JPH0338482A - 無限軌道車両 - Google Patents
無限軌道車両Info
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- JPH0338482A JPH0338482A JP17272689A JP17272689A JPH0338482A JP H0338482 A JPH0338482 A JP H0338482A JP 17272689 A JP17272689 A JP 17272689A JP 17272689 A JP17272689 A JP 17272689A JP H0338482 A JPH0338482 A JP H0338482A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M27/00—Propulsion devices for sledges or the like
- B62M27/02—Propulsion devices for sledges or the like power driven
- B62M2027/021—Snow bikes resembling conventional motorcycles
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- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［産業上の利用分野］
この発明は、雪上バイツなどのような操向スキーと無限
軌道を備えた車両における無限軌道装置に関する。 ［従来の技術］ 車体前部に操向スキーを設けるとともに、車体後部に無
端帯を備えエンジンによって駆動する無限軌道装置を設
けた雪上バイツなどの車両は知られている（例えば、米
国特許第４６１３００６号参照）、この無限軌道装置は
、車体後部に揺動自在に枢着されたスイングアームに駆
動輪やガイドローラ等を支持させ、さらに駆動輪及びガ
イドローラの周囲に無端帯状のトラックベルトを巻き掛
けたものである。このような車両では、走行時に無端帯
によって巻き上げられる雪等が車体前方へ飛散しないよ
うにトラックベルトカバーを設けることがある。 ［発明の解決しようとする課題］ ところで、上記構造の場合、駆動装置はスイングアーム
と車体フレームの枢着部を中心にする揺動運動を行うた
め、駆動装置の雪面等に対する接触面積が変動する。そ
こでこのような接地（雪）面積を一定に保つべく、スイ
ングアームの後方にさらにリヤアームを軸着し、このリ
ヤアームに駆動輪やガイドローラを支持させることによ
り駆動装置を構成したものが既に本出願人によって提案
されている（特願乎第１−８３１００号）。 ところで、このような構造の場合、スイングアームとリ
ヤアームが相対運動を行うことになるので、トラックベ
ルトカバーを従来通りスイングアーム側へ取付けると、
トラックベルトカバーをトラックベルトのかなり上方に
大きな間隔をもって設ける必要があり、巻き上げられた
雪等の飛散防止を十分にできなくなる。 そこで本発明の主たる目的は、かかる形式の車両におい
ても十分に有効な雪等の飛散防止を行えるトラックベル
トカバーの提供を主目的とする。
軌道を備えた車両における無限軌道装置に関する。 ［従来の技術］ 車体前部に操向スキーを設けるとともに、車体後部に無
端帯を備えエンジンによって駆動する無限軌道装置を設
けた雪上バイツなどの車両は知られている（例えば、米
国特許第４６１３００６号参照）、この無限軌道装置は
、車体後部に揺動自在に枢着されたスイングアームに駆
動輪やガイドローラ等を支持させ、さらに駆動輪及びガ
イドローラの周囲に無端帯状のトラックベルトを巻き掛
けたものである。このような車両では、走行時に無端帯
によって巻き上げられる雪等が車体前方へ飛散しないよ
うにトラックベルトカバーを設けることがある。 ［発明の解決しようとする課題］ ところで、上記構造の場合、駆動装置はスイングアーム
と車体フレームの枢着部を中心にする揺動運動を行うた
め、駆動装置の雪面等に対する接触面積が変動する。そ
こでこのような接地（雪）面積を一定に保つべく、スイ
ングアームの後方にさらにリヤアームを軸着し、このリ
ヤアームに駆動輪やガイドローラを支持させることによ
り駆動装置を構成したものが既に本出願人によって提案
されている（特願乎第１−８３１００号）。 ところで、このような構造の場合、スイングアームとリ
ヤアームが相対運動を行うことになるので、トラックベ
ルトカバーを従来通りスイングアーム側へ取付けると、
トラックベルトカバーをトラックベルトのかなり上方に
大きな間隔をもって設ける必要があり、巻き上げられた
雪等の飛散防止を十分にできなくなる。 そこで本発明の主たる目的は、かかる形式の車両におい
ても十分に有効な雪等の飛散防止を行えるトラックベル
トカバーの提供を主目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の無限軌道車両は、車
体フレーム前部に操向スキーを支持し、後部にリヤフォ
ークを枢着するとともに、このリヤフォークの後端部に
軸着されかつさらに後方へ延出するリヤアームと、この
リヤアームに支持された駆動輪並びにガイドローラと、
これら駆動輪及びガイドローラに巻き掛けられた無端帯
状のトラックベルトからなる無限軌道装置とを備えたも
のにおいて、該無限軌道装置の上方に位置して前記トラ
ックベルトを覆うトラックベルトカバーを前記リヤアー
ム側へ支持させた。 また、このトラックベルトカバーを前部カバーと後部カ
バーに前後２分割し、前部カバーをリヤフォーク側へ、
後部カバーをリヤアーム側へそれぞれ取付けるとともに
、それぞれの後部と前部を相対運動可能にオーバーラツ
プさせることも出来る。この場合には、前部カバーの側
面に排出口を開口させることもできる。 さらに、リヤアームに把手を取付けることもできる。 ［発明の作用］ 走行中、リヤアームがリヤフォークに対して相対的に揺
動しても、トラックベルトカバーはリヤアームと一体に
揺動するので、トラックベルトへ近接配置可能になり、
トラックベルトとの間隔を少なくする。また、トラック
ベルトカバーを２分割すれば、前部カバーとともに相対
運動可能になり、無限軌道装置の上部側をより広く覆う
ことが可能になる。さらに、前部カバーの側面に排出口
を設けると、トラックベルトの内側に沿って前方へ巻き
込まれた雪等などがそのままこの排出口を通って前部カ
バーの外方へ排出されるので、前部カバー内側へ雪等が
詰まりにくくなり、走行抵抗の増大を防止する。リヤア
ーム側に把手を取付けると、これをもって無限軌道装置
を持ち上げることにより、方向転換等を行うことができ
、トラックベルトカバーが邪魔にならない。 ［実施例］ 第１図乃至第４図に雪上バイツとして構成された第１実
施例を示す。第１図は雪上バイツの側面外観であり、ｌ
は操向スキー、２は左右に一対設けられるフロントフォ
ーク、３はハンドル、４は燃料タンク、５はシート、６
は車体フレーム、７はエンジン、８はリヤフォーク、９
はリヤクツション、ｌＯは無限軌道装置である。 リヤフォーク８は車体フレーム６を構成するピボットフ
レーム６ａに前端を枢着され、第２．３図に示すように
、左右に対をなして後方へ延出する二叉状の部材であり
、この後端部に無限軌道装置１０が軸着されている。 無限軌道装置１０はリヤフォーク８の後端部にリヤアク
スル１１にまり前端部を軸着され、後方へ延出するリヤ
アーム１２、リヤアクスル１１に取付けられたドリブン
スプロケット１３、リヤアクスル１１の周囲にドリブン
スプロケット１３と一体に回転可能に支持された駆動輪
１４、リヤアーム１２の後端部に軸支されたガイドロー
ラ１５、リヤアーム１２の上下に設けられたサブフレー
ム１６に軸支された複数のガイドローラ１７、駆動輪１
４とガイドローラ１５及びガイドローラ１７間に巻き掛
けられた無端帯状のトラックベルト１８とからなる。ト
ラツクベルト１８内面に形成されたコグ１８ａには、駆
動輪１４の側方に突出形成されたビン１４ａが噛み合う
ようになっている（第２図）、なお、ビン１４ａを含む
駆動輪１４の幅は操向スキーｌの幅と略等しくなってい
る。無限軌道装置１０の上方にはりセフオーク８との間
に若干の空間１９を形成するベルトカバー２０が設けら
れている。ベルトカバー２０はトラックベルト１８上側
をその左右両側部まで屈曲して覆うものである。 ベルトカバー２０の両側部には第４図に示すように、複
数の取付ステー２１が設けられ無限軌道装置１０と一体
となっている。ベルトカバー２０の後端部は上方に左右
両側方へ突出する拡大部２２をなし、トラックベルト１
８によって巻き上げられた雪等が車体前方へ飛ばないよ
うに遮るための部分となっている。 なお、無限軌道装置１０はエンジン７のドライブスプロ
ケット７ａと、第１中間スプロケット２３ａ間に巻き掛
けられた第１チエーン２４及び第１中間スプロケット２
３ａと同軸の第２中間スプロケット２３ｂとドリブンス
プロケット１３の間に巻き掛けられた第２中間チェーン
２５を介してドリブンスプロケット１３により駆動され
る。また、リヤフォーク８とサブフレーム１６の間には
りャサブクッション２６が設けられている。 次に、本実施例の作用を説明する。走行時、トラックベ
ルト１８の回転により上方乃至前方へ巻き上げられた雪
は、ベルトカバー２０によって阻止され、車体前方の乗
員近傍およびエアクリーナ等の吸気系装置へ届きにくく
なる。また、無限軌道装置１０はリヤアクスル１１を中
心にじて上下方向へ揺動するが、このときベルトカバー
２０はリヤアーム１２及びサブフレーム１６と一体に動
くので、トラックベルト１８との間隔が一定であり雪等
の飛散防止効果を常時一定に確保できる。 なお、リヤフォーク８自体も無限軌道装置ｌＯと独立し
て揺動するので、空間１９によってベルトカバー２０の
前部に対する干渉を避けている。 第５図乃至第８図は第２実施例を示す。なお、以下の各
実施例とも前実施例と共通機能の部分については同一符
号を使用し、特に必要のない限り符号のうち主要なもの
を図中に付し、重複説明を省略するものとする。 第５図は雪上バイツの車体側面形状を、第６図はりセフ
オーク８から後方部分の平面形状をそれぞれ示すもので
あり、この実施例ではベルトカバー２０を前後に二分割
しである。すなわち、第７図にも詳しく示すように、ベ
ルトカバー２０が後部カバー２７と前部カバー２８とに
２分割され、後部カバー２７は前実施例同様リヤアーム
１２及びサブフレーム１６側へ取付けられ、これらと−
体的に揺動するようになっている。一方、前部カバー２
８の前端部２９はリヤフォーク８上面にネジ止めされ、
さらにその横断面である第８図にも示すように、両側部
でもリヤフォーク８の側面へビス止めされ、リヤフォー
ク８と一体に揺動するようになっている。なお、後部カ
バー２７の前端部は前部カバー２８の後端部内側へ入っ
てオーバーラツプしている。 次に、本実施例の作用を説明する。走行時、リヤフォー
ク８とリヤアーム１２が相対的に揺動した場合、後部カ
バー２７と前部カバー２８のオーバーラツプ部分は相対
的に動き得るので、両者間に隙間が形成されない。ゆえ
に、トラックベルト１８の上面側を常時覆って、巻き上
げられた雪の前方飛散を防止する。しかも、前部カバー
２８によって前実施例ではりセフオーク８の近傍に形成
されていた空間１９をも前部カバー２８によって覆った
ので、この部分を通ってリヤクツション９やエンジン７
方向へ飛散してくる雪を阻止することができ、同時に前
部カバー２８がチェーンカバーを兼ねることができる。 第９図及び第１１図は第３実施例であり、第９図は雪上
バイツの車体側面形状を示し、前実施例同様の二分割タ
イプのベルトカバー２０を備えている。第１０図は前部
カバー２８を示す図でありその側面には内方へ向かう凹
部３０が形成され、ここに前方へ向かって開口する排出
口３１を設けである。第１１図は排出口３１の断面構造
を示す図である。このように排出口３１を設けると、ト
ラックベルト１８の内側に沿って前方（第９図矢示Ｄ）
へ飛ばされた雪等がそのまま排出口３１を通って前部カ
バー２８の外側方へ排出される（第１１図矢示Ｅ）。ゆ
えに、前部カバー２８の内側へ雪等が留まることにより
、走行抵抗が発生することを防止できる。 第１２図乃至第１３図は第４実施例を示し、第１２図は
その側面形状並びに第１３図は平面形状をそれぞれ示す
。これらの図に見られるように左右のリヤアーム１２後
部外側面には、略コ字状をなす別体の把手３２がボルト
３３によりそれぞれ取付けられている。このようにする
と、スタック（車体が雪面に接触して無限軌道装置が空
転する状態）時や方向転換時などに無限軌道装置１０を
持ち上げる必要がある場合、把手３２を持てば、ベルト
カバー２０が存在しても邪魔にならず、無限軌道装置１
０を容易に持ち上げ可能である。 第１４図乃至第１６図は第５実施例を示し、無限軌道装
置１０の後部にアーチ状をなす把手３２を車幅方向へ横
断して設けたちのであり、その下部に形成したパイプの
つぶし部３４をボルト３５によりリヤアーム１２へ取付
けである。なお、把手３２の位置は拡大部２２より前方
にあり、車体側方への拡大部２２よりも少なくして車体
のスリム化を遠戚している。 第１７図乃至第１９図は第６実施例を示し、把手３２の
両端部は第１９図に示すように、リヤアーム１２の外側
を挟んでボルト止めされた断面コ字状のブラケット３６
を介してリヤアーム１２に固着され、はぼ雪等面に対し
て略平行に後方へ延出している。ブラケット３６はボル
ト３７によってリヤアーム１２に取り付けられ、その上
端部には把手３２のための連結部３６ａが設けられてい
る。ベルトカバー２０の後端部は把手３２より上方に位
置し、拡大部２２と把手３２は干渉しなくなっている。 このようにすると、把手３２は雪面よりも比較的大きな
りリアランスｈを保つことができ、また、連結部３６ａ
がブラケット３６の上部にあるので、ガイドローラ１５
の車軸１５ａを前後移動させてトラックベルト１８の張
りを調節することが容易になる。さらに、拡大部２２を
避けて把手３２の横幅をトラックベルト１８の横幅に最
も接近させることができるので、車体をスリムにでき挟
隘部などにおける走破性が向上する。 そのうえ、把手３２がバンパーとしても機能できる。 【発明の効果１ 請求項１項の発明によれば、無限軌道装置の上方に位置
し、トラックベルトを覆うトラックベルトカバーをリヤ
アーム側へ取付けたので、トラックベルトカバーは無限
軌道装置と一体に揺動可能になる。このため、リヤフォ
ークとリヤアームが相対的に揺動するにもかかわらず、
トラックベルトカバーとトラックベルトの間隔を常時一
定がっ比較的小さなものにでき、トラックベルトによっ
て巻き上げられる雪等が前方へ飛散することを有効に阻
止できる。 請求項２項の発明によれば、トラックベルトカバーを前
部カバーと後部カバーに前後２分割したので、リヤフォ
ークとリヤアームが相対的に揺動するにもかかわらず、
リヤフォーク近傍のトラックベルト上方かつ前方部分を
も覆うことができる。ゆえに、トラックベルトカバーの
覆う面積が増大するとともに、前部カバーによってこの
部分を通って車体内部のエンジン側へ雪等が飛散して付
着することをより確実に阻止できる。 請求項３項の発明によれば、前部カバーの側面に排出口
を開口したので、トラックベルトの内側に沿って前方へ
飛散された雪等が前部カバーの内側へ詰まって走行抵抗
を増大させるような事態を防止できる。 請求項４項の発明によれば、リヤアーム側に把手を取付
けたので、これを持って無限軌道装置を容易に持ち上げ
ることができる。ゆえに、トラックベルトカバーがあっ
ても、スタック時の脱出操作や狭い場所での方向転換な
どを簡単に行うことができる。そのうえ、把手をバンパ
ーとして利用することもできる。
体フレーム前部に操向スキーを支持し、後部にリヤフォ
ークを枢着するとともに、このリヤフォークの後端部に
軸着されかつさらに後方へ延出するリヤアームと、この
リヤアームに支持された駆動輪並びにガイドローラと、
これら駆動輪及びガイドローラに巻き掛けられた無端帯
状のトラックベルトからなる無限軌道装置とを備えたも
のにおいて、該無限軌道装置の上方に位置して前記トラ
ックベルトを覆うトラックベルトカバーを前記リヤアー
ム側へ支持させた。 また、このトラックベルトカバーを前部カバーと後部カ
バーに前後２分割し、前部カバーをリヤフォーク側へ、
後部カバーをリヤアーム側へそれぞれ取付けるとともに
、それぞれの後部と前部を相対運動可能にオーバーラツ
プさせることも出来る。この場合には、前部カバーの側
面に排出口を開口させることもできる。 さらに、リヤアームに把手を取付けることもできる。 ［発明の作用］ 走行中、リヤアームがリヤフォークに対して相対的に揺
動しても、トラックベルトカバーはリヤアームと一体に
揺動するので、トラックベルトへ近接配置可能になり、
トラックベルトとの間隔を少なくする。また、トラック
ベルトカバーを２分割すれば、前部カバーとともに相対
運動可能になり、無限軌道装置の上部側をより広く覆う
ことが可能になる。さらに、前部カバーの側面に排出口
を設けると、トラックベルトの内側に沿って前方へ巻き
込まれた雪等などがそのままこの排出口を通って前部カ
バーの外方へ排出されるので、前部カバー内側へ雪等が
詰まりにくくなり、走行抵抗の増大を防止する。リヤア
ーム側に把手を取付けると、これをもって無限軌道装置
を持ち上げることにより、方向転換等を行うことができ
、トラックベルトカバーが邪魔にならない。 ［実施例］ 第１図乃至第４図に雪上バイツとして構成された第１実
施例を示す。第１図は雪上バイツの側面外観であり、ｌ
は操向スキー、２は左右に一対設けられるフロントフォ
ーク、３はハンドル、４は燃料タンク、５はシート、６
は車体フレーム、７はエンジン、８はリヤフォーク、９
はリヤクツション、ｌＯは無限軌道装置である。 リヤフォーク８は車体フレーム６を構成するピボットフ
レーム６ａに前端を枢着され、第２．３図に示すように
、左右に対をなして後方へ延出する二叉状の部材であり
、この後端部に無限軌道装置１０が軸着されている。 無限軌道装置１０はリヤフォーク８の後端部にリヤアク
スル１１にまり前端部を軸着され、後方へ延出するリヤ
アーム１２、リヤアクスル１１に取付けられたドリブン
スプロケット１３、リヤアクスル１１の周囲にドリブン
スプロケット１３と一体に回転可能に支持された駆動輪
１４、リヤアーム１２の後端部に軸支されたガイドロー
ラ１５、リヤアーム１２の上下に設けられたサブフレー
ム１６に軸支された複数のガイドローラ１７、駆動輪１
４とガイドローラ１５及びガイドローラ１７間に巻き掛
けられた無端帯状のトラックベルト１８とからなる。ト
ラツクベルト１８内面に形成されたコグ１８ａには、駆
動輪１４の側方に突出形成されたビン１４ａが噛み合う
ようになっている（第２図）、なお、ビン１４ａを含む
駆動輪１４の幅は操向スキーｌの幅と略等しくなってい
る。無限軌道装置１０の上方にはりセフオーク８との間
に若干の空間１９を形成するベルトカバー２０が設けら
れている。ベルトカバー２０はトラックベルト１８上側
をその左右両側部まで屈曲して覆うものである。 ベルトカバー２０の両側部には第４図に示すように、複
数の取付ステー２１が設けられ無限軌道装置１０と一体
となっている。ベルトカバー２０の後端部は上方に左右
両側方へ突出する拡大部２２をなし、トラックベルト１
８によって巻き上げられた雪等が車体前方へ飛ばないよ
うに遮るための部分となっている。 なお、無限軌道装置１０はエンジン７のドライブスプロ
ケット７ａと、第１中間スプロケット２３ａ間に巻き掛
けられた第１チエーン２４及び第１中間スプロケット２
３ａと同軸の第２中間スプロケット２３ｂとドリブンス
プロケット１３の間に巻き掛けられた第２中間チェーン
２５を介してドリブンスプロケット１３により駆動され
る。また、リヤフォーク８とサブフレーム１６の間には
りャサブクッション２６が設けられている。 次に、本実施例の作用を説明する。走行時、トラックベ
ルト１８の回転により上方乃至前方へ巻き上げられた雪
は、ベルトカバー２０によって阻止され、車体前方の乗
員近傍およびエアクリーナ等の吸気系装置へ届きにくく
なる。また、無限軌道装置１０はリヤアクスル１１を中
心にじて上下方向へ揺動するが、このときベルトカバー
２０はリヤアーム１２及びサブフレーム１６と一体に動
くので、トラックベルト１８との間隔が一定であり雪等
の飛散防止効果を常時一定に確保できる。 なお、リヤフォーク８自体も無限軌道装置ｌＯと独立し
て揺動するので、空間１９によってベルトカバー２０の
前部に対する干渉を避けている。 第５図乃至第８図は第２実施例を示す。なお、以下の各
実施例とも前実施例と共通機能の部分については同一符
号を使用し、特に必要のない限り符号のうち主要なもの
を図中に付し、重複説明を省略するものとする。 第５図は雪上バイツの車体側面形状を、第６図はりセフ
オーク８から後方部分の平面形状をそれぞれ示すもので
あり、この実施例ではベルトカバー２０を前後に二分割
しである。すなわち、第７図にも詳しく示すように、ベ
ルトカバー２０が後部カバー２７と前部カバー２８とに
２分割され、後部カバー２７は前実施例同様リヤアーム
１２及びサブフレーム１６側へ取付けられ、これらと−
体的に揺動するようになっている。一方、前部カバー２
８の前端部２９はリヤフォーク８上面にネジ止めされ、
さらにその横断面である第８図にも示すように、両側部
でもリヤフォーク８の側面へビス止めされ、リヤフォー
ク８と一体に揺動するようになっている。なお、後部カ
バー２７の前端部は前部カバー２８の後端部内側へ入っ
てオーバーラツプしている。 次に、本実施例の作用を説明する。走行時、リヤフォー
ク８とリヤアーム１２が相対的に揺動した場合、後部カ
バー２７と前部カバー２８のオーバーラツプ部分は相対
的に動き得るので、両者間に隙間が形成されない。ゆえ
に、トラックベルト１８の上面側を常時覆って、巻き上
げられた雪の前方飛散を防止する。しかも、前部カバー
２８によって前実施例ではりセフオーク８の近傍に形成
されていた空間１９をも前部カバー２８によって覆った
ので、この部分を通ってリヤクツション９やエンジン７
方向へ飛散してくる雪を阻止することができ、同時に前
部カバー２８がチェーンカバーを兼ねることができる。 第９図及び第１１図は第３実施例であり、第９図は雪上
バイツの車体側面形状を示し、前実施例同様の二分割タ
イプのベルトカバー２０を備えている。第１０図は前部
カバー２８を示す図でありその側面には内方へ向かう凹
部３０が形成され、ここに前方へ向かって開口する排出
口３１を設けである。第１１図は排出口３１の断面構造
を示す図である。このように排出口３１を設けると、ト
ラックベルト１８の内側に沿って前方（第９図矢示Ｄ）
へ飛ばされた雪等がそのまま排出口３１を通って前部カ
バー２８の外側方へ排出される（第１１図矢示Ｅ）。ゆ
えに、前部カバー２８の内側へ雪等が留まることにより
、走行抵抗が発生することを防止できる。 第１２図乃至第１３図は第４実施例を示し、第１２図は
その側面形状並びに第１３図は平面形状をそれぞれ示す
。これらの図に見られるように左右のリヤアーム１２後
部外側面には、略コ字状をなす別体の把手３２がボルト
３３によりそれぞれ取付けられている。このようにする
と、スタック（車体が雪面に接触して無限軌道装置が空
転する状態）時や方向転換時などに無限軌道装置１０を
持ち上げる必要がある場合、把手３２を持てば、ベルト
カバー２０が存在しても邪魔にならず、無限軌道装置１
０を容易に持ち上げ可能である。 第１４図乃至第１６図は第５実施例を示し、無限軌道装
置１０の後部にアーチ状をなす把手３２を車幅方向へ横
断して設けたちのであり、その下部に形成したパイプの
つぶし部３４をボルト３５によりリヤアーム１２へ取付
けである。なお、把手３２の位置は拡大部２２より前方
にあり、車体側方への拡大部２２よりも少なくして車体
のスリム化を遠戚している。 第１７図乃至第１９図は第６実施例を示し、把手３２の
両端部は第１９図に示すように、リヤアーム１２の外側
を挟んでボルト止めされた断面コ字状のブラケット３６
を介してリヤアーム１２に固着され、はぼ雪等面に対し
て略平行に後方へ延出している。ブラケット３６はボル
ト３７によってリヤアーム１２に取り付けられ、その上
端部には把手３２のための連結部３６ａが設けられてい
る。ベルトカバー２０の後端部は把手３２より上方に位
置し、拡大部２２と把手３２は干渉しなくなっている。 このようにすると、把手３２は雪面よりも比較的大きな
りリアランスｈを保つことができ、また、連結部３６ａ
がブラケット３６の上部にあるので、ガイドローラ１５
の車軸１５ａを前後移動させてトラックベルト１８の張
りを調節することが容易になる。さらに、拡大部２２を
避けて把手３２の横幅をトラックベルト１８の横幅に最
も接近させることができるので、車体をスリムにでき挟
隘部などにおける走破性が向上する。 そのうえ、把手３２がバンパーとしても機能できる。 【発明の効果１ 請求項１項の発明によれば、無限軌道装置の上方に位置
し、トラックベルトを覆うトラックベルトカバーをリヤ
アーム側へ取付けたので、トラックベルトカバーは無限
軌道装置と一体に揺動可能になる。このため、リヤフォ
ークとリヤアームが相対的に揺動するにもかかわらず、
トラックベルトカバーとトラックベルトの間隔を常時一
定がっ比較的小さなものにでき、トラックベルトによっ
て巻き上げられる雪等が前方へ飛散することを有効に阻
止できる。 請求項２項の発明によれば、トラックベルトカバーを前
部カバーと後部カバーに前後２分割したので、リヤフォ
ークとリヤアームが相対的に揺動するにもかかわらず、
リヤフォーク近傍のトラックベルト上方かつ前方部分を
も覆うことができる。ゆえに、トラックベルトカバーの
覆う面積が増大するとともに、前部カバーによってこの
部分を通って車体内部のエンジン側へ雪等が飛散して付
着することをより確実に阻止できる。 請求項３項の発明によれば、前部カバーの側面に排出口
を開口したので、トラックベルトの内側に沿って前方へ
飛散された雪等が前部カバーの内側へ詰まって走行抵抗
を増大させるような事態を防止できる。 請求項４項の発明によれば、リヤアーム側に把手を取付
けたので、これを持って無限軌道装置を容易に持ち上げ
ることができる。ゆえに、トラックベルトカバーがあっ
ても、スタック時の脱出操作や狭い場所での方向転換な
どを簡単に行うことができる。そのうえ、把手をバンパ
ーとして利用することもできる。
第１図乃至第４図は第１実施例に係り、第１図は全体の
側面図、第２図は一部切欠平面図、第３図はりャフォー
クと無限軌道装置部分の拡大一部切欠平面図、第４図は
第１図のＡ−Ａ線断面図である。第５図乃至第８図は第
２実施例に係り、第５図は第１図相当図、第６図は第２
図相当図、第７図はトラックベルトカバーの展開斜視図
、第８図は第５図のＢ−Ｂ線断面図である。第９図及び
第１１図は第３実施例に係り、第９図はりャフォーク及
び無限軌道装置部分の側面図、第１０図は前部カバーの
斜視図、第１１図は第９図のＣ−Ｃ線断面図である。第
１２図及び第１３図は第４実施例に係り、第１２図は第
１図相当図、第１３図は第３図相当図ででる。第１４図
乃至第１６図は第５実施例に係り、第１４図はリヤフォ
ーク及び無限軌道装置部分の側面図、第１５図は無限軌
道装置後部の平面図、第１６図は第１５図のＦ−Ｆ線断
面図である。第１７図乃至第１９図は第６実施例に係り
、第１７図は第１４図相当図、第１８図は第１５図相当
図、第１９図は第１６図のＧ−Ｇ線断面図である。 （符号の説明） １・・・操向スキー、６・・・車体フレーム、８・・・
リヤフォーク、ｉｏ・・・無限軌道装置、１２・・・リ
ヤアーム、１４・・・駆動輪、１５．１７・・・ガイド
ローラ、１８・・・トラックベルト、２０・・・ベルト
カバー２７・・・後部カバー、２８・・・前部カバー、
３１・・・排出口、３２・・・把手。
側面図、第２図は一部切欠平面図、第３図はりャフォー
クと無限軌道装置部分の拡大一部切欠平面図、第４図は
第１図のＡ−Ａ線断面図である。第５図乃至第８図は第
２実施例に係り、第５図は第１図相当図、第６図は第２
図相当図、第７図はトラックベルトカバーの展開斜視図
、第８図は第５図のＢ−Ｂ線断面図である。第９図及び
第１１図は第３実施例に係り、第９図はりャフォーク及
び無限軌道装置部分の側面図、第１０図は前部カバーの
斜視図、第１１図は第９図のＣ−Ｃ線断面図である。第
１２図及び第１３図は第４実施例に係り、第１２図は第
１図相当図、第１３図は第３図相当図ででる。第１４図
乃至第１６図は第５実施例に係り、第１４図はリヤフォ
ーク及び無限軌道装置部分の側面図、第１５図は無限軌
道装置後部の平面図、第１６図は第１５図のＦ−Ｆ線断
面図である。第１７図乃至第１９図は第６実施例に係り
、第１７図は第１４図相当図、第１８図は第１５図相当
図、第１９図は第１６図のＧ−Ｇ線断面図である。 （符号の説明） １・・・操向スキー、６・・・車体フレーム、８・・・
リヤフォーク、ｉｏ・・・無限軌道装置、１２・・・リ
ヤアーム、１４・・・駆動輪、１５．１７・・・ガイド
ローラ、１８・・・トラックベルト、２０・・・ベルト
カバー２７・・・後部カバー、２８・・・前部カバー、
３１・・・排出口、３２・・・把手。
Claims (4)
- （１）車体フレーム前部に操向スキーを支持し、後部に
リヤフォークを枢着するとともに、このリヤフォークの
後端部に軸着されかつさらに後方へ延出するリヤアーム
と、このリヤアームに支持された駆動輪並びにガイドロ
ーラと、これら駆動輪及びガイドローラに巻き掛けられ
た無端帯状のトラックベルトからなる無限軌道装置とを
備えたものにおいて、該無限軌道装置の上方に位置して
前記トラックベルトを覆うトラックベルトカバーを前記
リヤアーム側へ支持させたことを特徴とする無限軌道車
両。 - （２）車体フレーム前部に操向スキーを支持し、後部に
リヤフォークを枢着するとともに、このリヤフォークの
後端部に軸着されかつさらに後方へ延出するリヤアーム
と、このリヤアームに支持された駆動輪並びにガイドロ
ーラと、これら駆動輪及びガイドローラに巻き掛けられ
た無端帯状のトラックベルトからなる無限軌道装置とを
備えたものにおいて、該無限軌道装置の上方に位置して
前記トラックベルトを覆うトラックベルトカバーを設け
るとともに、該トラックベルトカバーを前後に２分割し
てリヤフォーク側へ取付けられた前部カバーと、リヤア
ーム側へ取付けられた後部カバーとするとともに、前部
カバーの後部と後部カバーの前部とを相対運動可能にオ
ーバーラップさせたことを特徴とする無限軌道車両。 - （３）請求項２項記載の前部カバー側面へ排出口を開口
させたことを特徴とする無限軌道車両。 - （４）リヤアーム側に把手を取付けたことを特徴とする
請求項１、２項又は３項のいずれかに記載された無限軌
道車両。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1172726A JP2852528B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 無限軌道車両 |
| CA 2002997 CA2002997A1 (en) | 1988-12-06 | 1989-11-15 | Snowmobile |
| EP19900106186 EP0391282B1 (en) | 1989-04-01 | 1990-03-30 | Snow vehicle |
| DE90106186T DE69004313T2 (de) | 1989-04-01 | 1990-03-30 | Schneefahrzeug. |
| AU52442/90A AU631622B2 (en) | 1989-04-01 | 1990-03-30 | Snow-vehicle |
| US08/024,830 US5474146A (en) | 1988-12-06 | 1993-03-01 | Snow vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1172726A JP2852528B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 無限軌道車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0338482A true JPH0338482A (ja) | 1991-02-19 |
| JP2852528B2 JP2852528B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=15947191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1172726A Expired - Lifetime JP2852528B2 (ja) | 1988-12-06 | 1989-07-03 | 無限軌道車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2852528B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20200339200A1 (en) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | Bombardier Recreational Products Inc. | Guard assembly and vehicle having same |
| US20220024541A1 (en) * | 2018-10-31 | 2022-01-27 | Bombardier Recreational Products Inc. | Snowmobile with a tunnel having a bendable portion |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59124463A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型雪上車 |
| JPS6141680A (ja) * | 1984-02-17 | 1986-02-28 | マルテク リサ−チ コ−ポレ−シヨン | 陸上車 |
| JPS61271190A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-01 | ヤマハ発動機株式会社 | 雪上車 |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP1172726A patent/JP2852528B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59124463A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型雪上車 |
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|---|---|---|---|---|
| US20220024541A1 (en) * | 2018-10-31 | 2022-01-27 | Bombardier Recreational Products Inc. | Snowmobile with a tunnel having a bendable portion |
| US11787509B2 (en) * | 2018-10-31 | 2023-10-17 | Bombardier Recreational Products Inc. | Snowmobile with a tunnel having a bendable portion |
| US20200339200A1 (en) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | Bombardier Recreational Products Inc. | Guard assembly and vehicle having same |
| US11685447B2 (en) * | 2019-04-26 | 2023-06-27 | Bombardier Recreational Products Inc. | Guard assembly and vehicle having same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2852528B2 (ja) | 1999-02-03 |
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