JPH0543222Y2 - - Google Patents

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JPH0543222Y2
JPH0543222Y2 JP19373487U JP19373487U JPH0543222Y2 JP H0543222 Y2 JPH0543222 Y2 JP H0543222Y2 JP 19373487 U JP19373487 U JP 19373487U JP 19373487 U JP19373487 U JP 19373487U JP H0543222 Y2 JPH0543222 Y2 JP H0543222Y2
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JP
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blade
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flexible joint
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両排気系に装着される排気管のフ
レキシブル形継手に関する。
〔従来の技術〕
一般に車両排気系は、第4図に示すように、エ
ンジン1から排出された排気ガスを排気管3を介
して触媒コンバータ5,マフラ7に導き、排気ガ
ス中の有害成分の無害化処理と排気騒音の減衰と
を行なつた後、大気に放出させている。このよう
に構成される排気系は車両の床下に配置される
が、排気系全体の長さが長いため、車両走行時に
発生する振動やエンジンの振動が排気系全体に均
等に伝わらず、このため排気管3の一部に捻じれ
方向や曲げ方向の応力が加わり排気管3に亀裂が
発生するようになる。
而して、斯かる不具合を解決するために、従
来、車両排気系には実開昭60−40885号公報に開
示されるようなフレキシブル形継手9が装着され
ており、当該フレキシブル形継手9によつて上記
応力を吸収している。
第5図はこの種のフレキシブル形継手9を示
し、図中、符号11は金属薄管を蛇腹状に形成し
た蛇腹管で、当該蛇腹管11を介して前方の排気
管13と後方の排気管15を連結している。又、
符号17,19は両排気管13,15に蛇腹管1
1と共に溶接固定した金属管、例えばアルミニウ
ムメツキ鋼管又はステンレス管で成形した保護部
材17,19で、可撓性のある上記蛇腹管11の
外側に設けてこれを保護している。これら二つの
保護部材17,19は蛇腹管11の略中央部で相
互に遊嵌しており、保護部材17,19の熱膨張
による伸縮及び蛇腹管11の曲がり量を考慮して
両者の間には所要のスライド幅及びクリアランス
が確保されている。
又、上記蛇腹管11の内側には、前方の排気管
13に溶接固定された支持カラー21を介して金
属網製の管状のブレード23が設けられており、
これによつて上記蛇腹管11を内側から保護して
いる。尚、図示するように上記ブレード23の一
端は自由端として後方排気管15内に挿入され、
そして、その自由端側管端には保持カラー25が
装着されており、斯かる保持カラー25によつて
ブレード23の径を確保し、併せてその素材たる
金属網のほつれを防止している。その他、図中、
符号27は上記ブレード23の一端を締め付けて
これを支持カラー21に取付けるクランプ、又、
29は放熱性を良好にするために保護部材17,
19の下方に穿設された小孔である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、斯かる従来のフレキシブル形継手9
は、上述したようにブレード23の一端が自由端
構造となつているため、走行振動等によつてブレ
ード23の自由端側が揺動し、その結果、当該自
由端側に装着された保持カラー25が排気管15
の内壁と衝突して打音を発生させてしまう不具合
があつた。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、
ブレードの自由端側が後方の排気管や蛇腹管等と
衝突した際に発生する打音の低減を図つたフレキ
シブル形継手を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために、本考案は、金属
薄管を蛇腹状に成形した蛇腹管と、当該蛇腹管内
に設置される金属網製のブレードとを有し、当該
ブレードはその一端を上記蛇腹管の一端に固定さ
れ、他端を自由端として蛇腹管の他端付近に位置
するように構成した排気管のフレキシブル形継手
に於て、上記ブレードの自由端側管端を、その全
周に亘り溶着又はろう付けして硬化させたもので
ある。
〔考案の作用〕
本考案によれば、ブレードの自由端側管端が溶
着又はろう付けによつて硬化されているから、別
途保持カラーを設けずとも自由端側管端の径が確
保され、併せてその素材たる金属網のほつれが防
止されることとなる。然も、車両走行によつてブ
レードが揺動してその自由端側管端が排気管の内
壁や蛇腹管に衝突しても、保持カラーをブレード
に装着した場合に比し騒音レベルの低い打音が発
生する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。尚、考案部分を除く構成については第
5図に示す従来のものと同様の構成とされている
ため、ここではそれらについての説明は省略し、
専ら考案部分について説明する。又、上記従来例
と同一要素は同一符号を以つて表示する。
第1図に於て、符号31は上記ブレード23と
同一の金属網からなる管状のブレードで、その一
端は支持カラー21及びクランプ27を介して前
方の排気管13に連結され、そして、その他端側
は自由端として後方の排気管15内に挿入されて
おり、上記ブレード23と同様、蛇腹管11の保
護を図つている。而して、本実施例は、当該ブレ
ード31の自由端側管端を全周に亘り点溶接して
硬化させたことを特徴とする。
即ち、本実施例に係るフレキシブル形継手33
を製造するに当たり、予め周知の棒状の電極(図
示せず)をブレード31の外周側及び内周側から
押し付けて電流を流すことにより、金属網の一部
を溶かして第2図の如くブレード31の自由端側
管端を全周に亘り硬化させたもので、斯様に自由
端側管端を点溶接によつて硬化させることによ
り、自由端側管端の径を確保し、併せてその素材
たる金属網のほつれを防止している。図中、Pは
溶接部分を示す。
尚、上述したように、その他の構成は第5図に
示すフレキシブル形継手9と同一であり、又、そ
の組立ても従前と同一の工程によればよい。
本実施例はこのように構成されているから、第
5図に示す従来のフレキシブル形継手9と同様、
車両走行時に排気管13,15の一部に加わる捻
じれ方向や曲げ方向の応力を吸収すると共に、前
方の排気管13から送られた排気ガスを後方の排
気管15へ円滑に送ることとなる。更に、本実施
例によれば、ブレード31の自由端側管端が点溶
接によつて硬化されているから、上記フレキシブ
ル形継手9の如く別途保持カラーを設けずとも自
由端側管端の径が確保され、併せてその素材たる
金属網のほつれが防止されることとなる。然も、
車両走行によつてブレード31が揺動しその自由
端側管端が排気管15の内壁に衝突して打音が発
生しても、従前の保持カラー25に比し騒音レベ
ルの低い打音が発生する。
従つて、本実施例によれば、車両走行によりブ
レード31が揺動してその自由端側管端が排気管
15の内壁に衝突しても、保持カラー25をブレ
ード9の自由端側管端に装着させた従前のフレキ
シブル形継手9に比し打音レベルを低く抑えるこ
とが可能となつた。加えて、従来のフレキシブル
形継手9にあつては、走行振動等によつて保持カ
ラー25に亀裂が発生する不具合があつたが、本
実施例は保持カラーを廃止したので、斯かる不具
合が生ずることもない。
尚、第1図に示す実施例は、点溶接によつてブ
レード31の自由端側管端を硬化させたものであ
るが、第3図に示すように周知のシーム溶接によ
つてブレード31の自由端側管端を全周壁に亘つ
て溶接して硬化させてもよいし、その他の手段に
よつて自由端側管端の金属網を溶着させてもよ
い。更に、図示しないが、自由端側管端の金属網
内に溶融金属(ろう材)を流し込み、これを仲立
ちとして自由端側管端をろう付けして硬化させて
もよく、これらの構造によつても所期の目的を達
成することが可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、金属薄管を蛇腹
状に成形した蛇腹管と、当該蛇腹管内に設置され
る金属網製のブレードとを有し、当該ブレードは
その一端を上記蛇腹管の一端に固定され、他端を
自由端として蛇腹管の他端付近に位置するように
構成した排気管のフレキシブル形継手に於て、上
記ブレードの自由端側管端を、その全周に亘り溶
着又はろう付けして硬化させたから、別途保持カ
ラーを設けずともブレードの自由端側管端の径が
確保でき、併せてその素材たる金属網のほつれが
防止できることとなつた。
然も、車両走行によつてブレードの自由端側管
端が揺動して排気管の内壁や蛇腹管に衝突して
も、保持カラーをブレードに装着した従来のフレ
キシブル形継手に比し、発生する打音の騒音レベ
ルを低く抑えることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフレキシブル
形継手の一部切欠き断面図である。第2図は第1
図に示すブレードのX方向矢視図である。第3図
はブレードの他の変形例を示す要部側面図であ
る。第4図は従来の車両排気管の全体概観図であ
る。第5図は従来のフレキシブル形継手の断面図
である。 主要な部分の符号の説明、11……蛇腹管、1
3,15……排気管、31……ブレード、33…
…フレキシブル形継手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属薄管を蛇腹状に成形した蛇腹管と、当該
    蛇腹管内に設置される金属網製のブレードとを
    有し、当該ブレードはその一端を上記蛇腹管の
    一端に固定され、他端を自由端として蛇腹管の
    他端付近の位置するように構成した排気管のフ
    レキシブル形継手に於て、上記ブレードの自由
    端側管端を、その全周に亘り溶着又はろう付け
    して硬化させたことを特徴とするフレキシブル
    形継手。 (2) ブレードの自由端側管端は、点溶接されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のフレキシブル形継手。 (3) ブレードの自由端側管端は、シーム溶接され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のフレキシブル形継手。
JP19373487U 1987-12-21 1987-12-21 Expired - Lifetime JPH0543222Y2 (ja)

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JP5623265B2 (ja) * 2010-12-16 2014-11-12 トヨタ自動車株式会社 排気管の接続構造

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