JPH0339041Y2 - - Google Patents

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JPH0339041Y2
JPH0339041Y2 JP6683687U JP6683687U JPH0339041Y2 JP H0339041 Y2 JPH0339041 Y2 JP H0339041Y2 JP 6683687 U JP6683687 U JP 6683687U JP 6683687 U JP6683687 U JP 6683687U JP H0339041 Y2 JPH0339041 Y2 JP H0339041Y2
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JP
Japan
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core plate
heel
core
edge
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JP6683687U
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JPS63175901U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スリツパ、サンダル或いは和草履等
のような室内履きの改良に関する。
(従来の技術) 従来、甲被はやや硬目の材料を用い、予め爪先
部分が立上り、かつ外周の結合縁部が外方へ折り
返された状態に成型し、この甲被を芯板材に載
せ、かつ前記結合縁部に飾縁を重ね合わせて三者
一体的にミシンにより縫製し、前記飾縁の他端を
底部へ折り返し、芯板材の上下面にそれぞれ中板
材と、底板材とを結合してなるスリツパが既に考
え出されていた(実開昭61−9003号公報)。
また、甲被をオバケに釣り込んで接着させた甲
部を、陥没面が平坦で、周縁部のみに凸出部を形
成させ、かつ、弾褥性を備えた素材で形成させた
凹型芯板材の前半部に嵌め込んだ後、前記甲部と
凹型芯板材及び底板材を全周にわたつてミシンで
縫着し、次いで、前記甲部内における凹型芯板材
の上面に中板材を填め込んで貼着し、該中板材が
凹型芯板材の周縁凸出部の内側に位置するように
すると共に、凹型芯板材と底板材との間の踵部分
にヒールを介置してこれらを一体的に縫着してな
るスリツパも既に存在していた(特公昭60−841
号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来のスリツパ、例え
ば実開昭61−9003号公報のスリツパにあつては、
甲被の外周の結合縁部が外方へ折返されて張出し
部を形成しており、しかも、飾縁がその張り出し
た結合縁部と芯板材とを一緒に包んでその下の底
板材と三者一体的に縫合(外縫い)されているこ
とから、飾縁或いは爪先部分の縫着作業に手間が
かかり、また、一瞥して張り出し部分の縫目も観
取できることから外観上、余り体裁の良いもので
はなかつた。
これに対し、甲被の外周の結合縁部を内方に折
り返して芯板材若しくは底板材に面を揃えて縫合
させたもの(釣り込み方式)も開示されている
が、これは足入れ効果に優れ、かつ外観から縫目
が観取できないといつた利点を兼備しているもの
である。
他方、特公昭60−841号公報のスリツパにあつ
ては、スリツパの周縁が張り出しているのみなら
ず、陥没面によつて、上方に立ち上がつた凸出部
を形成することから、甲被を縫着する際にあつ
て、該凸出部がミシン掛けの邪魔になつていた。
更には、該凸出部分が爪先の周縁のみならず踵
部の端面にも無端状に張り出して出つ張りを構成
していることから、特に椅子から立ち上がつて移
動しようとする際に、この踵部分の出つ張りが椅
子の脚下に引掛つてしまい、椅子を倒してしまう
といつたことも少なくなかつた。
また、凹型芯板材の陥没面に嵌め込まれた甲部
の周りが該凸出部の内壁で囲まれるため、例え中
板材を中に介在させたとしても、該凹型芯板材が
弾褥性を備えた素材で形成されていることも相俟
つて、履いた際、周縁の凸出部が多少なりと雖も
足先の周りに立ち上つて、恰も足先が凹型内に填
め込まれているみたいな違和感があり、しかも甲
被部分の偏平率も少ないため、履心地が余り良く
ないといつた欠点があつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、前記外縫い方式に見られる張り出し
部を用いてデザイン効果を狙い、しかも足入れ効
果に優れかつ外観から縫目が観取できないといつ
た釣り込み方式を利用することによつて、スマー
トで体裁が良く、しかも組立作業が簡単で履心地
の良いスリツパ等の室内履きを提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の如き従来の問題点を解決し所期の目的を
達成するための本考案の要旨とする主な構成は、
底板材と、該底板材の上面に一体的に縫合してな
る芯板材と、該芯板材の上面に、甲被の縁部をオ
バケの下面周縁部に釣り込んで形成した甲部を介
して貼着され、一端に踵部を形成した中板材とか
らなるスリツパ等の室内履きにおいて、前記底板
材と芯板材とは同形同大に形成され、かつ、それ
らの外周縁には、甲部先端から踵部に向かうにつ
れて次第に小さくなる張り出し部を一体的に形成
すると共に、該張り出し部分には飾縁等の装飾が
施されてなるスリツパ等の室内履きに存する。
(作用) このように構成される室内履きは、底板材と芯
板材とは同形同大に形成され、かつ、それらの外
周縁には、甲部先端から踵部に向かうにつれて次
第に小さくなる張り出し部を一体的に形成すると
共に、該張り出し部分に飾縁等の装飾を施したこ
とによつて、踵部での引掛かりがなくなるのみな
らず、次第に小さくなるといつた該張り出し部分
の装飾が外観上のアクセントとなるため美的外観
に優れ、スマートで体裁が良く、デザイン効果に
富むこととなる。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面に参照しなが
ら説明する。
図中Sは、本考案に係るスリツパ等の室内履き
であり、この室内履きSは、底板材1と、該底板
材1上に重合される芯板材2、及び該芯板材2上
に甲部Aを介在させて装着され、かつ後半部に踵
部Bを一体的に備えてなる中板材3とから構成さ
れている。
前記底板材1は、弾性材であるEVA材(エチ
レンと酢酸ビニルの共重合体)を足型に成形した
底用EVA材1aと、その上面に同形同大のボー
ル紙からなる底板芯ボール1bとを重合し、外面
をビニール等の防水性外皮材1cで被覆してなる
もので、その上に同形同大の芯板材2を積層して
共に縫合されている。
また、この芯板材2は、ボール紙からなる芯板
ボール2a上に芯用EVA材2bを重合し、その
周縁にのみ飾縁2cを施している。そして、該芯
板材2の上面には、オバケ4aの下面周縁部に甲
被4の縁部を釣り込んで形成した甲部Aを貼着若
しくは縫合し、更に甲被4内のオバケ4a上に中
板材3を貼着している。
この中板材3は、ボール紙等からなる中板芯ボ
ール3aと、該中板芯ボール3a上の後半部に貼
着させた厚手の踵用EVA材3bと、該踵用EVA
材3b上に積層してなるウレタン材3cとで適宜
高さの踵部Bを一体的に形成しており、それらの
外面を表地3dで被覆している。
また、同形同大に形成された前記底板材1と芯
板材2の外周縁には、甲部先端から踵部に向かう
につれて次第に小さくなる張り出し部5が一体的
に形成されており、その踵部Bの後端面は、その
下層の芯板材2及び底板材1の外周縁が外方へ張
り出すことなく、面が揃つた状態に装着されてい
る。
尚、本考案に係る室内履きSは、本実施例に限
定されるものではなく、例えば、各板材の中に装
着されてあるボール紙を外してEVA材のみの構
造にしても良く、また、他の弾性材を用いても構
わない。更に、前記張り出し部5の前記芯板材2
の周縁に飾縁2cを施しているが、これに限定さ
れることなく、該飾縁2cの代わりに、例えば、
着色された合成樹脂カバー等を用いて装飾を施し
ても良く、また、飾縁等を用いることなく、張出
し部5そのものを予め着色された素材で成形して
も良い。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、底板材と芯板材
とが同形同大に形成され、かつ、その外周縁に
は、甲部先端から踵部に向かうにつれて次第に小
さくなる張り出し部を一体的に形成すると共に、
該張り出し部分に飾縁等の装飾を施したことによ
つて、次第に小さくなるといつた該張り出し部分
の装飾が外観上のアクセントとなるため美的外観
に優れ、スマートで体裁が良くなり、また、張り
出し部分の飾縁の色、材質等を変えることで、デ
ザイン効果に富んだ種々な室内履きを提供できる
こととなつた。
また、踵部の後端面に出つ張りがなくなるた
め、踵で椅子の脚下を引掛けて椅子を倒してしま
うといつた従来の不都合を解消できるのみなら
ず、甲被部分は釣り込み方式を利用していること
から、足入れ効果に優れ、外観から縫目が観取で
きず、かつ組立作業も簡単で履心地も良いといつ
た効果をも兼備している。
また、構成も単純であるため、大量生産に適
し、価格も低廉なものとして需要者に供給するこ
とができる等、優れた利点を有しているもので、
その実用的価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1
図は本考案に係る室内履きの斜視図、第2図は同
分解斜視図、第3図は同一部分解縦断面図、第4
図は従来例を示す分解斜視図である。 A……甲部、B……踵部、1……底板材、1a
……底用EVA材、1b……底板芯ボール、1c
……防水性外皮材、2……芯板材、2a……芯板
ボール、2b……芯用EVA材、2c……飾縁、
21……凸出部、3……中板材、3a……中板芯
ボール、3b……踵用EVA材、3c……ウレタ
ン材、3d……表地、4……甲被、4a……オバ
ケ、5……張り出し部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底板材と、該底板材の上面に一体的に縫合し
    てなる芯板材と、該芯板材の上面に、甲被の縁
    部をオバケの下面周縁部に釣り込んで形成した
    甲部を介して貼着され、一端に踵部を形成した
    中板材とからなるスリツパ等の室内履きにおい
    て、前記底板材と芯板材とは同形同大に形成さ
    れ、かつ、それらの外周縁には、甲部先端から
    踵部に向かうにつれて次第に小さくなる張り出
    し部を一体的に形成すると共に、該張り出し部
    分には飾縁等の装飾が施されていることを特徴
    とするスリツパ等の室内履き。 (2) 前記飾縁は、芯板材の張り出し部のみに施さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の室内履き。 (3) 前記踵部の端面は、その下層の芯板材若しく
    は底板材の外周縁が外方へ張り出すことなく、
    面を揃えて一体的に装着されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の室
    内履き。
JP6683687U 1987-05-06 1987-05-06 Expired JPH0339041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6683687U JPH0339041Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JP6683687U JPH0339041Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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Publication Number Publication Date
JPS63175901U JPS63175901U (ja) 1988-11-15
JPH0339041Y2 true JPH0339041Y2 (ja) 1991-08-16

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