JPH0338226Y2 - - Google Patents

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JPH0338226Y2
JPH0338226Y2 JP1985016408U JP1640885U JPH0338226Y2 JP H0338226 Y2 JPH0338226 Y2 JP H0338226Y2 JP 1985016408 U JP1985016408 U JP 1985016408U JP 1640885 U JP1640885 U JP 1640885U JP H0338226 Y2 JPH0338226 Y2 JP H0338226Y2
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trolley
striker
strikers
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center
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクレーン装置に係り、詳しくは、昇降
する吊りビームの芯振れ検出手段を具備したクレ
ーン装置に関するものである。これは、例えば圧
延工場やコイルヤードのコイルなどを移送するク
レーンの分野で利用される。
〔従来の技術〕
従来の吊りビームの芯振れ検出は、第4図に示
す検出装置1により行われている。これは、クレ
ーンの使用方法に基づいて、吊りビーム2の一方
向例えば左右方向の芯振れのみを検出するもので
ある。トロリー3のフレーム4上には一つないし
二つの検出装置1が設けられ、次のようにして芯
振れを検出する。
コイルなどの移送に先がけて、コイルを吊り下
げ中の吊りビーム2をトロリー3に一体化させる
と、その後の移送が安全になる。そのために、吊
りビーム2を上昇させると、その慣性のため前後
や左右方向に芯振れを起こす。大きい芯振れの状
態で、吊りビーム2がガーター内を上昇しトロリ
ー3に近ずくと、検出棒5は重錘6を突き上げロ
ープ7を弛める。そして、カウンターウエイト8
の取り付けられたレバー9が、想像線で示す位置
へ傾動し、図示しないリミツトスイツチをキツク
するので、検出装置1は作動して停止信号を出
し、吊りビームの上昇が自動的に停止され、吊り
ビーム2とフレーム4の衝突は防止される。
最近の自動化クレーンの移送作業は、主にコン
ピュータで制御されると共に、クレーン動作の迅
速化が要求される。例えば、吊りビームは、縦
行・横行の併合運動が行われたりして停止するの
で、前後や左右方向へまたはその合成方向に生じ
た吊りビーム2の芯振れを検出し、作業の安全を
図る必要がある。
上述のような多方向に発生する芯振れを検出す
るには、多数の検出装置を必要とするので、狭い
スペースにそれらを均等に配置することが困難と
なり、全ての方向の芯振れ検出が不可能となる問
題がある。また、移送中の運動に伴う重錘の振れ
があるので、検出機能が損なわれる問題がある。
それらに起因して、吊りビーム2とフレーム4の
衝突やひいてはロープの切断事故などの災害を起
こすおそれがあるなどの問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、トロリーの下面に、吊りビームから
上方へ突設されたピンに向けて拡がるコーンが設
けられ、吊りビームが大きく振れた場合には、そ
のコーンの変位で吊りビームの巻き上げを停止さ
せることができるようにした吊具の振れ止め装置
が、特開昭60−202082号公報に記載されている。
このような装置によれば、ピンがコーンを押し
上げたとき、一つ設けられたリミツトスイツチが
作動して、芯振れ状態にある吊りビームの吊り上
げを停止させることができる。
しかし、ピンがコーン下部外周のフランジに片
当たりすることなり、フランジが傾くと、ガイド
があるとはいえども、そのガイドとの間でごじれ
が起こり、コーンが一定の姿勢で上昇することが
難しくなる。したがつて、ピンがリミツトスイツ
チの存在しない側を突き上げた場合などでは、ス
トライカーがリミツトスイツチを作動させる前
に、コーンが動かなくなる。ピンが過剰な突き上
げ動作になつても、巻き上げが停止されないの
で、芯振れ状態にある吊りビームが過大に上昇
し、構成部品を破損させるなどの不具合が発生す
る。したがつて、その振れの検出動作が不確実に
なり、吊りビームの芯振れ検出精度も低下する問
題がある。
本考案は上述した問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、移送作業の迅速化と安全
性の向上を図ることができること、吊りビームの
芯振れ検出精度を高くすると共に、その検出動作
が確実になされ、吊りビームの芯振れ中の巻き上
げ動作中に構成部品を損傷させることのないよう
にできること、を実現したクレーン装置を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、縦行するガーダと横行するトロリー
を有し、そのトロリーに吊設されて昇降する吊り
ビームの振れ止め手段が設けられているクレーン
に適用される。
その特徴とするところは、図面を参照して、ト
ロリー13と吊りビーム14の一方に複数のキツ
カー20,20が配置され、他方に、その各キツ
カー20と対応する位置で、キツカー20により
変位する分割されてほぼ円錐台状配置となる複数
のストライカー21,21が設けられる。その各
ストライカー21のキツカー20と当接する先端
部21aは、トロリー13の中心方向へ傾斜した
姿勢とされる。そして、吊りビーム14が振れ止
め手段17の係合を阻害する芯振れ状態でトロリ
ー13に近接すると、キツカーが当接したいずれ
かのストライカー21の変位により吊りビーム1
3の巻上げ停止信号を出力するリミツトスイツチ
29が、ストライカー21ごとに設けられる。
〔実施例〕
以下に、本考案のクレーン装置を、その実施例
を示す図面に基づいて、詳細に説明する。
第1図a,bに示すように、クレーン装置10
では、建屋上方のレール11に沿つて縦行するガ
ーダ12が設けられ、その上部に横行自在にトロ
リー13が乗載される。そのトロリー13に吊設
された吊りビーム14は、その上面13aに設置
された複数の巻上げドラム15に引き込まれた
り、それから繰り出されるロープ16を介して昇
降することができる。
第1図cに示すように、吊りビーム14の上面
14aの各隅に四本(図示は一本)のポスト18
が固着されると共に、トロリー13の下面13b
の各隅にガイド19が設けられ、これらは、振れ
止め手段17を構成している。また、第2図a,
bに示すように、吊りビーム14の上面14aの
左側と右側に、例えば、各一本のキツカー20が
固着される。トロリー13の下面13bの左側と
右側に、例えば、三個のストライカー21,21
が装着され、ほぼ円錐台状に配置される。すなわ
ち、ストライカー21は取付台22の下面に装着
され、その取付台22は上述のガイド19の補強
用の部材23に固着される。
各ストライカー21A〜21C,21D〜21
F,21は各キツカー20A,20B,20の突
き上げにより変位することができる。
詳述すると、第3図に示すように、ストライカ
ー21は取り付け用の部材24の先端部に嵌入さ
れたピン軸25を介して、部材24に回動自在に
取り付けられる。また、復帰用のコイルバネ26
がピン軸25を包むようにして設けられ、バネ2
6の脚部のそれぞれは、部材24とストライカー
21に固定される。ストライカー21の中央部に
ロープ27の一端が固定され、その他端は部材2
8(第2図b参照)を介してトロリー13に固定
される。このロープ27は、ストライカー21の
復帰移動量を規制するためのものである。
さらに、ストライカー21のキツカー20と当
接する先端部21aは、トロリー13の中心方向
に傾斜して幅のある円形に形成されているので、
大小の芯振れの検出に都合のよい形状となつてい
る。また、各リミツトスイツチ29はトロリー1
3に固着され、ストライカー21の突出部材21
bは、そのレバー29aに当接される。なお、こ
の例では、六個のストライカー21が、トロリー
13の下面13bの左側や右側寄りに、それぞれ
半円を形成するように配置されているが、それぞ
れの側に一つの円を形成するように配置させても
よい。また、キツカー20をトロリー13に、ス
トライカー21を吊りビーム14にといつた逆配
置としてもよい。
このような構成によれば、次のようにしてトロ
リーの芯振れが検出され、クレーン装置は、その
移送作業を円滑に行うことができる。
第1図a,bに示すように、クレーン装置10
により移送されるコイル30を、吊上げ位置でト
ング31やフツク32を介して、吊りビーム14
に吊り下げる。そして、トロリー13と吊りビー
ム14を振れ止め手段17により一体化させるた
め、巻上げドラム15を回転させ、ロープ16を
引き込んで吊りビーム14を上昇させる。その
際、吊りビーム14は、それ自体の慣性とコイル
30とトング31などの慣性により、前後方向や
左右方向またはその合成された方向へ芯振れが生
じる。
なお、クレーン装置10に迅速な移送作業を行
わせるため、吊りビーム14を上昇させると共
に、それをガーダ12の縦行とトロリー13の横
行との併合運動によつて所望場所の上方へ移動さ
せる場合には、その芯振れがより一層大きくなり
傾向にある。
これらの多方向の芯振れは、次のようにして検
出され、その後に、トロリー13と吊りビーム1
4とを一体化させることができる。コイル30の
移送に使用されるクレーン装置10は、図示しな
いコンピュータからの指令により稼働される。し
たがつて、芯振れ状態の吊りビーム14は、プロ
グラムに記憶されたデータに基づく出力信号によ
り、自動的にトロリー13の近傍まで上昇され
る。
第2図a,bに示すように、矢印33方向の芯
振れが大きいと、ポスト18がガイド19(第1
図c参照)へ挿入される前に、キツカー20Aは
ストライカー21Bをキツクする。第3図に示す
ように、ストライカー21は、ピン軸25を回動
中心としてコイルバネ26の弾発力に抗して矢印
34方向へ回動する。そして、ストライカー21
の突出部材21bに当接しているレバー29aは
突出部材21bと共に回動され、リミツトスイツ
チ29が作動し、その作動に基づく信号がコンピ
ュータへ入力される。
コンピュータは巻上げドラム15のモータを停
止させ、自動的に制動が掛けられ、停止位置が保
持される。なお、この停止位置で吊りビーム14
も止まり、その静止状態が維持される間に芯振れ
が解消される。その時点で、ストライカー21B
は、コイルバネ26の弾発力ロープ27の規制に
より、検出位置へ復帰する。そして、リミツトス
イツチ29が作動前の状態に戻つた後、作業者が
リセツトのボタンを押すと、吊りビーム14は上
昇して振れ止め手段17は係合する。所望場所へ
移送されると、吊りビーム14は自動的に下降
し、コイル30はコイル受け台に降ろされる。
なお、芯振れ方向によつてはキツカー20が同
時に二つのストライカー21A,21Bをキツク
する場合もあるが、それぞれは上述した作動を行
い停止信号を発するので、それらはその方向の芯
振れを支障なく検出することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上詳細に説明したように、吊りビー
ムにキツカーを設けると共に、トロリーにほほ円
錐台状配置となる複数のストライカーを設けたの
で、吊りビームが振れ止め手段の係合を阻害する
ような芯振れを起こして、前後方向や左右方向さ
らにはその合成された方向へのずれが生じても、
それを検出して、その吊りビームをトロリー下方
で自動的に停止させ、クレーン装置の移送作業の
安全を図ることができる。その際に、キツカーが
分割されたいずれかのストライカーに当たり、キ
ツカーによる突き上げ位置が甚だしく偏位してい
ても、キツクされたトライカーに対応するリミツ
トスイツチによつて、確実に芯振れが検出され
る。これによつて芯振れの検出精度も向上され
る。加えて、トロリーの縦行移動や横行移動を同
時に行わせることができるので、その移送作業の
迅速化が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案のクレーン装置の本体の正面
図、第1図bは第1図aの−線矢視図、第1
図cは振れ止め手段の拡大図、第2図aは第1図
aの−線矢視図、第2図bは第2図aの−
線矢視図、第3図はストライカーとキツカーの
拡大図、第4図は従来の芯振れ検出装置の概略図
である。 10…クレーン装置、12…ガーダ、13…ト
ロリー、14…吊りビーム、17…振れ止め手
段、20,20A,20B…キツカー、21,2
1A〜21F…ストライカー、29…リミツトス
イツチ、21a…先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 縦行するガーダと横行するトロリーを有し、そ
    のトロリーに吊設されて昇降する吊りビームの振
    れ止め手段が設けられているクレーンにおいて、 前記トロリーと吊りビームの一方に複数のキツ
    カーが設置され、他方に、その各キツカーと対応
    する位置で、キツカーにより変位する分割されて
    ほぼ円錐台状配置となる複数のストライカーが設
    けられ、 上記各ストライカーのキツカーと当接する先端
    部は、前記トロリーの中心方向へ傾斜され、 前記吊りビームが前記振れ止め手段の係合を阻
    害する芯振れ状態でトロリーに近接すると、キツ
    カーが当接したいずれかのストライカーの変位に
    より前記吊りビームの巻上げ停止信号を出力する
    リミツトスイツチが、上記ストライカーごとに設
    けられていることを特徴とするクレーン装置。
JP1985016408U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPH0338226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985016408U JPH0338226Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985016408U JPH0338226Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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Publication Number Publication Date
JPS61132388U JPS61132388U (ja) 1986-08-18
JPH0338226Y2 true JPH0338226Y2 (ja) 1991-08-13

Family

ID=30503151

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985016408U Expired JPH0338226Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60202082A (ja) * 1984-03-28 1985-10-12 株式会社日立製作所 吊具の振れ止め装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60202082A (ja) * 1984-03-28 1985-10-12 株式会社日立製作所 吊具の振れ止め装置

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JPS61132388U (ja) 1986-08-18

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