JP7164195B2 - セントルの面板及びセントルの面板の加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルの覆工コンクリートの成形に用いられるコンクリート型枠としてのセントルにおいて、そのセントルを構成し、コンクリート成形面を有する面板及び面板の加工方法,すなわちセントルの面板及びセントルの面板の加工方法に関するものである。
セントルには、覆工コンクリートの硬化後における覆工コンクリートからの離型性が要求される。
特許文献1に開示された技術は、一般的なコンクリート型枠に関するものであるように解釈される。そして、この特許文献1のコンクリート型枠においては、コンクリート型枠の表面に微細な凹凸を形成して、その凹凸に離型剤を保持できるようにしている。
また、特許文献2に開示された技術においては、セントルとして使用されるコンクリート型枠が開示されている。この特許文献2におけるコンクリート型枠においては、その表面にセラミック層を設けて、そのセラミック層により離型作用を確保できるようにしている。
特開昭61-189906号公報 特開昭62-59759号公報
ところで、トンネル覆工コンクリートは、砂利などの骨材を含んだいわゆる生コンの状態で、セントルに形成された打設口からトンネルの内壁面とコンクリート型枠との間の間隔部分に吐出されて、その間隔部分に打設される。従って、コンクリートがセントルのコンクリート成形面上を流れ落ちるため、その成形面が前記骨材などによって削られる。この削られる現象は、前記打設口の下側において著しい。
特許文献1のコンクリート型枠においては、表面の微細な凹凸が著しく削られると、その削られた部分における離型剤の保持機能が低下する。このため、凹凸が著しく削られた部分と、あまり削られない部分との間にコンクリートからの離型作用に差異が生じる。そして、離型剤の保持機能が低下して、離型作用が低下した部分においては、コンクリートの成形面が粗状になる。その結果、コンクリートの成形面に面粗度のムラが生じて、コンクリートの成形面の外観品質が低下する。
特許文献2のコンクリート型枠において、成形面が削られるということは、セラミック層の表面側が剥落するということを意味する。このため、セラミック層の厚さや面粗度が変化し、場合によってはセラミック層が深く抉られる。従って、このようなコンクリート型枠を用いると、特許文献1のコンクリート型枠を用いた場合よりも、成形面の外観品質がさらに低下する結果となる可能性が高い。よって、このような場合はコンクリート成形面の外観品質がさらに大きく損なわれる。
そもそも、コンクリート型枠の表面にセラミック層を設ける構成は、コンクリート型枠の表面を粗状にして、その表面にセラミック層が塗布状に固着されるものであるため、セラミック層の固着には手間のかかる工程を要する。さらに、コンクリートの打設にともなってセラミック層の表面が剥落した場合は、セラミック層全体を剥がして新たなセラミック層を再度設ける必要があって、メンテナンスにも多大な手間がかかるものである。
本発明の目的は、打設口の下側におけるコンクリート成形面が削られることを抑制できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明のセントルの面板においては、トンネル覆工コンクリート成形用セントルの面板であって、前記面板にはコンクリートをトンネルの内周面と前記面板との間の間隔に対して打設するための打設口を透設するとともに、その打設口の下部側における前記コンクリート成形面には高硬度の硬化部を形成したことを特徴とする。
従って、開口からコンクリートが打設された場合、開口の下部側が削られることを抑制できる。その結果、コンクリート成形面全体の面粗度を均質にできて、良好な外観品質のコンクリート成形面を実現できる。
また、本発明は、トンネル覆工コンクリート成形用セントルの面板であって、前記面板にはコンクリートをトンネルの内周面と前記面板との間の間隔に対して打設するための打設口を透設するとともに、その面板のコンクリート成形面の全体に凹凸加工面を形成し、前記打設口の下部側における前記コンクリート成形面には高硬度の硬化部を形成したことを特徴とする。
以上のように構成されたセントルの面板は、開口の下部側におけるコンクリート成形面がコンクリート成形面の他の部分より高硬度の硬化部を有しているため、開口からコンクリートが打設された場合、開口の下部側が削られることを抑制できる。その結果、コンクリート成形面全体の面粗度を均質にできて、良好な外観品質のコンクリート成形面を実現できる。また、コンクリート成形面にセラミック層を設ける構成とは異なり、セラミック層を固着する工程や、剥がす工程が不要になって、セントルの製造やメンテナンスを簡素化できる。
また、本発明のセントルの面板の加工方法においては、前記セントルの面板の加工方法において、前記面板のコンクリート成形面に対してショットピーニングによって前記凹凸加工面及び前記硬化部を形成することを特徴とする。
従って、面板のコンクリート成形面全体に凹凸形状を容易に付与できて、そのコンクリート成形面において、離型剤を適切に保持できる。このため、コンクリート成形面からフォームを無理なく離型させることができて、良好な外観品質のコンクリート成形面を実現できる。そして、ショットピーニングの態様を選択することにより、高硬度の硬化部を容易に形成できる。
本発明によれば、打設口の下側におけるコンクリート成形面が削られることを抑制できるという効果を有する。
覆工コンクリートの打設前の状態を示す断面図。 覆工コンクリートの打設初期の状態を示す断面図。 覆工コンクリートの打設終期の状態を示す断面図。 覆工コンクリートの打設を終了した状態を示す断面図。 セントルを示す斜視図。 側部フォームを示す側面図。 天井部フォームを示す平面図。 湾曲されたフォームに対するショットピーニング状態を示す断面図。 点検口蓋板に対するショットピーニング状態を示す断面図。 面板単体に対するショットピーニング状態を示す断面図。 転圧ローラを用いた加工方法を示す簡略断面図。 転圧ローラを用いた加工方法を示す簡略断面図であって、図11とは異なる部分で切断して示す簡略断面図。 覆工コンクリートを有するトンネルを示す断面図。 変更例を示す断面図。
(第1実施形態)
本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態は、図13に示すように、トンネル100の内部に覆工コンクリート101を打設するために実施されるものである。
図1及び図5に示すように、全体としてアーチ型をなすセントル11は、トンネル100内において図示しない支持枠上に支持され、複数枚のセグメント化されたフォーム12~14によって構成されている。本実施形態において、セントル11は、下側から順に、セントル11の下部を構成する下部フォーム12,セントル11の側部を構成する側部フォーム13及びセントル11の上部である天井部を構成する天井部フォーム14によって形成されている。下部フォーム12,側部フォーム13及び天井部フォーム14は、トンネル100の周方向において連結され、さらに、トンネル100の延長方向において並設されるとともに、連結される。
図5,図6及び図7に示すように、各フォーム12~14は、湾曲した面板121,131,141を有しており、これらの面板121,131,141の外側面がそれぞれコンクリート成形面122,132,142になっている。面板121,131,141の両幅端には補強部材123,133,143が設けられている(図1~図4参照)。
図6に示すように、側部フォーム13の面板131には、セントル11の周方向である長手方向の両端部に位置し、コンクリート成形面132に位置する開口としての下部点検口15及び上部点検口16が形成されている。下部点検口15は、セントル11の周方向の下部側に、上部点検口16はセントルの周方向の上部側に位置する。
図7に示すように、天井部フォーム14の面板141には、セントル11の周方向である長手方向の両端部に位置し、コンクリート成形面142に位置する開口としての一対の下部点検口17と、周方向の中間部に位置する同じく開口としての一対の中間部点検口18とが形成されている。同じく天井部フォーム14には、周方向の中央部である頂部に位置する開口としての頂部点検口19が形成されている。
下部フォーム12の面板121には点検口が設けられていない。なお、図5においては、理解を容易にするために、各点検口15~19を大きめに描き、面板121,131,141は厚めに描いている。
図6及び図7に示すように、各点検口15~19には、点検口蓋21,22が着脱可能に設けられる。適当位置の点検口15~19の点検口蓋22には打設口23が透設されており、その打設口23には、打設口蓋24が着脱可能に設けられる。打設口23を有する点検口蓋22は、頂部点検口19に必須的に設けられ、それ以外の点検口15~18には、例えば、頂部点検口19からひとつおきの点検口15,17に設けられる。当然、ひとつおきの点検口15,17以外の点検口16,18に対して打設口23を有する点検口蓋22が設けられてもよい。前記点検口蓋21,22及び打設口蓋24は、フォーム12~14の面板を構成する。従って、点検口蓋21,22及び打設口蓋24は前記コンクリート成形面122,132,132の一部を構成する。
そして、各点検口15~19に点検口蓋21,22が嵌合されて、各点検口15~19が閉鎖された状態で、打設口23にコンクリート供給パイプ(図示しない)が接続される。そして、図1~図4に示すように、前記コンクリート供給パイプを介して、下側の打設口23から順に各フォーム12~14のコンクリート成形面122,132,142とトンネル100の内周面との間の間隔部分に対して生コン状態のコンクリート101が供給される。前記間隔部分に対するコンクリート101の打設後、打設口23は打設口蓋24によって閉鎖される。
このようにすることにより、図1~図4に示すように、前記間隔部分にその下側から天井部に向かってコンクリート101が充填される。そして、そのコンクリート101が養生されて、硬化された後に、セントル11が離型されて、撤去される。
そして、本実施形態においては、点検口蓋21,22及び打設口蓋24を含む各フォーム12~14のコンクリート成形面122,132,142の全体には、多数(無数に近い)の凹部を連続して分布させた凹凸加工面30が形成されている。この凹凸加工面30の凹部は離型剤を保持するためのものであって、球面状に形成されている。
図6に示すように、側部フォーム13の面板131のコンクリート成形面132において、下部点検口15の下側,上部点検口16の上側及び下部点検口15と上部点検口16との間の部分には、表面硬度を他の部分より高くした硬化部26(濃いグラデーション部分)が延長されている。
図7に示すように、天井部フォーム14のコンクリート成形面142において、頂部点検口19,中間部点検口18,下部点検口17の間の部分と、下部点検口17の下側には、硬化部26(濃いグラデーション部分)が形成されている。
図6及び図7に示すように、前記各点検口蓋21,22及び打設口蓋24の各コンクリート成形面には硬化部26(濃いグラデーション部分)が形成されている。ただし、前記頂部点検口19専用の打設口蓋24であれば、硬化部26は必ずしも必要ではなく、凹凸加工面30のみでもよい。
各硬化部26は、前記コンクリート成形面122,132,142の硬化部26以外の部分より硬度が高くなる硬化処理が施されることによって、形成されている。
図8及び図9に示すように、点検口蓋21,22及び打設口蓋24を含む前記コンクリート成形面122,132,142の凹凸加工面30は、その成形面122,132,142の全体に対して、ショットピーニング装置のショットノズル31から鋼球が投射されることにより形成される。従って、凹凸加工面30は、鋼球の周面形状にならう曲面状である球状凹面を有する凹部の連続形状になる。
前記各硬化部26は、同硬化部26の形成予定位置に対して再度ショットピーニングが施されることによって形成される。従って、この硬化部26においても、凹凸加工面30と同様に、鋼球の周面形状にならう球状凹面の凹部が連続する。このため、硬化部26も凹凸加工面30の一部を構成する。この場合、硬化部26の形成に際しては、再度のショットピーニング以外に、硬化予定部の投射において投射される鋼球を硬度の高いものや比重の大きいものに切換えたり、硬化予定部の投射において投射圧力を高くしたりするようにしてもよい。なお、再度のショットピーニングは、その回数は複数回であってもよい。
次に、以上のように構成されたセントル11の作用を説明する。
実施形態の下部フォーム12,側部フォーム13及び天井部フォーム14がセントル11の組立部材として用いられる。そして、点検口蓋21,22及び打設口蓋24を含むコンクリート成形面122,132,142の全体に離型剤が塗布される。塗布された離型剤は、凹凸加工面30の凹部に保持される。
この状態で、図1~図4に示すように、コンクリート成形面122,132,142とトンネル100の内周面との間の間隔部分に打設口23を介して生コン状態のコンクリート101が打設される。このとき、生コン状態のコンクリート101は、打設口23の位置から側部フォーム13,天井部フォーム14,点検口蓋21,22及び打設口蓋24のコンクリート成形面132,142上を流れ落ちる。このため、側部フォーム13,天井部フォーム14,点検口蓋21,22及び打設口蓋24のコンクリート成形面122,132,142に対してコンクリート101に混入された骨材などによる切削負荷が作用する。なお、下部フォーム12のコンクリート成形面122は、下側ほど後退する起立した湾曲面であるため、骨材などによる切削負荷は小さい。
その切削負荷は、特に、打設口23の下部側に与えられる。しかも、コンクリート成形面132,142が上向き度合いが大きい部分に対して高い切削負荷が作用する。この場合、本実施形態においては、打設口23の下部側に硬化部26が形成されている。このため、打設口23の下部側に、コンクリート101によって大きなダメージが与えられることを回避できる。
従って、フォーム12~14,点検口蓋21,22及び打設口蓋24のコンクリート成形面122,132,142で成形されるコンクリート101の表面の面粗度を均等状態に維持できる。このため、コンクリート101の表面にムラが生じることを回避できて、成形されたコンクリート表面の外観品質を向上できる。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)打設口23の下部側におけるコンクリート成形面122,132,142には高硬度の硬化部26を形成したことにより、打設口23の下部側におけるコンクリート成形面122,132,142が受けるダメージを抑制できる。このため、コンクリート表面の外観品質を良好にできる。
(2)フォーム12~14,点検口蓋21,22及び打設口蓋24のコンクリート成形面122,132,142全体の面粗度を均等状態に維持できるため、コンクリート101の成形された表面にムラが生じることを回避でき、成形されたコンクリート表面の外観品質を向上できる。
(3)ショットピーニングを2回以上実施したり、鋼球の投射圧力を高くしたりすることなどによって硬化部26を形成できるため、セラミック等の他の部材が不要で、潤滑剤を保持するための構成の加工が容易である。また、セラミックを設けるための工程や設備が不要であるため、加工工程を簡素化できる。さらには、セラミックの剥離や塗替えが不要であるため、メンテナンスも簡略化できる。
(4)硬化部26が、点検口15~19や、打設口23の下部などに対して部分的に形成されていることにより、硬化部26の形成のためのショットピーニングを容易に行うことができる。
(5)硬化部26が上向きのコンクリート成形面で、コンクリートによる切削負荷が大きくなる面に形成されている。言い換えれば、切削負荷が小さいところには硬化部26を形成する必要性が低いため、硬化部26の形成のための手間を少なくできる。
(6)凹凸加工面30や硬化部26を鋼球によるショットピーニングによって形成すれば、多数(無数に近い)の凹部が球状面によって形成されるため、その凹部に応力集中が生じることを回避できる。従って、フォーム12~14,点検口蓋21,22及び打設口蓋24を高強度なものとすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態は、凹凸加工面30及び硬化部26を転圧加工によって形成するものである。
図11及び図12に示すように、転圧加工のための装置においては、支持ローラ41が設けられるとともに、その支持ローラ41と対応する位置に転圧ローラ42が配置されている。両ローラ41,42の間にフォーム12~14として組み立てられる前の湾曲されていない平板状の面板121,131,141の単体が挟持される。そして、両ローラ41,42の回転により、面板121,131,141が両ローラ41,42による挟持状態で一方向に送られる。この場合、支持ローラ41の外周面はフラットであるが、転圧ローラ42の外周面の全体には、先端を球面にした多数の突起43,44が連続して形成されている。そして、この突起43,44のうち、ローラ軸方向の中央部の環状領域に位置する突起44は、他の部分の突起43より高く形成されている。
従って、回転する支持ローラ41と転圧ローラ42との間に面板121,131,141を通すことにより、突起43,44により、面板121,131,141の一側面全体に離型剤を保持可能にした凹凸加工面30が形成される。このため、この一側面がコンクリート成形面122,132,142となる。
加えて、転圧ローラ42の軸方向中央部の突起44は高く突出されているため、この突起43で転圧される部分は高硬度になり、この部分に硬化部26が形成される。
また、図示はしないが、点検口蓋21,22及び打設口蓋24を構成する単板であって、湾曲形成される前の平板状態の同単板も同様に支持ローラ41と転圧ローラ42とにより転圧加工される。このため、点検口蓋21,22及び打設口蓋24を構成する単板に対しても凹凸加工面30や硬化部26が形成される。
よって、この面板121,131,141及び点検口蓋21,22及び打設口蓋24用の単板をフォーム12,13,14として組み立てれば、前記第1実施形態と同様な作用を得ることができる。なお、下部フォーム12の面板121のコンクリート成形面122には、硬化部26が必ずしも必要ではないため、下部フォーム12は、高い突起44を有しない転圧ローラ42によって転圧加工してもよい。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(7)凹凸加工面30及び硬化部26を転圧ローラ42によって転圧加工できるため、加工効率を向上できる。
(変更例)
本発明は前記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。
・硬化部形成のためのショットピーニングの方法を変更すること。例えば、硬化予定部に対して他の部分より長時間ショットピーニングしたり、セラミックなど、鋼球以外の投射材によってショットブラストした後に、鋼球によってショットピーニングしたりすること。
・図10に示すように、平板状の面板,点検口蓋,打設口蓋に対してショットピーニングによって凹凸加工部や硬化部を形成すること。図10は、側部フォーム13の面板131を示す。
・硬化予定部に対して、ショットピーニングや転圧加工以外の他の硬化処理を行って、硬化部を形成すること。例えば、溶融した金属やセラミックなどを硬化予定部に対して打ち付けることによって析出させることにより、硬化部を形成すること。
・面板121,131,141に凹凸加工を施すことなく、打設口23の下部側におけるコンクリート成形面122,132,142に高硬度の硬化部を形成すること。このためには、例えば、図14に示すように、打設口23の下部側における前記コンクリート成形面122,132,142の裏面側(前記コンクリート成形面122,132,142の反対側)の部分を転圧ローラ51によって押圧して硬化させること。図14において、52は、コンクリート成形面122,132,142側に位置する支持ローラを示す。
・面板121,131,141の外側面に離型作用を得るようにしたセラミック層を設けた構成において、打設口23の下部側におけるコンクリート成形面に高硬度の硬化部を形成すること。この硬化部は、例えば、硬化部以外の部分と比較して高硬度のセラミックを用いて構成する。
11…セントル
23…打設口
26…硬化部
30…凹凸加工面
121…面板
122…コンクリート成形面
131…面板
132…コンクリート成形面
141…面板
142…コンクリート成形面

Claims (5)

  1. トンネル覆工コンクリート成形用セントルの面板であって、
    前記面板にはコンクリートをトンネルの内周面と前記面板との間の間隔に対して打設するための打設口を透設するとともに、その面板のコンクリート成形面の全体に凹凸加工面を形成し、前記打設口の下部側における前記コンクリート成形面には他の部分より高硬度の硬化部を形成したセントルの面板。
  2. 前記凹凸加工面は、曲面状の凹部を連続して形成した請求項に記載のセントルの面板。
  3. 請求項またはに記載のセントルの面板において、その面板のコンクリート成形面に対してショットピーニングによって前記凹凸加工面及び前記硬化部を形成するセントルの面板の加工方法。
  4. 前記コンクリート成形面全体にショットピーニングを施し、次いで、硬化予定部に再度ショットピーニングを施す請求項に記載のセントルの面板の加工方法。
  5. 前記コンクリート成形面全体にショットピーニングを施すとともに、硬化予定部の投射圧力を他の部分より高くする請求項に記載のセントルの面板の加工方法。
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