JPH0340001Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0340001Y2
JPH0340001Y2 JP1984128087U JP12808784U JPH0340001Y2 JP H0340001 Y2 JPH0340001 Y2 JP H0340001Y2 JP 1984128087 U JP1984128087 U JP 1984128087U JP 12808784 U JP12808784 U JP 12808784U JP H0340001 Y2 JPH0340001 Y2 JP H0340001Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trolley
duct
control device
motor
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984128087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6143702U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12808784U priority Critical patent/JPS6143702U/ja
Publication of JPS6143702U publication Critical patent/JPS6143702U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0340001Y2 publication Critical patent/JPH0340001Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、下端に開口部を有しその開口部の
両脇にレールを有するトロリダクトを走行する自
走式トロリに関するものである。
〔背景技術〕
従来例の自走式トロリに、Iビームなどの軌
道にトロリを懸架して駆動走行させるものと、
第2図に示すように、トロリダクトの外側面に当
接した駆動輪体により走行させるものとがある。
第2図の自走式トロリの詳細については後述す
る。
上記の自走式トロリにあつては、駆動機構の
電源用のトロリ線やトロリダクトを別途に施工す
る必要があり、 (a) 施工に多大な手間と経費がかかる、 (b) ラインが、Iビームとトロリとの2ラインと
なり、必要スペースが大きくなる という問題があつた。
つぎに、第2図の従来例を説明する。
第2図において、20はダクトハンガ吊下げボ
ルト21の取付け用バー、22,23はそれぞれ
ボルト21,21に固定されたダクトハンガ、
B1,B2はそれぞれ、ダクトハンガ23,22に
支持され、下端に開口部14を有しその開口部1
4の両脇にレール8,8を有する断面形状角C字
状のトロリダクト、24,25はそれぞれ、トロ
リダクトB1,B2の内側上部に敷設した検出信号
や電力、制御信号などの伝送をする導体である。
自走式トロリAはつぎのように構成されてい
る。レール8,8上を転動する遊転輪体28,2
8に支持されて開口部14をその上下部にわたつ
て位置するトロリ本体33があり、このトロリ本
体33の上板部30に、トロリダクトB1の左右
の外側面上を転動する駆動輪体29および遊転輪
体29′の軸承がトロリダクトB1の長手方向に対
する垂直水平方向に進退自在に装着され、両輪体
29,29′をトロリダクトB1の外側面に圧接す
るために、両輪体29,29′の軸承間に引張コ
イルスプリング32を張架している。31は駆動
輪体29の駆動用のモータである。
トロリ本体33は、例えば、監視用テレビジヨ
ンカメラなどを支持するものである。その映像信
号がケーブル34から、トロリ35の集電器26
を介してこの集電器26が摺動する導体24に伝
送されるように構成してある。なお、図示しない
が、集電器26と同様に導体25に摺動する集電
器がトロリ本体33の方にも設けられている。ト
ロリ35の遊転輪体27,27もトロリダクト
B2の両レール8,8上を転動するように構成さ
れている。
この従来例には、つぎのような問題がある。す
なわち、 (a) トロリダクトB1の外側面には、ハンガ23
が所定間隔おきに設けられているため、凹凸が
多く、その凹凸を駆動輪体29、遊転輪体2
9′が乗り越えるときに大きな抵抗がかかり、
スムーズな走行が妨げられる、 (b) 同様の理由によつて、自走式トロリAに大き
な振動が生じる。テレビジヨンカメラを装備し
ている場合には、映像が乱れる、 (c) 走行のためには、駆動輪体29をトロリダク
トB1の外側面に強く押圧する必要があり、そ
のために引張コイルスプリング32、軸承の摺
動構造などが必要で、構造の複雑化を招来して
いる、 (d) 駆動輪体29および遊転輪体29′をトロリ
ダクトB1の外側面に転動させるものであるた
め、その駆動モータ31を含め、自走式トロリ
Aの幅が非常に大きなものになる という問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、走行の安定性が良いととも
に、全体がコンパクトかつ構造が簡単な自走式ト
ロリを提供することである。
〔考案の開示〕
この考案の自走式トロリは、トロリ本体と、タ
イミングベルトと、一対の駆動輪体と、倣い輪体
と、制御装置用ケースと、遊転輪体と、電線管と
を有する自走式トロリであつて、 一対の駆動輪体は、内部に導体と底部の中央長
手方向に開口部とその両脇にレールとを有するト
ロリダクトのレール上に、転動可能に架設され、 トロリ本体は、監視用テレビジヨンカメラとモ
ータとを有し、駆動輪体に懸吊支持され、モータ
がタイミングベルトを介して駆動輪体を駆動する
ものであり、 倣い輪体は、下部に鍔部を有し、トロリ本体の
走行方向の両端に取付けられ、周面がトロリダク
トのレールの中央寄り側縁に摺接され、鍔部がレ
ールの下面に配置され、 遊転輪体は、集電器を有し、トロリダクトのレ
ール上に転動可能に架設され、集電器が導体に摺
接され、 制御装置用ケースは、監視用テレビジヨンカメ
ラとモータとの制御装置を内蔵し、遊転輪体に懸
吊支持され、 電線管は、トロリ本体と制御装置用ケースとを
機械的に連結しかつ電線を収納したものである。
この考案の構成によれば、導体より集電器を介
して集電し、制御装置および電線管を介してモー
タに給電されモータが作動する。モータの作動に
よりタイミングベルトが回動して駆動輪体がレー
ル上を転動しトロリ本体およびトロリ本体に電線
管で連結された制御装置用ケースがトロリダクト
に沿つて走行する。またテレビジヨンカメラを動
作させると撮影が可能になる。
この場合、トロリダクトの開口部の両脇のレー
ルに駆動輪体を転動させているため、従来例と比
較して、幅が広くならずしかも構造が簡単にな
り、全体がコンパクトになるとともに、トロリダ
クトを吊るハンガの影響を受けないのでテレビジ
ヨンカメラの映像がハンガによつて乱れない。
また、レールの長手方向に並ぶ一対の駆動輪体
と、トロリ本体の走行方向の両端部の倣い輪体と
によりトロリ本体の安定性が増し、走行中のトロ
リ本体の揺れを少なくすることができるので、走
行中の揺れによるテレビジヨンカメラの映像の乱
れを少なくすることができる。したがつて、原子
力発電所など人間が入り込めない場所を広くテレ
ビ監視するのに適している。しかも一対の駆動輪
体とモータの軸とにタイミングベルトを巻掛けて
連結したため、歯車で連結する場合よりも構造が
簡単になる。さらにトロリ本体やテレビジヨンカ
メラを制御する制御装置を内蔵した制御装置用ケ
ースを電線管を介して連結したため、トロリダク
トにトロリ本体と制御装置用ケースとを分離して
着脱できるので作業性がよくなる。
実施例 この考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。第1図は、トロリダクトB1を仮想線で示し
た斜視図である。
この実施例は、原子力発電所その他の工場、銀
行、スーパーマーケツト、遊園地、プール、シヨ
ールームなどの必要箇所を広範かつ遠隔的に監視
するために用いる移動式映像伝送装置に適用した
ものである。
トロリダクトB1は、下端に開口部14を有し
その開口部14の両脇にレール8,8を有する断
面形状角C字状に構成され、トロリダクトB1
内側上部には検出信号や電力、制御信号などの伝
送をする導体Dが敷設されている。
自走式トロリAはつぎのように構成されてい
る。レール8,8上に転動可能に架設されるとと
もに、自走式トロリAの走行方向Xすなわちレー
ル8,8の長手方向に並んだ一対の駆動輪体7…
が、トロリ本体3の上部に支持されている。トロ
リ本体3は、トロリダクトB1内に装入されてい
る。トロリ本体3の下部にはモータ4が取付けら
れ、このモータ4の軸5とトロリダクトB1内の
駆動輪体7とにタイミングベルト6が張架されて
いる。このタイミングベルト6もトロリダクト
B1の開口部14を通してトロリダクトB1内に装
入されている。
トロリ本体3は、監視用テレビジヨンカメラ1
を、カメラ回転台2を介して取付けている。
9,9は倣い輪体で、その周面は一方のレール
8の端縁に摺接し、その下端鍔部9a,9aはレ
ール8の下面下に位置する。
10は自走式トロリAのトロリ本体3のモータ
4やテレビジヨンカメラ1等を制御する制御装置
Yを内蔵したトロリ11の制御装置用ケースであ
る。この制御装置用ケース10はその上部がレー
ル8上を転動する遊転輪体12に懸吊されるとと
もに、導体Dに摺動する集電器13を遊転輪体1
2に設けている。
制御装置用ケース10とトロリ本体3とは、電
線を収納した電線管15によつて、電気的および
機械的に接続されている。すなわち、モータ4、
カメラ回転台2、テレビジヨンカメラ1に対する
電力、制御信号の伝送を、導体D…、集電器13
…、制御装置Y、電線管15を介してトロリ本体
3側へ、また、その逆に行つている。
制御装置Yは、テレビジヨンカメラ1のフオー
カス、絞り、ズーム、レンズ切換え用のモータの
動作も制御する。
自走トロリAを吊下げる第1のトロリダクト
B1とは別に、その横に並行に架設された第2の
トロリダクト(図示せず)があり、その第2のト
ロリダクトは、テレビジヨンカメラ1からの映像
信号を導体に対して伝送する。
この実施例によれば、電力を供給するダクトと
自走式トロリAの軌道としてのダクトとを1つの
トロリダクトB1が兼用しているので、施工が容
易であるとともに、ダクトと自走式トロリとの全
体をコンパクトにまとめることができる。
また、トロリダクトB1のレール8,8は、本
来、集電器13…のトロリ11の走行面であり、
そのためハンガなどの障害物がなく、凹凸がない
ため、従来例で必要であつたハンガを乗り越える
ための特別の機構や駆動力を必要としないばかり
か、その乗り越えの際の振動などの発生がないと
いう効果がある。また、レール8,8の長手方向
に並ぶ一対の駆動輪体7と、トロリ本体3の走行
方向の両端部の倣い輪体9とによりトロリ本体3
の安定性が増し、走行中のトロリ本体3の揺れを
少なくすることができるので、走行中の揺れによ
るテレビジヨンカメラ1の映像の乱れを少なくす
ることができる。したがつて、原子力発電所など
人間が入り込めない場所を広くテレビ監視するの
に適している。しかも一対の駆動輪体7とモータ
4の軸5とにタイミングベルト6を巻掛けて連結
したため、歯車で連結する場合よりも構造が簡単
になる。さらにトロリ本体3やテレビジヨンカメ
ラ1を制御する制御装置Yを内蔵した制御装置用
ケース10を電線の収納された電線管15を介し
て連結したため、トロリダクトB1にトロリ本体
3と制御装置用ケース10とを分離して着脱でき
るので作業性がよくなる。
この考案によれば、トロリダクトの開口部の両
脇のレールに駆動輪体を転動させているため、従
来例と比較して、幅が広くならずしかも構造が簡
単になり、全体がコンパクトになるとともに、ト
ロリダクトを吊るハンガの影響を受けないのでテ
レビジヨンカメラの映像がハンガによつて乱れな
い。
また、レールの長手方向に並ぶ一対の駆動輪体
と、トロリ本体の走行方向の両端部の倣い輪体と
によりトロリ本体の安定性が増し、走行中のトロ
リ本体の揺れを少なくすることができるので、走
行中の揺れによるテレビジヨンカメラの映像の乱
れを少なくすることができる。したがつて、原子
力発電所など人間が入り込めない場所を広くテレ
ビ監視するのに適している。しかも一対の駆動輪
体とモータの軸とにタイミングベルトを巻掛けて
連結したため、歯車で連結する場合よりも構造が
簡単になる。さらにトロリ本体やテレビジヨンカ
メラを制御する制御装置を内蔵した制御装置用ケ
ースを電線管を介して連結したため、トロリダク
トにトロリ本体と制御装置用ケースとを分離して
着脱できるので作業性がよくなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
は従来例の正面図である。 A……自走式トロリ、B1……トロリダクト、
D……導体、1……テレビジヨンカメラ、3……
トロリ本体、4……モータ、5……軸、6……タ
イミングベルト、7……駆動輪体、8……レー
ル、9……倣い輪体、9a……鍔部、10……制
御装置用ケース、12……遊転輪体、13……集
電器、14……開口部、15……電線管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トロリ本体3と、タイミングベルト6と、一対
    の駆動輪体7と、倣い輪体9と、制御装置用ケー
    ス10と、遊転輪体12と、電線管15とを有す
    る自走式トロリであつて、 一対の駆動輪体7は、内部に導体Dと底部の中
    央長手方向に開口部14とその両脇にレール8と
    を有するトロリダクトB1のレール8上に、転動
    可能に架設され、 トロリ本体3は、監視用テレビジヨンカメラ1
    とモータ4とを有し、駆動輪体7に懸吊支持さ
    れ、モータ4がタイミングベルト6を介して駆動
    輪体7を駆動するものであり、 倣い輪体9は、下部に鍔部9aを有し、トロリ
    本体3の走行方向の両端に取付けられ、周面がト
    ロリダクトB1のレール8の中央寄り側縁に摺接
    され、鍔部9aがレール8の下面に配置され、 遊転輪体12は、集電器13を有し、トロリダ
    クトB1のレール8上に転動可能に架設され、集
    電器13が導体Dに摺接され、 制御装置用ケース10は、監視用テレビジヨン
    カメラ1とモータ4との制御装置Yを内蔵し、遊
    転輪体12に懸吊支持され、 電線管15は、トロリ本体3と制御装置用ケー
    ス10とを機械的に連結しかつ電線を収納したも
    のである 自走式トロリ。
JP12808784U 1984-08-24 1984-08-24 自走式トロリ Granted JPS6143702U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808784U JPS6143702U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 自走式トロリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808784U JPS6143702U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 自走式トロリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6143702U JPS6143702U (ja) 1986-03-22
JPH0340001Y2 true JPH0340001Y2 (ja) 1991-08-22

Family

ID=30686718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12808784U Granted JPS6143702U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 自走式トロリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6143702U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011002239A1 (de) 2011-04-21 2012-10-25 Conductix-Wampfler Gmbh Halterung für einen Datenleiter, Energieübertragungssystem und Datenübertragungssystem

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118014A (en) * 1978-03-06 1979-09-13 Matsuhashi Reinetsu Kougiyou K Selffpropelled trolley

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118014A (en) * 1978-03-06 1979-09-13 Matsuhashi Reinetsu Kougiyou K Selffpropelled trolley

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6143702U (ja) 1986-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06508249A (ja) 監視システム
US4811091A (en) Multi-directional mobile inspection system
US6339448B1 (en) Cable-way mobile surveillance camera system
JPH0340001Y2 (ja)
CN205983860U (zh) 一种停车场的监控装置及系统
JPH1169544A (ja) 移動式監視装置
JPH01141185A (ja) 鉄骨構造物用走行装置
JPH092255A (ja) 軌道走行装置
JPH04628Y2 (ja)
DE59401014D1 (de) Transporteinheit einer Flurtransportanlage
CN212727209U (zh) 一种智能设备调测系统
CN212131940U (zh) 一种便于调节安装高度和角度的小区车辆监控摄像头
JPH0767223A (ja) 架空線走行装置
JPH0199419A (ja) 自走機
JP2589240Y2 (ja) ワイヤー走路の移行装置
JPH11349281A (ja) ケーブルクレーンおよびそれを利用した画像通信システム
JPS6348319U (ja)
GB2620568A (en) Drive apparatus for image capture devices
JPH0722976Y2 (ja) 配電線用走行ロボット
JPS6348317U (ja)
JPH0291887U (ja)
JPS6348318U (ja)
JPS61160090A (ja) 移動式監視装置
JPH062412Y2 (ja) 自走式電線点検機
JPH10105225A (ja) 監視システム