JPH0341058Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0341058Y2
JPH0341058Y2 JP4955685U JP4955685U JPH0341058Y2 JP H0341058 Y2 JPH0341058 Y2 JP H0341058Y2 JP 4955685 U JP4955685 U JP 4955685U JP 4955685 U JP4955685 U JP 4955685U JP H0341058 Y2 JPH0341058 Y2 JP H0341058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
main body
outer cylinder
cylindrical main
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4955685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61166128U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4955685U priority Critical patent/JPH0341058Y2/ja
Publication of JPS61166128U publication Critical patent/JPS61166128U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0341058Y2 publication Critical patent/JPH0341058Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エキゾーストポートと、このエキ
ゾーストポートに連設されたサブチヤンバー間を
開閉し、排気管容積を可変させるようにした2サ
イクルエンジンの排気制御装置に関する。
〔従来技術〕
第5図は従来の排気制御装置を示す2サイクル
エンジン10の概念図である。
この2サイクルエンジン10では、シリンダヘ
ツド12に、エキゾーストポート14に連通する
サブチヤンバ16が形成されている。
また、このサブチヤンバ16と前記エキゾース
ポート14との間を連通させる通路18にはバル
ブ20が介在されている。このバルブ20は円柱
状の弁体22を有しており、弁体22は回動自在
に支承されている。そしてこの弁体22の周面間
には連通孔22aが貫設されている。また、この
弁体22の一端にリンク機構からなる連動手段2
4が連結しており、この連動手段24の他端は、
前記バルブ20をエンジン10の所定の回転数域
で開閉させる回動手段26に連結している。な
お、この回動手段26は、エンジン10の回転数
に応じて変位する図示せぬガバナ機構とこのガバ
ナ機構の変位を回転運動に変換するカム機構とに
よつて構成されている。そして、排気制御装置は
リード前記サブチヤンバ16バルブ20、連動手
段24、および回動手段26によつて構成されて
いる。
したがつて上記排気制御装置によると、エンジ
ン10が所定の回転数域(中回転数域から高回転
数域)に至ると、弁体22は、エキゾーストポー
ト14とサブチヤンバ16間を連通させる所定の
初期位置から前記回動手段26および連動段24
を介して回転し、その周面でサブチヤンバ12と
エキゾーストポート14との間を閉塞する。
即ち、上述した排気制御装置によると、エンジ
ンの10の低中回転数域では排気管容積が増大
し、高回転域では減少するので、各エンジンの回
転数域において最適な排気管容積が得られ、この
ため出力特性がフラツトで出力の高い2サイクル
エンジンが得られることとなる。
ところで、上述したバルブ20による通路18
の開閉はエンジンの設定回転数域で瞬時に行なえ
ることが、その間のエンジンのスムーズな出力向
上を達成する上で特に望ましいが、上述した従来
の排気制御装置によると、サブチヤンバ16とエ
キゾーストポート14との間に形成された通路1
8の断面積分だけ弁体22を回転させねばならぬ
ため、開閉に要する時間が長くかかり、この間の
エンジンのスムーズな出力向上が得られなかつ
た。
〔考案の目的〕
この考案は上述した問題点に鑑み、バルブによ
るサブチヤンバとエキゾーストポートとの間の開
閉を迅速に行なえるようにした排気制御装置を提
供する。
〔考案の構成〕
この考案では、エキゾーストポートおよびサブ
チヤンバ間に配設され、周面に連通孔でそれぞれ
形成した円柱状主体および外筒を同心状かつ互い
に回動自在に配置してなる弁体を有するバルブ
と、該バルブの円柱状主体および外筒にそれぞれ
連結した連動手段と、該連動手段に連結し、所定
のエンジン回転数域で前記円柱状主体および外筒
を互いに逆方向に回動させる回動手段とを具え、
所定のエンジン回転数域で、前記回動手段および
連動手段を介して前記バルブを開閉させることに
より排気管容積を可変させるように構成してい
る。
〔実施例〕 以下、本考案に係る排気制御装置の一実施例を
詳述する。
第1図は本考案の排気制御装置を示す2サイク
ルエンジン30の概念図で、第5図と同一部分は
同一符号で示す。
この2サイクルエンジン30では、サブチヤン
バ16とエキゾーストポート14との間を連通さ
せる通路18に、バルブ40が配置されている。
このバルブ40の弁体42は同心状に、かつ互い
に回動自在に配置された円柱状主体44と外筒4
6とにより構成されており、円柱状主体44の周
面間および外筒46の周面間には、それぞれ前記
通路18に連通する連通孔44a,46aが貫設
されている。また、前記円柱状主体44と外筒4
6との各端部には、互に反対方向へ延設されたア
ーム44b,46bが固着されている。したがつ
て、この各アーム44b,46bを回動させるこ
とによつて円柱状主体44と外筒46をそれぞれ
独立して回動することができる。また、この各ア
ーム44b,46bの端部には、該アーム44
b,46bと後述する回動手段60との間を連結
する連動手段50が配設されている。この連動手
段50は、前記各アーム44b,46bの各端部
と、回動手段60のカム機構62にそれぞれ連結
したりリンク機構である一対のロツド52,54
により構成されている。前記回動手段60は、第
1図の要部破断面図で示す第2図のように、エン
ジン30の回転数に応じて矢印A方向に変位する
ボール遠心力を利用した機械式ガバナ機構64
と、このガバナ機構64の変位を、回転運動に変
換するカム機構62とから構成されている。ま
た、このカム機構62は、ボール62aと、同心
円状にこのボール62aが走る傾斜状のボールレ
ース(図示せず)を形成したカムプレート62
b,62cとから構成されており、前記ロツド5
2,54の他端は、回転側のカムプレート62c
に支承されている。なお、第2図で符号62dは
カムプレート62cのリターンスプリング、70
はクランクシヤフトである。
次に上述した排気制御装置の動作について説明
し、併せて構成をより詳細に説明する。
2サイクルエンジン30のエンジン回転数域が
低中回転数域にあると、第1図の要部拡大断面図
で示す第3図のように、バルブ40における円柱
状主体44と外筒46は、連通孔44a,46a
がサブチヤンバ16とエキゾーストポート12と
の間を連通させる初期位置に停止されている。
次に、エンジン30が所定の回転数域に至る
と、第2図に示す回転手段60のガバナ機構64
およびカム機構62が動作し、連動手段50の各
ロツド52,54を矢印の方向に押し上げ(第3
図)、円柱状主体46と外筒46とをそれぞれ互
いに逆方向に回転させる。しかる後、第4図で示
すように通路18に係る部分で円柱状主体44の
外周面と外筒46の内周面とが重なり合うと、通
路18は密封され、サブチヤンバ16とエキゾー
ストポート14との間は閉塞されることとなる。
また、エンジン30の回転数が設定回転数域以下
に下がると、第2図に示すリターンスプリング6
2dによつて、バルブ40の円柱状主体44と外
筒46の位置は第3図で示す初期位置に復帰す
る。
したがつて、上述した排気制御装置によると、
円柱状主体44と外筒46とを互に逆方向に回動
させることによつてサブチヤンバ16とエキゾー
ストポート14との間を開閉するので、円柱状主
体44および外筒46のそれぞれの回転角度は極
めて小さい(従来の約1/2)ものとなりこのため、
バルブ40に開閉に要する時間は極めて短いもの
となる。
なお、上記実施例ではバルブ40の円柱状主体
44と外筒46とを回動させる手段として、ガバ
ナ機構64等の機械式回動手段60を使用するよ
うにしたが、勿論本考案は上記実施例に限定され
ることなく、たとえばエンジンの回転数を検知し
て作動するサーボモータ等の電気的回動手段を使
用しても良い。また、バルブ40と回動手段60
との連結手段50としてロツド52,54からな
るリンク機構を使用するようにしたが、勿論本考
案は上記実施例に限定されることなく、例えばケ
ーブル等の連結手段を使用するようにしても良
い。
〔考案の効果〕
この考案は、エキゾーストポートとサブチヤン
バとの間を開閉するバルブの弁体を、同心状に配
置され、かつ互いに逆方向に回動する円柱状主体
と外筒とにより構成したため、バルブの開閉に要
する時間が極めて短くなり、このため、この間に
発生するエンジンの出力ロスを防ぎ、スムーズな
エンジンの出力向上を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排気制御装置を示す2サイク
ルエンジンの概念図、第2図は第1図の要部破断
面図、第3図および第4図は、それぞれ本考案の
排気制御装置の動作を示す第1図の要部拡大図、
第5図は従来の排気制御装置を示す2サイクルエ
ンジンの概念図である。 14……エキゾーストポート、16……サブチ
ヤンバ、18……通路、30……2サイクルエン
ジン、40……バルブ、42……弁体、44……
円柱状主体、44a……連通孔、44b……アー
ム、46……外筒、46a……連通孔、46b…
…アーム、50……連動手段、52,54……ロ
ツド、60……回動手段、62……カム機構、6
2c……回転側カムプレート、64……ガバナ機
構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エキゾーストポートおよびサブチヤンバ間に
    配設され、周面に軸方向に対し直角な方向の連
    通孔をそれぞれ形成した円柱状主体および外筒
    を同心状かつ互いに回動自在に配置してなる弁
    体を有するバルブと該バルブの円柱状主体およ
    び外筒にそれぞれ連結した連動手段と、該連動
    手段に連結し、所定のエンジン回転数域で前記
    円柱状主体および外筒を互いに逆方向に回動さ
    せる回動手段とを具え、所定のエンジン回転数
    域で、前記回動手段および連動手段を介して前
    記バルブを開閉させることにより排気管容積を
    可変させるようにしたことを特徴とする2サイ
    クルエンジンの排気制御装置。 (2) 前記連動手段は、前記円柱状主体と外筒とに
    その各一端が支承された一対のロツドであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の2サイクルエンジンの排気制御装置。 (3) 前記回動手段はエンジンの回転数によつて変
    位する機械式のガバナー機構と、このカバナー
    機構の変位を回転運動に変換するカム機構であ
    り、前記一対のロツドの各他端は前記カム機構
    の回転側カムプレートに連結していることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第
    (2)項記載の2サイクルエンジンの排気制御装
    置。
JP4955685U 1985-04-03 1985-04-03 Expired JPH0341058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4955685U JPH0341058Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4955685U JPH0341058Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166128U JPS61166128U (ja) 1986-10-15
JPH0341058Y2 true JPH0341058Y2 (ja) 1991-08-29

Family

ID=30566873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4955685U Expired JPH0341058Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0341058Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61166128U (ja) 1986-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0341058Y2 (ja)
JPH0742427U (ja) 可変共鳴型消音器
JP3111392B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気バルブ装置
JPH0541814B2 (ja)
JPS63173815A (ja) ニサイクルエンジンの掃気装置
JP3483052B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JPS61190437U (ja)
JPS6110927U (ja) サブチヤンバ−付2サイクルエンジン
JPH0543208Y2 (ja)
JPH01227809A (ja) 内燃機関の吸排気バルブ作動装置
JPS6363725B2 (ja)
JPS63198709A (ja) 内燃機関の吸排気バルブ構造
JPH0720346Y2 (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JP3114127B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気バルブ装置
JPH0531216Y2 (ja)
JPH018662Y2 (ja)
JPH0232455B2 (ja) 2saikuruenjinnohaikisochi
JPS61229924A (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JPH0224912Y2 (ja)
JPH0151884B2 (ja)
JPS62255509A (ja) エンジンの吸排気機構
JPS61229909A (ja) 内燃機関の回転弁
GB1604605A (en) Valve gear of internal combustion engines
JPS61108825A (ja) 2サイクル式エンジンの排気時期制御装置
JPS6185530A (ja) サブチヤンバ−付2サイクルエンジン