JPH0340018Y2 - - Google Patents

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JPH0340018Y2
JPH0340018Y2 JP16077485U JP16077485U JPH0340018Y2 JP H0340018 Y2 JPH0340018 Y2 JP H0340018Y2 JP 16077485 U JP16077485 U JP 16077485U JP 16077485 U JP16077485 U JP 16077485U JP H0340018 Y2 JPH0340018 Y2 JP H0340018Y2
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wire
wheel
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overhead
wire guide
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JP16077485U
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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 この考案は架線工事に用いる吊金車、特に単体
として用いるのに好適な吊金車に関する。
(ロ) 従来技術と問題点 送電線の取り替え、撤去その他の架線工事に用
いる吊金車としては従来多くのものが提案されて
いる。例えば、特公昭53−99491号公報、同53−
36153号公報が知られている。これらの公報で示
される吊金車は第1図で示す如く通常上下に複数
の吊金車1a,1b,1cを連続して使用し、主
索ワイヤ2に対し同時に上下多数本の旧・新線3
a,3b,3cの架線工事を行なうようにして用
いられるが、しかし工事の内容によつては1台の
吊金車1を第2図に示す如く「単体」として使用
する方が便利な場合がある。
単体としての吊金車1は、上下のホイール4,
5間に架線(旧線)3を挿通させて全体を架線3
に吊下げる金車本体6と、ワイヤ(主索)2を取
り付けたワイヤ支持体7を架線3に対して上下位
置変換させるべく金車本体6の片側へ張り出すよ
うにして設けた湾曲形状のワイヤガイド8とを、
備えている。
ところで、このような吊金車1を単体として使
用する場合に、上下複数連結式の吊金車1a,1
b,1cであれば下方の吊金車1b,1cが重り
の役目を果たし吊金車1aは反転、転覆せぬもの
の、単体ではこのような「重り」がないので、鉄
塔間に配列された複数の吊金車1の中にはワイヤ
2の上下位置変換の際、吊金車1自体が反転、転
覆してしまうことがある。
反転、転覆の理由としては、種々の原因を挙げ
ることができるが、そのうち主なものを第3図乃
至第5図を参照して説明すれば; () ワイヤ2を緊張すると、ワイヤ2が回転
し、いわばより戻るのでワイヤ支持体7がねじ
れてしまいワイヤガイド8その他へからみ易く
吊金車1自体を持ち上げてしまうこと、 () 架線3を巻き取るとき、鉄塔9間で架線
3が種々の複雑な動きを示し第5図のA点の場
所では上方移動に比べ横移動が少なく、B点で
は上、横両移動が略同じとなり、又C点では横
移動が多く上移動が少なくなり、吊金車1が移
動するときに不安定な状態となり易く第3図で
示すように架線3の線路方向と上ホイール4の
方向が一致せぬようになること、 () 上記()のように金車本体6が横を向
けば、ワイヤ2を上方へ移動させる際ワイヤ2
が金車本体6に当り易く吊金車1自体を持ち上
げてしまうこと、そして () 風10が強い場合、第4図で示すように
ワイヤ2がワイヤガイド8の張り出し逆方向に
流れ、ワイヤ2を上方へ移動させる際逆方向に
吊金車1を持ち上げてしまうこと、 …等である。
(ハ) 目的 この考案は、上記の原因()乃至()に対
処でき、単体として使用する場合に反転、転覆す
ることのない吊金車を提供せんとすることを目的
としている。
(ニ) 構成 この考案に係る吊金車は、上記の目的を達成す
るために、上下両ホイールをその各軸直交線同士
が任意角度で交差する上下対象位置に傾斜して配
置し、縦方向に直線状の2本のロツドを対峙して
設けることによつてワイヤガイドを形成し、この
ワイヤガイドにホイール形状のワイヤ支持体を回
転・上下スライド自在にして係合せしめ、且つワ
イヤガイドにおけるワイヤ支持体の上下両位置を
上下両ホイールの各軸直交線上に位置決めしたこ
とを要旨としている。
(ホ) 実施例 第6図〜第9図を参照しつつ、この考案の一実
施例を説明する。
この吊金車15は、金車本体16、ワイヤガイ
ド17、そしてワイヤ支持体18より主に構成さ
れる。
金車本体16は左右のベースプレート19,2
0間に1輪、下2輪の上下両ホイール21,2
2,23を回転自在にして軸支したもので、上ホ
イール21と下ホイール22,23に架線24の
挿通部25が区画形成され、この挿通部25に相
当するベースプレート19,20の部分には樹脂
製の滑りガイド26が設けてある。ところで、上
下両ホイール21,22,23の軸27,28,
29を支持しているベースプレート19,20
は、第7図で示される如く中間の垂直部30に対
し上下が曲折部31,32として形成され、上曲
折部31に上ホイール21が又下曲折部32に下
ホイール22,23がそれぞれ他に対して逆向き
傾斜になる状態で縦方向に各々傾斜して配置され
る。そして各軸直交線33,34同士が任意の角
度αをもつて交差する上下対称位置に上下ホイー
ル21,22,23が位置決めされている。
尚、左ベースプレート19はヒンジ35を介し
て第7図中矢示X方向へ回動開閉自在とされ、
「開」時架線24へ上ホイール21を乗せて金車
本体16の全体を架線24に対して吊下げ易く
し、又「閉」時挿通部25内に架線24を拘束し
易くしている。36は横U字形状のロツクピン
で、固定ボルト37にて一端が固定され、開閉ボ
ルト38の回転・開閉動によつて間隔Wを拡大・
収縮し、フツク39に対する解錠、施錠を行なう
ようにしてある。
ワイヤガイド17は金車本体16の片側で縦方
向に直線状の2本のロツド40を対峙することに
より形成されている。具体的には、第7図で示す
ように金車本体16の右ベースプレート20の垂
直部30に逆U字形状をしたロツド40を側方へ
張り出すようにして固定したもので、ロツド40
の上端は湾曲部41で、又下端はストツパ部42
で各々位置規制されている。
そしてワイヤ支持体18はホイール形状を有
し、2本のロツド40間で回転自在に又上下スラ
イド自在にワイヤガイド17へ係合されるもので
ある。このホイール形状のワイヤ支持体18は2
分割されており、ワイヤ43を挟んで締付け固定
できるようにしてある。そのため分割部分に突出
片部44を形成しボルト45で締付け自在とし、
又補助プレート46を側面に当てがつてそこに分
割・開閉用の軸47,48を設けている。
前述したようにこのワイヤ支持体18はワイヤ
ガイド17の2本のロツド40間で回転自在に且
つ上下スライド自在にして、ワイヤガイド17へ
係合されるものであるが、ワイヤガイド17にお
けるワイヤ支持体18の上下両位置は湾曲部41
とストツパ部42とで規制されちようど前記上下
両ホイール21,22,23の各軸直交線33,
34を含む直交面、つまり各ホイール21,2
2,23の各傾斜軸に各ホイール21,22,2
3の長さ方向の略中心で直交する直交面内に位置
決めされることになり、角度αを以つて交差する
「X」字形状の軸直交線33,34上で上ホイー
ル21とワイヤ支持体18の「下位置」とが、又
下ホイール22,23とワイヤ支持体18の「上
位置」とがそれぞれ対称的な位置に配されてい
る。
次に作用を説明する。
左ベースプレート19を、ヒンジ35を介し
て、開閉し架線24上に上ホイール21を乗せる
ようにして全体を架線24に吊下げ、ワイヤガイ
ド17に対して「下位置」にあるワイヤ支持体1
8にてワイヤ43を挟持した状態において、この
吊金車15の全体は軸直交線33を「垂線」とす
るような位置関係となる(第9図参照)。
そして、ワイヤ43を緊張すればワイヤ43の
張り上がりに伴ないワイヤ支持体18はワイヤガ
イド17、具体的にはその2本のロツド40、間
で上方へスライドしつつ移動することになる。こ
の時、緊張によつてワイヤ43が回転しより戻り
の状態が発生しても、ワイヤ支持体18は2本の
ロツド40の間で回転してしまいワイヤ43の回
転を吸収しワイヤガイド17には伝えぬように機
能する。
ところで第9図の状態、即ち軸直交線33を垂
線とするような状態に於いて、斜め側方に2本の
直線状のロツド40が位置するのでワイヤ43の
緊張によりワイヤ支持体18は円滑にこのロツド
40に案内されて上方へ移動し、たとえ強風にて
ワイヤ43がワイヤガイド17の張り出し逆方向
へ圧力を受けても、ワイヤ支持体18はワイヤガ
イド17内にあつて拘束され張り出し逆方向へ回
り込まずワイヤ43の張り上がりがあればすかさ
ずワイヤガイド17に沿つて上方へ移動するもの
である。
そして、ワイヤガイド17の上端にワイヤ支持
体18が移動した時点で架線24を緩めれば今度
はもう一方の軸直交線34上に吊金車15全体が
位置を変えることとなる。そして、緊張したワイ
ヤ43に、ワイヤ支持体18及びワイヤガイド1
7を介し、吊金車15全体を吊下げた状態に於い
て、架線24を取り替え或は撤去する等の架線工
事を行なうものである。
(ヘ) 効果 この考案に係る吊金車は、以上説明してきたよ
うな内容のものなので、架線工事の際単体の吊金
車として使用しても吊金車自体が反転、転覆する
ことがなく、しかも、 〔1〕 ホイール形状を有し、ワイヤガイドの2
本のロツド間で回転自在とされているワイヤ支
持体は、ワイヤが緊張時回転してより戻りをし
てもワイヤを支持した状態のまま一緒に回転し
てしまいワイヤガイドや金車本体へワイヤの回
転を伝達せずに済み、 〔2〕 上下両ホイールとワイヤ支持体の上下両
位置とは上下両ホイールの各軸直交線上に対称
的に配置されているため、吊金車全体のバラン
スがよく、ワイヤ支持体の上下移動時に偶力を
利用し易く、 〔3〕 金車本体の片側に張り出して設けられて
いるワイヤガイドは直線状の2本のロツドを対
峙させたものなので、ワイヤ支持体が円滑に上
下移動し易く、 〔4〕 架線とワイヤの双方によつて支持された
状態に於いて上ホイール、金車本体、ワイヤガ
イドそしてワイヤ支持体はいわば一体物として
機能するものであり、しかも架線とワイヤとの
吊金車に対する接合点はいずれかの軸直交線に
沿つた上下対称位置に配置されるので、架線の
線路方向に対して上ホイールひいては金車本体
が横を向くことなく方向を常に一致させられ、 〔5〕 風が吹いても、ワイヤはワイヤ支持体に
拘束され、又ワイヤ支持体はワイヤガイドに、
そして更にワイヤガイドは金車本体にそれぞれ
拘束されているため、ワイヤ、即ちワイヤ支持
体はワイヤガイドが許す方向での上下移動しか
できずワイヤが金車本体その他へ当つたりから
むことがない、 …という効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吊金車の使用状態を示す側面
図、第2図は単体としての吊金車の使用状態を示
す側面図、第3図は架線の線路方向と金車本体の
方向とが不一致の場合を示す吊金車の平面図、第
4図はワイヤがワイヤガイドの張り出し逆方向に
風圧の影響を受けている状態を示す吊金車の平面
図、第5図は鉄塔間のワイヤの巻き取り状態を示
す概略側面図、第6図はこの考案の一実施例を示
す吊金車の側面図、第7図は第6図中矢示方向
より見た吊金車の側面図、第8図は第6図及び第
7図に示す吊金車の斜視図、そして第9図は架線
に吊金車を吊下げた状態を示す斜視図である。 1,15……吊金車、3,24……架線、6,
16……金車本体、7,18……ワイヤ支持体、
8,17……ワイヤガイド、21……上ホイー
ル、22,23……下ホイール、33,34……
軸直交線、α……角度、40……2本のロツド、
43……ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下のホイール間に架線を挿通させて全体を架
    線に吊下げる金車本体と、ワイヤを取り付けたワ
    イヤ支持体を架線に対し上下位置変換させるため
    金車本体の片側へ張り出して設けたワイヤガイド
    とを備える吊金車に於いて、 上下両ホイールは、それぞれが他に対して逆向
    き傾斜になる状態で縦方向に傾斜させて設けられ
    ており、 ワイヤガイドは、金車本体の片側で縦方向に直
    線状の2本のロツドを対峙させて設けることによ
    り形成され、 ワイヤ支持体は、ホイール形状を有し、ワイヤ
    ガイドの2本のロツド間で回転自在且つ上下スラ
    イド自在に係合され、そして ワイヤガイドで上下スライドするワイヤ支持体
    の上限及び下限の各位置における中心が前記上下
    各ホイールの各傾斜軸に各ホイールの長さ方向の
    略中心で直交する直交面内に位置決めされている
    ことを特徴とする吊金車。
JP16077485U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0340018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16077485U JPH0340018Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16077485U JPH0340018Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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JPS6270607U JPS6270607U (ja) 1987-05-06
JPH0340018Y2 true JPH0340018Y2 (ja) 1991-08-22

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JP16077485U Expired JPH0340018Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038543A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Aqua Control:Kk 地下水排除工法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038543A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Aqua Control:Kk 地下水排除工法及びその装置
JP4493630B2 (ja) * 2006-08-09 2010-06-30 株式会社アクア・コントロール 地下水排除装置

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JPS6270607U (ja) 1987-05-06

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