JPH0338405Y2 - - Google Patents

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JPH0338405Y2
JPH0338405Y2 JP6098587U JP6098587U JPH0338405Y2 JP H0338405 Y2 JPH0338405 Y2 JP H0338405Y2 JP 6098587 U JP6098587 U JP 6098587U JP 6098587 U JP6098587 U JP 6098587U JP H0338405 Y2 JPH0338405 Y2 JP H0338405Y2
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JP
Japan
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pipe
flexible pipe
base
blade
tube
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JP6098587U
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JPS63166615U (ja
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は自動車用エンジン等の排気系に使用さ
れる排気管の連結装置に関する。
イ−2 従来技術 従来、自動車用エンジンの排気管には、エンジ
ンよりの振動及び走行時の路面環境からくる振動
を吸収するために振動吸収機能を有する連結装置
が介在されている。このような連結装置として、
従来、排気管相互間を蛇腹式のフレキシブルパイ
プで連結し、その外周をワイヤメツシユよりなる
ブレードで被覆したものがある。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 前記従来のものにおいては、外層を構成するブ
レードが網目を有することから、特に融雪塩を散
布した積雪地域を走行する場合に、この積雪塩が
前記網目を通過してフレキシブルパイプ部に侵入
し、高温の排気熱により高温腐食が促進される問
題があつた。また、該フレキシブルパイプはその
架設状態を保持するためにその板厚を厚くすると
共に振動吸収のために全長を長くする必要があ
り、そのため製品コストも高くなる問題があつ
た。そこで本考案はこのような問題点を解決する
ことを目的とするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、基部
1bに一方の排気管を連結する内管1と、基部2
bに他方の排気管を連結する外管2を設けると共
にこれら両管1,2の他端部を相互に摺動可能に
嵌合し、前記外管2の外周部にはフレキシブルパ
イプ5を配置し、該フレキシブルパイプ5の外周
部には無孔状のブレード4を被覆配置し、該ブレ
ード4の基部4aを前記内管1の基部1bの外周
に固着すると共に先端部4bを前記外管2の基部
2bの外周部まで延長し、該ブレード4の先端部
4bには、これと外管2との間を閉塞するための
閉塞板7を設けると共に該閉塞板7の内周径を外
管2の外周径より幾分大径に形成し、更に、前記
フレキシブルパイプ5の一端を前記外管2におけ
る内管1との嵌合部外周面に固着し、他端を前記
ブレード4の先端部4bの内周面に固着したこと
を特徴とするものである。
ロ−2 実施例 次に図面に示す本考案の実施例について説明す
る。
1は内管、2は外管で、相互の対向側端部が摺
動可能に嵌合されている。前記内管1の嵌合部1
aは基部1b側より小径に形成され、その外周に
ワイヤメツシユ等よりなる耐熱性、耐摩耗性のあ
る緩衡材3が固着されている。前記内管1の主体
部と嵌合部1a間はテーパ面1cで連続してお
り、該テーパ面部がストツパーの役目をしてい
る。外管2は前記内管1における嵌合部1aより
幾分大径の直管で形成され、その嵌合部2aが、
前記内管1における緩衡材3の外面より幾分の間
隙dを有して嵌合している。前記内管1の基部1
bの外周には無孔金属板よりなるブレード4の基
部4aが嵌合固着されており、該ブレード4の先
端が前記外管2の基部2bの外周部まで延びてい
る。該ブレード4は後述するフレキシブルパイプ
5の外周全面を被覆するように円筒状に形成され
ている。該ブレード4における先端部4bの内周
面と前記外管2における嵌合部2aの外周面間に
は蛇腹状のフレキシブルパイプ5が架設されてお
り、その一端5aがカラー6によつて外管2に固
着され、他端5bが閉塞板7によつてブレード4
に固着されている。前記閉塞板7は環状板で形成
され、その外周面は前記の如くフレキシブルパイ
プを介してブレード4側に固着され、内周端は前
記外管2の外面に対して幾分の間隙8を有して軸
方向に沿つて折曲され、軸方向に直交する方向へ
の外管2の振れ幅を所定値に規制する振れ止め部
9を形成している。尚、前記内管1の基部1bに
は上流側の排気管10が嵌合連結され、外管2の
基部2bには下流側の排気管11が嵌合連結され
る。
以上のようであるから、車両走行中において、
連結部に飛来した融雪塩等は最外周に設けられた
ブレード4の外面に当る。このとき、該ブレード
4は無孔金属板で形成されているため、その融雪
塩の内部への侵入が阻止され、フレキシブルパイ
プ5への付着が防止される。また、上流側排気管
10と下流側排気管11の相対位置が、その軸方
向と直交する方向に移動するように振動した場合
には、内外管1,2は相互に、これらの嵌合部1
a,2aを中心として屈曲し、その振動を吸収す
る。このとき、外管2がブレード4に固着した閉
塞板7の振れ止め部9に当接するまでの小さい振
幅の間においては、フレキシブルパイプ5が、そ
の振幅に比例した量だけたわむ。そして、前記外
管2が振れ止め部9に当接すると、それ以上の振
幅による振動は規制され、フレキシブルパイプ5
に大きなたわみを発生させない。また、両排気管
10,11が、その軸方向に対して振動する場合
には、内外管1,2の相互の嵌合部1a,2aが
摺動すると共にフレキシブルパイプ5が伸縮し
て、その振動を吸収する。このとき、内外管1,
2が相互に所定以上に近接すると外管2における
嵌合部2aの先端2cが内管1におけるテーパ面
1cに当接し、それ以上の振動を規制してフレキ
シブルパイプ5の異常縮小による損傷を防止す
る。尚、前記内外管1,2の嵌合部における相互
の当接時には、緩衡材3の存在によつて異音の発
生が防止される。
第2図は本考案の構造においてフレキシブルパ
イプ5の山数を10山としたものイと、従来構造に
おいてフレキシブルパイプの山数を20山としたも
のロとのくり返し疲労の実験結果を示したもの
で、一方の排気管側を固定し、他方の排気管を、
これに所定のモーメントM1を作用させてくり返
し振動させた結果を示す。これによれば、第2図
の如く、フレキシブルパイプとしての機能がなく
なるまでのモーメントM1による振動くり返し回
数N1は、本案のものと従来のものとがほぼ同じ
であつた。このことから、本案のものは、フレキ
シブルパイプの全長が従来のものより半分であつ
ても従来と同様に十分耐久性があることが分か
る。
また、排気ガス中には種々な周波数の音が含ま
れており、その排気ガスがフレキシブルパイプ5
に直接当ると、共振して異音が発生することがあ
るが、本案のものにおいては、エンジンよりの排
気ガスは、内管1と外管2内を流通し、フレキシ
ブルパイプ5には直接当らないので、前記のよう
な異音は発生しない。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、フレキシブルパ
イプが無孔状のブレードで被覆されているので、
金属の腐食を促進させる前記融雪塩等のフレキシ
ブルパイプへの侵入付着を防止できる。そのた
め、フレキシブルパイプの排気熱による高温腐食
を抑制して耐久性の向上を図り得る。更に軸方向
と直交する方向へのフレキシブルパイプの振幅が
規制されるので、フレキシブルパイプのたわみ量
が制限される。そのため、フレキシブルパイプが
従来のものに比べて短尺であつてもこれに対する
大きな荷重の発生を阻止して耐久性を従来の長尺
のものと同等に維持させることができる。したが
つて、フレキシブルパイプを従来のものに比べて
短尺なものに形成して、その材料の使用量を低減
し、連結装置の製造コストの低減化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2
図はフレキシブルパイプの耐久性を示すものでモ
ーメントと振動のくり返し回数との関係を示す特
性図である。 1……内管、1b……基部、2……外管、2b
……基部、4……ブレード、4a……先端部、5
……フレキシブルパイプ、7……閉塞板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部1bに一方の排気管を連結する内管1と、
    基部2bに他方の排気管を連結する外管2を設け
    ると共にこれら両管1,2の他端部を相互に摺動
    可能に嵌合し、前記外管2の外周部にはフレキシ
    ブルパイプ5を配置し、該フレキシブルパイプ5
    の外周部には無孔状のブレード4を被覆配置し、
    該ブレード4の基部4aを前記内管1の基部1b
    の外周に固着すると共に先端部4bを前記外管2
    の基部2bの外周部まで延長し、該ブレード4の
    先端部4bには、これと外管2との間を閉塞する
    ための閉塞板7を設けると共に該閉塞板7の内周
    径を外管2の外周径より幾分大径に形成し、更
    に、前記フレキシブルパイプ5の一端を前記外管
    2における内管1との嵌合部外周面に固着し、他
    端を前記ブレード4の先端部4bの内周面に固着
    したことを特徴とする排気管の連結装置。
JP6098587U 1987-04-21 1987-04-21 Expired JPH0338405Y2 (ja)

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JP6098587U JPH0338405Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21

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JP6098587U JPH0338405Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21

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JPS63166615U JPS63166615U (ja) 1988-10-31
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ID=30893902

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