JPH0339430A - 高強度チタン合金 - Google Patents
高強度チタン合金Info
- Publication number
- JPH0339430A JPH0339430A JP17382489A JP17382489A JPH0339430A JP H0339430 A JPH0339430 A JP H0339430A JP 17382489 A JP17382489 A JP 17382489A JP 17382489 A JP17382489 A JP 17382489A JP H0339430 A JPH0339430 A JP H0339430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanium alloy
- high strength
- alloy
- aging
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 28
- 239000010936 titanium Substances 0.000 claims abstract description 7
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 abstract description 18
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 2
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 2
- 229910001020 Au alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003483 aging Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000003353 gold alloy Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 210000003625 skull Anatomy 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、熱処理により高い強度を発現させ、各種構造
部材を製造するための高強度チタン合金に関する。 (従来の技術] 軽量で高強度の部材を製造する材料として種々のチタン
合金が使用されており、たとえば13V−11Cr −
31−Ti合金や15V−30r−3Aj −33n−
Ti合金が知られている。 これらの合金は汎用のe、u−4v−T;合金が引張強
度にして120〜130に’jf/mm2の強度を有す
るのに対し、−股上の140に’jf/Mn2台の強度
を示す。 しかし、この強度をいっそう高くすることが望ましいの
はもちろんである。 この種のチタン合金の強度は、主
として時効硬化により与えられるから、時効処理の効果
を高くすることにより、この要望にこたえることができ
る。
部材を製造するための高強度チタン合金に関する。 (従来の技術] 軽量で高強度の部材を製造する材料として種々のチタン
合金が使用されており、たとえば13V−11Cr −
31−Ti合金や15V−30r−3Aj −33n−
Ti合金が知られている。 これらの合金は汎用のe、u−4v−T;合金が引張強
度にして120〜130に’jf/mm2の強度を有す
るのに対し、−股上の140に’jf/Mn2台の強度
を示す。 しかし、この強度をいっそう高くすることが望ましいの
はもちろんである。 この種のチタン合金の強度は、主
として時効硬化により与えられるから、時効処理の効果
を高くすることにより、この要望にこたえることができ
る。
本発明の目的は、高強度のチタン合金において、時効処
理の硬化が高く、より高い強度の要請にこたえることの
できるチタン合金を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記の目的を達成する本発明のチタン合金は、V:5.
O〜13.0%、Cr :1.0〜7.0%およびA、
l!:1.0〜5.0%を含有し、残部が実質的にTi
からなる合金組成を有し、熱処理効果が高い高強度チタ
ン合金である。 本発明のチタン合金は、上記の基本組成に加えて、Sn
:5.0%以下を含有してもよい。
理の硬化が高く、より高い強度の要請にこたえることの
できるチタン合金を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記の目的を達成する本発明のチタン合金は、V:5.
O〜13.0%、Cr :1.0〜7.0%およびA、
l!:1.0〜5.0%を含有し、残部が実質的にTi
からなる合金組成を有し、熱処理効果が高い高強度チタ
ン合金である。 本発明のチタン合金は、上記の基本組成に加えて、Sn
:5.0%以下を含有してもよい。
本発明のチタン合金の組成を上記のように限定した理由
は、つぎのとおりである。 V:5.0〜13.0% 熱処理性を改善するβ相を形成し、安定化するために、
CrとともにVが必要である。 また、時効処理の際に、脆化の原因となるTIC「2の
生成を抑制するために、■が役立つ。 これらの効果は、5%以上の添加により得られる。 前
記した既知の合金においてはV:13%を採用している
が、本発明では、li金合金時効による高強度化に当っ
てVがα相の析出を遅らせるという事実に注目して、上
記の添加効果が十分に得られ、かつ時効を速やかに進め
ることを意図して、13%を上限に、通常はそれより低
目の含有量をえらぶようにした。 Cr :1.O〜7.0% Crはβ相の固溶強化をはかつて添加し、この目的のた
めには1%以上の添加を必要とする。 一方、過大なCrの存在は脆化の原因となるα相の析出
を遅くし、熱処理が長時間を要し不経済になるほか、T
1Cr2の生成量が増す。 1!:1.0〜5.0% A1は時効処理により析出してくるα相強化のため、1
.0%以上必要である。 この効果は5.0%を超える
と飽和する。 Sn:5.0%以下 3nの存在は、α相、β相の両方の固溶強化にとって有
効であるから、適量添加することが好ましい。 大量に
添加しても効果が飽和してくるし、5nは比重が大きく
て軽合金というメリットを減殺するうえに、溶製時に偏
析しやすいことなどを考慮すると、5.0%までに止め
るのが得策である。 本発明のチタン合金を加工した後の溶体化処理は、前記
した既知の合金と同様に、750〜850℃の温度に1
時間程度加熱し、水冷することにより実施すればよい。 時効処理の温度は、下記の実施例にみるように、45
0℃近辺が最適であって、この温度域は既知の合金のピ
ーク時効温度とほぼ同じである。 時間は10時間以下
、7〜8時間で十分である。 [実施例] 表に示す組成(重量%、残部Ti)のチタン合金をプラ
ズマスカル炉で溶製して、直径100mの円柱状インゴ
ットに鋳造した。 比較のため掲げたものはいずれも既
知のチタン合金であって、NαAは6AJ2−4V −
Ti合金、Na3は13V−11Cr −3Au−Ti
合金、そしてNQCは15V−3Or−3Afl−3S
n−Ti合金である。 それぞれのインゴットを鍛伸して直径17mの線材とし
、それから採取した試験片に対して、それぞれ表に示し
た条件で、溶体化処理および時効処理を施した。 溶体化処理後の段階および時効処理後の段階で、硬さ(
口RC)を測定した。 また、時効処理後の試験片につ
いて、引張強度および伸びを測定した。 それらの結果
を表にあわせて掲げるとともに、代表例としてえらんだ
Nα4とNα9のデータを、第1図のグラフに示した。 第1図にみるように、時効温度が450℃の場合に最良
のデータが得られたので、次は温度を450℃に一定に
して、時効曲線を求めた。 第2図に示すグラフが得ら
れた。 表のデータから、本発明のチタン合金は150〜160
に’Jf/my2のレベルの高強度を示すことがわかる
。 また、第2図から、本発明のチタン合金の熱処理効
果が高く、短い時効時間で高強度に到達することがわか
る。
は、つぎのとおりである。 V:5.0〜13.0% 熱処理性を改善するβ相を形成し、安定化するために、
CrとともにVが必要である。 また、時効処理の際に、脆化の原因となるTIC「2の
生成を抑制するために、■が役立つ。 これらの効果は、5%以上の添加により得られる。 前
記した既知の合金においてはV:13%を採用している
が、本発明では、li金合金時効による高強度化に当っ
てVがα相の析出を遅らせるという事実に注目して、上
記の添加効果が十分に得られ、かつ時効を速やかに進め
ることを意図して、13%を上限に、通常はそれより低
目の含有量をえらぶようにした。 Cr :1.O〜7.0% Crはβ相の固溶強化をはかつて添加し、この目的のた
めには1%以上の添加を必要とする。 一方、過大なCrの存在は脆化の原因となるα相の析出
を遅くし、熱処理が長時間を要し不経済になるほか、T
1Cr2の生成量が増す。 1!:1.0〜5.0% A1は時効処理により析出してくるα相強化のため、1
.0%以上必要である。 この効果は5.0%を超える
と飽和する。 Sn:5.0%以下 3nの存在は、α相、β相の両方の固溶強化にとって有
効であるから、適量添加することが好ましい。 大量に
添加しても効果が飽和してくるし、5nは比重が大きく
て軽合金というメリットを減殺するうえに、溶製時に偏
析しやすいことなどを考慮すると、5.0%までに止め
るのが得策である。 本発明のチタン合金を加工した後の溶体化処理は、前記
した既知の合金と同様に、750〜850℃の温度に1
時間程度加熱し、水冷することにより実施すればよい。 時効処理の温度は、下記の実施例にみるように、45
0℃近辺が最適であって、この温度域は既知の合金のピ
ーク時効温度とほぼ同じである。 時間は10時間以下
、7〜8時間で十分である。 [実施例] 表に示す組成(重量%、残部Ti)のチタン合金をプラ
ズマスカル炉で溶製して、直径100mの円柱状インゴ
ットに鋳造した。 比較のため掲げたものはいずれも既
知のチタン合金であって、NαAは6AJ2−4V −
Ti合金、Na3は13V−11Cr −3Au−Ti
合金、そしてNQCは15V−3Or−3Afl−3S
n−Ti合金である。 それぞれのインゴットを鍛伸して直径17mの線材とし
、それから採取した試験片に対して、それぞれ表に示し
た条件で、溶体化処理および時効処理を施した。 溶体化処理後の段階および時効処理後の段階で、硬さ(
口RC)を測定した。 また、時効処理後の試験片につ
いて、引張強度および伸びを測定した。 それらの結果
を表にあわせて掲げるとともに、代表例としてえらんだ
Nα4とNα9のデータを、第1図のグラフに示した。 第1図にみるように、時効温度が450℃の場合に最良
のデータが得られたので、次は温度を450℃に一定に
して、時効曲線を求めた。 第2図に示すグラフが得ら
れた。 表のデータから、本発明のチタン合金は150〜160
に’Jf/my2のレベルの高強度を示すことがわかる
。 また、第2図から、本発明のチタン合金の熱処理効
果が高く、短い時効時間で高強度に到達することがわか
る。
本発明のチタン合金は、従来使われて来た13V−11
Cr−3Afl−Ti合金や15V−3Cr−3,Aj
−3Sn−Ti合金のそれを上回る引張強度を有する。 熱処理性もすぐ、れ、短時間の時効で高強度に至る。 合金組成中のVの量は低目であるから、コストも従来品
より低い。 従って本発明のチタン合金は、自動車部品とくにコンロ
ッドの材料として好適であるほか、宇宙航空機そのほか
の機械部品であって、軽量かつ高強度を要求される用途
に対して有用な材料ということができる。
Cr−3Afl−Ti合金や15V−3Cr−3,Aj
−3Sn−Ti合金のそれを上回る引張強度を有する。 熱処理性もすぐ、れ、短時間の時効で高強度に至る。 合金組成中のVの量は低目であるから、コストも従来品
より低い。 従って本発明のチタン合金は、自動車部品とくにコンロ
ッドの材料として好適であるほか、宇宙航空機そのほか
の機械部品であって、軽量かつ高強度を要求される用途
に対して有用な材料ということができる。
図面はいずれも本発明の実施例のデータを示すものであ
って、第1図は時効温度と引張特性との関係をプロット
したグラフであり、第2図は最適時効温度におCプる時
効時間と硬さとの関係をプロットした時効曲線である。 耐晴 (HRC)
って、第1図は時効温度と引張特性との関係をプロット
したグラフであり、第2図は最適時効温度におCプる時
効時間と硬さとの関係をプロットした時効曲線である。 耐晴 (HRC)
Claims (2)
- (1)V:5.0〜13.0%、Cr:1.0〜7.0
%およびAl:1.0〜5.0%を含有し、残部が実質
的にTiからなる高強度チタン合金。 - (2)V:5.0〜13.0%、Cr:1.0〜7.0
%およびAl:1.0〜8.0%に加えて、Sn:5.
0%以下を含有し、残部が実質的にTiからなる高強度
チタン合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17382489A JPH0339430A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 高強度チタン合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17382489A JPH0339430A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 高強度チタン合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0339430A true JPH0339430A (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=15967834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17382489A Pending JPH0339430A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 高強度チタン合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0339430A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200008A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Daido Steel Co Ltd | β型チタン合金およびβ型チタン合金製の部品 |
JP2009007679A (ja) * | 2008-09-18 | 2009-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | チタン合金およびチタン合金材の製造方法 |
JP2010111928A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | チタン合金、チタン合金部材、及びチタン合金部材製造方法 |
KR101049437B1 (ko) * | 2011-01-17 | 2011-07-15 | (주) 금동강건 | 당김구가 설치되는 도로용 안전구조물 |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP17382489A patent/JPH0339430A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200008A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Daido Steel Co Ltd | β型チタン合金およびβ型チタン合金製の部品 |
JP2009007679A (ja) * | 2008-09-18 | 2009-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | チタン合金およびチタン合金材の製造方法 |
JP2010111928A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | チタン合金、チタン合金部材、及びチタン合金部材製造方法 |
KR101049437B1 (ko) * | 2011-01-17 | 2011-07-15 | (주) 금동강건 | 당김구가 설치되는 도로용 안전구조물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4140555A (en) | Nickel-base casting superalloys | |
JP3638188B2 (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた自動二輪車のフロントフォークアウターチューブ用高力アルミニウム合金押出管の製造方法 | |
JPS62112748A (ja) | アルミニウム鍛造合金 | |
JPH07109536A (ja) | 鍛造用アルミニウム合金及びその熱処理 | |
JP4185247B2 (ja) | アルミニウム系合金及びその熱処理方法 | |
US1945297A (en) | Aluminum alloy | |
JP2955778B2 (ja) | 制御熱膨張合金及びそれにより製造された製品 | |
US2062329A (en) | Thermal treatment of aluminum alloys containing copper | |
JP2569710B2 (ja) | 常温靱性を有するTi−A▲l▼系金属間化合物型鋳造合金 | |
JPH04308061A (ja) | 添加された鉄アルミニドFe3Alをベースにした中間温度領域で使用する部材に対する耐酸化性で耐腐食性の合金 | |
JPH0770676A (ja) | α+β型チタン合金 | |
JPH0339430A (ja) | 高強度チタン合金 | |
EP0909830A1 (en) | Hot working high chromium alloy | |
JP2569712B2 (ja) | 高温耐酸化性にすぐれたTi−A▲l▼系金属化合物型鋳造合金 | |
US4456481A (en) | Hot workability of age hardenable nickel base alloys | |
JPH05255780A (ja) | 均一微細組織をなす高強度チタン合金 | |
JP2669004B2 (ja) | 冷間加工性に優れたβ型チタン合金 | |
EP0398264A1 (en) | Precipitation hardening type nickel base single crystal cast alloy | |
US3969160A (en) | High-strength ductile uranium alloy | |
KR102710853B1 (ko) | 주조형 알파+베타 타이타늄 합금 및 그 제조 방법 | |
CA1135537A (en) | Aluminum base alloy | |
JPH0339431A (ja) | 熱処理効果の高い高強度チタン合金 | |
JPS60187652A (ja) | 高弾性合金の製造方法 | |
JPS62274037A (ja) | 改良せる耐応力腐食割れ性を有する析出硬化型ニッケル基合金 | |
JPS63161136A (ja) | アルミニウム合金製ボンベ |