP13864286A JP13864286A JPH0341340B2 JP H0341340 B2 JPH0341340 B2 JP H0341340B2 JP 13864286 A JP13864286 A JP 13864286A JP 13864286 A JP13864286 A JP 13864286A JP H0341340 B2 JPH0341340 B2 JP H0341340B2
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JP
Japan
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mold
effective
thermoformed
molding
sheet
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野 この発明は熱成形体の縁部処理方法に関し、詳
しくは真空成形、圧空成形またはプレス成形など
熱成形の直後に熱成形体の有効部分に隣接する非
有効部分を薄肉化してその有効部分の端部で切断
するか、またはその薄肉化した部分を有効部分側
に折り返すことを特徴とする熱成形体の縁部処理
方法に関するものである。従来の技術 熱成形するシート状材料は、成形型よりひとま
わり大なクランプ枠で挾持された状態で成形され
るため、有効部分の外側には必ず非有効部分が存
在する。このため成形後鋏で切り取るか、刃型を
用いてプレスで打ち抜いて非有効部分を除去して
いた。発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来の鋏を用いる方法ではシート
状材料が厚く固い場合切断作業は困難であり、プ
レスを用いても刃型を常に研磨したり交換する必
要があつた。
またシート状材料が装飾用の表皮層を含む積層
体の場合単なる切断では切断面に下層の材料も現
出し見栄えが劣るので、縁部を折り返し処理する
ことがある。この折り返し作業は、シート状材料
が肉厚で特にクツシヨン層を含む場合折り返し部
が崇高くなり、見苦しくなるので下層の材料を剥
ぎ取る必要がありそのため作業は煩雑であつた。問題点を解決するための手段 第1の発明の熱成形体の縁部処理方法は、熱成
形体の非有効部分を成形する外型と、その外型に
内接し外型に対して相対的に摺動することのでき
る、熱成形体の有効部分を成形する内型とからな
る熱成形型により、熱可塑性のシート状材料を熱
成形し、それぞれの型の成形面に保持させた状態
で、外型と内型の少なくとも一方を摺動させ、有
効部分に隣接する非有効部分のシート状材料を延
伸、薄肉化したのち、有効部分の端部で切断し非
有効部分を除去するするものである。
そして第2の発明は第1の発明の方法で非有効
部分のシート状材料を延伸、薄肉化したのち、有
効部分の端部近傍に密着しかつその端部に近傍し
て凹窪を設けた上型にて薄肉化した非有効部分の
シート状材料を凹窪内に引き込み成形することに
より有効部分の端部に折り返し部を形成するもの
であるから従来の問題点を解決するこができるの
である。作 用 この発明の熱成形体の縁部処理方法は上記のよ
うに構成されているので、その作用を図面を参照
しながら説明する。
第1図は第1の発明に使用される熱成形型の断
面図である。熱成形型は熱成形体の非有効部分b
を成形する外型3と、その外型3に内接し摺動す
ることのできる有効部分aを成形する内型2とか
らなり、熱可塑性のシート状材料1を熱成形しそ
れらの型の成形面に保持させた状態で、かつシー
ト状材料1が成形時の熱を保有する間に内型2を
第2図のように上方向に摺動させ、有効部分aに
接する非有効部分bのシート状材料部分cを延
伸、薄肉化したのち非有効部分を有効部分の端部
dで切断除去するものである。(第3図)。このよ
うに、切断除去しようとするシート状材料部分c
が薄肉化されているので鋏で切り取ることも容易
であり、また刃型にかかる負荷も小さくその寿命
も長くなる。
第4図は第2の発明に使用される熱成形型の断
面図である。内型2と外型3は第1の発明のもの
とほぼ同一である。即ち第1の発明と同様にして
熱可塑性のシート状材料1を内型2と外型3で熱
成形しそれらの型の成形面に保持させた状態で、
直ちに内型2を第5図のように下方向に摺動さ
せ、有効部分に接する非有効部分のシート状材料
1部分を延伸、薄肉化したのち、有効部分の端部
近傍に密着しかつその端部に近接して凹窪43を
設けた上型4により薄肉化した非有効部分のシー
ト状材料1が成形時の熱を保有する間に上型4に
設けられた排気孔43からの吸気と外型3に削孔
された通孔33からの通気または加圧空気の作用
により凹窪43内に引き込み成形し有効部分に接
する非有効部分を有効部分側に折り返して折り返
し部eを形成するものである(第6図)。実施例 第1実施例 この発明に使用されるシート状材料1は、厚さ
0.5乃至5mmの熱可塑性樹脂や熱可塑性エラスト
マーの単位のシートのほかそれらのシートの積層
体や、熱可塑性樹脂の高発泡体シートを積層した
ものもある。そのほか例えばウレタン樹脂発泡
体、架橋されたポリエチレン高発泡体なども使用
することができる。なおそれらの発泡体は一般に
成形温度での成形追従性に限度があり、前記のよ
うにこの発明の方法で成形追従限度をこえて延
伸、薄肉化するとき破断することがあるが、その
部分は成形体の非有効部分にあるから支障はな
い。
この発明に使用させる熱成形型は、第1図のよ
うに内型2と外型3とから構成されている。その
各々は一般の真空成形型と同様に成形面には排気
孔21,31が削孔されていて、それらの他端は
通気溝22,32につながり、通気溝22,32
はそれぞれ図示していない独立したバルブを介し
て真空ポンプに連結されている。
第1図の熱成形型では、外型3が固定されてい
て、内型2はピストン8を介して流体圧シリンダ
7の作用合により外型3に内接し上下に摺動する
が、内型2を固定し外型3を移動するようにして
もよいし、両者を共に摺動させることもできる。
これは、後に説明する第2および第3の実施例に
おいても同様である。
内型2と外型3との境界の成形面を合致させ、
周囲をクランプ6で挟み加熱軟化させたシート状
材料1を常法にて真空成形する。成形終了後、シ
ート状材料1が成形時の熱を保有する間に真空ポ
ンプによる排気を継続しながら内型2のみを第2
図のごとく上方向に摺動移動し、シート状材料1
の有効部分aに隣接する非有効部分を延伸、薄肉
化したのち冷却する。このときの内型2の移動量
は真空成形後の有効部分端部のシート状材料1の
厚さの5乃至20倍が適当である。このようにして
得られた成形物は第3図のごときであり有効部分
aの端部dに隣接する非有効部分cが薄肉化され
るのでその有効部分aの端部dを鋏などで切断す
るのは容易である。
第2実施例 第4図は第2の発明の実施例を示すシート状材
料1と熱成形型の断面図である。内型2と外型3
は前記第1の発明の熱成形型と外型2に通孔33
が設けられている以外は同様であるが、内型2の
外周形状より僅か小さく作られていて、その側面
には凹窪43が設けられている上型4を併用す
る。上型4の凹窪43の内面には排気孔41が削
孔されていて、その排気孔41の他端は通気溝4
2につながり、通気溝42は図示していない真空
ポンプ接続されている。
この縁部処理方法は、第1の実施例と同様に内
型2と外型3との境界の成形面を合致させ、周囲
をクランプ6で挟み加熱軟化させたシート状材料
1を表皮側が成形面に接するように、常法にて真
空成形する。成形終了後真空ポンプによる排気を
継続しながら内型2の上方に、成形したシート状
材料1の有効部分の端部近傍に密着するよう上型
4を載置する。
つぎに、内型2および外型3の排気孔21,3
1からの排気を継続しながら第5図に示したよう
に内型2と上型4を下方に移動させる。このとき
シート状材料1の有効部分に隣接する非有効部分
は延伸され、薄肉化される。引続いて排気孔41
からの排気と、通孔33からの通気または加圧空
気の作用により、薄肉化した非有効部分のシート
状材料を成形時の熱が保有されている間に凹窪4
3内に引き込み成形する。このようにして有効部
分aの端部dに折り返し部eが形成される(第6
図)。
成形後内型2、上型4及びクランプ6を上昇さ
せて、内型2と上型4を分離してシート状材料1
を取り出す。第6図はこのときの成形物を示して
いる。このとき凹窪43の下端の押さえ板44部
分がアンダーカツト部fを形成するが、この部分
のシート状材料1は薄肉化されているので取り出
しはそれほど困難ではない。折り返した部分の所
定位置で切断することにより熱成形体の縁部に折
り返し部が形成される。
第3実施例 別の実施例として第7図に示したように、上型
45の側面に第2実施例の押え板44部分を設け
ず、成形されたシート状材料1の有効部分の端部
から僅か離れて密着する押え部分47を設ける。
この場合成形物は第8図に示したようにアンダー
カツト部が形成されないので、シート状材料1を
上型45から除去するのは容易であり、かつ切断
部gで切断したとき折り返し部eが有効部分に密
接して折り畳まれるので折り返し部が崇低くな
る。しかし有効部分の端部が内型2に強い排気圧
で吸引されていないと、薄肉化された非有効部分
とともに凹窪46内に引き込まれるので折り返し
部eの外端縁は見苦しくなることがある。従つ
て、成形時に端部に加える排気圧を強くすること
が望ましい。
以上の実施例は熱成形型が真空成形型である場
合について説明したが圧空成形型やプレス型であ
つても同様に縁部処理を行うことができる。圧空
成形のときは上型4,45のシート状材料1の有
効部分に対向する側に加圧空気吹出し口を設けれ
ばよく、プレス成形のときは上下一対の成形型の
おのおのが内型、外型に分割できるようにし、内
型が外型の内面を移動することができるようにす
ればよい。発明の効果 この発明の熱成形体の縁部処理方法は上記のよ
うに構成されているので、次のような効果を有す
る。
(1) 第1の発明において、切断除去しようとする
シート状材料部分が薄肉化されているので鋏で
切り取ることも容易であり、また刃型にかかる
負荷も小さくその寿命も長くなる。
(2) 第2の発明において、熱成形体の縁部に折り
返し部を容易に形成することができて、シート
状材料が発泡層を含む積層体であつても下層の
剥ぎ取りせずとも嵩低い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの第1の発明で熱成形されたシート
状材料と熱成形型の断面図、第2図は第1図の状
態から内型を上昇させたときの断面図、第3図は
第2図の熱成形型から取り出された成形物の断面
図、第4図は第2の発明で熱成形されたシート状
材料と熱成形型の断面図、第5図は内型と上型と
を下降させたときの断面図、第6図は第5図の熱
成形型から取り出された成形物の断面図、第7図
は別の実施例の上型を示す断面部分図、第8図は
第7図の熱成形型から取り出された成形物の断面
図である。 1……シート状材料、2……内型、3……外
型、4,45……上型、43,46……凹窪、a
……有効部分、b……非有効部分、d……端部、
e……折り返し部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱成形体の非有効部分を成形する外型と、そ
    の外型に内接し外型に対して相対的に摺動するこ
    とのできる、熱成形体の有効部分を成形する内型
    とからなる熱成形型により、熱可塑性のシート状
    材料を熱成形し、それぞれの型の成形面に保持さ
    せた状態で、外型と内型の少なくとも一方を摺動
    させ、有効部分に隣接する非有効部分のシート状
    材料を延伸、薄肉化したのち、有効部分の端部で
    切断し非有効部分を除去する熱成形体の縁部処理
    方法。 2 熱成形体の非有効部分を成形する外型と、そ
    の外型に内接し外型に対して相対的に摺動するこ
    とのできる、熱成形体の有効部分を成形する内型
    とからなる熱成形型により、熱可塑性のシート状
    材料を熱成形し、それぞれの型の成形面に保持さ
    せた状態で、外型と内型の少なくとも一方を摺動
    させ、有効部分に隣接する非有効部分のシート状
    材料を延伸、薄肉化したのち、有効部分の端部近
    傍に密着しかつその端部に近傍して凹窪を設けた
    上型にて薄肉化した非有効部分のシート状材料を
    凹窪内に引き込み成形することにより有効部分側
    に折り返し部を形成する熱成形体の縁部処理方
    法。
JP13864286A 1986-06-14 1986-06-14 熱成形体の縁部処理方法 Granted JPS62294530A (ja)

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JP13864286A JPS62294530A (ja) 1986-06-14 1986-06-14 熱成形体の縁部処理方法

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JPS62294530A JPS62294530A (ja) 1987-12-22
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