JPH0340733Y2 - - Google Patents

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JPH0340733Y2
JPH0340733Y2 JP1985190195U JP19019585U JPH0340733Y2 JP H0340733 Y2 JPH0340733 Y2 JP H0340733Y2 JP 1985190195 U JP1985190195 U JP 1985190195U JP 19019585 U JP19019585 U JP 19019585U JP H0340733 Y2 JPH0340733 Y2 JP H0340733Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は組み立て紙箱、特に内部に仕切り壁を
有する組み立て箱に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
箱を組み立てる際に、箱体の内部に枡目状の仕
切り壁が自動的に組み立てられるようになつてい
る組み立て紙箱は、実公昭57−37707号公報の記
載などによつて公知となつている。
しかしながらこれら公知の仕切り箱の場合、以
下のような欠点を有することが指適されている。
即ち 中壁及び前壁に連続するように形成している
仕切り壁の端部がそれぞれバラバラに切り離さ
れた状態で構成されており、隣接する仕切り壁
相互の間隔を正確に維持させるための機構がな
いために、箱を組み立てる際に、前記する仕切
り壁の端部を中壁或いは前壁の正確な位置に糊
着させるために煩雑な手段を講ずる必要があつ
た。
枡目状に構成されている仕切り壁の上端部分
が比較的鋭角に仕上げられているために、仕切
り箱に壜類(例えばドリンク剤の壜など)を収
容しようとする際に、前記の鋭角に仕上げられ
た仕切り壁の端部が壜の胴部を擦過するように
なる。
このために壜の胴部に貼り付けられているラ
ベルが鋭角に仕上げられた仕切り壁によつて剥
離を生じさせられる虞が高く、貼付されたラベ
ルの接着剤が完全に乾燥するまで箱詰めができ
ない。
等の欠点がそれである。
〔考案の目的〕
本考案は上記した事情に鑑み、これらに対処し
ようとするものである。
即ち、本考案の目的は組み立て手段が簡単で、
機械による自動組み立てに適することは勿論のこ
と、適宜の間隔をおき、かつ、数枚に分離された
仕切り壁が、その下端部において接続片を介して
互いに連続するように一体化させた構成とするこ
とにより、組み立て操作(カートニング)をする
際に数枚の仕切り壁が部分的な浮き上がりを生ず
ることによつて糊付け不良等を惹起させることが
なく、また、組み立て操作時に、数枚の仕切り壁
が常に正確な間隔を維持できるように構成した仕
切り箱を提供することを目的としている。
また本考案の他の目的は、仕切り壁の上端部を
緩やかな円弧を持つように構成することによつて
壜の胴部に対する擦過力を弱めることができ、そ
の結果壜胴に貼り付けられた未乾燥のラベルでも
剥離や損傷を与えられることなく安全に収容でき
るように構成した仕切り箱を提供せんとするもの
である。
〔考案の要点〕
即ち、本考案は、前後左右四つの壁面が折り筋
を介して順次連続させられている一枚の紙を折り
畳むことによつて構成することのできる組み立て
箱であつて、前記した壁面のうち最も外側に位置
する壁面の端部(外側)に中仕切り壁を連続せし
め、かつ、前記中仕切り壁の上端と、仕切り中壁
の内側に位置する壁面の上端には、折り畳みに従
つて数枚の仕切り小片を形成することのできる仕
切り壁をそれぞれ折り畳み自在に連続させるとと
もに、前記の仕切り壁を構成する数枚の仕切り小
片は、上端部より箱体の深さのほぼ中間部に達す
る位置までを滑らかな弧状の湾曲した傾斜面とす
るように形成して仕切り壁の傾斜面が被収容物の
胴部に接触しないように構成し、また、前記する
数枚の仕切り小片はその下端部において接続片を
介して互いに連続させられた構成としたことを特
徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案に係る仕切り箱を示す展開図で
あり、適宜の厚さを有する一枚の紙を折り畳むこ
とによつて組み立てられるようにしている。
即ち本考案の仕切り箱は、右側壁1、前壁2、
左側壁3、後壁4が折り筋a…aを介して順次連
続せしめられており、更に、後壁4の外側には、
折り込み側壁5、中仕切り壁6、糊代7が折り筋
a…aを介して順次連続せしめられている。そし
て、前記した右側壁1、前壁2、左側壁3及び後
壁4の下端には折り筋a…aを介して底板11、
21,31,41がそれぞれ折り曲げを自在とす
るように連続せしめられており、また右側壁1、
前壁2及び左側壁3の上端には同じく折り筋a…
aを介して折り込み中蓋12,32及び先端に差
し込み舌片23を有する蓋板22がそれぞれ折り
畳みを自在とするようにして連続せしめられてい
る。
8は、後壁4の上端に、折り筋aを介して折り
畳み自在に連設した仕切り壁である。
前記した仕切り壁8はその全体が第1図におい
て右方向に傾斜したほぼ平行四辺形に形成されて
おり、その高さ方向における上端部近くと、下部
四分の三の位置近くまでの部分に跨がつて折り筋
1a…1aを刻設することによつてそれぞれ四枚
の仕切り小片8a…8aを形成している。
前記した仕切り小片8aは折り筋aの外側を糊
代81a…81aとしており、隣接する糊代81
a,81aは仕切り小片8a…8aの下端部に少
許だけ残している接続片81b…81bを介して
互いに連続するようにしている。
仕切り小片8aの上端部を形成する切り込み1
aは、糊代81aの端部側(中仕切り壁6若しく
は後壁4に近い端部側)から下方に向かつて滑ら
かな湾曲を持つた傾斜面としており、この切り込
み1aの下端部は仕切り小片8aの内側に形成し
た折り筋aの下端に接するようにしている。
9は、糊代81aに塗布した接着剤の塗布面で
ある。
図中10は後壁4及び仕切り壁8に跨がるよう
にして形成した開封操作用の切除片であり、ミシ
ン目状の切取り線を刻設することにより切除でき
るようにしている、この開封操作用の切除片10
は第6図に例示するように箱体として構成されて
いる場合にこの部分を前面から押圧することによ
つて、指掛り用の孔を形成することができ、該部
分に指を差し込むことによつて蓋板22の差し込
み舌片23を引き出すのに有効なものである。
なお、開封操作用の切除片10の形状は特に限
定はしないが、第1図に例示するように仕切り壁
8側の寸法をやや大き目に形成すれば切除が行い
易く有効である。
〔考案の組み立て〕
上記のように形成した本考案の仕切り箱は以下
ように組み立てる。
まず、展開状態においてすべての糊代81a,
81b部分及びその他の接着剤の塗布面9…9に
予め接着剤を塗布する。
そうして、第1図例示の状態に展開されている
板状体のうち、後壁4の上方に連続せしめられて
いる仕切り壁8を、折り筋a部分から内側に向か
つて折り込み、切り込み1a…1aよりも下方に
位置せしめられている接着剤の塗布面9…9を、
これと対応する後壁の面に接着させる(第2図参
照)。
次いで、後壁4に連続するようにして形成した
折り込み折り込み側壁5及び中仕切り壁6を、後
壁4に重合させて糊代7部分を左側壁3に接着さ
せる(第3図参照)。
この折り込みによつて、前記した糊代7の接着
とともに、後壁4の上端に連続せしめた仕切り壁
8に形成してある糊代81a…81a及び81b
…81bの裏面に塗布した接着剤の塗布面9…9
が中仕切り壁6の対応する面に接着される。
上記のようにした後、中仕切り壁6の上端に連
続するように形成した仕切り壁8を折り筋a部分
から折り返して中仕切り壁6の背面に当接させ、
折り筋aに近接する部分に形成している接着剤の
塗布面9…9部分を中仕切り壁に接着一体化させ
る。(第4図参照) 前記のように折り込みを行つたものを、前壁2
と左側壁3との中間に形成した折り筋a部分で折
り曲げて、前壁2の面に重合する、こうすること
によつて中仕切り壁6の背面に折り込んだ仕切り
壁8に形成している糊代81a…81a及び接続
片81b…81b部分は前壁2の面に一体的に貼
着され、また、折り込み側壁5の裏面に形成され
ている接着剤の塗布面9は右側壁1に当接して一
体的に接着され筒状の箱体の構成が準備される。
(第5図参照) 上記の接着によつて仕切り壁8aの糊代81a
…81aと、上記糊代を接続する接続片81b…
81bに塗布されている接着剤は前壁2の対応面
に接着一体化されることとなる。
上記のように準備された箱体は、第5図例示の
ような圧偏状態にあるが、使用をする時には、圧
偏状態にある箱体の両側をそれぞれ内側に向かつ
て押せば圧偏状態が開放されて前後左右の壁面に
よる箱胴の形成と底板の組み立てが行われ、これ
と同時に、箱体の内側に位置している中仕切り壁
6及び仕切り小片81a…81aも組み立てられ
内部に枡目状の仕切りを有する箱を簡単に組み立
てることができる。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の特徴を述べれば
以下の通りである。
(1) 箱体は、展開された一枚の紙から構成されて
いるので製作が極めて容易であり、兼価に提供
をすることができる。
(2) 実公昭47−37707号公報の記載によつて代表
される公知構造の場合には、本考案の仕切り小
片81a…81aに相当する数枚の仕切り壁が
いずれも切り筋によつて分離され、隣接する他
の仕切り壁との間に何らの構造的な関連性が持
たされていない構造であつたため、成形された
数枚の仕切り壁部分が単独で浮き上がりを生ず
る虞があり、その結果、この部分に対して正確
な糊付け操作や折り畳み操作が行われない虞が
あつた。
このために、従来構造ではこれらのトラブルを
回避するために箱の組み立て機(カートナー)
の構成を複雑に構成する必要があつたが、本考
案では数枚の仕切り小片81a…81aを接続
片81bを介して連続させらたので、上記する
従来構造が抱えていた欠点を完全に解消し簡単
な組み立て機によつて簡単かつ正確に組み立て
をすることができた。
(3) 中仕切り壁6と後壁4との間、或いは中仕切
り壁6と前壁2との間に差し渡すようにして形
成した仕切り小片8a…8aの上端部分(切り
込み1a…1aによつて形成される部分)が滑
らかな湾曲をもつた傾斜面となるように形成さ
れているので、箱体に収容すべきボトルその他
の物品に貼付されているラベルの糊が未乾燥状
態にある場合であつても、前記したラベルが仕
切り小片81a…81aによつて掻き落とされ
ることがない。
(4) 上記(3)のような効果を有する結果、壜体にラ
ベルを貼付すると同時にカートン詰めを行うよ
うな作業工程を組んだ、ラベラー(ラベル自動
貼付機構)とカートナー(自動箱詰め機)の組
み合わせ機構にも容易に適合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の実施例を示すものであり、第1
図は展開平面図、第2図乃至第5図は組み立て順
序を示す平面図、第6図は組み立て状態における
一部を欠切した斜視図、第7図は組み立て状態に
おいて蓋板を開放した状態を示す平面図、第8図
は第1図を裏面から捉えた展開図である。 1……右側壁、2……前壁、3……左側壁、4
……後壁、5……折り込み側壁、6……中仕切り
壁、7……糊代、8……仕切り壁、8a……仕切
り小片、81a……糊代、81b……接続片、1
1,21,31,41……底板、12,32……
折り込み中蓋、22……蓋板、a……折り筋、9
……接着剤の塗布面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 右側壁、前壁、左側壁及び後壁の四つの壁面
    が折り畳みを自在とするようにして順次連続せ
    しめられ、右側壁及び左側壁の上下には、それ
    ぞれ底板及び折り込み中蓋を連設し、また前壁
    の上下には底板及び蓋板を、後壁の下端には底
    板を連設している一枚の紙を折り畳んで組み立
    て箱体を構成できるようにし、前記した後壁の
    一端に、適宜数の仕切り小片からなる仕切り壁
    を折り畳み形成できるようにした中仕切り壁を
    連続せしめ、また前記後壁の上端には、同じく
    適宜数の仕切り小片からなる仕切り壁を折り畳
    み形成できるように連設するとともに、前記し
    たそれぞれの仕切り小片は隣接する仕切り小片
    との間を接続片によつて接続させられており、
    かつ、それぞれの仕切り小片はその上端部より
    箱体の深さのほぼ中間部に達する位置までを滑
    らかな湾曲を持つた傾斜面とするように形成
    し、仕切り壁の傾斜面が被収容物の胴部に接触
    しないように構成したことを特徴とする仕切り
    箱。 (2) 中仕切り壁或いは後壁の上端に連設する仕切
    り壁が、展開時において右若しくは左に傾斜し
    たほぼ平行四辺形となる形状をしており、その
    高さ方向における上端より下端四分の三の位置
    近くまでの部分に、適宜数の切り込みを刻設し
    て、数枚の仕切り小片を形成しており、かつ、
    前記した仕切り小片は折り筋の外側を糊代とし
    ており、糊代の下端部より下方に連続する切り
    込み部分は滑らかな湾曲を持つた傾斜面として
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の仕切
    り箱。
JP1985190195U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0340733Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012006645A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Asahi Printing Co Ltd 包装用箱

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737707U (ja) * 1980-08-01 1982-02-27
JPS593944U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 ナショナル住宅産業株式会社 足場用支柱

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