JP3483052B2 - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの排気制御装置

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JP3483052B2 JP25462694A JP25462694A JP3483052B2 JP 3483052 B2 JP3483052 B2 JP 3483052B2 JP 25462694 A JP25462694 A JP 25462694A JP 25462694 A JP25462694 A JP 25462694A JP 3483052 B2 JP3483052 B2 JP 3483052B2
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2サイクルエンジン
の排気制御装置に関し、詳しくは、排気通路の上壁に配
設した弁体を進退させることにより排気タイミングを変
化させる2サイクルエンジンの排気制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の2サイクルエンジンの排気制御
装置には、例えば、排気通路の上壁に進退可能に配設さ
れ、エンジンの回転数に応じて排気通路における排気流
入口の上部にその先端部が突出して排気流入口の上縁位
置を下げる弁体と、この弁体を進退作動させる弁駆動機
構と、この弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容室とを
備え、弁体を進退させることにより排気タイミングを変
化させるものがある。
【0003】エンジンが低回転数域および高回転数域で
運転されている場合に、弁体をそれぞれ前進位置および
後退位置におかれ、これによって低回転数から高回転数
に至る広い回転数域で高いエンジン出力を得ることがで
きる。ところで、弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容
室には、弁体とそのガイド手段との間に存在する微少な
隙間を介して排気が流入するが、この流入した排気は逃
げ場がなく、その結果、弁駆動機構収容室の内部圧力は
排気流入口の圧力よりも高くなる。この弁駆動機構収容
室内の圧力は、前進位置にある弁体を後退させる場合に
その後退動作を妨げる方向に作用するので、弁体の速や
かな後退を阻害するとともに、場合によっては弁体を所
定の位置まで十分に後退させられなくなるという事態を
生じさせる。そこで、従来、例えば特開平5−8686
8号公報に開示されるように、弁駆動機構収容室にブリ
ーザーパイプを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このブリーザーパイプ
は、弁駆動機構収容室の圧力を一定に保ち弁体が正確か
つ素早い動きをする効果と共に排気系にレゾネーターを
付けたものと同様の効果をもたらし、2サイクルエンジ
ン性能の低中回転数域のパワーフィーリング向上とスロ
ットルレスポンス向上に大きな効果をもたらしている。
【0005】しかしながら、高回転数域においては、逆
に排気がブリーザパイプより漏れることによるエンジン
出力が低下するという不都合が発生する。
【0006】この発明は、かかる状況に鑑みなされたも
ので、低中高すべての回転数域において最適な排気条件
を得ることが可能となり良好なパワーフィーリングとス
ロットルレスポンスが得られる2サイクルエンジンの排
気制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、排気通路の上壁に進退可能
に配設され、エンジンの回転数に応じて前記排気通路に
おける排気流入口の上部にその先端部が突出して前記排
気流入口の上縁位置を下げる弁体と、この弁体を進退作
動させる弁駆動機構と、この弁駆動機構を収容する弁駆
動機構収容室とを備え、前記弁体を進退させることによ
り排気タイミングを変化させる2サイクルエンジンの排
気制御装置において、前記弁駆動機構収容室の室外の空
間と連通する開口部を設け、この開口部の開口面積をエ
ンジンの回転数に応じて変化させる開口部可変手段を備
えることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明の2サイクルエンジン
の排気制御装置は、前記開口部可変手段が、エンジンの
高回転数域で前記開口面積を小さく、低中回転数域で前
記開口面積を大きくすることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明の2サイクルエンジン
の排気制御装置は、前記開口部可変手段が、前記弁体の
進退作動に連動して作動することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、弁駆動機構収容室の
室外の空間と連通する開口部が設けられており、弁体が
弁駆動機構収容室が室外の空間と連通しているため、弁
体は弁駆動機構収容室の圧力に影響されず正確かつ素早
い動きをすることができ、2サイクルエンジン性能の低
中回転数域のパワーフィーリングとスロットルレスポン
スが向上する。また、弁駆動機構収容室の室外の空間と
連通する開口部の開口面積をエンジンの回転数に応じて
変化させることで、排気が弁駆動機構収容室の室外の空
間と連通する開口部より漏れることが軽減され、エンジ
ン出力の低下を防止することができる。
【0011】請求項2記載の発明では、開口部可変手段
が、エンジンの高回転数域で開口面積を小さく、低中回
転数域で開口面積を大きくし、特に高回転数域におい
て、排気が弁駆動機構収容室の室外の空間と連通する開
口部より漏れることが軽減され、エンジン出力の低下を
防止することができ、一方特に低中回転数域でスロット
ルレスポンスが向上する。
【0012】請求項3記載の発明では、開口部可変手段
が、弁体の進退作動に連動して作動するから、特別な開
口部可変手段を駆動する機構が不要であり、構造が簡単
で確実に作動する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の2サイクルエンジンの排気
制御装置の実施例を、図面に基づいて説明する。図1は
2サイクルエンジンの縦断面図、図2は一部を破断した
2サイクルエンジンの側面図、図3は一部を破断した2
サイクルエンジンの平面図、図4は2サイクルエンジン
の排気制御装置の断面図、図5は低中回転数域の作動状
態を示す断面図、図6は高回転数域の作動状態を示す断
面図、図7は図5のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【0014】この2サイクルエンジン1は、自動二輪車
に搭載され、2サイクルエンジン1のクランクケース2
にはシリンダブロック3が載置され、このシリンダブロ
ック3にはシリンダヘッド4が取り付けられる。クラン
クケース2にはクランク軸5が軸支され、このクランク
軸5はコンロッド6を介してシリンダブロック3に設け
られたピストン7に連結され、ピストン7の往復動によ
りクランク軸5が回転する。
【0015】シリンダブロック5には掃気通路8及び排
気通路9が形成されており、排気通路9の上壁10に
は、一対の弁体11が進退可能に配設されている。この
一対の弁体11の軸部11aは、シリンダブロック3に
一体に形成された弁駆動機構収容室12内にホルダー1
3を介して摺動可能に支持され、その先端部11bは排
気通路9における排気流入口9aの上部に突出して排気
流入口9aの上縁位置を下げるようになっている。ホル
ダー13はビス14によって弁駆動機構収容室12内に
取り付けられ、弁駆動機構収容室12はビス15により
取り付けられた蓋16で覆われている。
【0016】一対の弁体11の軸部11aには連結軸1
7が挿通され、この連結軸17で一対の弁体11が連結
されている。弁駆動機構収容室12には弁体11を進退
作動させる弁駆動機構18が収容され、この弁駆動機構
18は動力伝達機構19によって作動可能になってい
る。
【0017】動力伝達機構19は、遠心ガバナ20及び
リンク機構21で構成され、クランク軸5の回転を弁駆
動機構18に伝達する。遠心ガバナ20のガバナ軸22
はクランクケース2からシリンダブロック3に設けられ
たカバー23に軸受24,25を介して回動可能に支持
され、ガバナ軸22に固定したギヤ26がクランク軸5
に固定されたギヤ27と噛み合っており、クランク軸5
と連動してガバナ軸22が回転する。ガバナ軸22には
固定体28と可動体29が対向して設けられ、固定体2
8と可動体29との間には遠心ウエイト30が設けられ
ている。可動体29の軸部29aにはカラー31が設け
られ、このカラー31の両側にワッシャ32,33を介
して軸受34,35が設けられ、一方の軸受34は可動
体29に当接して配置され、他方の軸受35はプレート
36に当接して配置されている。プレート36とギヤ2
6との間にスプリング37が設けられ、プレート36を
介して可動体29を常に固定体28方向へ付勢してい
る。可動体29の軸端部にはスペーサ38が設けられ、
このスペーサ38がギヤ26に当接することで可動体2
9が遠心ウエイト30の遠心力で軸方向へ移動する時の
位置規制を行なっている。
【0018】可動体29のワッシャ32,33の間に
は、ドライブ軸39にボルト40で締付固定されたフォ
ーク41が係合している。従って、ガバナ軸22が回転
し、その遠心力で遠心ウエイト30が外方へ移動する
と、可動体29がガバナ軸22上を固定体28から離れ
る方向へ移動し、これによりフォーク41を介してドラ
イブ軸39が回転する。ドライブ軸39の端部にはリン
ク42が固定され、このリンク42は連結ピン43を介
してドライブリンク44に連結されている。ドライブリ
ンク44は連結ピン45を介して弁駆動機構18のブラ
ケット46に連結され、ドライブリンク44からの回転
を弁駆動機構18に伝達する。このようにして、クラン
ク軸5の回転が、遠心ガバナ20の作動によりリンク機
構21を介して弁駆動機構18に伝達される。
【0019】弁駆動機構18のブラケット46はボス4
7に固定され、このボス47は弁駆動軸48に一体回転
可能に設けられている。弁駆動軸48の端部にはレバー
49がボルト50により締付固定され、このレバー49
とボス50との間にスプリング51が設けられている。
【0020】弁駆動軸48は、弁駆動機構収容室12の
側壁12a,12bに回動可能に軸支され、弁駆動軸4
8の中央部に弁作動レバー52がボルト53で締付固定
され、この弁作動レバー52の先端部に形成した凹部5
2aが連結ピン17に係合している。従って、弁駆動軸
48が回転すると、弁作動レバー52が連動して作動
し、連結ピン17を介して弁体11を進退作動させ、エ
ンジンの回転数に応じて排気通路9における排気流入口
9aの上部にその先端部11bが突出して排気流入口の
上縁位置を下げ、弁体11を進退させることにより排気
タイミングを変化させる。
【0021】弁駆動機構収容室12の側壁12bには弁
駆動軸48の近傍に、弁駆動機構収容室12の室外の空
間と連通する大径の開口部60と小径の開口部61が形
成されており、この大径の開口部60と小径の開口部6
1はそれぞれブリーザパイプ62,63を介して大気に
開放されている。弁駆動軸48には開口部可変手段を構
成する制御プレート64が一体回転可能で且つ軸方向へ
移動可能に設けられ、この制御プレート64は大径の開
口部60と小径の開口部61を開閉する位置に配置され
ている。制御プレート64と弁作動レバー52との間に
はスプリング65が設けられ、制御プレート64を常に
弁駆動機構収容室12の側壁12bに押圧し、大径の開
口部60と小径の開口部61に対するシール性を確保し
ている。
【0022】従って、弁駆動軸48の回転により弁体1
1が進退作動し、この弁体11の進退作動に連動して制
御プレート64が作動する。このように、弁体11の進
退作動に連動して作動するから、機構が簡単で確実に作
動する。
【0023】エンジンの低中回転数域では、図5に示す
ように弁体11が前進して排気タイミングが遅くなり、
一方制御プレート64が小径の開口部61を塞ぎ、大径
の開口部60を開放することで開口面積を大きくする。
【0024】また、エンジンの高回転数域では、図6に
示すように弁体11が後退して排気タイミングが早い時
期にあり、一方制御プレート64が大径の開口部60を
塞ぎ、小径の開口部61を開放することで開口面積を小
さくする。
【0025】このように、開口部の開口面積をエンジン
の回転数に応じて変化させているが、弁体11が弁駆動
機構収容室12を大気と連通させているため、弁体11
は弁駆動機構収容室12の圧力に影響されず正確かつ素
早い動きをすることができ、2サイクルエンジン性能の
低中回転数域のパワーフィーリングとスロットルレスポ
ンスが向上する。また、弁駆動機構収容室12を大気と
連通する開口部の開口面積をエンジンの回転数に応じて
変化させたから、排気が弁駆動機構収容室12を大気と
連通する開口部より漏れることが軽減され、エンジン出
力の低下を防止することができる。
【0026】この実施例では、特にエンジンの高回転数
域で小径の開口部61を開放することで、開口部の開口
面積を小さくするから、高回転数域において、排気が弁
体11の摺動部から弁駆動機構収容室12を大気と連通
する開口部より漏れることが軽減され、エンジン出力の
低下を防止することができる。一方、低中回転数域で
は、大径の開口部60を開放することで開口面積を大き
くするから、スロットルレスポンスが向上する。
【0027】図8乃至図10は2サイクルエンジンの排
気制御装置の他の実施例を示し、図8は低中回転数域の
作動状態を示す断面図、図9は高回転数域の作動状態を
示す断面図、図10は図8のX−X線に沿う断面図であ
る。
【0028】この実施例では、図1乃至図7と同じ符号
を付した部材は同様に構成されるので説明を省略する。
この実施例では、弁駆動機構収容室12の側壁12bに
は弁駆動軸48の近傍に、弁駆動機構収容室12の室外
の空間と連通する大径の開口部70が形成されており、
この大径の開口部70はブリーザパイプ71を介して大
気に開放されている。弁駆動軸48には開口部可変手段
を構成する制御プレート72が一体回転可能に設けら
れ、この制御プレート72は大径の開口部70の一部を
開閉する大きさに形成されている。
【0029】従って、エンジンの低中回転数域では、図
8に示すように弁体11が前進して排気タイミングが遅
くなり、一方制御プレート72が大径の開口部70開放
することで開口面積を大きくする。
【0030】また、エンジンの高回転数域では、図9に
示すように弁体11が後退して排気タイミングが早い時
期にあり、一方制御プレート72が大径の開口部70の
一部を塞ぎ、大径の開口部70の一部を開放することで
開口面積を小さする。
【0031】このように、単一の開口部70の開口面積
をエンジンの回転数に応じて変化させて、弁駆動機構収
容室12を大気と連通する開口部70が設けられてお
り、弁駆動機構収容室12が大気と連通しているため、
弁体11が駆動機構収容室12の圧力に影響されず正確
かつ素早い動きをすることができ、2サイクルエンジン
性能の低中回転数域のパワーフィーリングとスロットル
レスポンスが向上する。また、弁駆動機構収容室12を
大気と連通する開口部70の開口面積をエンジンの回転
数に応じて変化させたから、排気が弁駆動機構収容室1
2を大気と連通する開口部70より漏れることが軽減さ
れ、エンジン出力の低下を防止することができる。
【0032】なお、前記両実施例では、弁駆動機構収容
室12の室外の空間を大気としているが、大気に限定さ
れず弁駆動機構収容室12より大きな容積を有する室、
例えばマフラ等へ連通させてもよい。
【0033】また、クランク軸5の回転を、遠心ガバナ
20の作動によりリンク機構21を介して弁駆動機構1
8に伝達しているが、弁駆動機構18をモータ等のアク
チュエータによりエンジンの回転数に応じて作動させる
ようにしても良い。
【0034】さらに、制御プレート64,72は弁駆動
軸48の回転により弁体11の進退作動に連動して作動
するが、弁駆動軸48により作動させないでモータ等で
独立して作動させるようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、弁駆動機構収容室の室外の空間と連通する開口部を
設けたから、弁体が弁駆動機構収容室の圧力に影響され
ず正確かつ素早い動きをすることができ、2サイクルエ
ンジン性能の低中回転数域のパワーフィーリングとスロ
ットルレスポンスが向上する。また、弁駆動機構収容室
の室外の空間と連通する開口部の開口面積をエンジンの
回転数に応じて変化させたから、排気が弁駆動機構収容
室の室外の空間と連通する開口部より漏れることが軽減
され、エンジン出力の低下を防止することができる。
【0036】請求項2記載の発明は、開口部可変手段
が、エンジンの高回転数域で開口面積を小さく、低中回
転数域で開口面積を大きくするから、特に高回転数域に
おいて、排気が弁駆動機構収容室の室外の空間と連通す
る開口部より漏れることが軽減され、エンジン出力の低
下を防止することができ、一方特に低中回転数域でスロ
ットルレスポンスが向上する。
【0037】請求項3記載の発明は、開口部可変手段
が、弁体の進退作動に連動して作動するから、特別な開
口部可変手段を駆動する機構が不要であり、構造が簡単
で簡単で確実に作動することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】2サイクルエンジンの縦断面図である。
【0040】
【図2】一部を破断した2サイクルエンジンの側面図で
ある。
【0041】
【図3】一部を破断した2サイクルエンジンの平面図で
ある。
【0042】
【図4】2サイクルエンジンの排気制御装置の断面図で
ある。
【0043】
【図5】低中回転数域の作動状態を示す断面図である。
【0044】
【図6】高回転数域の作動状態を示す断面図である。
【0045】
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【0046】
【図8】低中回転数域の作動状態を示す断面図である。
【0047】
【図9】高回転数域の作動状態を示す断面図である。
【0048】
【図10】図8のX−X線に沿う断面図である。
【0049】
【符号の説明】
1 2サイクルエンジン 9 排気通路 9a 排気流入口 10 上壁 11 弁体 12 弁駆動機構収容室 18 弁駆動機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 25/20 F02D 13/00 - 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路の上壁に進退可能に配設され、エ
    ンジンの回転数に応じて前記排気通路における排気流入
    口の上部にその先端部が突出して前記排気流入口の上縁
    位置を下げる弁体と、この弁体を進退作動させる弁駆動
    機構と、この弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容室と
    を備え、前記弁体を進退させることにより排気タイミン
    グを変化させる2サイクルエンジンの排気制御装置にお
    いて、前記弁駆動機構収容室の室外の空間と連通する開
    口部を設け、この開口部の開口面積をエンジンの回転数
    に応じて変化させる開口部可変手段を備えることを特徴
    とする2サイクルエンジンの排気制御装置。
  2. 【請求項2】前記開口部可変手段は、エンジンの高回転
    数域で前記開口面積を小さく、低中回転数域で前記開口
    面積を大きくすることを特徴とする請求項1記載の2サ
    イクルエンジンの排気制御装置。
  3. 【請求項3】前記開口部可変手段は、前記弁体の進退作
    動に連動して作動することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の2サイクルエンジンの排気制御装置。
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