JPH0341280A - 流量制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流体の流量を制御する流量制御弁に関する。

従来の技術 流量制御弁において、絞りによって発生する流体の圧力
を受圧体に導き、流量を制御することは既に知られてい
る。すなわち、第２図に示すように本体１内の差圧発生
体２で発生する差圧を受圧体３に導き、受圧体３の力と
スプリング４の力をバランスさせ、受圧体３と一体で動
く弁体５で流量を制御するものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前述の構成では、差圧発生体と弁体とがそ
れぞれ別個に設けられているもので、装置が大きく複雑
になる欠点があった。

本発明はかかる従来の課題を解決するもので、構成が簡
単でコンパクトな、主に温水に用いる流量制御装置を提
供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の流量制御弁は、ソレ
ノイドと、このソレノイドにより駆動されるプランジャ
と、前記プランジャを付勢する第ｌのスプリングと、流
入路と流出路を有する弁筐体と、前記プランジャと連動
し前記弁筐体内部を摺動して流量を調節するシリンダと
、前記シリンダ内に設けた受圧体と、流出路を閉成する
弁体と、前記弁体と前記受圧体を連結する弁軸と、前記
受圧体で１次側と微少に連通しながら仕切られた背圧室
と、前記弁軸に設けた前記背圧室と前記弁体の２次側を
連通ずる連通孔と、前記受圧体を付勢する第２のスプリ
ングと、前記弁軸内の背圧室側にあって、前記プランジ
ャと連動し、前記連通孔を開閉するパイロット弁を備え
ている。

作用 以上の構成により、ソレノイドに電流を流すとプランジ
ャは吸引されパイロット弁が開き、受圧体を挟む１次側
と背圧室の圧力差により弁体がリフトして流出路が開成
され、さらに電流値を増やすと、シリンダがリフトし流
入路の開口部が大きくなり流量が増大する、つまり電流
値の大小によりシリンダの位置の変化が流入路の開口部
の変化になり流量を調節するものである。

実施例 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。第
１図は、本発明の一実施例における流量制御弁の断面図
である。第１図において、ソレノイド６と、前記ソレノ
イド６内部を摺動するプランジャ７と、前記プランジャ
７を外部に押し出す方向に付勢する第１のスプリング８
と、流入路９と流出路１０を有する弁筐体１１と、前記
弁筐体１１内部を摺動するシリンダ１２があり、このシ
リンダ１２は複数の調節孔１３を有しており前記プラン
ジャ７と連動している。このシリンダ１２の調節孔１３
が流入路９に臨む面積により、シリンダ１２の円周方向
から中心に向かって流入する流体の流量を調節する構成
である。前記シリンダ１２内に設けた受圧体１４である
ピストン１５と、流出路１０への開口部を閉放する弁体
１６と、弁軸１７が一体で構成している。

ピストン１５の周囲から微少にリークしながら流入路９
の１炭室１８と仕切られた背圧室１９と、前記弁軸１７
には背圧室１９と弁体１６の下流の流出路１０につなが
る２炭室２０を連通する連通孔２１を設けている。

ピストン１５には、弁体１６が対応する弁座２２に当接
する方向に付勢する第２のスプリング２３を設けている
。また、前記弁軸１７内の背圧室１９側にあって、前記
連通孔２１を開閉するパイロット弁２４を設け、前記パ
イロット弁２４はプランジャ７と連結している。

次に本実施例の動作を説明する。ソレノイド６に通電す
ると、第１のスプリング８の付勢力に抗しプランジャ７
が吸引されパイロット弁２４がリフトして連通孔２１を
開く、その時背圧室１９の圧力が低下し、ピストン１０
は背圧室１９と１炭室１８の差圧により第２のスプリン
グ２３にうち勝って押し上げられ、同時に弁体１６が弁
座２２から離脱して流出路１０への開口部が開成される
。ソレノイド６への通電を更に増すとパイロット弁２４
のリフト量が増し、シリンダ１２をリフトさせ、シリン
ダ１２の調節孔１３が流入路９に臨み、シリンダ１２の
円周方向から中心に向かって流入する流体の流量が増え
始める、つまり、ソレノイド６へ流す電流値を加減する
ことでシリンダ１２のリフト量の変化が、シリンダ１２
の調節孔１３が流入路９に和む面積の変化になり、流体
の流量を調節するものである。

通電しない状態では、プランジャ７が第１のスプリング
８により押し出され、パイロット弁２４が連通孔２１を
閉塞するため、背圧室１９と１炭室１８の差圧がなくな
りピストン１５には力が加わらず、弁体１６は１次側の
圧力により弁座２２に当接し流れは止まることになる。

以上のように、本実施例の流量制御弁によれば波路の開
閉はパイロット弁２４による連通孔２１の開閉で流体圧
により作動するもので、流量を調節するシリンダ１２は
、流体の１次圧に対して外周でバランスをとる構成で、
流体はシリンダ１２の円周方向から中心に向かって流入
するためシリンダ１２には流体の圧力に作用されず、小
さな駆動力で駆動することが可能で、ソレノイド６もコ
ンパクトなもので消費電力も少なくてすむものである。

流れを止めるときは、流体の圧力で閉成され、閉止時の
速度は、ピストン１５部の微小なリークを生じる隙間の
大きさによるもので、この大きさを管理して閉止時のウ
ォータハンマを防止することも容易に可能である。

発明の効果 以上のように本発明の流量制御弁によれば、次の効果が
得られる。

（１）流路の開閉は、パイロット弁による連通孔の開閉
で流体圧により作動するもので、流量を調節するシリン
ダは、流体の１次圧に対して外周でバランスをとる構成
で、流体の圧力に作用されず、小さな駆動力で駆動する
ことが可能で、ソレノイドもコンパクトなもので消費電
力も少なくてすむものである。

（２）流体の吐出・停止を行なう弁と、流量調節する弁
を設け、一つのパイロット弁で駆動する構成のため、小
流量でも振動的にならず調節可能で、ソレノイドへの通
電する電流値と流調弁として働くシリンダのリフト量は
１対１の関係にあり電気制御Ｉｌが容易な構成となって
いる。

（３）停電時は、弁封が自動的に閉まるｔｉ或で、制御
不能のまま流れ続けることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における流量ｌ！節弁断面図
、第２図は従来の流！調節弁を示すブロック構成図であ
る。 ６・・・・・・ソレノイド、７・・・・・・プランジャ
、８・・・・・・第１のスプリング、９・・・・・・流
入路、１０・・・・・・流出路、１１・・・・・・弁筐
体、１２・・・・・・シリンダ、１４・・・・・・受圧
体、１６・・・・・・弁体、１７・・・・・・弁軸、１
９・・・・・・背圧室、２１・・・・・・連通孔、２３
・・・・・・第２のスプリング、２４・・・・・・パイ
ロット弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ソレノイドと、このソレノイドにより駆動されるプラン
   ジャと、前記プランジャを付勢する第１のスプリングと
   、流入路と流出路を有する弁筺体と、前記プランジャと
   連動し前記弁筐体内部を摺動して流量を調節するシリン
   ダと、前記シリンダ内に設けた受圧体と、流出路を閉成
   する弁体と、前記弁体と前記受圧体を連結する弁軸と、
   前記受圧体で１次側と微少に連通しながら仕切られた背
   圧室と、前記弁軸に設けた前記背圧室と前記弁体の２次
   側を連通する連通孔と、前記受圧体を付勢する第２のス
   プリングと、前記弁軸内の背圧室側にあって、前記プラ
   ンジャと連動し、前記連通孔を開閉するパイロット弁を
   備えた流量制御弁。