JPH0339920B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体又はバルク状物用タンクに対する
収容・取出し装置によつて前記タンクに対する収
容・取出しを選択的に行うための方法及び装置に
関する。

そのような作業の例として、船舶・車輌及び航
空機並びに鉄道車輌の燃料タンクに燃料を入れる
こと、化学製品、農産物、コンクリート及び石油
化学工業製品をそれらの輸送のために貯蔵タンク
からタンクローリのタンクに移すこと、並びに顧
客の場所でそのような製品をタンクローリから取
出すこと等が挙げられる。

これらの場合のすべてにおいて、タンクが指定
された者によつて実際に液体又はバルク状物を出
し入れされることを徹底したり、目的の製品が必
ず対応するタンクに収容されたり対応するタンク
から取出されたりするように抜きうち査察を行う
必要がよくある。

輸送トラツク等の車輌を多数有する会社はガソ
リン、ジーゼル油、自動車用ガスの入つた自社用
タンクを備えている場合が多く、これらのタンク
から１台のポンプを共通に用いて車輌に燃料を入
れることが出来る。重要な点はそのような燃料が
自社の車輌にだけ使用されることである。別の重
要な点は各車輌にそれに合つた燃料が入れられる
ことである。

従来、このような要望を満足させるため、欧州
特許出願公開第68747号公報に記載されているよ
うな装置が提案されている。この装置は、車輌に
積載された燃料タンクに燃料を注入するための管
状の注入管の内面に、光学バーコード条片を取付
け、一方、前記注入管に挿入して燃料を導入する
導入管の外部に、発光ダイオードやフオトトラン
ジスタで構成されるバーコード読取装置を取付け
た構成となつている。そして、燃料タンクに燃料
を導入するため、導入管を前記注入管に挿入した
とき、バーコード読取装置がバーコード条片に対
向するようにし、バーコード読取り装置でバーコ
ード条片によるコードを読取り、読取つたコード
を出力信号線により制御部に送信し、このコード
が予め設定されたコードと一致したとき、燃料導
入用ポンプのインタロツクを解除して燃料導入を
可能とするようになつている。

このような装置は、燃料タンクに燃料を導入す
るとき、バーコード条片およびバーコード読取装
置が導入管内に存在することになるので、これら
は必然的に燃料により汚染され、続いて行われる
他の車輌に対する燃料導入時、バーコードの検出
に支障を生じるという問題点がある。

本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決
し、収容物その他の物質による汚染が生じても何
等支障なくタンクと収容・取出し装置の一致性の
確認を行うことができるタンクに対する収容・取
出しを選択的に行うための方法及び装置を提供す
るにある。

上記の目的を達成するため、本発明は、開口部
を有するタンクと、このタンクに対してその収容
物を前記開口部と協働する協働部により収容し又
は取出す収容・取出し装置とを有し、タンクに対
する収容・取出しを行うものにおいて、前記タン
クの前記開口部近傍に、共振回路より成り電源を
もたない受動応答機を設けるとともに、前記収
容・取出し装置の前記協働部近傍に検知装置に接
続された少なくとも１つのアンテナを設け、前記
収容物の収容又は取出しを行うため前記開口部と
前記協働部とを協働させたとき、前記検知装置を
作動させて前記アンテナから照合電磁界を発生さ
せ前記受動応答機を当該照合電磁界内におき、こ
の照合電磁界によつて前記受動応答機が応答した
か否かをアンテナを介して前記検知装置により検
知し、この検知した信号により前記収容・取出し
装置の作動の可否を決定することを特徴とする。

又、他の発明は、開口部を有するタンクと、こ
のタンクに対してその収容物を前記開口部と協働
する協働部により収容し又は取出す収容・取出し
装置とを有し、タンクに対する収容・取出しを行
うものにおいて、前記タンクの前記開口部近傍
に、検知装置に接続された少なくとも１つのアン
テナを設けるとともに、前記収容・取出し装置の
前記協働部近傍に、共振回路より成り電源をもた
ない受動応答機を設け、前記収容物の収容又は取
出しを行うため前記開口部と前記協働部とを協働
させたとき、前記検知装置を作動させて前記アン
テナから照合電磁界を発生させ前記受動応答機を
当該照合電磁界内におき、この照合電磁界によつ
て前記受動応答機が応答したか否かをアンテナを
介して前記検知装置により検知し、この検知した
信号により前記収容・取出し装置の作動の可否を
決定することを特徴とする。

さらに他の発明は、開口部を有するタンクと、
このタンク対してその収容物を前記開口部と協働
する協働部により収容又は取出す収容・取出し装
置とを有し、タンクに対する収容・取出しを行う
ものにおいて、前記収容・取出し装置の前記協働
部近傍に取付けられた少なくとも１つのアンテナ
と、このアンテナに予め定められた照合電磁界を
発生させるとともにアンテナからの信号を受信し
この信号に基づいて検知信号を出力する検知装置
と、前記開口部近傍に取付けられるとともに、前
記予め定められた照合電磁界に対して応動し、前
記アンテナへの信号を発生させる共振回路を有
し、かつ電源をもたない受動応答機とを設けたこ
とを特徴とする。

さらに又、他の発明は、開口部を有するタンク
と、このタンクに対してその収容物を前記開口部
と協働する協働部により収容又は取出す収容・取
出し装置とを有し、タンクに対する収容・取出し
を行うものにおいて、前記開口部近傍に取付けら
れた少なくとも１つのアンテナと、このアンテナ
に予め定められた照合電磁界を発生させるととも
にアンテナからの信号を受信しこの信号に基づい
て検知信号を出力する検知装置と、前記収容・取
出し装置の前記協働部近傍に取付けられるととも
に、前記予め定められた照合電磁界に対して応動
し、前記アンテナへの信号を発生させる共振回路
を有し、かつ電源をもたない受動応答機とを設け
たことを特徴とする。

本発明の幾つかの実施態様を添付の図面を参照
して例示的に以下に説明する。図中、第１図は事
業用車輌に燃料を入れるための本発明の応用例を
概略示し、第２図は石油化学産業における本発明
の応用例を示すものである。

第１図は、例えば、多数の車輌を有する運送会
車の燃料スタンドを略示している。この例におい
て、燃料スタンドは、地下燃料貯蔵タンク３，４
に接続された２台の通常の燃料ポンプ１，２を含
んでいる。これらの貯蔵タンクには同じ燃料、例
えばジーゼル油が入つていても、また、ジーゼル
油とガソリンのようにそれぞれ別の種類の燃料が
入つていても良い。各燃料ポンプには、通常行な
われているように、ホース５と、ピストル型ハン
ドルとして形成されたノズル６とを有し、このノ
ズル６は自社の車輌であるローリ９′の燃料タン
ク８の注入用開口即ち入口７に、タンク８に燃料
を入れるために、挿入可能である。即ち、必要な
燃料ポンプを選択し、ローリの燃料タンクの注入
口へホースのノズルを挿入した後で、ローリに燃
料を入れることはローリの運転手に一任されてい
る。殆んどの場合、所定の日に所定の車輌に入れ
られた燃料の量や種類は何らかの方法で記録され
るが、間違いも起る危険性もある。一例として、
会社の車輌が異つた種類の燃料を使用する複数種
の車輌から成り、これらの燃料毎に別々にポンプ
があると考えよう。その場合、ジーゼル油用の車
輌に間違つてガソリンを入れてしまう危険性があ
る。

別の問題点は、会社の車輌用の燃料を自社のも
のでない車輌の燃料タンクに入れようとすること
もあることである。

本発明によれば、上記及びそれに類する問題点
は受動応答機から成る電磁式検知システムを用い
ることによつて解決される。そのような検知シス
テム自体は、例えば、万引防止や家畜の区別用に
知られており、かつ利用されている。この点に関
して、受動応答機はそれ自身、バツテリーのよう
な電源を全く備えていない応答機である。そのよ
うな応答機は、或る特定の区域において前記シス
テムによつて発生される照合電磁界内に前記応答
機がある場合、共鳴する同調共鳴回路を含んでい
る。この共鳴により前記電磁界が乱され、それが
検知されるのである。

最も簡単な構成の場合、これらの応答機は一種
類だけの共鳴回路を使用し、従つて、すべての応
答機が同じ共鳴周波数を有する。この場合、照合
電磁界内に応答機があることだけしか検知出来
ず、個々の応答機を識別することは不可能であ
る。

本出願人の英国特許明細書第1577920号（特公
昭62−43238号公報）には、照合電磁界において
特定のコード化信号を発生し、従つて、それぞれ
の応答機を他のすべての応答機から識別可能な応
答機が記載されている。

どちらのタイプの応答機も本発明において使用
可能であるが、個々のケースにおいてどちらのタ
イプの応答機を使用するかは使用者の要求によつ
て決つて来る。

第１図に示した上記の実施態様において自社の
ものでない車輌へ燃料を入れることを防止するこ
とだけが目的の場合、上記の最も簡単な構成の応
答機を用いれば十分である。

この場合、そのような応答機は、第１図に参照
番号９で略示した自社の各車輌の燃料タンクの注
入口の近傍に設けられる。さらに、各ホース５の
ノズルには少くなくとも１つのアンテナ１０が設
けられ、このアンテナによつて適切な照合電磁界
が発生されたり、応答機により起された電磁界の
乱れが検知される。このアンテナはコイルの形状
をとるのが好ましい。アンテナ１０は検知システ
ムの電子ユニツト１２へ電線１１を介して結線さ
れている。この電子ユニツト１２はアンテナ１０
へ前記照合電磁界を発生するのに必要な電気信号
を供給し、応答機によつて起された前記照合電磁
界の乱れを認識可能で、それに応じて警報信号又
は他の信号を発生することの出来る電気回路を有
する。

云うまでもなく、代案として、アンテナ１０が
前記照合電磁界だけしか発生せず、電磁界の乱れ
を検知するために、別個の電線によつて電子ユニ
ツト１２へ結線された１つ又はそれ以上の別個の
アンテナを備えるように前記検知システムを構成
することも可能である。

電線１１はホース５に沿つて設けられているの
が好ましく、電子ユニツト１２は例えば燃料ポン
プ１内のハウジング内に組み込んだり、又は他の
適当な個所に設けることも可能である。

応答機が全然検知されていないのに燃料ポンプ
が作動される場合に警報信号が出されるように前
記検知システムを構成することも可能である。

しかしながら、応答機を検知した際には燃料ポ
ンプを作動させる信号を電子ユニツト１２によつ
て発生し、一方、応答機を検知しない間は燃料ポ
ンプの作動を拒否するように前記検知システムを
構成するのが好ましい。この構成は、ノズル６が
タンク８の注入口から抜け落ちてしまつた場合に
は、応答機９が照合電磁界外になつてしまうので
燃料の給送が直ちに停止されるという別の効果も
生む。

例えば燃料別のポンプ毎に違つた周波数の照合
電磁界を用い、さまざまな種類の車輌の燃料タン
クに対応する別々の周波数に対してだけ応答する
応答機を設けることによつて上記のシステムを更
に改良することが出来る。さらに、応答機が検知
されないうちは燃料ポンプの操作を阻止するよう
にシステムを構成することも可能である。従つ
て、例えば、ジーゼル油用の車輌のタンクにガソ
リンを入れることを防止することが可能である。

また、個々の車輌を特定するコード化信号を照
合電磁界で発生する応答機を会社の各車輌の燃料
タンクに取付けることにより更に改良することも
可能である。そのようなコード化信号に基づい
て、車輌に間違つた燃料を入れることを簡単に防
止し、さらに、或る特定の車輌が或る日の或る時
間に、或る種の燃料を或る量入れたことを、例え
ば、このシステムに接続したコンピユータで簡単
に自動記録することも可能である。コード化した
応答機を用いる場合、間違いやごまかしが完全、
もしそうでなくても実質的に防止される。

第２図は本発明の石油化学産業界における応用
例を示している。石油化学産業界では、別々の貯
蔵タンクに入れられた化学薬品や種々の石油製品
のような別種の製品が頻繁に扱われ、これらの製
品を顧客へ輸送するためにタンクローリに移しか
えなければならない。同様の状況は乳製品の業界
でも見られる。

第２図は３基のタンク２０，２１及び２２を略
示し、これらのタンクはタンクローリで顧客へ輸
送される別種の製品Ａ，Ｂ及びＣを貯蔵してい
る。そのようなタンクローリは２３で示してあ
る。輸送用タンク２６の注入口２５中へ一端を挿
入することの出来る導管２４でタンクローリに製
品Ｂを入れることが出来る。本発明によれば、導
管２４の出口に１つ又はそれ以上のアンテナ２７
を設け、このアンテナを検知システムの電子ユニ
ツト２８へ接続して照合電磁界を発生する。ま
た、このアンテナ２７は応答機から信号を受信す
ることも出来る。また、輸送用タンクの注入口内
又はその近傍に応答機２９を設ける。従つて、指
定されたタンクローリしか給油を受けられない事
を確実に実施出来る。特定の製品に対して特定の
応答機即ちコード化応答機を使用すると、タンク
ローリの輸送用タンクにその輸送タンクが適切な
ものだけを入れることが可能になる。また、コー
ド化応答機を用いると、日時、顧客名、取り扱つ
た物の量及び種類を自動的に記録出来る。この場
合もやはり、応答機からの信号に基づいて制御可
能なポンプ（図示せず）が通常設けられる。

もし導管２４が貯蔵タンクに固着されていない
場合には、貯蔵タンクに接続すべき導管の端部に
応答機を設け、照合電磁界を発生しかつ応答機か
ら信号を受信出来る１つ又はそれ以上のアンテナ
をタンク自体に設けることも可能である。これは
貯蔵タンク２２に略示してある。導管２４′に設
けられた応答機は３０で示され、貯蔵タンクの出
口又はその近傍に設けたアンテナは３１で示され
ている。このアンテナは、さらに、電子装置３２
に接続されている。この方法により、前記貯蔵タ
ンク中に入つている製品に対して正しい導管だけ
を間違いなく使用することが出来る。導管２４′
が輸送用タンク又は輸送用車輌に取付けられてい
る場合でも、やはりこの方法によつて前記タンク
又は車輌に正しい製品だけを間違いなく入れるこ
とが可能になる。また、製品の種類及び量、顧客
の名前又はコード名等に関するデータを上記の通
り記録することが出来る。

なお、本発明は他のさまざまな場合においても
使用可能であることを念頭に置くべきである。そ
のような応用もまた本発明の範囲内に入るものと
考えられる。

以上述べたように、本発明では、アンテナ、こ
れと接続される検知装置、およびアンテナから発
生される所定の照合電磁界内で応答する受動応答
機により検出動作を行うようにしたので、これら
が収容物やその他の物質により汚染されても、何
等支障なくタンクと収容・取出し装置との一致性
の確認を行うことができる。

又、従来装置では、光学バーコード条片とバー
コード読取装置が一時的にでも対向位置となるこ
とが要件となり、この要件によりそれらの取付位
置が必然的に制限を受けるが、本発明では照合電
磁界を用い、受動応答機が当該照合電磁界内に存
在すればよいので、当該受動応答機とアンテナ取
付位置の制限は大幅に緩和されることになり、従
来装置に比較して両者の取付位置を自由に選択す
ることができる。

さらに、受動応答機は電源を持たないので、全
体構造を小形に構成することができ、このため、
受動応答機の取付位置の選択をさらに容易にする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は事業用車輌に燃料を入れるための本発
明の応用例の概略を示す系統図、第２図は石油化
学産業における本発明の応用例を示す系統図であ
る。 １，２……燃料ポンプ、３，４……地下燃料貯
蔵タンク、５……ホース、６……ノズル、７……
燃料タンクの入口、８……燃料タンク、９……応
答機、９′……タンクローリ、１０……アンテナ、
１１……電線、１２……電子ユニツト、２０，２
１，２２……貯蔵タンク、２３……タンクロー
リ、２４，２４′……導管、２５……注入口、２
６……輸送用タンク、２７，３１……アンテナ、
２８……電子ユニツト、２９，３０……応答機、
３２……電子装置、Ａ，Ｂ，Ｃ……製品。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 開口部を有するタンクと、このタンクに対し
   てその収容物を前記開口部と協働する協働部によ
   り収容し又は取出す収容・取出し装置とを有し、
   タンクに対する収容・取出しを行うものにおい
   て、前記タンクの前記開口部近傍に、共振回路よ
   り成り電源をもたない受動応答機を設けるととも
   に、前記収容・取出し装置の前記協働部近傍に検
   知装置に接続された少なくとも１つのアンテナを
   設け、前記収容物の収容又は取出しを行うため前
   記開口部と前記協働部とを協働させたとき、前記
   検知装置を作動させて前記アンテナから照合電磁
   界を発生させ前記受動応答機を当該照合電磁界内
   におき、この照合電磁界によつて前記受動応答機
   が応答したか否かをアンテナを介して前記検知装
   置により検知し、この検知した信号により前記収
   容・取出し装置の作動の可否を決定することを特
   徴とするタンクに対する収容・取出しを選択的に
   行うための方法。 ２ 開口部を有するタンクと、このタンクに対し
   てその収容物を前記開口部と協働する協働部によ
   り収納し又は取出す収容・取出し装置とを有し、
   タンクに対する収容・取出しを行うものにおい
   て、前記タンクの前記開口部近傍に、検知装置に
   接続された少なくとも１つのアンテナを設けると
   ともに、前記収容・取出し装置の前記協働部近傍
   に、共振回路より成り電源をもたない受動応答機
   を設け、前記収容物の収容又は取出しを行うため
   前記開口部と前記協働部とを協働させたとき、前
   記検知装置を作動させて前記アンテナから照合電
   磁界を発生させ前記受動応答機を当該照合電磁界
   内におき、この照合電磁界によつて前記受動応答
   機が応答したか否かをアンテナを介して前記検知
   装置により検知し、この検知した信号により前記
   収容・取出し装置の作動の可否を決定することを
   特徴とするタンクに対する収容・取出しを選択的
   に行うための方法。 ３ 請求項１又は２において、前記検知装置によ
   り検知した信号が、前記受動応答機が応答した信
   号であるとき、前記収容・取出し装置を自動的に
   作動させることを特徴とするタンクに対する収
   容・取出しを選択的に行うための方法。 ４ 請求項１又は２において、前記従動応答機
   は、その受動応答機であることを前記検知装置に
   より確認することができる特定コード化信号を発
   生することを特徴とするタンクに対する収容・取
   出しを選択的に行うための方法。 ５ 請求項４において、前記検知装置により検知
   した信号は、前記収容・取出し装置を作動させ、
   かつ、前記収容物の購買者又は供給者、その種類
   および量についてのデータを自動的に記録するた
   めに用いられることを特徴とするタンクに対する
   収容・取出しを選択的に行うための方法。 ６ 開口部を有するタンクと、このタンクに対し
   てその収容物を前記開口部と協働する協働部によ
   り収容し又は取出す収容・取出し装置とを有し、
   タンクに対する収容・取出しを行うものにおい
   て、前記収容・取出し装置の前記協働部近傍に取
   付けられた少なくとも１つのアンテナと、このア
   ンテナに予め定められた照合電磁界を発生させる
   とともにアンテナからの信号を受信しこの信号に
   基づいて検知信号を出力する検知装置と、前記開
   口部近傍に取付けられるとともに、前記予め定め
   られた照合電磁界に対して応動し前記アンテナへ
   の信号を発生させる共振回路を有し、かつ電源を
   もたない受動応答機とを設けたことを特徴とする
   タンクに対する収容・取出しを選択的に行うため
   の装置。 ７ 開口部を有するタンクと、このタンクに対し
   てその収容物を前記開口部と協働する協働部によ
   り収容し又は取出す収容・取出し装置とを有し、
   タンクに対する収容・取出しを行うものにおい
   て、前記開口部近傍に取付けられた少なくとも１
   つのアンテナと、このアンテナに予め定められた
   照合電磁界を発生させるとともにアンテナからの
   信号を受信しこの信号に基づいて検知信号を出力
   する検知装置と、前記収容・取出し装置の前記協
   働部近傍に取付けられるとともに、前記予め定め
   られた照合電磁界に対して応動し前記アンテナへ
   の信号を発生させる共振回路を有し、かつ電源を
   もたない受動応答機とを設けたことを特徴とする
   タンクに対する収容・取出しを選択的に行うため
   の装置。 ８ 請求項６又は７において、前記検知装置に
   は、その検知信号により前記収容・取出し装置を
   自動的に作動又は離脱させる手段が接続されてい
   ることを特徴とするタンクに対する収容・取出し
   を選択的に行うための装置。 ９ 請求項６又は７において、前記受動応答機
   は、その受動応答機であることを前記検知装置に
   より確認することができる特定コード化信号を発
   生することを特徴とするタンクに対する収容・取
   出しを選択的に行うための装置。 １０ 請求項９において、前記検知装置には、前
   記受動応答機の確認により、前記収容・取出し装
   置を作動又は離脱させる手段が接続されるとも
   に、所要事項を自動的に記録する記録手段が接続
   されることを特徴とするタンクに対する収容・取
   出しを選択的に行うための装置。