JP2001353709A - 窯業系建築板用型及び該型を用いた窯業系建築板の製造方法 - Google Patents

窯業系建築板用型及び該型を用いた窯業系建築板の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱型が容易であり、複雑な形状及び表面模様
を持つ窯業系建築板を成形することができ、また、型の
歪みによる製品の精度低下を極力低減することのでき
る、窯業系建築板用型及び該型を用いた窯業系建築板の
製造方法を提供する。 【解決手段】 弾性材料で作られた型本体10の溝14
に金属材料で作られた保形枠20を挿入した状態で、窯
業系材料を型本体10のキャビティ13内に流し込み、
窯業系材料が硬化した後、前記保形枠20を抜き出し、
型本体を変形させながら硬化した窯業系建築板を脱型す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窯業系建築板用型
及び該型を用いた窯業系建築板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁部分を窯業系建築板を留め付
けて構築することが行われている。近年、窯業系建築板
の種類も多様化しており、例えば図12に示す建築板3
0Aのように、比較的小形で厚みが厚く(例えば、35
×220×455mm程度のもの)、かつ、天然石の石
積み感を表出させるような造形性の高い建築板も市場に
出るようになってきている。そのような建築板の製法と
しては、得ようとする窯業系建築板の表面と周面の形状
に沿った底面及び周囲面形状を内面に持つキャビティを
備えた型内へ、セメント、砂、補強繊維材などがミキシ
ングされた原材料を流し込み硬化させる、いわゆる、型
内への流し込み成形法が多用されている。この成型法に
よれば、種々の表面凹凸模様が形成できるため、造形性
の高い外壁材を製造することができる利点がある。
【0003】上記流し込み成形法による建築板の製造工
程を図13を参照して説明する。最初に、セメント、砂
などの原料がミキシングされ(301)、それがホッパ
に供給され(302)、ホッパから前記型内に注入され
る(303)。その際に、好ましくは型内面の全面に離
型剤が塗布され(304)、さらに、転写顔料が塗布さ
れる(305)。原料の供給後、型に振動を与えて原料
の回り込みを促し(306)、24時間程度その状態で
放置して、原料の硬化を待つ(307)。硬化後、脱型
作業が行われ(308)、建築板が得られる。得られた
建築板は好ましくは2週間程度の自然乾燥に臥され(3
09)、従来どおりのクリアー塗装などの塗装が施され
(310)、製品となる(311)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流し込み成形法により
比較的小形でかつ厚みが厚い窯業系建築板を製造する場
合、キャビティの奥行き(深さ)が大きな型を使用する
必要があるが、脱型の際には、その奥深くまで充填され
た材料の成形形状の破損を招かないように、注意して脱
型作業を進めなければならない。また、かかる窯業系建
築板は建物の壁装材として使用されるため、多数個製造
する必要があるので、使用する型としては、耐久性に富
んだ、しかも脱型容易な材料を選定する必要がある。
【0005】そのために、ウレタンゴムやシリコンゴム
のように強さと変形性の双方を備えた材料で型を作り、
流し込んだ原材料が硬化した時点で、型を手作業でめく
ったりはがしたりして型そのものを変形させ、脱型する
ことが行われる。その場合に、脱型のために変形性が求
められるとしても、成形型として所要の保形性を持つこ
とは必要であり、そのために、現状では、ゴム硬度50
〜70度程度の比較的硬いウレタンゴムやシリコンゴム
が型材料として用いられている。
【0006】しかし、ゴム硬度50〜70度程度の材料
は変形性に乏しく、単純な矩形状の窯業系建築板の場合
には、脱型が比較的容易であるとしても、出隅と入隅と
が混在するような複雑な平面形状を持つ窯業系建築板の
場合は、型の変形による脱型は事実上不可能であり、現
在では、そのような複雑な形状を持つ窯業系建築板はこ
の手法によっては作られない。さらに、変形性が小さい
ことから、型抜きの確実性を考えると、成形される窯業
系建築板の表面模様となるキャビティ底面に形成する凹
凸の深さや形状にも限度があり、深みの深い模様や断面
蟻溝状である模様を表面に持つ窯業系建築板も成形され
ない。さらに、ウレタンゴムやシリコンゴムのような弾
性材料は、一般に経時的に歪みが大きくなる傾向があ
り、長期間使用すると製品精度を低下させることから、
型の有効使用期間に限度があるという不都合もある。
【0007】特開平9−262816号公報には、所定
面に切削加工により意匠面を形成した樹脂又はゴムから
なる意匠型を用いたコンクリートパネル成形用型枠が記
載されている。このような意匠型を用いることにより種
々の表面模様を持つ成形品を成形することが容易とな
る。しかし、この意匠型は保形用の外枠本体内に接着剤
によって接着して用いられるものであり、成形品の脱型
には格別の配慮がなされていないので、脱型の容易性、
確実性を考慮すると、意匠型に形成できる凹凸の深さや
形状には限度がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ウレタンゴムやシリコンゴムのような弾性
のある材料で作られた型でありながら、脱型を容易化す
る課題と、複雑な形状及び表面模様を持つ窯業系建築板
を成形する課題との双方を同時に満足することができ、
かつ、型の歪みによる製品の精度低下を極力低減するこ
とのできる、窯業系建築板用型及び該型を用いた窯業系
建築板の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による窯業系建築板用型は、全体として弾性
のある材料で作られており、得ようとする窯業系建築板
の表面と周面の形状に沿った底面及び周囲面形状を内面
に持つキャビティと、該キャビティにおける前記周囲面
に沿うようにして部分的に又は全周に沿って形成された
溝とを備えた型本体と、該型本体に形成された前記溝に
挿脱自在とされた保形枠、とからなることを特徴とす
る。好ましくは、前記窯業系建築板用型において、型本
体はウレタンゴム又はシリコンゴム、さらに好ましくは
ゴム硬度が20度〜40度のウレタンゴム又はシリコン
ゴムにより作られ、また、保形枠は金属材料により作ら
れる。
【0010】本発明による窯業系建築板用型では、成形
される窯業系建築板の輪郭及び表面模様は型本体により
与えられるが、該型本体の形状保持は型本体の剛性によ
ることなく、別途備える保形枠によって担保される。そ
のために、型本体を変形性の大きい材料で作っても、成
形される窯業系建築板の精度に大きな影響を与えること
はない。そして、型の変形性が大きいことにより、キャ
ビティの周囲面形状が出隅と入隅とが混在するような複
雑な形状の場合でも、型本体を変形させることにより成
形後の製品を容易に脱型することができる。そのため
に、小形で厚みが厚い窯業系建築板でありながら、複雑
な平面形状を持つものを成形することが可能となる。
【0011】また、変形性の大きい材料で型本体を作る
ことができるので、キャビティの底面に深みの深い凹所
や断面蟻溝形状の凹溝を形成しても、そこからの型抜き
は容易であり、そのために、深みの深い模様や断面蟻溝
状である模様を表面に持つ窯業系建築板も容易に成形す
ることができる。
【0012】型本体の材料としては、窯業系建築板の原
材料に耐性があること、所要の弾性を備えることを条件
に任意であるが、ウレタンゴムやシリコンゴムのような
弾性材料は特に好ましい。そして、前記のように本発明
では、型材料に高い硬度を必要としないことから、ゴム
硬度が20度〜40度の変形し易いウレタンゴム又はシ
リコンゴムであっても差し支えない。このようにゴム硬
度を低くした材料は、一般には経時的歪み量の変化が大
きくなるものの、保形枠を使用することによって、長期
間使用しても製品精度を保つことができる。
【0013】型本体の大きさや形状あるいはその材料に
よっては、型本体の周囲壁自体が部分的に所要の保形性
を備える場合もある。その場合には、そのような保形性
を備える箇所に前記「溝」を形成する必要はなく、周囲
面に沿って部分的(成形時に変形が予測される箇所)に
のみ溝を形成するようにしてもよい。しかし、その場合
でも、型本体における入墨部や出隅部のような箇所は歪
みや変形が生じやすい箇所なので、溝を形成し保形枠を
挿入して成形を行うことが望ましい。
【0014】本発明に係る建築板用型を用いての建築板
の製造にあたっては、前記型本体の溝に前記保形枠を挿
入した状態で窯業系材料をキャビティ内に流し込み、窯
業系材料が硬化した後、前記保形枠を抜き出し、型本体
を変形させながら硬化した窯業系建築板を脱型する。
【0015】好ましい態様において、前記保形枠は前記
キャビティの開放面を覆うことのできる天板を一体に備
える。これにより、モルタルやセメントの一次硬化時に
おいて、セメントの水和反応に必要な水分を逃すことな
く、十分な湿潤状態を保ったまま硬化させることができ
るので、建築板の品質を安定したものとすることができ
る。この場合、建築板の製造に際しては、前記型本体の
キャビティ内に窯業系材料を流し込んだ後、前記型本体
の溝に前記保形枠を挿入するようにしてもよく、一部に
流し込み材料を流し込むための開口を予め形成してお
き、流し込み後、適宜の手段で該開口を閉鎖するように
してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明によ
る窯業系建築板用型の一例を示す斜視図であり、建築板
用型の型本体と保形枠とが分離された状態を示してい
る。この建築板用型1を用いることにより、図2に示す
形状の建築板30が成形される。
【0017】図2に斜視図として示すように、建築板3
0は、厚みがDであり、短辺の長さが2L、長辺の長さ
が4Lである長方体の両端隅部から、1辺の長さがLの
正方体をそれぞれ切り欠いた、複雑に出隅と入隅とが混
在する平面形状を備えている。また、建築板30の表面
31には、天然石の石積み感を表出させるような凹凸模
様が施されており、該凹凸模様は、その部分拡大断面図
を図3に示すように、深さが20mm以上の凹部33
や、断面蟻溝状の凹部34も含んでいる。本発明によれ
ば、このような複雑な平面視形状を持ち、かつ、表面に
複雑な凹凸模様を形成した建築板であっても、容易に流
し込み成形することができる。
【0018】図1に示すように、建築板用型1は、型本
体となるゴム型枠10、及び、保形枠である金枠20か
らなる。図1は、ゴム型枠10と金枠20とが分離され
た状態を示し、図4はゴム型枠10に金枠20が取り付
けられた状態を、図1でのIV−IV線による断面図で
示している。ゴム型枠10は、ゴム硬度が20度〜40
度のウレタンゴムから作られており、変形性が大きく、
複雑な形状及び表面模様を持つ建築板を成形する場合で
あっても、脱型を容易に行なうことができる。金枠20
はステンレス等の金属材料から作られ、熱や圧力を加え
ても容易に変形しない。
【0019】ゴム型枠10は、得ようとする建築板30
の表面31と周面32の形状に沿った底面11及び周囲
面12の形状を内面に持つ、平面視で概略凸の字状であ
るキャビティ13(その深さD1は建築板30の厚さD
よりも深い)と、該キャビティ13における前記周囲面
12に沿って形成された溝14とを備える。
【0020】本発明において、前記のように、ゴム型枠
10は変形性の大きい材料で作られている。そして、成
形される建築板30の形状は、ゴム型枠10のキャビテ
ィ13の形状によって決まるので、原料のモルタル40
をキャビティ13内で硬化させるときに、ゴム型枠10
が変形しないようにする必要がある。
【0021】そこで、成形に際しては、モルタル40の
流し込みに先立って、ゴム型枠10の前記溝14内に金
枠20を挿入する。金枠20によってゴム型枠10の剛
性が確保され、キャビティの変形が防止されるので、モ
ルタル40の流し込みによりゴム型枠10が変形するこ
とはなく、また、養生硬化時にも変形することはない。
硬化後の建築板の脱型時には、金枠20は取り外す。そ
れにより、ゴム型枠10は容易に変形させることが可能
となり、脱型をスムーズに行なうことができる。
【0022】次に、上記建築板用型1を用いての建築板
の製造工程を図5を参照しながら説明する。本発明によ
る窯業系建築板の製造方法では、先に図3を参照しなが
ら説明した従来の建築板の製造工程に加えて、「保形枠
を挿入」(501)、及び、「保形枠を外す」(50
9)という2つの工程が行われる。製造工程を順を追っ
て説明すると、まず最初に、「保形枠を挿入」、すなわ
ち、ゴム型枠10に金枠20を挿入する工程が行なわれ
る(501)。次に、従来の製造工程と同じ工程が順に
行なわれ、建築板の原料がゴム型枠10のキャビティ1
3に供給された状態で、原料の硬化を待つ(502〜5
08)。図4はこの状態での断面図である。ここで、
「保形枠を外す」、すなわち、金枠20をゴム型枠10
から抜き出す工程が行なわれる(509)。そしてゴム
型枠10を端から徐々に外側に曲げていきながら、建築
板30を脱型する(510)。その後は従来通りの製造
工程が行なわれ、製品となる(511〜513)。
【0023】本発明による建築板用型の保形枠の他の実
施の形態が図6に示される。図7は、この形態の保形枠
が型本体に挿入された状態を、図6のVII―VII線
による断面図で示したものである。型本体には、先に図
1を参照しながら説明したものと同じゴム型枠10が用
いられる。この形態において、保形枠となる金枠50
は、側面部51及び天板52からなり、ゴム型枠10の
溝14に挿入される側面部51は、該溝14に沿った形
状とされ、天板52が側面部51の上縁に沿って一体に
形成されている。金枠50の側面部51をゴム型枠10
の溝14に挿入した際には、ゴム型枠10のキャビティ
13が密閉される。そのため、キャビティ13内で建築
板の原料のモルタルを硬化させる際、水和反応に必要な
モルタル中の水分がキャビティ13の外部に逃げるのが
防止され、十分な湿潤状態を保ったまま硬化させること
ができる。その結果、外部環境に左右されることなく、
常に均一で高い品質を持つ建築板を得ることができる。
【0024】このような天板52付きの金枠50を用い
る場合、ゴム型枠10の溝14に金枠50の側面部51
を挿入すると、ゴム型枠10のキャビティ13が密閉さ
れてしまうため、キャビティ13にモルタルを流し込む
ことができない。従って、この場合での建築板の製造工
程は、図8に示すように、建築板の原料を型に注入(8
03)した後で、保形枠を型本体に挿入(806)する
形になる。その他の工程は先に図6を参照しながら説明
した、天板の無い金枠20を用いる場合の製造工程と同
様なので説明は省略する。
【0025】なお、このように建築板の原料を型に注入
した後で保形枠を型本体に挿入する製造工程を、天板の
無い保形枠20を用いる場合に採用することも可能であ
る。しかし、作業工程の容易性を考えると、先に図5を
参照しながら説明したような、型本体に保形枠を挿入し
た状態で、建築板原料を型に流し込む製造工程を採用し
た方がよい。ただし、どちらの製造工程を採用しても、
得られる建築板の品質は同じである。
【0026】このようにして製造された建築板によって
壁面を構成した1つの例を図9に示す。先に説明した形
状の建築板30の他にも、十字型の建築板60、H型の
建築板61等、様々な形状の建築板が製造され、それら
が組み合わされて、図に示すような変化に富んだ壁面が
作り出される。この場合、これらの建築板は各辺の長さ
が、ある一定の長さLの整数倍となるように設計されて
いるため、異なる形状の建築板を容易に組み合わせて並
べることができる。また、壁面全体での建築板の並べ方
を計画する段階においても、設計図上で等間隔Lのグリ
ッドG上に様々な形状の建築板を割当てていくことで、
容易に壁面の計画を行なうことができる。
【0027】図10、図11は、本発明による建築板用
型を用いて製造された建築板によって壁面を構成した他
の実施例である。この実施例では曲線を持つ形状の建築
板70、71が使用され、それぞれ、1種類の建築板の
みで壁面が構成されている。このように1種類の建築板
で壁面を構成する場合であっても、建築板の形状の自由
度が高いため、従来にない壁面意匠を表現することがで
きる。
【0028】なお、前記した溝14は必ずしもキャビテ
ィ13の周囲面12の全周に沿って形成される必要はな
く、部分的に形成されていてもよい。また、ゴム型枠1
0の外側輪郭の形状については、建築板の脱型に支障の
出ない範囲内であれば、特に制限はない。
【0029】
【発明の効果】本発明による建築板用型及び該型を用い
た窯業系建築板の製造方法は、ウレタンゴムやシリコン
ゴムのような弾性がありかつ柔軟性のある材料で作られ
た型を用いながら、脱型を容易化する課題と、複雑な形
状及び表面模様を持つ窯業系建築板を成形する課題との
双方を同時に満足することができ、かつ、型の歪みによ
る製品の精度低下を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築板用型の一実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1に示す建築板用型を用いて作られる建築板
の斜視図。
【図3】図2に示す建築板の表面凹凸模様を示す、図2
のIII−III線による部分拡大断面図。
【図4】図1に示す建築板用型のIV−IV線による断
面図。
【図5】本発明による建築板用型を用いた建築板の製造
工程を説明するフロー図。
【図6】本発明による建築板用型の保形枠の他の実施の
形態を示す斜視図。
【図7】図6に示す保形枠を型本体に挿入した状態を示
す、図6のVII−VII線による断面図。
【図8】図6に示す保形枠を用いた場合の建築板の製造
工程を説明するフロー図。
【図9】本発明による建築板用型を用いて製造された建
築板によって壁面を構成した実施例を示す立面図。
【図10】本発明による建築板用型を用いて製造された
建築板によって壁面を構成した他の実施例を示す立面
図。
【図11】本発明による建築板用型を用いて製造された
建築板によって壁面を構成したさらに他の実施例を示す
立面図。
【図12】窯業形建築板の一例を示す表面側斜視図。
【図13】窯業形建築板の製造工程を説明するフロー
図。
【符号の説明】
1…建築板用型、10…ゴム型枠、11…底面、12…
周囲面、13…キャビティ、14…溝、15…上部、2
0…金枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として弾性のある材料で作られてお
    り、得ようとする窯業系建築板の表面と周面の形状に沿
    った底面及び周囲面形状を内面に持つキャビティと、該
    キャビティにおける前記周囲面に沿うようにして部分的
    に又は全周に沿って形成された溝とを備えた型本体と、
    該型本体に形成された前記溝に挿脱自在とされた保形
    枠、とからなる窯業系建築板用型。
  2. 【請求項2】 前記型本体はウレタンゴム又はシリコン
    ゴムのいずれかにより作られており、前記保形枠は金属
    材料により作られていることを特徴とする請求項1記載
    の窯業系建築板用型。
  3. 【請求項3】 前記ウレタンゴム又はシリコンゴムはゴ
    ム硬度が20度〜40度のものであることを特徴とする
    請求項2記載の窯業系建築板用型。
  4. 【請求項4】 前記保形枠は前記キャビティの開放面を
    覆うことのできる天板を一体に備えることを特徴とする
    請求項1ないし3いずれか記載の窯業系建築板用型。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3いずれか記載の窯業系
    建築板用型を用い、前記型本体の溝に前記保形枠を挿入
    した状態で窯業系材料をキャビティ内に流し込み、窯業
    系材料が硬化した後、前記保形枠を抜き出し、型本体を
    変形させながら硬化した窯業系建築板を脱型することを
    特徴とする窯業系建築板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の窯業系建築板用型を用
    い、前記型本体のキャビティ内に窯業系材料を流し込ん
    だ後、前記型本体の溝に前記保形枠を挿入し、その状態
    で窯業系材料が硬化した後、前記保形枠を抜き出し、型
    本体を変形させながら硬化した窯業系建築板を脱型する
    ことを特徴とする窯業系建築板の製造方法。
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