JPH034067Y2 - - Google Patents

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JPH034067Y2
JPH034067Y2 JP1984178243U JP17824384U JPH034067Y2 JP H034067 Y2 JPH034067 Y2 JP H034067Y2 JP 1984178243 U JP1984178243 U JP 1984178243U JP 17824384 U JP17824384 U JP 17824384U JP H034067 Y2 JPH034067 Y2 JP H034067Y2
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movable box
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board
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、被検査物である電子部品を多数搭載
した複数枚の基板を、電子部品検査機器に設けた
複数個のコネクタに対して一斉に挿入、抜去する
構造の基板着脱機構に関するものである。
〔考案の背景〕
多数の被検査部品を電子部品検査用機器に装
着、脱却する場合、作業能率を高めるため複数枚
の基板を構成し、各基板に複数個の電子部品を搭
載してこの基板を電子部品検査機器のコネクタに
挿入、抜去する構造が用いられる。
第7図は検査用機器1に基板2を着脱するよう
に構成された従来装置を示す。
被検査物である電子部品(図示せず)を搭載さ
れた基板2は、電子部品検査用機器1に設けられ
たガイド3に沿つて往復矢印Y−Y′の如く前、
後進せしめられ、これに伴つて基板2に設けられ
た端子板部分2aがコネクタ4に嵌合・離脱す
る。
複数枚の基板2を1挙動でコネクタ4に挿脱し
て作業効率を上げるため、第8図に示すごとく複
数枚の基板2を可動箱5に収納し、この可動箱5
をレバー6によつて前後進させる構造(以下、試
案と言う)が考られる。
9は可動箱5に外嵌してこれを前、後進方向
(矢印Y−Y′)に案内する箱形案内である。
8は可動箱5に取り付けられたフツクで、バー
7を介して基板2を前進方向に押動する。
前記のレバー6は軸6aによつて箱形案内9に
対して枢支されるとともに、リンク6bを介して
可動箱5に連結されている。
第9図は第8図の矢印Y方向に見た外観図で、
本試案においては5枚の基板2が可動箱5に収納
される構造である。5aは基板2に嵌合する収納
溝である。
5枚の基板2のそれぞれに対向せしめて、5個
のコネクタ4(1個のみ図示す)が設けられてい
る。
以上に説明した試案の装置(第8図、第9図)
は、複数枚(本例においては5枚)の基板を、単
一のレバー6を操作することによつて一斉に前、
後進せしめ、同時にコネクタ4に挿入し、又は同
時に抜去できるという効果を奏する。
本考案者は上記の試案の基板着脱装置の実用試
験研究を繰り返した結果、次記のような問題点を
発見した。
例えば5枚の基板2を検査機器1に装着するに
は、先ず該基板2を1枚ずつ可動箱5の中へ挿入
しなければならず、検査終了後は1枚ずつ抜き出
さねばならない。基板2が全部可動箱5に収納さ
れた後は、レバー6の1挙動で挿入、抜去が可能
であるが、可動箱5の中へ基板を出し入れする間
は検査機器1のアイドルタイムとなる。
こうしたアイドルタイムを解消しようとする
と、第9図に示されている構成部分を2組設置し
て、1組の基板5枚の検査を行つている間に、他
の1組の基板5枚を可動箱5に挿脱するように構
成することも考えられるが、1人の作業員が2組
の可動箱および2個のレバーを交互に操作するこ
とは非常に煩雑である上に、装置全体が複雑、大
形となる。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので前
記試案の基板着脱装置(第8図、第9図)を改良
して、1個の可動箱、1本の操作レバーを備えて
いて、複数枚の基板を効率良く検査用機器に着脱
することのできる装置、すなわち、1組の基板の
検査中に他の1組の基板を可動箱に挿脱すること
によつて検査用機器の待ち時間を格段に縮小する
ことのできる基板着脱機構を提供しようとするも
のである。
〔考案の概要〕
第1図は本考案の基本的原理の説明図である。
説明の便宜上、直交3軸X,Y,Zを想定する。
可動ボツクス5′は、複数枚の基板2-1,2-2
…2-oを、それぞれY−Z平面に平行な姿勢と
し、これらをX方向に並べて、1対(2枚)ずつ
収納する。1対の基板(1組になつた2枚の基
板)、例えば2-1と2-2、及び2-3と2-4は、相
互に一定の間隔dで対向し、各組はピツチPを隔
てて配列される。
上記の可動箱5′は往復矢印LRの如くX軸方向
にストローク寸法dだけ往復スライドできるよう
に支承され、かつ、Y軸方向にも前後進できる構
造である。
前記の如く配列された基板の内、奇数番目の基
板2-1,2-3(図示しないが2-5,2-7〜)に対
向せしめて、それぞれコネクタ4が設けられてい
る。これらのコネクタ4は電子部品の検査用機器
1に対して固定され、X軸方向にピツチ寸法Pで
配設されている。
いま、図示の状態から可動箱5′を矢印Y方向
に前進させると、奇数番目の基板2-1,2-3がそ
れぞれコネクタ4に挿入され、前記の可動箱5′
を矢印Y′方向に後退させるとコネクタ4から抜
去される。
また、図示の状態から可動箱5′を矢印Lの如
くX軸に沿つてストローク寸法dだけ図の左方へ
スライドさせると、偶数番目の基板2-2,2-4
がコネクタ4に対向する状態となり、この状態で
可動箱5′を前、後進させると偶数番目の基板2-
,2-4がコネクタ4に挿脱される。
従つて、可動箱5′を矢印R方向にスライドさ
せた状態で奇数番目の基板2-1,2-3をコネクタ
4に嵌合せしめて検査を行いつつ、上記の検査の
間に偶数番目の基板2-2,2-4を可動箱5′に収
納したり取り出したりすることができる。
奇数番目の基板2-1,2-3の検査を終わると、
可動箱5′を後退させた後、矢印L方向にスライ
ドさせて偶数番目の基板2-2,2-4をコネクタ4
に対向させ、可動箱5′を前進させて該偶数番目
の基板2-2,2-4をコネクタ4に嵌合させて検査
を行う。
このようにして偶数番目の基板の検査を行つて
いる間に、奇数番目の基板の交換を行つて次のサ
イクルの作業に備える。
こうした操作を繰り返すことにより、単一の部
材である可動箱5′を用いて、奇数番目の基板の
検査中に偶数番目の交換を行い、偶数番目の基板
の検査中に奇数番目の基板の交換を行つて、検査
用機器のアイドルタイムを短縮することができ
る。
第1図について説明した上述の原理に基づいて
前記の目的(検査用機器のアイドルタイム短縮)
を達成するため、本考案に係る基板着脱機構は、
被検査物である電子部品を搭載した基板を平行に
並べて可動箱に取り付け、上記の可動箱を電子部
品の検査用機器に対して接近・離間し得るように
支承し、該可動箱を検査用機器に接近せしめたと
き該可動箱に取り付けた基板が、検査用機器に設
けたコネクタに挿入され、前記可動箱を検査用機
器から離間せしめたとき基板がコネクタから抜去
されるように構成した基板着脱機構において、 直交3軸X,Y,Zを想定し、 前記の可動箱は検査用機器に対してY軸方向に
接近・離間するように案内されると共に、X軸方
向に寸法dだけ往復移動し得るように案内されて
おり、 前記の可動箱内には、多数の基板がYZ面と平
行に、X軸方向に並べて収納される構造になつて
おり、 上記多数の基板は、1対ずつ間隔寸法dで配置
されると共に、複数対の基板がピツチ寸法Pで配
列されるようになつており、 かつ、前記の検査用機器には、前記の基板に対
応するコネクタがピツチ寸法Pで、X軸方向に配
列されていることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の基板着脱装置の1実施例につい
て、第2図乃至第7図を参照しつつ、その具体的
な構成を説明する。
第2図は本実施例を、第1図の矢印Y方向に見
た正面図である。
可動箱5′は、10枚の基板2-1〜2-10をそれぞ
れYZ平面に揃え、X軸方向に並べて支承してい
る。
上記の可動箱5′を第2図の左右方向(X−
X′方向)に平行移動させるため、可動箱5′の両
端面にボツクスガイドバー10をX軸方向に固着
し、スライド軸受11で摺動自在に支承する。
上記可動箱5′、スライド軸受11を矢印X方
向に見た側面図を第3図に示す。12は可動箱
5′をY−Y′方向に案内するため検査機器1に固
定した前後進ガイドバー、13はスライド軸受で
ある。
第3図に示してあるレバー6を軸6aの回りに
回動させると、第4図について後述するリンク手
段によつて可動箱5′はY軸方向に前後進し、該
レバー6を紙面と垂直方向(X軸方向)に動かす
と、可動箱5′はスライド軸受11に支承されて
紙面と垂直に往復動する。この往復動に際し、可
動箱5′に固着されたX軸方向のガイドバー14
は、スライド軸受13と一体に連結されたスライ
ド軸受15に対して摺動する。
第4図は可動箱5′の駆動機構を説明する為の
Y−Z面による断面図である。6は可動箱5′を
前進操作させた状態のレバー、6′は後退させた
状態のレバーを示す。6bは前進時のリンク、6
b′は後退時のリンクである。
16は、可動箱5′のY軸方向の前後進、及び
X軸方向の左右スライドを案内するためのガイド
ピン、17は同じくガイドプレートである。この
部分の平面図を第5図に示す。前記のガイドプレ
ート17にはX軸方向及びY軸方向の辺を有する
コの字形の案内溝17aを設け、ガイドピン16
を案内している。
上記コの字形案内溝の平行2辺部分の間隔寸法
dは、第1図に示した寸法dと等しく構成する。
また、この平行2辺部分の長さは基板をコネクタ
に挿脱するための前後進ストロークを規制する。
第6図は第2図に示したガイドバー14を含む
X−Y断面を示す。可動箱5′は既述の如く前後
進ガイドバー12とスライド軸受13とによつて
Y−Y′方向の前後進自在に支承され、レバー6
とリンク6bとによつてY−Y′方向に往復駆動
される。そして、可動箱5′は上記の手動操作機
構と共に、ガイドバー14をスライド軸受15に
よつて支承されつつX軸方向(図の左右方向)に
前述の寸法dだけ往復駆動される。この左右往復
動に伴つて、コネクタ4-1,4-2に対して奇数番
目の基板2-1,2-3が正対したり、偶数番目の基
板2-2,2-4が正対したりする。上記の往復駆動
はレバー6に左右方向の力を加えることによつて
行われる。
本実施例の装置は以上のようにして可動箱5′
を検査用機器1に対してY−Y′方向の前、後進
による接近、離間、および基板2の面に直角なX
−X′方向のスライドの双方が可能なように支承
し、かつ、コネクタ4は可動箱5′内に収納され
た基板2に対して一つ置きに対向するように(即
ち、奇数番目、若しくは偶数番目の基板に正対す
るようにピツチ寸法PでX軸方向に配列してあ
る。これにより、第1図の原理説明図に示した機
能が果たされ、同図について説明した効果、即ち
奇数番目(偶数番目)の基板を検査している間に
偶数番目(奇数番目)の基板を交換してアイドル
タイムを短縮させることが可能となる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の機構によれば1
個の可動箱、1本の操作レバーを用いて複数個の
基板を効率よく検査用機器のコネクタに着脱する
ことができ、検査用機器のアイドルタイムを短縮
して稼働効率を高め得るという優れた実用的効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の機構の原理的説明図である。
第2図は本考案の1実施例を第1図の矢印Y方向
に見た正面図、第3図は同じく矢印X方向に見た
側面図、第4図は同じくY−Z面による断面図、
第5図は第4図の矢印Z′方向に見た部分平面図、
第6図は前記実施例のX−Y面による断面であ
る。第7図は従来の基板着脱機構の側面図、第8
図は試案の基板着脱機構の側面図、第9図は上記
試案の機構の正面図である。 1……電子部品の検査用機器、2……基板、2
−1〜2-10……基板、2a……端子板、3……ガ
イド、4,4-1,4-2……コネクタ、5,5′…
…可動箱、5a……収納溝、6……レバー、6a
……軸、6b……リンク、7……バー、8……フ
ツク、10……ボツクスガイドバー、11……ス
ライド軸受、12……前後進ガイドバー、13…
…スライド軸受、14……ガイドバー、15……
スライド軸受、16……ガイドピン、17……ガ
イドプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被検査物である電子部品を搭載した基板を平行
    に並べて可動箱に取り付け、上記の可動箱を電子
    部品の検査用機器に対して接近・離間し得るよう
    に支承し、該可動箱を検査用機器に接近せしめた
    とき該可動箱に取り付けた基板が、検査用機器に
    設けたコネクタに挿入され、前記可動箱を検査用
    機器から離間せしめたとき基板がコネクタから抜
    去されるように構成した基板着脱機構において、 直交3軸X,Y,Zを想定し、 前記の可動箱5′は検査用機器1に対してY軸
    方向に接近・離間するように案内されると共に、
    X軸方向に寸法dだけ往復移動し得るように案内
    されており、 前記の可動箱5′内には、多数の基板2-1,2-
    ,2-3,……2-oがYZ面と平行に、X軸方向に
    並べて収納される構造になつており、 上記多数の基板は、1対ずつ間隔寸法dで配置
    されると共に、複数対の基板がピツチ寸法Pで配
    列されるようになつており、 かつ、前記の検査用機器1には、前記の基板に
    対応するコネクタ4がピツチ寸法Pで、X軸方向
    に配列されていて、 前記可動箱5′がX軸方向に寸法dだけ片方へ
    移動したとき、該可動箱に収納されている複数対
    の基板のそれぞれの対の内の何れか一方の基板が
    前記コネクタ4に対向するとともに、 上記可動箱5′がX軸方向に、上記と反対に寸
    法dだけ移動したとき、上記複数対の基板のそれ
    ぞれの対の内の何れか他方の基板が前記コネクタ
    4に対向するように構成されていることを特徴と
    する基板着脱機構。
JP1984178243U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH034067Y2 (ja)

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JPS6194392U JPS6194392U (ja) 1986-06-18
JPH034067Y2 true JPH034067Y2 (ja) 1991-02-01

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165382A (ja) * 1974-10-17 1976-06-05 Molex Inc
JPS5843819U (ja) * 1981-09-10 1983-03-24 中道 勝治 吸引による鉄板の陥没修理器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165382A (ja) * 1974-10-17 1976-06-05 Molex Inc
JPS5843819U (ja) * 1981-09-10 1983-03-24 中道 勝治 吸引による鉄板の陥没修理器

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JPS6194392U (ja) 1986-06-18

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