JP2776578B2 - 閉止機能付き流量調整弁 - Google Patents

閉止機能付き流量調整弁

Info

Publication number
JP2776578B2
JP2776578B2 JP21754189A JP21754189A JP2776578B2 JP 2776578 B2 JP2776578 B2 JP 2776578B2 JP 21754189 A JP21754189 A JP 21754189A JP 21754189 A JP21754189 A JP 21754189A JP 2776578 B2 JP2776578 B2 JP 2776578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
plunger
sleeve
proportional
proportional valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21754189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0384283A (ja
Inventor
桂一郎 中務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RANKO KK
Original Assignee
NIPPON RANKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RANKO KK filed Critical NIPPON RANKO KK
Priority to JP21754189A priority Critical patent/JP2776578B2/ja
Publication of JPH0384283A publication Critical patent/JPH0384283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2776578B2 publication Critical patent/JP2776578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給湯器,風呂等の瞬間湯沸器、ガスファン
ヒーター等のガス器具に使用される閉止機能付き量調整
弁に関する。
〔従来の技術〕 従来の流量調整弁は流体圧調整機能を有する比例弁と
閉止機能を有する独立した2個電磁弁を直列に設けるの
が通例である。ここに言う比例弁とは流量調整弁の出口
における流体圧を制御するものである。
比例弁にあっては弁と弁座とが剛体で作られているた
め閉止時の気密性が不充分で充分な閉止機能は得られな
い。従って従来の流量調整弁では巳むを得ず上記の比例
弁の他に閉止用として弁部に弾性部材(弁)と剛性部材
(弁座)を組合せた電磁弁を使用する。しかし電磁弁は
プランジャとスリーブ間の摺動部に異物が混入すると弁
の閉止機能が低下する。閉止機能の低下を防止するため
には電磁弁を2個配設して、いずれか一方が機能低下し
ても他方で補うようにすることが必要である。
第3図は従来例を示す。第3図において、流体入口31
と流体出口32との間に流体流路を形成し、この流体流路
に第3図では比例弁Aとその上流側に2個の電磁弁B1
電磁弁B2を設ける。両電磁弁B1,B2は通常同一のものを
使用する。
比例弁Aにおいて、プレート33の開口にスリーブ34が
内嵌された調整ガイド35を取付け、スリーブ34内を摺動
可能なプランジャ36を閉止位置に向けて付勢する調整ス
プリング37は調整ガイド35に螺入した調整ねび38を介し
てスプリングガイド39に当接している。プランジャ36と
共軸状に設けられかつプランジャ36の底部に当接するプ
ッシュガイド40にはパン41が当接され、該パン41はダイ
ヤフラム42を介して流量調整弁の本体43の流路内に担持
されている。又流量調整弁本体43を蔽ったケース44には
ダイヤフラム42の背部即ち上部の空間を外気に連通する
ポート45が設けられている。
パン41の下方には弁軸46を有する剛性材料からなる比
例弁47がパン41に対して共軸状に配設され、該比例弁47
の有効面積は上記のダイヤフラム42の有効面積に略等し
く形成されている。比例弁スプリング48によって下方よ
り比例弁47を剛性材料からなる比例弁座49に押圧する50
は電磁コイル等からなる比例弁駆動部である。
電磁弁B1,B2において、51はプレート、52はインナー
ヨーク、53はクッション、54はスリーブ、55は該スリー
ブ内を摺動可能なプランジャ、56は弾性材料からなる
弁、57は弁座、58は弁座に向けて付勢する弁スプリン
グ、59はカバープレート、60は電磁弁駆動部を夫々示
す。またP1,P2は流量調整弁本体43内の流体の夫々1次
圧及び2次圧力を示す。
流体が都市ガスである場合ガスの1次圧P1は例えば一
日中の時間帯によって変化し従って2次圧P2が変化する
がガスの2次圧P2は使用するガス器具等を考慮して略一
定圧でなければならない。即ち比例弁の目的は1次圧の
変化に拘らず2次圧を常に一定に保つことである。
第3図に示すように流体供給源からの流体圧(1次
圧)P1がかかると、ダイヤフラム42と比例弁47の有効面
積が同一に形成されているので比例弁47にかかる上向き
の力と下向きの力が相殺される。従って比例弁47を操作
して(押下げて)比例弁部を通って出口32に向う出口の
流体圧が絞られて2次圧P2になり、上記の有効面積をA
とすると該比例弁47には(P2×A+比例スプリング48の
押圧力)が比例弁47に対して上向きに作用する。比例弁
駆動部即ち電磁コイル50に通電してプランジャ36を引下
げこれによって比例弁47を押下げて1次圧P1をリークさ
せ、前記バランスの関係からP2圧力は電磁コイル50に供
給される電流値に比例したプランジャ36の引下げ力と比
例した設定値に一定に保たれるのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように従来の流量調整弁は流体洩れを考慮し
て比例弁の他に2個の電磁弁を直列状に配設し、比例弁
の荷重調整を、プランジャ式、ムービングコイル式、永
久磁石と電磁石の反発等の駆動方式で行い、駆動電流値
により2次圧力P2を制御していたため下記の欠点があっ
た。
イ.駆動部に供給する電流値によって2次圧力を制御す
るため、駆動部のコイル発熱等に起因して電流値が変化
することがある。
このため2次圧力の制御精度がよくない。
ロ.駆動部の摺動部分の接触抵抗等によるヒステリシス
によって、制御する2次圧力の精度がよくない。
ハ.電磁弁部の弁部洩れ及び比例弁部の故障等の異常を
検出するために特別に異常検出器を設ける必要がある。
ニ.複数の電磁弁と1個の比例弁で構成されているので
流体流路が複雑であり、従って通過抵抗が大となる。ま
た部分点数が多いのでコスト高となると共に大きなスペ
ースを必要とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、弁駆動部内に固着された第1のスリー
ブ内に摺動可能に設けられた第1のプランジャと、 該第1のプランジャを第1の弁スプリングを介して調
節可能に押下げる調整ばねと、該第1のプランジャの下
部に固着した第2のスリーブとを備え、 該第2のスリーブの下部には、流量調整弁の入口側流
路に固着したバランスダイヤフラムと、弁ガイドを介し
て固着した弾性材料からなる輪状の比例弁とが設けら
れ、かつ該バランスダイヤフラムと該比例弁との夫々の
有効面積は略等しく形成され、 また輪状の比例弁には内側には可撓部を介して弾性材
料からなる円板状の弁が配設され、該円板状の弁は上記
第2のスリーブ内に摺動可能に設けた第2のプランジャ
の下部に設けられ、 流量調整弁の出口側流路には、上記輪状の比例弁及び
円板状の弁に対応する比例弁座及び弁座と、制御回路を
介して上記弁駆動部と接続する圧力センサが設けられ、 上記輪状の比例弁と円板状の弁間の空間には上記バラ
ンスダイヤフラムの背部空間と連通路を介して連通され
てなる閉止機能付き流量調整弁、によって解決される。
〔実施例〕
以下、添付図面について本発明の実施例を詳細に説明
する。尚、第3図と共通の作用をする部品は同一の符号
を付けて示した。
第1図において、弁駆動部即ち電磁コイル50の内部の
上部には上下に調整可能のスプリングガイド39と円柱状
の第1のプランジャ2とを有する第1のスリーブ1が固
着されている。第1のスリーブの上部はプレート33に取
付けた調整ガイド35で蔽われ、この調整ガイド35に設け
たねじ孔にはスプリングガイド39の上部の調整ねじ38が
螺入されている。第1のスリーブ1内のスプリングガイ
ド39と第1のプランジャ2間に第1の弁スプリング3を
設ける。第1のプランジャ2の下部に第1のスリーブ1
内を摺動可能な第2のスリーブ4が固着され、この第2
のスリーブ4内には上部にゴム等の弾性体からなる非磁
性体のクッション5を有する円柱状の第2のプランジャ
6が摺動可能に配設されている。
第2のプランジャ6の下部には弾性材料からなる輪状
の比例弁7が比例弁座8に対向するように形成され、又
該比例弁7の内側には該比例弁7と同心状に一体形成さ
れた円板状の弾性材料からなる閉止用の弁9が出口32に
連通した弁座10に対向するように形成されている。より
詳細に説明すると、第2のスリーブ4の下部には夫々該
第2のスリーブ4に外嵌したストッパー11、流量弁本体
43に固着したバランスダイヤフラム12及び比例弁7に固
着した弁ガイド13が夫々の上下に重ね合わされると共に
第2のスリーブ4にばね嵌めしたプッシュナット14によ
って11,12,13の部材が一体化されている。又上述の弁9
は可撓部15と共に比例弁7と一体形成され、弁ガイド13
と弁9との間には該弁9を弁座10に向けて下方に押下げ
る第2の弁スプリング16が設けられる。上記のバランス
ダイヤフラム12の有効面積は比例弁座8の有効面積に等
しく形成されている。又バランスダイヤフラムの背部空
間17は流量制御弁本体43に設けた連通路18を介して比例
弁7と弁9との間の空間に連通している。出口32の適宜
位置には圧力センサ19が設けられ、制御回路20を介して
弁駆動部50に接続している。
初期状態では調整された第1の弁スプリング3及び第
2の弁スプリング16によって比例弁7及び弁9は夫々の
弁座8及び10に気密状に押圧されている。
流体の1次圧P1は比例弁7を閉じる方向に作用するが
バランスダイヤフラム12及び比例弁7の夫々の有効面積
が夫々同一に設定されているので比例弁7に作用する上
向きの力は下向きの力と釣合う。第2図に示す特性図の
ように弁駆動部50に電流を流すと、第1のプランジャ2
が磁化されて引上げられ、また弁駆動部の磁力の作用で
第2のプランジャ6が第1のプランジャ2に吸着される
ので比例弁7と弁9は開かれ、圧力センサ19で検知した
2次圧P2を目標とする2次圧に等しくするように弁駆動
部50を制御する。又、供給電流を止めると第1のプラン
ジャ2及び第2のプランジャ6は夫々のスリーブ1及び
4内を摺動状に下降して夫々のプランジャ2,6に固着し
た弁7及び9を夫々の弁座8及び10に着座させて流路を
遮断する。第2のプランジャ6の上部にゴム等の非磁性
体のクッション5を設けたので第1のプランジャ2が異
物の介在又は電磁コイル50の残留磁気によって第1のス
リーブ1の固着しても第2のプランジャ6従って弁9は
それらに影響されずに作動して流体の漏洩を防止する。
〔発明の効果〕
流体圧を検知する圧力センサを2次圧側に設け、目標
圧力値となるように弁開度従って2次圧を弁駆動部によ
って高精度で制御するので、弁駆動部のコイル発熱によ
る電流値変化やヒステリシス等を影響を受けず、また圧
力センサにより弁部漏洩等の異常状態を検知することが
でき、また1個の弁駆動部によって二つの弁の開閉及び
比例弁の流量調整を行う構造なので部品点数が少なく従
って製造コストが低下するのみならず流路が単純化され
かつ小型になる等の多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は本発明
の弁駆動部の特性図、第3図は従来技術を示す断面図で
ある。 1……第1のスリーブ、2……第1のプランジャ、 3……第1の弁スプリング、 4……第2のスリーブ、6……第2のプランジャ、 7……比例弁、8……比例弁座、 9……弁、10……弁座、 12……バランスダイヤフラム、 13……弁ガイド、 15……可撓部、 16……第2の弁スプリング、17……背部空間、 18……連通路、19……圧力センサ、 20……制御回路、38……調整ねじ、 50……弁駆動部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁駆動部(50)内に固着された第1のスリ
    ーブ(1)内に摺動可能に設けられた第1のプランジャ
    (2)と、 該第1のプランジャを第1の弁スプリング(3)を介し
    て調節可能に押下げる調整ばね(38)と、該第1のプラ
    ンジャの下部に固着した第2のスリーブ(4)とを備
    え、 該第2のスリーブの下部には、流量調整弁の入口側流路
    に固着したバランスダイヤフラム(12)と、弁ガイド
    (13)を介して固着した弾性材料からなる輪状の比例弁
    (7)とが設けられ、かつ該バランスダイヤフラムと該
    比例弁との夫々の有効面積は略等しく形成され、 また輪状の比例弁には内側に一体的に形成される可撓部
    (15)及び円板状の弁(9)が配設され、該円板状の弁
    は上記第2のスリーブ内に摺動可能に設けた第2のプラ
    ンジャ(6)の下部に設けられ、 流量調整弁の出口側流路には、上記輪状の比例弁及び円
    板状の弁に対応する比例弁座(8)及び弁座(10)と、
    制御回路(20)を介して上記弁駆動部と接続する圧力セ
    ンサ(19)が設けられ、 上記輪状の比例弁と円板状の弁間の空間には上記バラン
    スダイヤフラムの背部空間(17)と連通路(18)を介し
    て連通されてなる閉止機能付き流量調整弁。
JP21754189A 1989-08-25 1989-08-25 閉止機能付き流量調整弁 Expired - Fee Related JP2776578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21754189A JP2776578B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 閉止機能付き流量調整弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21754189A JP2776578B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 閉止機能付き流量調整弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0384283A JPH0384283A (ja) 1991-04-09
JP2776578B2 true JP2776578B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=16705872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21754189A Expired - Fee Related JP2776578B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 閉止機能付き流量調整弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2776578B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026012A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 サントリーホールディングス株式会社 電磁弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026012A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 サントリーホールディングス株式会社 電磁弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0384283A (ja) 1991-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3276936B2 (ja) 流量コントロールバルブ
US5687759A (en) Low operating power, fast-response servovalve
JP3952321B2 (ja) サックバックバルブ
US4921208A (en) Proportional flow valve
US6832625B2 (en) Electrically operable valve assembly having an integral pressure regulator
US4664136A (en) Pressure regulating transducer
JP2004293695A (ja) 流量制御弁
KR20090013239A (ko) 유체 압력 조절기
US6792799B2 (en) Positive flow meter
US3181559A (en) Electromagnetic and fluid pressure operated valve and anti-hysteresis control circuit therefor
US4771808A (en) Apparatus for controlling the flow of gas
US10197166B2 (en) Vacuum gate valve
JPH05172268A (ja) ガス流量制御装置用バルブ
JP2776578B2 (ja) 閉止機能付き流量調整弁
US7011110B1 (en) High capacity co-axial gas valve
JP4000491B2 (ja) サックバックバルブ
JP2776579B2 (ja) 閉止機能付き流量調整弁
GB2189010A (en) Apparatus for controlling the flow of gas
JP2674732B2 (ja) ガス用の流量制御装置
JP2002106745A (ja) 流量調整弁
GB2256698A (en) Flow control valve
US4850384A (en) Electric vacuum regulator
JPH0313463B2 (ja)
JP2776539B2 (ja) 流体制御装置
JP2023043260A (ja) 比例弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees