JP3049189U - サンダル、スリッパ等の履物 - Google Patents

サンダル、スリッパ等の履物

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JP3049189U
JP3049189U JP1997010918U JP1091897U JP3049189U JP 3049189 U JP3049189 U JP 3049189U JP 1997010918 U JP1997010918 U JP 1997010918U JP 1091897 U JP1091897 U JP 1091897U JP 3049189 U JP3049189 U JP 3049189U
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JP1997010918U
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軍治 神谷
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株式会社ホッポ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 台部材にて踵が嵩上げされたスリッパなどの
履物について、台部材を被覆する合成皮革等の被覆部材
に、皺を寄せない。 【解決手段】 側底部被覆部32が、台部材2の側周面
20の少なくとも前方を覆う前部被覆部33と、台部材
2の側周面20の湾曲した後方を覆う後部被覆部34
の、2枚の被覆部材にて構成されたものである。前部被
覆部33と後部被覆部34とは、台部材2の左右と、台
部材2の側周面20の湾曲した後方の下端とにて縫い合
わされる。台部材2表面には、凹部8が形成され、この
凹部8は、前部被覆部33と後部被覆部34の縫い目に
位置する。このように、台部材2の少なくとも側周面の
前後を、前部被覆部33と後部被覆部34という別個2
枚の被覆部材にて被覆することにより、台部材2の側周
面の曲面の各部へ確実に被覆部材を沿わすことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、サンダル、スリッパ等の履物の改良に関し、詳しくは台部材を備 えた、サンダル、スリッパ等の履物の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2(A)へ示すように、スリッパ等の履物1において、嵩上げされたものが 見受けられる。これは、靴やサンダルなど同様、台部材(芯材)を備え、台部材 の厚み分、高さh方向に嵩が上げられたものである。
【0003】 具体的に説明すると、図3へ示すように、この履物1は、足を支持する台部材 2と、足の甲を覆う甲被部4とを有する。台部材2は、発泡ウレタンで形成され たものであり、足の裏に対応する上面21と、床を臨む底22と、側周面20と にて形作られている。台部材2は、表面全体が合成皮革製の被覆部材3にて被覆 されている。被覆部材3は、台部材2の上面21を覆う上部被覆部31と、底2 2と側周面20を覆う側底部被覆部32とにて構成され且つ上部被覆部31と側 底部被覆部32とを縫い合わせることによって、台部材2の全体を覆っている。 5は、紐或いは糸で縫い合わされた上部被覆部31と側底部被覆部32との縫い 目を示している。
【0004】 上記の側底部被覆部32は、一枚の合成皮革である。即ち、台部材2の底22 と側周面20とは、一枚の合成皮革で覆われている。 このため、各部が縫製され完成した履物1には、図2(A)(B)へ示すよう な、皺sが寄ることが往々にしてある。 これは、一枚の合成皮革(被覆部材3)で、台部材2の底22と側周面20と を覆うものであるため、合成皮革が台部材2表面から浮き上がって、充分に台部 材2表面に沿わない部位ができるからである。特に、曲面である側周面20の表 面に一枚の合成皮革を完全に沿わせるのは困難である。このため、合成皮革が波 打った状態となり、最悪の場合、上記の皺sとなって、履物1の外観が著しく損 なわれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、台部材の底と側周面とを一枚の被覆部材で覆うという無理を排除 して、上記課題の解決を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願第1の考案に係るサンダル、スリッパ等の履物にあっては、被覆部材3が 、台部材2の上面21を覆う上部被覆部31と、台部材2の底22と側周面20 を覆う側底部被覆部32とにて構成され且つ上部被覆部31と側底部被覆部32 とを縫い合わせることによって、台部材2の全体を覆うものについて、次の構成 を採る。 即ち、側底部被覆部32は、台部材2の側周面20の少なくとも前方を覆う前 部被覆部33と、台部材2の側周面20の湾曲した後方を覆う後部被覆部34の 、2枚の被覆部材にて構成されたものである。前部被覆部33と後部被覆部34 とは、台部材2の左右と、台部材2の側周面20の湾曲した後方の下端とにて縫 い合わされる。台部材2表面には、凹部8が形成され、この凹部8は、前部被覆 部33と後部被覆部34の縫い目に位置する。
【0007】 このように、台部材2の少なくとも側周面の前後を、前部被覆部33と後部被 覆部34という別個2枚の被覆部材にて被覆することにより、台部材2の側周面 の曲面の各部へ確実に被覆部材を沿わすことができる。従って、台部材2の側周 面は無理なく被覆され、浮き上がったり皺が寄ったりしない。 又、上部被覆部31と側底部被覆部32との縫い合わせ位置を台部材の側周面 20の左右、及び、台部材2の側周面20の湾曲した後方の下端とすることによ って、縫い目が目立たず、履物の美観をより一層引き立てる。 更に、台部材2表面の凹部8によって、製造時、前部構成部材33と後部構成 部材34との縫い合わせの位置を簡単に決めることができる。又、製造後、上記 の縫い目は、被覆部材が重なり合い、脹らみがちになるものであるが、凹部8と 一致することにより、縫い目が外部に盛り上がらない。
【0008】 本願第2の考案に係るサンダル、スリッパ等の履物は、上記本願第2の考案に 係るサンダル、スリッパ等の履物にあって、次の構成を採る。 即ち、上記凹部8は、台部材2側周面20の左右に形成された溝8a,8aと 、台部材2側周面20の後方下端に形成された段差部8bとにて構成されたもの である。溝8a,8aは、台部材2左右の前部被覆部33と後部被覆部34との 縫い目6と対応し、段差部8bは、台部材2の側周面20の後方の下端の前部被 覆部33と後部被覆部34との縫い目7と対応する。
【0009】 このような構成を採ることによって、上記本願第1の考案に係るサンダル、ス リッパ等の履物の奏する作用と共に、凹部8が、上記の縫い目6,6,7に対応 する溝8a,8aと段差部8bとを備えることにより、確実にこれら縫い目6, 6,7の盛り上がりを防ぐことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本願考案の実施の形態について説明する。 図1に本願考案の一実施の形態を示す。図1(A)はその分解斜視図であり、 図1(B)はその全体斜視図である。各図において、aは履物1の爪先側(前方 )を、bはその踵側(後方)を、cはその左方を、dはその右方を、夫々示して いる。
【0011】 この実施の形態の履物1は、図1(A)へ示す通り、足を支持する台部材2と 、足の甲を覆う甲被部4とによって構成されている。 台部材2は、芯材として発泡ウレタン等の軽量で適度なクッション性を有し形 崩れのしにくい素材にて形成されたものである。
【0012】 台部材2は、足の裏に対応する上面21と、床を臨む底22と、側周面20と にて形作られている。台部材2は、合成皮革、天然皮革或いは布といった、シー ト状の被覆部材3にて被覆されたものである。又、台部材2の側周面20は、踵 側bに向かって嵩高くなるように厚みが増している(高さhが大きくなる)。 従って、湾曲する台部材2の側周面20の後部は、最も面積の大きな曲面を呈 する。
【0013】 上記の被覆部材3は、台部材2の上面21を覆う上部被覆部31と、上部被覆 部31と別体に形成され底22と側周面20を覆う側底部被覆部32とにて構成 されている。
【0014】 上部被覆部31は、足の裏に直接当接する部分である。31aは、上部被覆部 31の周縁部を示している。
【0015】 側底部被覆部32は、台部材2の側周面20の前方及び台部材2の底22を覆 う前部被覆部33と、台部材2の側周面20の後方を覆う後部被覆部34の、少 なくとも2枚の被覆部材にて構成される。
【0016】 前部被覆部33は、1枚の合成皮革等のシート状体にて形成されたものであり 、前側部33aと底部33bとにて構成されている。前側部33aの下端は、底 部33bの前部において底部33bの周縁部と繋がっているのである。台部材2 の被覆に際しては、前側部33aは底部33bから起こされる。33cは、前側 部33aの上端を示している。更に33e,33eは、前側部33aの後端を示 している。図1(A)へ示す通り、前側部33aの後端33e,33eは底部3 3bの左右に位置する。 底部33bは床に直接当接する部位である。33dは底部33bの後部周縁部 を示している。
【0017】 後部被覆部34は帯状の部材である。後部被覆部34の各部の横幅tは、ほぼ 台部材2各部の高さhと同じである。後部被覆部34は、縫時時、台部材2の側 周面20後方の湾曲に則して平面視略U字状にされ、その下端34bが、前部被 覆部33の底部33bの後部周縁部33dに縫い合わされる。そして、U字の両 端となる後部被覆部34の前端34c,34cが、上記前部被覆部33の前側部 33aの後端33e,33eと、縫い合わされる。34aは、後部被覆部34の 上端を示す。
【0018】 上記の通り形成された側底部被覆部32内には、台部材2が収容される。 そして、上部被覆部31の周縁部31に対し、後部被覆部34の上端34a と、前部被覆部33の前側部33aの上端33cとが、縫い合わされる。
【0019】 前記の甲被部4は、合成皮革、天然皮革或いは布、ビニルでできたものである 。上記の上部被覆部31の周縁部31aと、前部被覆部33及び後部被覆部34 との縫い合わせに際して、甲被部4は、正面視アーチ状にされ、その左右下端4 a,4aが、前部被覆部33及び後部被覆部34と共に、上部被覆部31の周縁 部31aに縫い合わされる。 各部の縫い合わせには、周知の紐や糸を用いればよい。
【0020】 図1(B)へ示すように、上記の通り形成された履物1の台部材2の側周面2 0の後部には、後部被覆部34がぴたりと沿い、台部材2の側周面20の前部に は、前部被覆部33の前側部33aがぴたりと沿う。このため、台部材2の側周 面20上にて、従来のような被覆部材の波打ちや皺が生じない。 そして、後部被覆部34と前部被覆部33の前側部33aとは、既述の通り縫 い合わされる。その結果、後部被覆部34の前端34c,34cと前部被覆部3 3の前側部33aの後端33e,33eとの縫い目6は、台部材2の左右という 目立たない位置に現れる。縫い目6,6は、図1(B)へ示すように、斜めに走 るものとしておけば、装飾性を有するものとなり、より効果的である。 又、後部被覆部34の下端34bと、前部被覆部33の底部33bの後部周縁 部33dとの縫い目7は、履物1の下方に位置するので、通常の使用時には、全 く見えない。
【0021】 図1(A)へ示すように、台部材2の側周面20には、上記の縫い目6や縫い 目7と対応する位置に、凹部8を形成しておく。具体的には、凹部8は、台部材 2側周面20の縫い目6と対応する位置に形成された溝8aと、縫い目7と対応 する位置に形成された段差部8bとにて、構成されている。溝8aよりも前方が 、側周面20の前部となり、溝8aよりも後方が側周面20の後部となるのであ る。段差部8bは、側周面20の下部に形成されたものであり、台部材2の底2 2周縁をその内側へ後退させた状態の段差を呈する。 このような凹部8の形成によって、被覆部材3の縫製時、縫い目6や縫い目7 の位置を簡単に決めることができ便利である。又完成した履物については、被覆 部材が重なり脹らみがちな縫い目6や縫い目7付近を、盛り上がらせずに、すっ きりとした外観を呈するものとすることができる。
【0022】 尚、図1において図面の煩雑を避けるため、省略しているが、通常履き心地を 良くするために、上部被覆部31と台部材2の上面21との間にスポンジその他 の海面体が挿入される。又、甲被部4も、このようなスポンジ等の海面体が内挿 或いは裏当てされたものを使用して、履き心地の工夫がされたものを使用するこ とも可能である。
【0023】
【考案の効果】
本願第1又は第2の考案の実施によって、台部材を綺麗に被覆することができ る。即ち、従来生じていた、波打ちや皺を完全に排除した。 又、2枚以上の被覆部材にて被覆することにより、上記の効果を得るのである が、被覆部材の縫い目が目立たず、より一層上記の効果を引き立てる。 従って、本願第1の考案の実施により、極めて美しい仕上がりの履物を提供す ることが可能となった。 更に、脹らみがちとなる被覆部材の縫い目について、このような脹らみを排除 し、より一層縫い目を目立たないものとして、台部材の装飾性を向上するもので ある。
【0024】 本願第2の考案の実施によって、上記本願第2の考案の効果を得ると共に、よ り効果的に被覆部材の縫い目付近が盛り上がるのを防止した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に係る包装箱の蓋裏の台紙の一実施の
形態の展開平面図である。
【図2】(A)は、上記台紙に凸部を形成した状態を示
す斜視図であり、(B)はこの台紙を蓋裏へ配設した状
態を示す略斜視図である。
【図3】上記と異なる実施の形態の展開平面図である。
【符号の説明】
1 履物 2 台部材 3 被覆部材 4 甲被部 20 (台部材2の)側周面 21 (台部材2の)上面 22 (台部材2の)底面 31 上部被覆部 32 側低部被覆部 33 前部被覆部 34 後部被覆部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆部材(3) が、台部材(2) の上面(21)
    を覆う上部被覆部(31)と、台部材(2) の底(22)と側周面
    (20)を覆う側底部被覆部(32)とにて構成され且つ上部被
    覆部(31)と側底部被覆部(32)とを縫い合わせることによ
    って、台部材(2) の全体を覆うものであるサンダル、ス
    リッパ等の履物において、 側底部被覆部(32)は、台部材(2) の側周面(20)の少なく
    とも前方を覆う前部被覆部(33)と、台部材(2) の側周面
    (20)の湾曲した後方を覆う後部被覆部(34)の、2枚の被
    覆部材にて構成され、前部被覆部(33)と後部被覆部(34)
    とは、台部材(2) の左右と、台部材(2) の側周面(20)の
    湾曲した後方の下端とにて縫い合わされ、 台部材(2) 表面には、凹部(8) が形成され、この凹部
    (8) は、前部被覆部(33)と後部被覆部(34)の縫い目に位
    置することを特徴とするサンダル、スリッパ等の履物。
  2. 【請求項2】 上記凹部(8) は、台部材(2) 側周面(20)
    の左右に形成された溝(8a)(8a)と、台部材(2) 側周面(2
    0)の後方下端に形成された段差部(8b)とにて構成された
    ものであり、溝(8a)(8a)は、台部材(2) 左右の前部被覆
    部(33)と後部被覆部(34)との縫い目(6) (6) と対応し、
    段差部(8b)は、台部材(2) の側周面(20)の後方の下端の
    前部被覆部(33)と後部被覆部(34)との縫い目(7) と対応
    するものであることを特徴とする請求項1記載のサンダ
    ル、スリッパ等の履物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3416749B2 (ja) 2001-04-10 2003-06-16 株式会社ハタナカ 室内はき物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3416749B2 (ja) 2001-04-10 2003-06-16 株式会社ハタナカ 室内はき物

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