JPH0714312Y2 - 鋼管用吊具 - Google Patents

鋼管用吊具

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JPH0714312Y2
JPH0714312Y2 JP10645790U JP10645790U JPH0714312Y2 JP H0714312 Y2 JPH0714312 Y2 JP H0714312Y2 JP 10645790 U JP10645790 U JP 10645790U JP 10645790 U JP10645790 U JP 10645790U JP H0714312 Y2 JPH0714312 Y2 JP H0714312Y2
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JP
Japan
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steel pipe
hook
centering
suspender
hook member
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JP10645790U
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JPH0466194U (ja
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俊次 瓜生
秀秋 加地
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は、比較的大口径の鋼管の荷役作業に用いられる
鋼管用吊具に関し、特に、鋼管に対する求心機構を備え
たフックを有する鋼管用吊具に関するものである。
<従来の技術> 製鉄所などにて野積みされた鋼管をトレーラなどに積載
する際には、ワイヤロープによってクレーンから吊下げ
られた鋼管用吊具にて鋼管の両端を引っ掛け、これを吊
下げたうえで搬送することが一般に行なわれている。
このような荷役作業に用いられる鋼管用吊具としては、
鋼管の各端部と係合してこれを吊下げ得るように、吊具
本体の長手方向外側端部に各々取付けられた一対のフッ
ク部材と、フック部材の内側位置にて鋼管の外周面に着
座してフック部材の鋼管に対する求心(センタリング)
を行なうための一対のセンタリング部材とを有するもの
が知られている(実開昭58−173684号公報など参照)。
<考案が解決しようとする課題> これによると、一対のセンタリング部材の各々に設けら
れた複数のローラをフック部材の内側位置にて鋼管の外
周面に着座させることにより、ワイヤロープによってク
レーンから吊下げられた比較的大重量の吊具全体を鋼管
の位置に応じて水平移動させねばならない。この吊具を
水平移動させる力は、専ら鋼管の外周面に倣ってローラ
が転動する力に依存するため、鋼管に対する吊具の水平
方向位置合せに限界がある。また、鋼管の端部にフック
を係合させる際に、ローラに比較的大きな横方向荷重が
作用する虞れがあり、これの耐久性についても問題が生
ずる。加えて、上記形式の鋼管用吊具をもって複数本の
鋼管を同時に取扱おうとする場合には、その複数本の鋼
管を前もって互いに平行に置いておかないと、各鋼管に
対するフック部材の位置決めが行なわれないといった不
都合がある。
本考案は、このような従来の鋼管用吊具の不具合を改善
すべく案出されたものであり、鋼管に対するフック部材
のセンタリングを行なう際に、吊具全体を水平方向にず
らす必要がなく、また複数本の鋼管が互いに平行に置か
れていなくても、これら複数本の鋼管の吊上げを適切に
行ない得るように改良された鋼管用吊具を提供すること
を目的としている。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、クレーンにより吊
下げられた吊具本体の両端部に設けられる一対のフック
部材および一対のセンタリング部材を、吊具本体の長手
方向に沿って延設された枢軸により、互いに一体的に傾
動可能なように支持するように構成された鋼管用吊具を
提供することによって達成される。
<作用> このような構成によれば、フック部材とセンタリング部
材とは、吊具本体に対して互いに一体的に傾動可能なよ
うに枢軸に支持される。従って、鋼管の各端部の外周面
に対してセンタリング部材が着座した時点でこれが枢軸
を中心として吊具本体の長手方向に対して側方へ傾動す
ると、これに伴い枢軸を中心としてフック部材が同様に
傾動し、これによって鋼管に対するフック部材のセンタ
リングが行なわれる。
<実施例> 以下に添付の図面に示された具体的な実施例を参照して
本考案の構成について詳細に説明する。
第1図および第2図は、本考案に基づき構成された鋼管
用吊具を備えたクレーン用吊下ビームの一実施例を示し
ている。図において、メインビーム1は、図示されてい
ない走行クレーンからワイヤロープ2によって水平に吊
下げられている。
メインビーム1の各端には、管長方向に移動可能な伸縮
ビーム3が取付けられている。これら伸縮ビーム3の下
面には、伸縮ビーム3と平行に延在する複数の(本実施
例においては3組)ガイドビーム4が、ピッチ開閉ビー
ム5を介して管径方向へ移動可能なように取付けられて
いる。そしてガイドビーム4の各外端部には、吊具6が
取付けられている。
従って、本実施例によれば、3本の鋼管Pを同時に吊下
げることができる。
吊具6は、第3図および第4図に良く示すように、ガイ
ドビーム4に対して管長方向に移動可能に支持されたフ
ックビーム7と、フックビーム7の下面に複数個の軸受
けブラケット8によって支持された枢軸9と、枢軸9に
支持されたフック部材10およびセンタリングローラ11と
からなっている。
枢軸9は、フックビーム7の長手方向、即ち管長方向に
自身の中心軸線回りに回動可能なように延設されてお
り、この枢軸9の外端に、キー12をもって回り止めされ
たうえでフック部材10が固定されている。
フック部材10は、鈎形をなしており、鋼管Pの端部から
これの内側にその水平部10aを進入させ、鋼管Pの端部
を引っ掛け式に吊下げ支持するようになっている。また
フック部材10の垂直部10bには、平行リンク13を介して
管端検出バー14が取付けられていると共に、近接スイッ
チ15が取付けられている。
管端検出バー14は、フックビーム7の管長方向移動に伴
なってフック部材10が同方向へ移動すると、鋼管Pの端
部に当接してフック部材10の垂直部10bに対して第3図
で見て右方へと変位するようになっている。これによ
り、平行リンク13の一方のリンク片に設けられた検出片
16が近接スイッチ15に接近し、これに磁気信号を発生さ
せる。この近接スイッチ15の発する信号により、鋼管P
の端部からこれの内側にフック部材10の水平部10aが充
分に進入したことの検出が行なわれる。
枢軸9には、ノックピン17をもって回り止めされたうえ
で懸垂支持部材18が固定されている。この懸垂支持部材
18は、枢軸9の中心軸線回りに、第4図で見て左右の上
面に設けられたストッパゴム19がフックビーム7の下面
に当接するまでの範囲内で枢軸9と一体的に揺動し得る
ようになっている。
懸垂支持部材18には、ローラ支持部材20が係合してい
る。このローラ支持部材20は、懸垂支持部材18に形成さ
れたガイド部21に係合して枢軸9の軸線方向および上下
方向にのみ、別途ストッパ手段により規定された所定範
囲を変位可能であると共に、その軸線を上下方向に向け
て両支持部材18・20間に縮設された圧縮コイルばね22に
より、常時下向きに弾発付勢されている。これにより、
ローラ支持部材20は、懸垂支持部材18に対して第4図で
見て左右方向への変位を規定されたうえで浮動的に支持
されることとなっている。
ローラ支持部材20には、第4図に示されているように、
フック部材10の配置垂線Fを中心とする対称位置に、硬
質ゴム材からなり半球状をなすセンタリングローラ11
が、回転可能に取付けられている。そしてこれらセンタ
リングローラ11を枢軸9の軸線方向について挟むローラ
支持部材20の両端下面には、ダンパパッド23が固定され
ている。このダンパパッド23は、例えばフック部材10を
鋼管Pから外す際に、フック部材10間を管長よりも大き
く広げ過ぎたような時に管端に接触するようになってお
り、鋼管Pとローラ支持部材20との直接接触を回避し、
鋼管P並びに吊具6に損傷が及ぶことのないようにする
ためのものである。
フックビーム7の内端には、鋼管高さ検出ロッド24が回
動可能に設けられている(第1図)。この鋼管高さ検出
ロッド24は、鋼管Pの外周面にその先端が当接すると上
向きに回動し、この回動変位によって別途リミットスイ
ッチなどを作動させ、鋼管Pの有無並びに鋼管Pと吊具
6との間の高さ方向相対位置の検出を行なうようになっ
ている。
次に本考案装置の作動要領について説明する。
上記構成によれば、第5図(A)に示されているよう
に、吊下げるべき鋼管Pの中心からフック部材10の配置
垂線Fが一側方に偏倚した状態で吊具6を降下させる
と、第5図(B)に示されているように、鋼管Pの外周
面に対するセンタリングローラ11の着座に応じて懸垂支
持部材18が枢軸9を中心として傾動し、フック部材10の
配置垂線Fの両側のセンタリングローラ11が、共に鋼管
Pの外周面に着座するようになる。ここで懸垂支持部材
18と枢軸9とは、ノックピン17を介して互いに回り止め
されているので、懸垂支持部材18の傾動に伴い枢軸9が
回動する。すると、枢軸9にキー結合したフック部材10
が傾動し、これの配置垂線Fが鋼管Pの中心へ向くよう
になる。これにより、鋼管Pに対するフック部材10のセ
ンタリングが行なわれる。
この状態にてガイドビーム4に対してフックビーム7を
第1図で見て内向きに移動することにより、鋼管Pの端
部からこれの内側へとフック部材10が進入し、鋼管Pの
端部を引掛け式に吊下げ支持することができるようにな
っている。
この状態にて鋼管用吊具6を上昇させてフック部材10に
より吊下げられた鋼管Pが載置面から浮き上がると、フ
ック部材10・センタリングローラ11およびローラ支持部
材20・懸垂支持部材18が、重力によって元の垂下状態に
自動的に戻り、その配置垂線Fが鉛直線に沿った垂下状
態にて、フック部材10が鋼管Pの吊下げ支持を行なうよ
うになる。
なお、センタリングローラ11が鋼管Pの外周面に着座す
る際に、吊具6の降下が過剰に行なわれた場合には、圧
縮コイルばね22が撓んでローラ支持部材20が懸垂支持部
材18に近付くようになり、これによって鋼管用吊具6全
体の荷重が鋼管Pに作用することが回避される。
また、センタリングローラ11が球状をなしていることか
ら、種々の管径の鋼管にも適合して同様の効果を発揮す
ることができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案の鋼管用吊具に
よれば、鋼管に対する吊具の水平方向位置合せが不十分
であっても、鋼管の径方向に対をなす複数のセンタリン
グローラが鋼管の外周面に着座した時点でこれが枢軸を
中心として吊具本体に対して側方へと傾動し、これに伴
いフック部材が枢軸を中心として同様に傾動する。これ
により、鋼管に対するフック部材のセンタリングが自動
的に行なわれるので、鋼管に対して吊具全体を水平方向
にずらす必要がなくなる。また、複数本の鋼管を同時に
吊上げる場合にも、その複数本の鋼管が互いに平行に置
かれていなくても、各センタリング装置が独立して傾動
し得るので、複数本の鋼管の吊上げを適切に行なうこと
が可能となる。これらのことから、フッキング作業にさ
ほどの熟練度を要することなく、しかも高能率をもって
鋼管の荷役作業を行なうことが可能となる。しかも、こ
のセンタリング時に鋼管の外周面に沿って移動するのは
枢軸に支持された部材のみなので、センタリングローラ
に作用する負荷が極めて小さくて済み、同部分の耐久性
の点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案が適用されたクレーン用吊下ビームの
一実施例を示す正面図であり、第2図は、その側面図で
あり、第3図は、本考案装置の一実施例を示す正面図で
あり、第4図は、部分的に切除して示すその側面図であ
り、第5図(A)(B)は、本考案装置の作用を示す説
明図である。 1…メインビーム、2…ワイヤロープ、3…伸縮ビー
ム、4…ガイドビーム、5…ピッチ開閉ビーム、6…吊
具、7…フックビーム、8…軸受けブラケット、9…枢
軸、10…フック部材、11…センタリングローラ、12…キ
ー、13…平行リンク、14…管端検出バー、15…近接スイ
ッチ、16…検出片、17…ノックピン、18…懸垂支持部
材、19…ストッパゴム、20…ローラ支持部材、21…ガイ
ド部、22…圧縮コイルばね、23…ダンパパッド、24…高
さ検出ロッド、P…鋼管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンにより吊下げられた吊具本体と、
    吊具本体の長手方向に沿って移動可能であり、かつ鋼管
    の各端部に係合可能なように吊具本体に設けられた一対
    のフック部材と、フック部材の内側位置にて鋼管の外周
    面に着座可能なように吊具本体に設けられた一対のセン
    タリング部材とを有する鋼管用吊具であって、 前記吊具本体の長手方向に沿って吊具本体に枢軸が延設
    されると共に、 前記フック部材およびセンタリング部材が、前記枢軸に
    支持されて互いに一体的に傾動可能なようにされている
    ことを特徴とする鋼管用吊具。
JP10645790U 1990-10-10 1990-10-10 鋼管用吊具 Expired - Lifetime JPH0714312Y2 (ja)

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JP10645790U JPH0714312Y2 (ja) 1990-10-10 1990-10-10 鋼管用吊具

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JP10645790U JPH0714312Y2 (ja) 1990-10-10 1990-10-10 鋼管用吊具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0466194U JPH0466194U (ja) 1992-06-10
JPH0714312Y2 true JPH0714312Y2 (ja) 1995-04-05

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