JPH052081Y2 - - Google Patents

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JPH052081Y2
JPH052081Y2 JP1985085663U JP8566385U JPH052081Y2 JP H052081 Y2 JPH052081 Y2 JP H052081Y2 JP 1985085663 U JP1985085663 U JP 1985085663U JP 8566385 U JP8566385 U JP 8566385U JP H052081 Y2 JPH052081 Y2 JP H052081Y2
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JP
Japan
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plate
middle plate
cloth
edge
stepped portion
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JP1985085663U
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JPS61202204U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋内で使用される外縫い式スリツパに
関する。一般にこの種のスリツパは床面に直接接
触する厚手の底板と、前記底板の上面に取り付け
られかつ使用者の足裏に接触する中板(中底)
と、足の甲から爪先を覆うように該中板の先方半
分にかぶせられた上板とから構成され、前記底板
と中板が接着剤で貼り合されるとともに、これら
の底板、中板および上板がその周縁に沿つて互い
に縫い合される。スリツパ側縁の補強および化粧
を兼ねて前記中板と上板の全周が帯状の部材(モ
ール部材)で縁取りすることもある。
上板の脹らみ、特にその爪先部分の適度な脹ら
みを確保するために、上板の周縁部を底板と中板
との間にはさみ込んでその側縁近傍を縫い合せた
形式のスリツパがある。この場合、従来は中板が
靴の下敷のようにその周縁がなめらかな直・曲線
状に形成されているために、上板を底板と中板と
の間にはさみ込んだとき中板に対し上板の縁部が
側方へはみ出し、この上に前記モール部材をかぶ
せたとき、開口した上板の後縁部の位置でモール
部材に段部ができ、美感を損ねるとともにモール
部材を縫い合せるときにも縫目が外にはみ出した
り、長期使用によりこの段部の位置で縫系が切れ
たり、ほどけてきたりする。上板と中板との縫い
付けもこの段部のために円滑にいかず、きれいな
線状に縫うのに熟練を要していた。冬期用のスリ
ツパなど上板の厚みが厚くなる程、この段部が大
きく現れてくる。
本考案はこのような従来の欠点をなくし、上板
と中板と底板との間にはさみ込むにも拘らず上板
の開口部下縁即ち後縁部の位置で段差ができず、
スリツパ側縁の形状がなめらかで縫成も容易とな
り、しかも堅牢で形くずれを起さない外縫い式ス
リツパを提供することを目的とする。
この目的のために本考案に係る外縫い式スリツ
パは、底板と、前記底板の上に配置された中板
と、周縁部が前記底板と前記中板との間にはさみ
込まれかつ人足の爪足からその甲部分を覆うよう
に脹らんだ可撓性の布製上板と、前記中板および
該中板に接触する前記布製上板の周縁部の周囲を
縁どりするように中板および布製上板の表面縁部
から中板の裏面へ巻き込まれたモール部材とを有
し、前記中板はその長さ方向のほぼ中間位置で先
側が巾狭となるように両側縁に段差部が形成さ
れ、前記布製上板は、その開口した後縁部が前記
中板の段差部に接してかつ該段差部を巻き込むよ
うにその周縁部が該中板と前記底板との間にはさ
み込まれ、前記段差部の中板巾方向の深さは前記
布製上板の布厚みと略等しい高々2mm程度の深さ
に形成され、これによつて布製上板部分のスリツ
パ側縁部は前記中板の前記段差部の位置で該中板
の側縁部に対して側方向に段差なく中板側縁部と
略直線状になり、この状態で前記モール部材と前
記布製上板と前記中板とが縫い合され、さらに前
記モール部材内周縁に沿い前記底板から前記中板
および前記上板にかけて一体に縫い合されて成る
ものである。
以下、本考案を、図面を参照しながら、実施例
について説明する。
第1図は、上板1を中板2と底板3との間には
さみ込んだ従来の外縫い式スリツパの斜視図であ
る。丁度靴底のような外形輪郭形状を成した厚手
の底板3の上に、これとほぼ同形状の中底2が重
ねられて互いに接着され、この中底2の後半分即
ち足のかかとに相当する位置に、中高となつた弾
力のあるクツシヨン部材が設置され、さらにこの
クツシヨン部材をつつむように中底上面全体に布
等が被せられてその縁部が符号4のように縫い合
されている。布、革あるいは合成樹脂材等の可撓
性のある上板1は、中板2の先半分に脹らみをも
たせて配置され、この上板1の周縁部5が中板2
と底板3との間にはさみ込まれ、周縁から若干内
側に入つた位置で符号6で示す如く三者が縫い合
されている。場合によつては中板2のかかと部分
も周縁に沿つて底板3と一体に縫い合される。7
は上板1の足の入る開口部である。中板2の輪郭
は前述の如く底板3とほぼ同形状であり、靴の下
敷のように全体にわたつてなめらかな外形を成し
ている。したがつて厚手の上板1を中板2と底板
3との間にはさみ込んだとき、上板開口部7の下
縁8が中板2および底板3の側部から外方へとび
出してしまう。図示の例では上板1と中板2の周
縁を覆う帯状のモール部材は省略してあるが、こ
の状態でモール部材を縫い付けて側部外形を整え
たとき、上板1の下縁8のはり出しにより、この
部分でモール部材に段差ができ、既述したような
不具合が生ずる。
第2図は本考案に適用される外縫い式スリツパ
の中板2の平面図である。図示の如く本考案で
は、中板2の長さ方向の中間位置から若干かかと
側へ寄つた位置で、先側の巾寸法lがかかと側の
巾寸法Lよりも小さくなるように、中板側部に段
差状の切欠き(段差部9)が形成されている。こ
こで前記段差部9の切欠き深さは少なくとも上板
1の厚みを吸収し得る程度に切り込まれる。
このような中板2を第4図の如く底板3上に設
置し、上板1の開口部7の下縁10を中板2の前
記段差部9に当てるようにして該上板の周縁部5
を中板2と底板3との間にはさみ込み、その上か
ら側縁の内側に入つたところをスリツパ外形に沿
つて符号6の如く縫い合せる。中板2の側縁をつ
つむようにまき込まれる上板周縁部は、その開口
部下縁位置で段差部9に入り込むので、第2図の
巾寸法Lの中板側部から巾方向外側へ突出するこ
とがなく、上板1の布厚に対応して段差部9の切
欠き深さを適当に選定すれば、中板、底板間には
さみ込んだ上板外側部と中板2のかかと側の外側
部とを側方に対してなめらかな線状(ほぼ直線
状)に接合することができる。1つの実施例によ
れば、この切欠き深さdは片側で2mm程である
が、勿論この深さは上板1の厚みによつても変わ
るものである。
第3図は本考案の実施例で縁どり用のモール部
材11を取り付けて完成させたスリツパの斜視図
である。第1図の従来例のように上板1がその周
縁が中板から外側にはみ出ていないので、帯状の
モール部材11を上板1の表面から中板2の裏側
へかけて、スリツパの外側全周にわたつて巻き込
んで縁どりしてもモール部材11は上板開口部下
縁で側方向に段差ができず、なめらかな縁どりが
なされ、モール部材11の上を第3図符号12の
如く縫い込む場合もまつすぐに縫うことができ、
外観もよく、また縫成が確実になされるために長
期使用によつても、一番力のかかるこの部分から
縫糸がほどけてモール部材あるいは上板が離れて
くるというおそれはなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスリツパの斜視図、第2図は本
考案に適用される中板の平面図、第3図は本考案
の実施例に係るスリツパの斜視図、第4図はモー
ル部材を外した状態における本考案の実施例の部
分的な斜視図、第5図は本考案に係るつり込み外
縫い式スリツパの部分的な縦断面図、第6図は本
考案の実施例の中板段差部位置における部分的な
横断面図である。 1……上板、2……中板、3……底板、5……
上板周縁部、7……上板開口部、9……段差部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板と、前記底板の上に配置されかつ前記底板
    の外形にほぼ沿つた外形輪郭を有する中板と、周
    縁部が前記底板と前記中板との間にはさみ込まれ
    かつ人足の爪足からその甲部分をつり込み形態に
    覆うように脹らんだ可撓性の布製上板と、前記中
    板の周縁部全周および前記布製上板の周縁部の該
    中板と接する部位の周囲を縁どりするように該布
    製上板の表面側から該中板の裏面へ巻き込まれた
    モール部材とを有し、前記中板はその長さ方向の
    ほぼ中間位置で先側が巾狭となるように両側縁に
    段差部が形成され、前記布製上板は、その開口し
    た後縁部の両端が前記中板の段差部に接してかつ
    該段差部を巻き込むようにその周縁部が該中板と
    前記底板との間にはさみ込まれ、前記段差部の先
    側は人足のほぼ側部位置に対応する部分で前記中
    板の側縁に徐々にかつなめらかに連接しており、
    前記段差部の中板巾方向の最大深さは前記布製上
    板の布厚みとほぼ等しい高々2mm程度の深さに形
    成され、これによつて前記布製上板部分のスリツ
    パ側縁部は前記中板の前記段差部の位置で該中板
    の側縁部に対して側方向に膨出せずに中板側縁部
    とほぼ直線状になめらかに連らなり、この状態で
    前記モール部材と前記布製上板と前記中板とが縫
    い合され、さらに前記モール部材内周縁に沿い前
    記底板から前記中板および前記上板にかけてスリ
    ツパ外側から一体に縫い合されることを特徴とす
    るつり込み外縫い式スリツパ。
JP1985085663U 1985-06-06 1985-06-06 Expired - Lifetime JPH052081Y2 (ja)

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JP1985085663U JPH052081Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JP1985085663U JPH052081Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JPS61202204U JPS61202204U (ja) 1986-12-18
JPH052081Y2 true JPH052081Y2 (ja) 1993-01-20

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