JP3483071B2 - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの排気制御装置Info
- Publication number
- JP3483071B2 JP3483071B2 JP26378595A JP26378595A JP3483071B2 JP 3483071 B2 JP3483071 B2 JP 3483071B2 JP 26378595 A JP26378595 A JP 26378595A JP 26378595 A JP26378595 A JP 26378595A JP 3483071 B2 JP3483071 B2 JP 3483071B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- drive mechanism
- valve
- valve drive
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2サイクルエン
ジンの排気制御装置に関し、詳しくは、排気通路の上壁
に配設した弁体を進退させることにより排気タイミング
を変化させる2サイクルエンジンの排気制御装置に関す
るものである。
ジンの排気制御装置に関し、詳しくは、排気通路の上壁
に配設した弁体を進退させることにより排気タイミング
を変化させる2サイクルエンジンの排気制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の2サイクルエンジンの排気制御
装置には、例えば、排気通路の上壁に進退可能に配設さ
れ、エンジンの回転数に応じて排気通路における排気流
入口の上部にその先端部が突出して排気流入口の上縁位
置を下げる弁体と、この弁体を進退作動させる弁駆動機
構と、この弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容室とを
備え、弁体を進退させることにより排気タイミングを変
化させるものがある。
装置には、例えば、排気通路の上壁に進退可能に配設さ
れ、エンジンの回転数に応じて排気通路における排気流
入口の上部にその先端部が突出して排気流入口の上縁位
置を下げる弁体と、この弁体を進退作動させる弁駆動機
構と、この弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容室とを
備え、弁体を進退させることにより排気タイミングを変
化させるものがある。
【0003】エンジンが低回転数域および高回転数域で
運転されている場合に、弁体をそれぞれ前進位置および
後退位置におかれ、これによって低回転数から高回転数
に至る広い回転数域で高いエンジン出力を得ることがで
きる。ところで、弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容
室には、弁体とそのガイド手段との間に存在する微少な
隙間を介して排気が流入するが、この流入した排気は逃
げ場がなく、その結果、弁駆動機構収容室の内部圧力は
排気流入口の圧力よりも高くなる。この弁駆動機構収容
室内の圧力は、前進位置にある弁体を後退させる場合に
その後退動作を妨げる方向に作用するので、弁体の速や
かな後退を阻害するとともに、場合によっては弁体を所
定の位置まで十分に後退させられなくなるという事態を
生じさせる。そこで、従来、例えば特開平5−8686
8号公報に開示されるように、弁駆動機構収容室にブリ
ーザーパイプを設けている。
運転されている場合に、弁体をそれぞれ前進位置および
後退位置におかれ、これによって低回転数から高回転数
に至る広い回転数域で高いエンジン出力を得ることがで
きる。ところで、弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容
室には、弁体とそのガイド手段との間に存在する微少な
隙間を介して排気が流入するが、この流入した排気は逃
げ場がなく、その結果、弁駆動機構収容室の内部圧力は
排気流入口の圧力よりも高くなる。この弁駆動機構収容
室内の圧力は、前進位置にある弁体を後退させる場合に
その後退動作を妨げる方向に作用するので、弁体の速や
かな後退を阻害するとともに、場合によっては弁体を所
定の位置まで十分に後退させられなくなるという事態を
生じさせる。そこで、従来、例えば特開平5−8686
8号公報に開示されるように、弁駆動機構収容室にブリ
ーザーパイプを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このブリーザーパイプ
は、弁駆動機構収容室の圧力を一定に保ち弁体が正確か
つ素早い動きをする効果と共に排気系にレゾネーターを
付けたものと同様の効果をもたらし、2サイクルエンジ
ン性能の低中回転数域のパワーフィーリング向上とスロ
ットルレスポンス向上に大きな効果をもたらしている。
は、弁駆動機構収容室の圧力を一定に保ち弁体が正確か
つ素早い動きをする効果と共に排気系にレゾネーターを
付けたものと同様の効果をもたらし、2サイクルエンジ
ン性能の低中回転数域のパワーフィーリング向上とスロ
ットルレスポンス向上に大きな効果をもたらしている。
【0005】しかしながら、高回転数域においては、逆
に弁体と弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容
室へ侵入した排気が、さらにブリーザパイプより漏れる
ことによるエンジン出力が低下するという不都合が発生
する。
に弁体と弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容
室へ侵入した排気が、さらにブリーザパイプより漏れる
ことによるエンジン出力が低下するという不都合が発生
する。
【0006】この発明は、かかる状況に鑑みなされたも
ので、低中高すべての回転数域において最適な排気条件
を得ることが可能となり良好なパワーフィーリングとス
ロットルレスポンスが得られる2サイクルエンジンの排
気制御装置を提供することを目的としている。
ので、低中高すべての回転数域において最適な排気条件
を得ることが可能となり良好なパワーフィーリングとス
ロットルレスポンスが得られる2サイクルエンジンの排
気制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、排気通路の上壁に進退可能
に配設され、エンジンの回転数に応じて前記排気通路に
おける排気流入口の上部にその先端部が突出して前記排
気流入口の上縁位置を下げる弁体と、この弁体を進退作
動させる弁駆動機構と、この弁駆動機構を収容する弁駆
動機構収容室とを備え、前記弁体を進退させることによ
り排気タイミングを変化させる2サイクルエンジンの排
気制御装置において、前記弁駆動機構収容室の室外と連
通する開口部を設け、この開口部をエンジンの回転数に
応じて開閉する開口部開閉手段を備えることを特徴とし
ている。
に、請求項1記載の発明は、排気通路の上壁に進退可能
に配設され、エンジンの回転数に応じて前記排気通路に
おける排気流入口の上部にその先端部が突出して前記排
気流入口の上縁位置を下げる弁体と、この弁体を進退作
動させる弁駆動機構と、この弁駆動機構を収容する弁駆
動機構収容室とを備え、前記弁体を進退させることによ
り排気タイミングを変化させる2サイクルエンジンの排
気制御装置において、前記弁駆動機構収容室の室外と連
通する開口部を設け、この開口部をエンジンの回転数に
応じて開閉する開口部開閉手段を備えることを特徴とし
ている。
【0008】このように、弁駆動機構収容室の室外と連
通する開口部が設けられており、弁体が弁駆動機構収容
室が室外と連通しているため、弁体は弁駆動機構収容室
の圧力に影響されず正確かつ素早い動きをすることがで
き、2サイクルエンジン性能の低中回転数域のパワーフ
ィーリングとスロットルレスポンスが向上する。また、
弁駆動機構収容室の室外と連通する開口部をエンジンの
回転数に応じて開閉させることで、排気が弁駆動機構収
容室の室外と連通する開口部より漏れることが軽減さ
れ、エンジン出力の低下を防止することができる。
通する開口部が設けられており、弁体が弁駆動機構収容
室が室外と連通しているため、弁体は弁駆動機構収容室
の圧力に影響されず正確かつ素早い動きをすることがで
き、2サイクルエンジン性能の低中回転数域のパワーフ
ィーリングとスロットルレスポンスが向上する。また、
弁駆動機構収容室の室外と連通する開口部をエンジンの
回転数に応じて開閉させることで、排気が弁駆動機構収
容室の室外と連通する開口部より漏れることが軽減さ
れ、エンジン出力の低下を防止することができる。
【0009】請求項2記載の2サイクルエンジンの排気
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、エンジンの
高回転数域で前記開口部を閉じ、低中回転数域で前記開
口部を開くことを特徴としている。
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、エンジンの
高回転数域で前記開口部を閉じ、低中回転数域で前記開
口部を開くことを特徴としている。
【0010】このように、開口部開閉手段が、エンジン
の高回転数域で開口を閉じ、低中回転数域で開口を開
き、特に高回転数域においては、弁体と弁体保持部との
間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵入する排気の量が
多くなるが、この際排気が弁駆動機構収容室の室外と連
通する開口部より漏れることが軽減され、エンジン出力
の低下を防止することができ、一方特に低中回転数域で
はスロットルレスポンスが向上する。
の高回転数域で開口を閉じ、低中回転数域で開口を開
き、特に高回転数域においては、弁体と弁体保持部との
間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵入する排気の量が
多くなるが、この際排気が弁駆動機構収容室の室外と連
通する開口部より漏れることが軽減され、エンジン出力
の低下を防止することができ、一方特に低中回転数域で
はスロットルレスポンスが向上する。
【0011】請求項3記載の2サイクルエンジンの排気
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、前記弁体の
進退作動に連動して作動することを特徴としている。
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、前記弁体の
進退作動に連動して作動することを特徴としている。
【0012】このように、開口部開閉手段が、弁体の進
退作動に連動して作動するから、特別な開口部開閉手段
を駆動する機構が不要であり、構造が簡単で確実に作動
する。
退作動に連動して作動するから、特別な開口部開閉手段
を駆動する機構が不要であり、構造が簡単で確実に作動
する。
【0013】請求項4記載の2サイクルエンジンの排気
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、前記弁体の
進退作動により、その端部で直接前記開口部を開閉する
ように構成したことを特徴としている。
制御装置の発明は、前記開口部開閉手段が、前記弁体の
進退作動により、その端部で直接前記開口部を開閉する
ように構成したことを特徴としている。
【0014】このように、開口部開閉手段が、弁体の進
退作動により、その端部で直接開口部を開閉し、他部品
を介さずに開閉するために応答性がよく、構造が簡単で
確実に作動する。
退作動により、その端部で直接開口部を開閉し、他部品
を介さずに開閉するために応答性がよく、構造が簡単で
確実に作動する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の2サイクルエン
ジンの排気制御装置の実施例を、図面に基づいて説明す
る。図1は2サイクルエンジンの縦断面図、図2は一部
を破断した2サイクルエンジンの側面図、図3は2サイ
クルエンジンの排気制御装置の断面図、図4は図2のIV
-IV線に沿う断面図、図5は図2のV-V線に沿う図、図6
はカバーの表面図、図7はカバーの裏面図、図8は図6
のVIII-VIII線に沿う断面図である。
ジンの排気制御装置の実施例を、図面に基づいて説明す
る。図1は2サイクルエンジンの縦断面図、図2は一部
を破断した2サイクルエンジンの側面図、図3は2サイ
クルエンジンの排気制御装置の断面図、図4は図2のIV
-IV線に沿う断面図、図5は図2のV-V線に沿う図、図6
はカバーの表面図、図7はカバーの裏面図、図8は図6
のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【0016】この2サイクルエンジン1は、自動二輪車
に搭載され、2サイクルエンジン1のクランクケース2
にはシリンダブロック3が載置され、このシリンダブロ
ック3にはシリンダヘッド4が取り付けられる。クラン
クケース2にはクランク軸5が軸支され、このクランク
軸5はコンロッド6を介してシリンダブロック3に設け
られたピストン7に連結され、ピストン7の往復動によ
りクランク軸5が回転する。
に搭載され、2サイクルエンジン1のクランクケース2
にはシリンダブロック3が載置され、このシリンダブロ
ック3にはシリンダヘッド4が取り付けられる。クラン
クケース2にはクランク軸5が軸支され、このクランク
軸5はコンロッド6を介してシリンダブロック3に設け
られたピストン7に連結され、ピストン7の往復動によ
りクランク軸5が回転する。
【0017】シリンダブロック5には掃気通路8及び排
気通路9が形成されており、排気通路9の上壁10に
は、一対の弁体11が進退可能に配設されている。この
一対の弁体11の軸部11aは、シリンダブロック3に
一体に形成された弁駆動機構収容室12内にホルダー1
3を介して摺動可能に支持され、その先端部11bは排
気通路9における排気流入口9aの上部に突出して排気
流入口9aの上縁位置を下げるようになっている。ホル
ダー13はビス14によって弁駆動機構収容室12内に
取り付けられ、弁駆動機構収容室12はビス15により
取り付けられたカバー16で覆われている。
気通路9が形成されており、排気通路9の上壁10に
は、一対の弁体11が進退可能に配設されている。この
一対の弁体11の軸部11aは、シリンダブロック3に
一体に形成された弁駆動機構収容室12内にホルダー1
3を介して摺動可能に支持され、その先端部11bは排
気通路9における排気流入口9aの上部に突出して排気
流入口9aの上縁位置を下げるようになっている。ホル
ダー13はビス14によって弁駆動機構収容室12内に
取り付けられ、弁駆動機構収容室12はビス15により
取り付けられたカバー16で覆われている。
【0018】弁駆動機構収容室12には弁体11を進退
作動させる弁駆動機構18が収容され、この弁駆動機構
18は動力伝達機構19によって作動可能になってい
る。
作動させる弁駆動機構18が収容され、この弁駆動機構
18は動力伝達機構19によって作動可能になってい
る。
【0019】動力伝達機構19は、遠心ガバナ20及び
リンク機構21で構成され、クランク軸5の回転を弁駆
動機構18に伝達する。遠心ガバナ20のガバナ軸22
はクランクケース2からシリンダブロック3に設けられ
たカバー23に軸受24,25を介して回動可能に支持
され、ガバナ軸22に固定したギヤ26がクランク軸5
に固定されたギヤ27と噛み合っており、クランク軸5
と連動してガバナ軸22が回転する。ガバナ軸22には
固定体28と可動体29が対向して設けられ、固定体2
8と可動体29との間には遠心ウエイト30が設けられ
ている。可動体29の軸部29aにはカラー31が設け
られ、このカラー31の両側にワッシャ32,33を介
して軸受34,35が設けられ、一方の軸受34は可動
体29に当接して配置され、他方の軸受35はプレート
36に当接して配置されている。プレート36とギヤ2
6との間にスプリング37が設けられ、プレート36を
介して可動体29を常に固定体28方向へ付勢してい
る。可動体29の軸端部にはスペーサ38が設けられ、
このスペーサ38がギヤ26に当接することで可動体2
9が遠心ウエイト30の遠心力で軸方向へ移動する時の
位置規制を行なっている。
リンク機構21で構成され、クランク軸5の回転を弁駆
動機構18に伝達する。遠心ガバナ20のガバナ軸22
はクランクケース2からシリンダブロック3に設けられ
たカバー23に軸受24,25を介して回動可能に支持
され、ガバナ軸22に固定したギヤ26がクランク軸5
に固定されたギヤ27と噛み合っており、クランク軸5
と連動してガバナ軸22が回転する。ガバナ軸22には
固定体28と可動体29が対向して設けられ、固定体2
8と可動体29との間には遠心ウエイト30が設けられ
ている。可動体29の軸部29aにはカラー31が設け
られ、このカラー31の両側にワッシャ32,33を介
して軸受34,35が設けられ、一方の軸受34は可動
体29に当接して配置され、他方の軸受35はプレート
36に当接して配置されている。プレート36とギヤ2
6との間にスプリング37が設けられ、プレート36を
介して可動体29を常に固定体28方向へ付勢してい
る。可動体29の軸端部にはスペーサ38が設けられ、
このスペーサ38がギヤ26に当接することで可動体2
9が遠心ウエイト30の遠心力で軸方向へ移動する時の
位置規制を行なっている。
【0020】可動体29のワッシャ32,33の間に
は、ドライブ軸39にボルト40で締付固定されたフォ
ーク41が係合している。従って、ガバナ軸22が回転
し、その遠心力で遠心ウエイト30が外方へ移動する
と、可動体29がガバナ軸22上を固定体28から離れ
る方向へ移動し、これによりフォーク41を介してドラ
イブ軸39が回転する。ドライブ軸39の端部にはリン
ク42が固定され、このリンク42は連結ピン43を介
してドライブリンク44に連結されている。ドライブリ
ンク44は連結ピン45を介して弁駆動機構18のブラ
ケット46に連結され、ドライブリンク44からの回転
を弁駆動機構18に伝達する。このようにして、クラン
ク軸5の回転が、遠心ガバナ20の作動によりリンク機
構21を介して弁駆動機構18に伝達される。
は、ドライブ軸39にボルト40で締付固定されたフォ
ーク41が係合している。従って、ガバナ軸22が回転
し、その遠心力で遠心ウエイト30が外方へ移動する
と、可動体29がガバナ軸22上を固定体28から離れ
る方向へ移動し、これによりフォーク41を介してドラ
イブ軸39が回転する。ドライブ軸39の端部にはリン
ク42が固定され、このリンク42は連結ピン43を介
してドライブリンク44に連結されている。ドライブリ
ンク44は連結ピン45を介して弁駆動機構18のブラ
ケット46に連結され、ドライブリンク44からの回転
を弁駆動機構18に伝達する。このようにして、クラン
ク軸5の回転が、遠心ガバナ20の作動によりリンク機
構21を介して弁駆動機構18に伝達される。
【0021】弁駆動機構18のブラケット46は弁駆動
軸48の端部にカラー49を介して当てがい、ボルト4
7により締付固定されて一体回転可能になっている。弁
駆動軸48の端部に形成された環状溝48aにレバー5
0を当てがい、このレバー50をボルト51によりシリ
ンダブロック3の側面に締付固定することにより、弁駆
動軸48をシリンダブロック3に対して所定位置に固定
する。
軸48の端部にカラー49を介して当てがい、ボルト4
7により締付固定されて一体回転可能になっている。弁
駆動軸48の端部に形成された環状溝48aにレバー5
0を当てがい、このレバー50をボルト51によりシリ
ンダブロック3の側面に締付固定することにより、弁駆
動軸48をシリンダブロック3に対して所定位置に固定
する。
【0022】弁駆動軸48は、弁駆動機構収容室12の
側壁12a,12bに回動可能に軸支され、弁駆動軸4
8の中央部に弁作動筒52がボルト53で締付固定さ
れ、弁駆動軸48に一対のスプリング90が巻き付けら
れ、それぞれのスプリング90の両端部90aは弁作動
筒52の凸部52aと共に弁体11の作動ピン17を両
側から挟むように係合している。弁駆動軸48には、そ
れぞれのスプリング90の傾き、倒れ防止のためのカラ
ー91が挿通されている。
側壁12a,12bに回動可能に軸支され、弁駆動軸4
8の中央部に弁作動筒52がボルト53で締付固定さ
れ、弁駆動軸48に一対のスプリング90が巻き付けら
れ、それぞれのスプリング90の両端部90aは弁作動
筒52の凸部52aと共に弁体11の作動ピン17を両
側から挟むように係合している。弁駆動軸48には、そ
れぞれのスプリング90の傾き、倒れ防止のためのカラ
ー91が挿通されている。
【0023】従って、弁駆動軸48が回転すると、弁作
動筒52が連動して作動し、一対のスプリング90を介
して作動ピン17を介して弁体11を進退作動させ、エ
ンジンの回転数に応じて排気通路9における排気流入口
9aの上部にその先端部11bが突出して排気流入口の
上縁位置を下げ、弁体11を進退させることにより排気
タイミングを変化させる。よって、左右の弁体11は他
方の弁体11の動きに規制されることなく独立で駆動さ
れ得る。つまり、ピン17と弁体11との組み付け完成
状態に製造上の誤差があっても、左右の弁体11は他方
の弁体11の動きに規制されることなく独立で駆動し、
例え一方の弁体11が先に排気流入口9aに当接して閉
じることがあっても、これに影響されることなく他方の
弁体11も排気流入口9aに当接して閉じる。
動筒52が連動して作動し、一対のスプリング90を介
して作動ピン17を介して弁体11を進退作動させ、エ
ンジンの回転数に応じて排気通路9における排気流入口
9aの上部にその先端部11bが突出して排気流入口の
上縁位置を下げ、弁体11を進退させることにより排気
タイミングを変化させる。よって、左右の弁体11は他
方の弁体11の動きに規制されることなく独立で駆動さ
れ得る。つまり、ピン17と弁体11との組み付け完成
状態に製造上の誤差があっても、左右の弁体11は他方
の弁体11の動きに規制されることなく独立で駆動し、
例え一方の弁体11が先に排気流入口9aに当接して閉
じることがあっても、これに影響されることなく他方の
弁体11も排気流入口9aに当接して閉じる。
【0024】弁駆動機構収容室12のカバー16には、
開口部16aが大気に連通して形成され、開口部16a
の開口16bは弁体11の頭部11cと対向する位置に
形成されている。この開口部16aには、ブリーザパイ
プ62が接続され、このブリーザパイプ62を介して大
気に開放されている。開口16bの周壁、即ち弁体11
の頭部11cとの当接面は、カバー16の周壁、即ち弁
駆動機構収容室12を形成するためのシリンダブロック
3とのシール面と同一面として形成され、両シール面の
加工が同時に行え、加工工数が低減する。
開口部16aが大気に連通して形成され、開口部16a
の開口16bは弁体11の頭部11cと対向する位置に
形成されている。この開口部16aには、ブリーザパイ
プ62が接続され、このブリーザパイプ62を介して大
気に開放されている。開口16bの周壁、即ち弁体11
の頭部11cとの当接面は、カバー16の周壁、即ち弁
駆動機構収容室12を形成するためのシリンダブロック
3とのシール面と同一面として形成され、両シール面の
加工が同時に行え、加工工数が低減する。
【0025】このように、弁駆動機構収容室12の室外
と連通する開口部16aが設けられ、この開口部16a
は、弁体11の進退作動により、その頭部11cで直接
開閉し、この弁体11でエンジンの回転数に応じて開口
部16aを開閉する開口部開閉手段Aが構成されてい
る。
と連通する開口部16aが設けられ、この開口部16a
は、弁体11の進退作動により、その頭部11cで直接
開閉し、この弁体11でエンジンの回転数に応じて開口
部16aを開閉する開口部開閉手段Aが構成されてい
る。
【0026】従って、弁駆動軸48の回転により弁体1
1が進退作動し、エンジンの低中回転数域では、図1に
示すように弁体11が前進して排気タイミングが遅くな
り、弁体11の頭部11cが開口部16aの開口16b
から離れ、弁駆動機構収容室12の室外と連通する。こ
の弁体11が前進している状態で、弁体11が後退しよ
うとすると、弁駆動機構収容室12の空気は圧縮されて
いくことになるが、弁駆動機構収容室12は大気開放で
あり、開口部16aが空気の逃げ道となり円滑に後退す
ることができる。
1が進退作動し、エンジンの低中回転数域では、図1に
示すように弁体11が前進して排気タイミングが遅くな
り、弁体11の頭部11cが開口部16aの開口16b
から離れ、弁駆動機構収容室12の室外と連通する。こ
の弁体11が前進している状態で、弁体11が後退しよ
うとすると、弁駆動機構収容室12の空気は圧縮されて
いくことになるが、弁駆動機構収容室12は大気開放で
あり、開口部16aが空気の逃げ道となり円滑に後退す
ることができる。
【0027】また、エンジンの高回転数域では、弁体1
1が後退して排気タイミングが早い時期にあり、弁体1
1の頭部11cが開口部16aの開口16bを直接塞
ぎ、弁駆動機構収容室12の室外との連通が遮断され
る。
1が後退して排気タイミングが早い時期にあり、弁体1
1の頭部11cが開口部16aの開口16bを直接塞
ぎ、弁駆動機構収容室12の室外との連通が遮断され
る。
【0028】このように、開口部16aをエンジンの回
転数に応じて変化させ、エンジンの低中回転数域では、
弁体11が弁駆動機構収容室12を大気と連通させてい
るため、弁体11は弁駆動機構収容室12の圧力に影響
されず正確かつ素早い動きをすることができ、2サイク
ルエンジン性能の低中回転数域のパワーフィーリングと
スロットルレスポンスが向上する。
転数に応じて変化させ、エンジンの低中回転数域では、
弁体11が弁駆動機構収容室12を大気と連通させてい
るため、弁体11は弁駆動機構収容室12の圧力に影響
されず正確かつ素早い動きをすることができ、2サイク
ルエンジン性能の低中回転数域のパワーフィーリングと
スロットルレスポンスが向上する。
【0029】また、エンジンの高回転数域では、弁駆動
機構収容室12を大気と連通する開口部16aの開口1
6bを閉じており、特に高回転数域においては、弁体と
弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵入
する排気の量が多くなるが、この際排気が弁駆動機構収
容室12を大気と連通する開口部16aより漏れること
が軽減され、エンジン出力の低下を防止することができ
る。
機構収容室12を大気と連通する開口部16aの開口1
6bを閉じており、特に高回転数域においては、弁体と
弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵入
する排気の量が多くなるが、この際排気が弁駆動機構収
容室12を大気と連通する開口部16aより漏れること
が軽減され、エンジン出力の低下を防止することができ
る。
【0030】また、開口部開閉手段Aが、弁体11の進
退作動により、その端部で直接開口部16aを開閉する
ように構成しており、その端部の頭部16cで直接開口
部16aの開口16bを開閉するため、特別な開口部開
閉手段Aを駆動する機構が不要であり、しかも他部品を
介さずに直接開口部16aを開閉するために、応答性が
よく、部品点数が少なくて構造が簡単で確実に作動する
ことができる。
退作動により、その端部で直接開口部16aを開閉する
ように構成しており、その端部の頭部16cで直接開口
部16aの開口16bを開閉するため、特別な開口部開
閉手段Aを駆動する機構が不要であり、しかも他部品を
介さずに直接開口部16aを開閉するために、応答性が
よく、部品点数が少なくて構造が簡単で確実に作動する
ことができる。
【0031】なお、前記両実施例では、弁駆動機構収容
室12の室外の空間を大気としているが、大気に限定さ
れず弁駆動機構収容室12より大きな容積を有する室、
例えばマフラ等へ連通させてもよい。
室12の室外の空間を大気としているが、大気に限定さ
れず弁駆動機構収容室12より大きな容積を有する室、
例えばマフラ等へ連通させてもよい。
【0032】また、クランク軸5の回転を、遠心ガバナ
20の作動によりリンク機構21を介して弁駆動機構1
8に伝達しているが、弁駆動機構18をモータ等のアク
チュエータによりエンジンの回転数に応じて作動させる
ようにしても良い。
20の作動によりリンク機構21を介して弁駆動機構1
8に伝達しているが、弁駆動機構18をモータ等のアク
チュエータによりエンジンの回転数に応じて作動させる
ようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、弁駆動機構収容室の室外と連通する開口部を設けた
から、弁体が弁駆動機構収容室の圧力に影響されず正確
かつ素早い動きをすることができ、2サイクルエンジン
性能の低中回転数域のパワーフィーリングとスロットル
レスポンスが向上する。また、弁駆動機構収容室の室外
と連通する開口部をエンジンの回転数に応じて変化させ
たから、排気が弁駆動機構収容室の室外と連通する開口
部より漏れることが軽減され、エンジン出力の低下を防
止することができる。
は、弁駆動機構収容室の室外と連通する開口部を設けた
から、弁体が弁駆動機構収容室の圧力に影響されず正確
かつ素早い動きをすることができ、2サイクルエンジン
性能の低中回転数域のパワーフィーリングとスロットル
レスポンスが向上する。また、弁駆動機構収容室の室外
と連通する開口部をエンジンの回転数に応じて変化させ
たから、排気が弁駆動機構収容室の室外と連通する開口
部より漏れることが軽減され、エンジン出力の低下を防
止することができる。
【0034】請求項2記載の発明は、開口部開閉手段
が、エンジンの高回転数域で開口部を閉じ、低中回転数
域で開口部を開くから、特に高回転数域においては弁体
と弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵
入する排気の量が多くなるが、この際排気が弁駆動機構
収容室の室外と連通する開口部より漏れることが軽減さ
れ、エンジン出力の低下を防止することができ、一方特
に低中回転数域ではスロットルレスポンスが向上する。
が、エンジンの高回転数域で開口部を閉じ、低中回転数
域で開口部を開くから、特に高回転数域においては弁体
と弁体保持部との間の摺動部から弁駆動機構収容室へ侵
入する排気の量が多くなるが、この際排気が弁駆動機構
収容室の室外と連通する開口部より漏れることが軽減さ
れ、エンジン出力の低下を防止することができ、一方特
に低中回転数域ではスロットルレスポンスが向上する。
【0035】請求項3記載の発明は、開口部開閉手段
が、弁体の進退作動に連動して作動するから、特別な開
口部開閉手段を駆動する機構が不要であり、構造が簡単
で簡単で確実に作動することができる。
が、弁体の進退作動に連動して作動するから、特別な開
口部開閉手段を駆動する機構が不要であり、構造が簡単
で簡単で確実に作動することができる。
【図1】2サイクルエンジンの縦断面図である。
【図2】一部を破断した2サイクルエンジンの側面図で
ある。
ある。
【図3】2サイクルエンジンの排気制御装置の断面図で
ある。
ある。
【図4】図2のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV-V線に沿う図である。
【図6】カバーの表面図である。
【図7】カバーの裏面図である。
【図8】図6のVIII-VIII線に沿う断面図である。
1 2サイクルエンジン
9 排気通路
9a 排気流入口
10 上壁
11 弁体
11c 頭部
12 弁駆動機構収容室
16 カバー
16a 開口部
16b 開口
18 弁駆動機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−93482(JP,A)
特開 平1−237317(JP,A)
特開 平5−86868(JP,A)
特開 平6−10675(JP,A)
実開 平1−99922(JP,U)
特公 平5−31212(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02B 25/20
F02D 13/00 - 13/08
Claims (4)
- 【請求項1】排気通路の上壁に進退可能に配設され、エ
ンジンの回転数に応じて前記排気通路における排気流入
口の上部にその先端部が突出して前記排気流入口の上縁
位置を下げる弁体と、この弁体を進退作動させる弁駆動
機構と、この弁駆動機構を収容する弁駆動機構収容室と
を備え、前記弁体を進退させることにより排気タイミン
グを変化させる2サイクルエンジンの排気制御装置にお
いて、前記弁駆動機構収容室の室外と連通する開口部を
設け、この開口部をエンジンの回転数に応じて開閉する
開口部開閉手段を備えることを特徴とする2サイクルエ
ンジンの排気制御装置。 - 【請求項2】前記開口部開閉手段は、エンジンの高回転
数域で前記開口部を閉じ、低中回転数域で前記開口部を
開くことを特徴とする請求項1記載の2サイクルエンジ
ンの排気制御装置。 - 【請求項3】前記開口部開閉手段は、前記弁体の進退作
動に連動して作動することを特徴とする請求項1または
請求項2記載の2サイクルエンジンの排気制御装置。 - 【請求項4】前記開口部開閉手段は、前記弁体の進退作
動により、その端部で直接前記開口部を開閉するように
構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
の2サイクルエンジンの排気制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26378595A JP3483071B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26378595A JP3483071B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105331A JPH09105331A (ja) | 1997-04-22 |
| JP3483071B2 true JP3483071B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17394236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26378595A Expired - Fee Related JP3483071B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3483071B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9797275B1 (en) * | 2016-06-03 | 2017-10-24 | Timothy B. King | Motorcycle engine power valve control upgrade kit |
| US10634035B2 (en) | 2016-06-03 | 2020-04-28 | Timothy B. King | Motorcycle engine with an always spring biased open exhaust valve |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26378595A patent/JP3483071B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09105331A (ja) | 1997-04-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4622928A (en) | Exhaust control system for two-cycle engine | |
| US4570439A (en) | Exhaust control system for 2-cycle engines | |
| EP1621754B1 (en) | Automatic choke system for carburetor | |
| JP3483071B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気制御装置 | |
| US4864980A (en) | Exhaust valve throttling mechanism for two-stroke engine | |
| US20030209215A1 (en) | Valve Stroke Control for Internal Combustion Engines of Motor Vehicles | |
| US4766854A (en) | Exhaust valve throttling mechanism for two-stroke engine | |
| JP3483052B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気制御装置 | |
| JP3620159B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気制御装置 | |
| JP3943660B2 (ja) | 空冷4サイクル汎用エンジン | |
| JP4119281B2 (ja) | エンジンの排気還流装置 | |
| JP2842113B2 (ja) | 可変バルブタイミング制御装置 | |
| JPH079179B2 (ja) | 2サイクルエンジンのリ−ドバルブ装置 | |
| US20020134337A1 (en) | Camshaft supporting structure for four-stroke cycle engine | |
| JP3111392B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気バルブ装置 | |
| JP2836427B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置 | |
| JPH0374507A (ja) | 内燃機関におけるバルブ装置 | |
| JPH07238815A (ja) | 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 | |
| JPH05321673A (ja) | 2サイクルエンジンの排気装置 | |
| JPH05195737A (ja) | 4サイクルエンジンの可変バルブタイミングリフト装置 | |
| JPS6132110Y2 (ja) | ||
| JPS628344Y2 (ja) | ||
| CN87107604A (zh) | 汽缸盖及其罩子 | |
| JPH018662Y2 (ja) | ||
| JP2836436B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |