JPH0339543A - 制振床構造 - Google Patents

制振床構造

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JPH0339543A
JPH0339543A JP17604989A JP17604989A JPH0339543A JP H0339543 A JPH0339543 A JP H0339543A JP 17604989 A JP17604989 A JP 17604989A JP 17604989 A JP17604989 A JP 17604989A JP H0339543 A JPH0339543 A JP H0339543A
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slab
vibration
floor
damping
plate
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JP17604989A
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Haruhiko Yokota
横田 治彦
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微振動を嫌うLSIのクリーンルームの床、
或いは床の振動を低減し、かつ防音を必要とするマンシ
ョンの床等に好適な制振床構造に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート製の床スラブの固有振動数は、通常12〜
25Hzで、固有振動数が低い床は振動障害が現われる
ことが多い。そのため、設計に当っては、床スラブの剛
性を増すことによって振動障害が出ないように配慮して
いる。
従来、床の剛性を増すために、床スラブの厚さを厚くし
たり、またスパンの大きい場合には小梁を適宜配置する
などの方法が行なわれている。
また、床の防音、遮音は、浮し床、二重床等種々な方法
が実用化されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、減衰性の観点からは、大梁、小梁などで
補強してスラブの固定度を増大すると減衰定数は小さく
なる。
これはスラブの振動エネルギーが周辺に伝わらなくなる
からであるが、これを改良した減衰性の高い床構造につ
いては、未だ本格的な開発が行なわれていないのが現状
である。
本発明者等は上記の事情に鑑み、減衰性を有する制振床
構造を得べく種々検討した結果、スラブを腹数枚重ねあ
わせるとともに部分的に水平方向の変形拘束することに
より、 (1)  鉛直荷重によってスラブが変形した場合、接
触面に摩擦抵抗が発生し、減衰性が高くなる。
(2) スラブの減衰性が高いと、動荷重によって生ず
るスラブの振動応答が小さくなり、さらに−度生じた振
動も速やかに減衰する。
と考えた。
本発明は上記の考えに基づいてなされたもので、制振性
がよく、短時間で振動を吸収する制振床構造を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の制振床構造は、複
数のコンクリート床スラブを重ね、各床スラブを部分的
に一体に結合してなる。
〔作用〕
本発明の制振床構造は上記の構成となっているので、鉛
直方向の荷重が加わり、スラブが変形すると、複数の板
の接触面で摩擦抵抗が発生し減衰性が高くなる。
〔実施例〕
第1図(a )(b )は本発明に係る制振床構造の一
実施例を示すもので、図中符号1は梁2.2間に架は渡
された下P C(Precast Concrete)
板である。この下PCC10上面には上PCC50当接
面4を緊密に当接し、所定の間隔で設けられた結合部5
により一体に結合され、複合スラブ6が形成される。
上記下PC板(下スラブ)1と上PC板(上スラブ)3
の厚さは、摩擦の低下を避けるため、複合スラブ6の当
接面4が中立軸に来ないように、下PCC10厚さを厚
くし、上PC板はそれより薄く形成されている。また、
結合部5のピッチが狭いと、上下のPCC123が一体
化に近くなり、摩擦を生じなくなるため、結合部5のピ
ッチは、梁2のスパンに応じてその間隔を決めるととも
に、充分な摩擦力が作用するように、当接面4に隙間が
生じないようにする必要がある。
上記腹合スラブ6を形成するには、第2図(a)(b 
)(c )に示すように、梁間にわたって下PC阪lを
配設する。この下PCC10は結合部5を形成する凹部
7が予め形成されている。この上に凹部7と合致する孔
8を有する上PCC50載置し、押圧して緊密に当接す
るとともに、凹部7、孔8にコンクリートを打設し結合
部5を形成する。この操作によって上下のPC板L 3
は部分的に結合され、当接面4は摩擦面となる。
なお図中9は縦鉄筋、10は横鉄筋、11は結合部の鉄
筋である。
上記のように構成された複合スラブに動荷重が作用する
と、第3図に示すように、複合スラブ6は振動するが、
スラブ6の変形に伴なって当接面4が摩擦して摩擦減衰
を生ずる。
上記説明で11、当接面を緊密に当接させたが、第4図
に示すように、粘弾性体12を挾持させてもよい。この
場合、振動に対して粘性減衰的な性質を示す。
上記のように当接面4を緊密に当接しても、粘弾性物1
2を挾持させても、複合スラブ6の減衰性は増大するが
、同時に防音効果も発揮され、マンションなどの床で上
階から伝わる音も低減され、防振、防音の2つの効果が
同時に得られる。
このように床板を一体構造としないで複合スラブとする
と、床の剛性、重さに対する耐力が低下する。従って床
の設計に当っては、複合スラブとして充分な剛性、l?
j4力が確保されるように設計しなければならない。こ
れらの条件を満足した上で、床の振動に対する減衰性能
、防音効果を考慮する。
例えば結合部を多くすれば、減衰性は低下するが、床構
造としての剛性、耐力は増加するという相反する条件が
あるので、これらを勘案して設計することが必要である
第5図は制振床構造の池の実施例を示すもので、主体構
造の下PCC10型枠として、その上に現場打ちコンク
リートでスラブ3′を形成したものである。この場合に
は、結合部5以外の当接部4の接合を防止するため、結
合防止材13を介してコンクリートを打設する。結合防
止材13としては、例えば表面を荒した薄い鉄板等が使
用されるが、打設された現場打ちコンクリートスラブ3
′は、鉄板と一体化するため、当接面4は鉄板下面と下
PCC板上上面なる。上記結合防止材13としては、鉄
板に限るものでなく、粘弾性体を塗布したり、或いは紙
ヤスリの表面のように、砂を接着した紙等を用いて摩擦
力を制御することも可能である。
また結合部5は、下PCC板肉内突出させたが、第6図
に示すように、下PCC10結合部を粗面14として、
現場打ちコンクリートを打設し、強力に結合させてもよ
い。
また、下PC板も現場打ちコンクリートスラブとし、こ
れが硬化した後、上記と同様にして現場打ちコンクリー
トスラブを打設して複合スラブを形成することも出来る
さらに、第7図(a )(b )に示すように、下スラ
ブ1と上スラブ3との間に中間スラブ15を設けて複合
スラブ6°を形成してもよい。この際、結合部5は、上
スラブ3から中間スラブ15を貫通させて、下スラブl
に突出させても、或いは上スラブ3と中間スラブ15、
中間スラブ15と下スラブ3との間に別個に設けてもよ
い。この場合、荷重変形の摩擦をそれぞれの当接面に発
生させるため、中間スラブを厚くして、剛性を保持させ
、中立軸が接合面に来ないようにする。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の制振床構造おいて、床に必
要な剛性は、スラブが2枚の場合、主として下側に配設
された下スラブで保持し、またスラブが3枚の場合、主
として中間スラブで保持し、2枚の場合の上スラブ、或
いは3枚の場合の上下のスラブは、重量の増大に伴なう
摩擦減衰性、或いは粘性減衰性の増大により、振動を低
減するのに寄与させる。さらに振動の低減とともに、音
の周波数領域においても遮音効果、防音効果を発揮する
ので、これをマンションの床として使用すると、上の階
の床から下の階に伝わる固体音が大幅に低減される等多
くの長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(、a )(b ’)は本発明に係る制振床構造
の一実施例を示す図で、第1図(a)は斜視図、第1図
(b)は第1図(a)のI−1線矢視断面図、第2図(
a )(b )(c )は、第1図(a)のn−n線矢
視相当図で、第2図(a)は上PC板を下PC板の上面
に載置する直前の図、第2図(b)は載置した図、第2
図(C)はセメントを打設して複合スラブを形成した状
態を示す図、第3図は複合スラブに荷重をかけ、当接面
に摩擦が発生する状態を示す図、第4図は当接面に粘弾
性体を介在させた、第2図(b)相当図、第5図は上ス
ラブを現場打ちコンクリートで形成した複合スラブの断
面図、第6図は下PC板の上面の粗面において現場打ち
セメントスラブとを結合させた状態を示す第5図相当図
、第7図(a )(b )は3枚のスラブを用いた複合
スラブの第2図(C)相当図で第7図(a)は中間スラ
ブを貫通する結合部で結合した状態を示す図、第7図(
b)は上スラブと中間スラブ、中間スラブと下スラブを
別個の結合部で結合した状態を示す図である。 l・・・・・・下PC板(下スラブ)、2・・・・・・
梁、3・・・・・・上PC板(上スラブ)、3°・・・
・・・現場打ちコンクリートスラブ、4・・・・・・当
接面、5・・・・・・結合部、6.6゛・・・・・・複
合スラブ、7・・・・・・凹部、8・・・・・・孔、9
・・・・・縦鉄筋、10・・・・・横鉄筋、11・・・
・・・結合部の鉄筋、12・・・・・・粘弾性体、13
・・・・・・結合防止材、14・・・・・・粗面、 5・・・・・・中間スラブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のコンクリート床スラブを重ね、各床スラブを部分
    的に一体に結合してなることを特徴とする制振床構造。
JP17604989A 1989-07-07 1989-07-07 制振床構造 Expired - Lifetime JP2733559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17604989A JP2733559B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 制振床構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP17604989A JP2733559B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 制振床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0339543A true JPH0339543A (ja) 1991-02-20
JP2733559B2 JP2733559B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=16006825

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17604989A Expired - Lifetime JP2733559B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 制振床構造

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JP (1) JP2733559B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462298B1 (en) 1997-03-20 2002-10-08 Fujikin Inc. Long life welding electrode and its fixing structure, welding head and welding method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6462298B1 (en) 1997-03-20 2002-10-08 Fujikin Inc. Long life welding electrode and its fixing structure, welding head and welding method

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JP2733559B2 (ja) 1998-03-30

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