JPH0340181B2 - - Google Patents

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JPH0340181B2
JPH0340181B2 JP60201087A JP20108785A JPH0340181B2 JP H0340181 B2 JPH0340181 B2 JP H0340181B2 JP 60201087 A JP60201087 A JP 60201087A JP 20108785 A JP20108785 A JP 20108785A JP H0340181 B2 JPH0340181 B2 JP H0340181B2
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JP
Japan
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formwork
concrete
layer
coating layer
ceramic
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JP60201087A
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JPS6259759A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、通常の建築物やトンネルの
ようなコンクリート構造体を形成するためのコン
クリート型枠に関する。
〔従来技術〕
コンクリート構造体としてトンネルのコンクリ
ート覆工を例に挙げて説明すると、従来からトン
ネル掘削後のコンクリート覆工のための型枠は、
第2図に示すように、それぞれ分離されたアーチ
部Aと側壁部Bとからなり、そのアーチ部Aの頂
部にはコンクリート打ち込み孔Cが設けられてい
る。そしてトンネル掘削後、第3図に示すように
コンクリート打ち込み孔Cから周縁部の空間Dに
コンクリートEを流し込み、硬化後、コンクリー
トと型枠を分離して覆工を終了するものである。
かかるコンクリート型枠の外面は施工に際して
の他の部材と機械的な接触と、特に上述の例のト
ンネル覆工や橋桁のような場合には、施工環境の
高湿度と腐食性雰囲気による腐食によつて型枠の
寿命が短くなるという問題があつた。
この問題を解消するため、従来は型枠表面にス
テンレス鋼板を貼付けたり、樹脂被覆を施す等、
型枠表面に耐食、耐摩耗被覆を設ける対策が採ら
れてきた。
しかしながら、かかる被覆処理を施した型枠
は、耐食性と耐摩耗性については改善され、それ
なりの効果は期待できるものの、コンクリート打
ち込み後、型枠を取り外すに当たつてコンクリー
トとの剥離性が良くないという新たな問題が生じ
た。
近年セラミツクス溶射技術の発達と共に、セラ
ミツクス自体が持つ優れた耐食性とコンクリート
との剥離性の良さを利用して、型枠材の表面にセ
ラミツクスの溶射被覆層を設ける試みが行われ、
表面状態が良い施工が得られるという効果が期待
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、型枠材の表面にセラミツクスの
溶射被覆層を設けたものを用いての施工に際して
は、特にエツジ部において、各型枠部材の組立
て、取り外し時に相互に接触してセラミツクス層
が剥離したり、特にコンクリート打ち込み口縁部
においては、一旦剥離が起こると剥離した部分の
腐食が激しくなつて剥離現象が拡大し、実用に耐
えられなくなるという問題がある。
本発明の目的は、かかるセラミツクス溶射被覆
を有するコンクリート打ち込み型枠の問題点を解
消してその長寿命化を図ることにより、よりその
実用化を達成することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本発明の目的は、特に分割型枠の各組立部
のエツジ部、コンクリート打ち込み口縁等の角部
周辺部にその型枠の表面層であるセラミツクス溶
射被覆層の下地層として衝撃吸収能を有する金属
溶射被覆層を設けることによつて達成される。
〔作用〕
セラミツクス溶射被覆を有するコンクリート型
枠において、その角部周辺部に衝撃吸収層として
金属溶射下地層を形成したので、型枠の組立て、
解体時、さらにはコンクリートの流し込み時にそ
の縁部に加わる流入圧力に対して、型枠基材とセ
ラミツクス溶射被覆の両方に対して密着性の良い
金属溶射下地層が衝撃を吸収し、セラミツクス溶
射被覆の剥離が防止される。
以下、本発明を添付図に示すトンネルのコンク
リート覆工用型枠を例に挙げて説明する。
第1図は本発明にかかる角部周辺部に衝撃吸収
下地被覆層を設けた型枠エツジの構造を拡大化し
て示す。
同図において、1は型枠の鉄基材を示し、2は
衝撃吸収層を示し、3は同衝撃吸収層2の上に施
されたセラミツクス溶射被覆層を示す。
衝撃吸収層2を形成する金属としては亜鉛、ア
ルミニウム、ニツケル、13クロム・ステンレス鋼
などがあるが、とくに衝撃吸収能と共に、基材で
ある鉄材と溶射被覆との馴染性、それに強度の点
からニツケルが最も好ましい。
その衝撃吸収層2の大きさは、通常エツジから
3〜5cmの幅でその厚みは30〜50μmであれば充
分で、その厚みが大になると衝撃吸収層2が盛り
上がり枠材の平面度が失われることになり、好ま
しくない。
また、表面のセラミツクス溶射被覆層3として
は、酸化物系、非酸化物系の種々のセラミツクス
を使用できるが、覆工するコンクリートとの剥離
性の面からアルミナ系セラミツクスを用いるのが
良い。また、その理由は明確ではないがセラミツ
クス溶射被覆層3としてアルミナを用いると、施
工後のコンクリート覆工面が一段と白くなること
が確かめられている。
以下、実施例によつて本発明を説明する。
実施例 第2図に示すコンクリート打ち込み孔Cの口径
が180mmφのアーチ部Aの口縁に、第1図に示す
衝撃吸収層2として、ガス溶射機を用いて、3〜
5cm幅、30〜50μm厚みのニツケル溶射層を形成
した。さらに、その上に電圧75〜80v、電流
500ampのプラズマスアークを用いて100〜140μ
m厚のアルミナの溶射被覆層を形成した。
このようにして得た型枠を、比較例として衝撃
吸収層を有しない同一条件のアルミナ溶射被覆層
を有する型枠とを組み合わせて、コンクリート打
ち込みに使用したところ、本発明方法によつて衝
撃吸収層を設けた型枠は比較例の3倍の耐久性を
示した。
上記説明においては、本発明を特にトンネル覆
工に適用した例について説明したが、上記本発明
はあらゆるタイプ、あらゆる対象物のコンクリー
ト施工に適用でき、しかも上記と同様の効果を挙
げることができるのは当然である。
〔発明の効果〕
本発明によつて、セラミツクス被覆層を有する
型枠における角部からのセラミツクス被覆層の割
れ、剥離の発生が防止されてセラミツクス被覆層
自体が持つ耐食性と耐摩耗性が充分に発揮でき、
しかも長寿命化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によつて形成された衝撃吸収下
地層を有する型枠の角部の断面形状を示す図であ
る。第2図および第3図は従来のトンネル覆工用
コンクリート施工用型枠の構造と施工状態を示す
図である。 1:鉄基材、2:衝撃吸収層、3:溶射被覆
層、A:アーチ部、B:側壁部、C:コンクリー
ト打ち込み孔、D:空間、E:コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外表面にセラミツクス溶射被覆層を有するコ
    ンクリート打ち込み型枠において、セラミツクス
    被覆層の角部周辺部に下地層として衝撃吸収能を
    有する金属溶射被覆層を設けたことを特徴とする
    コンクリート型枠。
JP60201087A 1985-09-10 1985-09-10 コンクリ−ト型枠 Granted JPS6259759A (ja)

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JP60201087A JPS6259759A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 コンクリ−ト型枠

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JPS6259759A JPS6259759A (ja) 1987-03-16
JPH0340181B2 true JPH0340181B2 (ja) 1991-06-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524794U (ja) * 1991-06-19 1993-03-30 山友工業株式会社 スチール型枠
JP7164195B2 (ja) * 2018-12-21 2022-11-01 有限会社 伊藤 セントルの面板及びセントルの面板の加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6190502A (ja) * 1984-10-11 1986-05-08 Fujitsu Ltd 広帯域発振器

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