JPH0339971Y2 - - Google Patents

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JPH0339971Y2
JPH0339971Y2 JP1985078262U JP7826285U JPH0339971Y2 JP H0339971 Y2 JPH0339971 Y2 JP H0339971Y2 JP 1985078262 U JP1985078262 U JP 1985078262U JP 7826285 U JP7826285 U JP 7826285U JP H0339971 Y2 JPH0339971 Y2 JP H0339971Y2
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hook
recess
protrusion
case
surface side
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、壁掛型機器に物品を掛け止めるた
めのフツク装置に関する。
(従来の技術) 従来、1台の同じ電話機を卓上型または壁掛型
として使用する際、第2図に示すように、本体ケ
ース1の送受話器受け部2に凹所3と突起4を設
け、ここに2通りの係合具5または6の一方を嵌
め込むようにしたものがあつた。そして、卓上型
の場合は、送受話器が引つ掛からないよう鉤状部
付きでない係合具5を使用し、壁掛型の場合は、
送受話器が落ちないよう鉤状部7付きの係合具6
を使用していた。
また、係合具を本体ケースに差し込む際、係合
具のいずれの面からさしこむかによつて、送受話
器を引つ掛けるための突起を本体ケースに設ける
かどうかを選択するというものがあつた(例え
ば、実開昭59−187255号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、はじめに示した構造では、卓上型ま
たは壁掛型として使うためには、種類の異なる
別々の係合具5,6を準備しなければならない、
そして、使用形態を変更するときは、違う種類の
係合具5,6を入手して取り替えるという煩雑な
作業が必要とされていた。
また、2番目に示した構造では、係合具の方向
を変えて取り付けなおそうとすると、まず、本体
ケースのパネルを取りはずしてから係合具を取り
はずし、次に、係合具の方向を変えて本体ケース
に差し込んでからパネルを本体ケースに取り付け
る、という煩雑な作業が必要とされていた。
この考案は、上記従来の問題を解決するために
成されたもので、機器の使用形態に合わせて、一
種類の共通部品を卓上用として、また、壁掛用と
して使用することができ、フツク具の嵌め込み方
向を変えるだけで簡単に使用形態を変更すること
ができ、嵌め込み方向を変える際、パネルを取り
はずしたりするような煩雑な作業を必要としない
ような壁掛用フツク装置を提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案による壁掛
用フツク装置は、機器ケースの一部に設けられた
凹所と、この凹所に嵌まり込む大きさと形状を有
する着脱可能なフツク具とをそなえ、このフツク
具は上面側または下面側の一方の面側に突起部が
形成されるとともに、前記突起部を除いた前記上
面側と下面側とが、両側面中央を二点とも通る軸
に関して軸対称に形成され、かつ、上面側と下面
側とのいずれの面側からでも前記凹所に差込み可
能に形成され、この差込み方向を選択することに
より前記機器ケースの表面から前記フツク具の突
起部を突き出させるかどうか選択しうるようにす
ることにより構成されている。
(作用) このように構成されているので、フツク具の上
面側、下面側のうち突起部の形成された面側か
ら、機器ケースに設けられた凹所に差し込んだ時
は、突起部は機器内部に隠され、突起部の形成さ
れていない面側から、凹所に差し込んだ時は、突
起部は機器表面から突出する。また、フツク具の
上面側、下面側いずれの面側から機器ケースに設
けられた凹所に差し込んでも機器表面から見える
ようなすきまをつくることなく凹所が埋められ
る。さらに、フツク具の形状がシンプルにされう
るので金型費用などの製造コストが低くなり、突
起部が機器ケース内部に隠されるような形でフツ
ク具が機器ケースに装着されたときにフツク具の
一部が機器ケース表面形状から突出することがな
く、フツク具が本体から取り外され違う方向から
差込み直されるときにフツク具の回転方向が簡単
に見定められ、また、フツク具が上面側と下面側
のそれぞれの方向から機器ケースに差込まれたと
きにそれぞれ別の面を表面に露出させる。
(実施例) 以下図面に示す実施例に基ずいて、この考案を
詳細に説明する。
第1図は壁掛型電話機に実施した一例を示すも
のであり、送受話器(図示せず)の受話器部が収
容される凹状部18が形成されている。
フツク装置は、機器ケース10前面の一部を成
す凹状部18に設けられた凹所11と、この凹所
11に着脱可能に嵌め込まれたフツク具12とを
そなえている。
そして、凹所11にはフツク具12の差し込み
方向と平行な一対の突状部13が、設けられ、フ
ツク具12にはこの突状部13に係合する凹溝1
4がその両側壁中央部に形成されている。
フツク具12は、凹所11に嵌まり込む大きさ
と形状を有し、一方の上面側にここから突き出た
突起部15が形成され反対面の下面側は機器ケー
ス10の表面に沿う形状に形成されている。
フツク具12の突起部15を除いた上面側と下
面側とは、係合凹溝14を中心にして対称な形に
形成されている。すなわちフツク具の上面側と下
面側とは、突起部15を除けば、両側面中央点を
二点とも通る軸に関して軸対称に形成されてお
り、係合凹溝14は前記対称軸と垂直をなす側面
に形成されている。
突起部15は、送受話器(図示せず)に係合さ
せるために設けられており、この突起部15を上
側にして凹所11にフツク具12を嵌め込んだと
き、機器ケース10の表面から突き出している。
突起部15を下側にして嵌め込むと、フツク具
12は突起部15とともに凹所11へ収容され、
機器ケース10の表面に連続た面を形成してい
る。
なお、機器ケース10の凹所11には、係合状
態にあるフツク具12を取外す際に、ドライバー
など工具の先を差し込むための切欠き16が設け
られている。また、送受話器(図示せず)の受話
器部によつて浮沈動作をするスイツチ17が組込
まれている。
以上のように構成されており、機器を卓上型と
して使用する場合は、フツク具12の上面側を下
方に向けて凹所11に差込み係合保持させる。そ
うすると、突起部15は凹所11内に収容され
て、凹所11はフツク具12により埋め戻され、
機器ケース10の表面は連続面になる。
また、機器を壁掛型として使用する場合は、フ
ツク具12の下面側を下方に向けて、凹所11に
差込み係合保持させる。
そうすると、突起部15が機器ケース10の表
面から突き出すので、ここに送受話器(図示せ
ず)等を係止させる。
このように、フツク具12の差込み装着方向を
変えることにより、突起部15を機器ケース10
内に埋め込むか、機器ケース10外へ突き出させ
るかどうか選択される。
そして、卓上型または壁掛型として兼用される
機器の使用形態を変更する際、フツク具12を抜
き出して裏返し再び差し込めば良い。
このように、1つのフツク具12が卓上型と壁
掛型の使用形態に合わせて使い分けられ、フツク
具12は機器ケース10に装着されているから、
紛失するおそれはなく、入手手配したりすること
も必要ない。
また、フツク具12は突起部15を除いた部分
が、前述のとおり、軸対称の形に形成されている
ため、フツク具12の上面側、下面側のいずれの
面側から機器ケース10に設けられた凹所11に
差し込んでも機器表面から見えるようなすきまを
つくることなく凹所が埋められるような形に凹所
を形成することができる。さらに、フツク具12
の形状がシンプルにされうるので金型費用などの
製造コストが低くなり、突起部15が機器ケース
10に隠されるような形でフツク具12が機器ケ
ース10に装着されたときにフツク具12の一部
が機器ケース10表面形状から突出することがな
く、フツク具12が機器ケース10から取り外さ
れ違う方向から差込み直されるときにフツク具1
2の回転方向が簡単に見定められ、また、フツク
具12が上面側と下面側のそれぞれの方向から機
器ケース10に差込まれたときにそれぞれ別の面
を表面に露出させる。
このようなフツク装置は、放送装置のマイクロ
ホン・ハンガー等としても適用される。
なお、突状部13と凹溝14とは、フツク具1
2を差し込む際のガイドと位置決めの働きをして
いるが、互いに係合する凹部と凸部であればよ
い。
(考案の効果) 上述のようにこの考案によれば、機器の使用形
態に合わせて、一種類の共通部品を卓上用とし
て、また壁掛用として使用することができ、機器
に係合離脱可能に嵌め込まれているから、嵌め込
み方向を変えるだけで簡単に使用形態を変更する
ことができるだけでなく、フツク具をいずれの面
から機器ケースに設けられた凹所に差し込んで
も、機器表面から見えるようなすきまをつくるこ
となく前記凹所をフツク具で埋めてしまうことが
でき、フツク具に、その突起部を除いて、機器ケ
ースの表面に連続した面を形成させることがで
き、従つて、機器の外観デザインを向上させるこ
とができるとともに、塵埃の侵入を防止して機器
の信頼性を向上させることができ、さらに、フツ
ク具の形状をシンプルにすることができるので金
型費用などの製造コストを低くすることができ、
突起部を機器ケース内部に隠すような形でフツク
具を機器ケースに装着したときにフツク具の一部
が機器ケース表面形状から突出することを防ぐこ
とができ、フツク具を本体から取り外して違う方
向から差込み直すときにフツク具の回転方向を簡
単に見定めることができるので操作性よく作業で
き、また、フツク具を上面側と下面側のそれぞれ
の方向から機器ケースに差込んだときにそれぞれ
別の面を表面に露出させることができる、という
実用上顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施したフツク装置の分解
斜視図、第2図は従来例を示す分解斜視図であ
る。 10……機器ケース、11……凹所、12……
フツク、15……突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機器ケースの一部に設けられた凹所と、この凹
    所に嵌まり込む大きさと形状を有する着脱可能な
    フツク具とをそなえ、このフツク具は上面側また
    は下面側の一方の面側に突起部が形成されるとと
    もに、前記突起部を除いた前記上面側と下面側と
    が、両側面中央点を二点とも通る軸に関して軸対
    称に形成され、かつ、上面側と下面側とのいずれ
    面側からでも前記凹所に差込み可能に形成され、
    この差込み方向を選択することにより前記機器ケ
    ースの表面から前記フツク具の突起部を突き出さ
    せるかどうか選択しうるようにしてなる壁掛用フ
    ツク装置。
JP1985078262U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH0339971Y2 (ja)

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JPS61192772U JPS61192772U (ja) 1986-12-01
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