JPH0338215Y2 - - Google Patents

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JPH0338215Y2
JPH0338215Y2 JP1987160410U JP16041087U JPH0338215Y2 JP H0338215 Y2 JPH0338215 Y2 JP H0338215Y2 JP 1987160410 U JP1987160410 U JP 1987160410U JP 16041087 U JP16041087 U JP 16041087U JP H0338215 Y2 JPH0338215 Y2 JP H0338215Y2
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side support
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コイル状に巻かれた電線の束を収
納し、電線を引き出すための電線ドラムに関し、
詳しくは各種電線の内径及び厚みの相違に対応で
きる機構を備えた電線ドラムに関する。
(従来の技術) 出願人は先の出願(実開昭63−192369号)にお
いて、各種電線の束の内径及び厚みの相違に対応
できる機構を備えた電線ドラムを提案している。
すなわち、この電線ドラム1は、第7図に示す
ように、円筒形状で外表面にネジ部3を設けた中
心回転軸2と、この中心回転軸2に固着した側面
基板4と、内面にネジ螺合部6を有し中心回転軸
2に螺合する調節ツマミ5と、円弧状で中心回転
軸2に中心に内外に摺動する複数の内周面板7
と、一端を調節ツマミ5に枢着し他端を内周面板
7に枢着した摺動杆8と、側面基板4と調節ツマ
ミ5との間に介在する支持バネ9と、内周面板7
を挿通する挿通孔11を有し挿通孔11と内周面
板7との隙間を埋める弾性シート12を貼着した
側面支持板13と、中心回転軸2に挿通する挿通
孔14を有し前記側面支持板13に固着した支持
ピン15によつて支持し支持ピン15に嵌装した
バネ16を介して側面支持板13を押圧するため
の押え枠17とを有する電線ドラムであつて、前
記中心回転軸2に螺合し押え枠17を側面基板4
に向けて押圧する押えツマミ18とを備えたもの
である。
この電線ドラム1にあつては、電線の束の厚み
に対応させる、つまり電線の束の幅方向の緩みの
調整を行なう場合、押えツマミ18を回転させる
ことによつて、押え枠17を側面基板4側へと移
動させ、支持ピン15、バネ16を介して側面支
持板13で電線の束を押圧するようになつてい
る。
一方、電線の束の内径に対応させる、つまり電
線の束の巻き方向の緩みの調整を行なう場合に
は、調節ツマミ5を回転させることにより、中心
回転軸2を中心に内外に内周面板7を摺動させ、
内周面板7により内側より電線の束を引き締めて
電線の緩みの調整を行うようになつている。
また、電線の束を取り換えたりする場合には、
押えツマミ18を回転させることにより、同押え
ツマミ18と共にこれに連結された支持ピン1
5、バネ16及び側面支持板13を取り外すと共
に、調節ツマミ5を回転させることにより、中心
回転軸2を中心に内周面板7を内側方向へ摺動さ
せて行うようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この電線ドラムにあつては、電
線の束の厚みや内径に対応させる場合、押えツマ
ミと調節ツマミの2つの摘み操作を行なう必要が
あり、また、調節ツマミは押え枠の内側に位置し
ていることから、その摘み操作は該電線ドラムの
内側に手を差し入れて行わなければならない、と
いつた操作上の煩雑さがあつた。
また、電線の束を取り換える場合には、押えツ
マミ18を回転させて取り外すと共に、調節ツマ
ミ5を回転させて、内周面板7を内側方向へ摺動
させるという2つの操作を行う必要があつた。
本考案は、このような事情から、本出願人が先
に提案している電線ドラムに改良を加えたもので
あり、電線の束の内径及び厚みに対応させる場合
の操作の簡略化を計ると共に、簡単にしかもスピ
ーデイーに電線の束の交換作業を行うことができ
る電線ドラムを提供するとこを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、第1図、
第2図、第3図及び第4図に示すように、「円筒
形状で外表面にネジ部23を設けた中心回転軸2
2と、この中心回転軸22に固着した側面基板2
4と、内面にネジ螺合部26を有し中心回転軸2
2に螺合する調節アーム25と、円弧状で中心回
転軸22を中心に内外に摺動する複数の内周面板
27と、一端を調節アーム25に枢着し他端を内
周面板27に枢着した摺動杆28と、側面基板2
4と調節アーム25との間に介在する支持バネ2
9と、内周面板27を挿通する挿通孔31を有し
挿通孔31と内周面板27との隙間を埋める弾性
シート32を貼着した側面支持板33と、中心回
転軸22に挿通する挿通孔34を有し前記側面支
持板33に固着した支持ピン35によつて支持し
支持ピン35に嵌装したバネ36を介して側面支
持板33を押圧するための押え枠37とを有する
電線ドラム21において、前記押え枠37の挿通
孔34内に嵌装し中心回転軸22を挿通する内孔
径を有するとともに外表面にはネジ部51を有し
ネジ部51には押え枠37を押圧するナツト38
を螺合しかつ側面支持板33側の一端には調節ア
ーム25に係止する被係止体を設け他端には把持
部40を設けた操作筒体41を備えたことを特徴
とする電線ドラム21」をその要旨とした。
尚、調節アーム25は上部がH字形状に係止体
39からなり、操作筒体41の被係止体45は階
段状の突片からなるよう構成してもよい。
(作用) 本考案の電線ドラムにあつては、操作筒体41
の一端に設けた把持部40を回転させることによ
り、操作筒体41の他端に設けた被係止体45が
回転し、これに伴い被係止部45が係止する係止
体39が回転して内周面板27の形を大きくした
り小さくしたりできるようになつている。ととも
に操作筒体41の一端に設けた把持部40を回転
させることにより、操作筒体41のネジ部51に
螺合されたナツト38が前記押え枠37を押圧す
るようになつている。
(実施例) 以下、本考案の電線ドラムを図面に示した一実
施例に従つて詳細に説明する。
第1図は、電線の束を装着した電線ドラムを支
持枠に取り付けた状態を示す斜視図であり、第2
図は、本考案の電線ドラムの組立斜視図、第3図
は本考案の電線ドラムの断面図、第4図は同じく
電線ドラムの内周面板を大きくした状態を示す断
面図である。
本考案の電線ドラムは、第1図、第2図、第3
図及び第4図に示すように、中心回転軸22を中
心としてこれに設けた側面基板24、調節アーム
25、内周面板27、摺動杆28、支持バネ2
9、戻しバネ42といつた構成(以下構成とい
う)と、操作筒体41を中心としてこれに設けた
側面支持板33、押え枠37といつた構成(以下
構成という)とを備えており、本考案の電線ド
ラム21は、構成と構成との間に電線Xを介
在させた状態で該電線ドラム21を支持する支持
枠50に回転可能に取り付けられるようになつて
いる。
まず、構成について説明すると、第1図、第
2図、第3図及び第4図に示すように、電線ドラ
ム21において、中心回転軸22は、外表面にネ
ジ部23が形成された円筒形状の筒体であり、こ
の中心回転軸22の一端には円形プレート43が
固着され、この円形プレート43に側面基板24
が外側よりネジ止めされている。一方、中心回転
軸22の他端には上部がH字形状の係止体39か
らなり、基部が前記中心回転軸22に螺合する螺
合リング44から調節アーム25が取り付けられ
ている。なお、係止体39としては、上述したも
のに限らず、後述する操作筒体41の被係止体4
5が係止できるような形状であるならば何でもよ
い。この調節アーム25の内側には中心回転軸2
2が貫通する孔が形成された取付板46が配され
ており、調節アーム25の外側の基部には調節ア
ーム25と後述する操作筒体41との間に介在す
る戻しバネ42が配されている。前記取付板46
の対向する二辺には2つの摺動杆28の一端が重
ね合わせ状態で枢着されている。摺動杆28の他
端には円弧状で中心回転軸22を中心に内外に摺
動する複数の内周面板27に枢着されている。内
周面板27は半円形の2つの底板47,47とこ
れらの底板47,47と一体に形成された円弧形
の側板48,48とからなり、本実施例におい
て、内周面板27は互いに対向状に設けたとき、
円が形成できるよいうにした底板47と、これら
の底板47に夫々形成した第1の側板48aと第
1の側板48aにネジピンで開閉自在に枢着した
第2の側板48bとから構成されており、第1の
側板48aと第2の側板48bとによつて中心回
転軸22を中心とした円が形成されるようになつ
ている。これら第1の側板48a及び第2の側板
48bに電線Xが巻回されるのである。前記摺動
杆28の他端はこの内周面板27の第1の側板4
8aに枢着されている。そして、第3図及び第4
図に示すように、中心回転軸22に螺合する調節
アーム25が回転して側面基板42に近ずく従つ
て、調節アーム25の内側に配された取付板46
が同じく側面基板24に近ずくようになる。これ
に伴い取付板46に枢着された摺動杆28が開動
して摺動杆28の他端が枢着された内周面板27
が外方へと摺動し、内周面板27の第1の側板4
8a及び第2の側板48bにより形成される円の
径が大きくなるのである。このため、内周面板2
7に嵌着した電線Xを内側より引き締めて電線X
のゆるみを修正できるようになつている。又、取
付板46と側面基板24との間、つまり、取付板
46と中心回転軸22の円形プレート43間には
支持バネ29が介在されており、この支持バネ2
9によつて取付板46が内側より押圧され支持さ
れている。なお、内周面板27に径を小さくする
場合には、上述した操作の逆の操作を行えばよ
い。
以上述べた構成に電線Xを介在させて構成
が取り付けられるのである。
次に、構成について説明すると、第1図、第
2図、第3図及び第4図に示すように、電線ドラ
ム21において、側面支持板33は前記側面基板
24とほぼ同一形状の円盤型であり、前記内周面
板27に挿通されて側面基板24と対向状に配さ
れるようになつている。つまり、この側面支持板
33には内周面板27を挿通する挿通孔31が形
成されており、この挿通孔31に電線Xを巻回し
た内周面板27の先端部分が挿通され、側面基板
24と側面支持板33との間に電線Xが収まるよ
うになつている。挿通孔31は内周面板27の径
が最大になつたときの径よりも僅かに大きく形成
されており、この挿通孔31と内周面板27との
隙間を埋めるように弾性シート32が側面支持板
33の挿通孔31にはみ出るように取り付けてあ
る。弾性シート32は側面支持板33の裏面全面
に貼着されており、挿通孔31にははみ出た部分
内周面板27の径が最小のとき内周面板27の側
板に湾曲して掛かる程度の幅を有している。この
側面支持板33の対向する2箇所にはバネ36を
嵌装した支持ピン35が固着されており、この支
持ピン35によつて押え枠37が支持されてい
る。押え枠37は側面支持板33の径と同じ長さ
の長板であつて、両端に前記支持ピン35を収納
する穴(図示しない)と中央に前記中心回転軸2
2に挿通する挿通孔34とを有し、支持ピン35
に嵌装したバネ36を介して側面支持板33を押
圧するようになつている。押え枠37の挿通孔3
4内には操作筒体41が嵌装するようになつてい
る。操作筒体41は、前記中心回転軸22を挿通
する内孔径を有すると共に、外表面にはネジ部5
1を有している。又、操作筒体41は、第2図に
示すように、側面支持板33側の一端に階段状の
突片からなり、前記調節アーム25のH字形状の
係止体39からなる上部に係合する被係止体45
を設けている。なお、被係止体45としては、調
節アーム25のH字形状の係止体39からなる上
部に係止できる形状のものならば、棒状、巴状等
どんな形状のものであつてもよい。一方、他端に
は把持部40が設けられている。把持部40は、
第1図及び第2図に示すように、操作筒体41の
外周に対向して設けた一対のレバーであり、この
他、把持部40としては、第5図及び第6図に示
すように、操作筒体41の外周に設けた1本のレ
バーや円板状のプレートに指を差し入れる切欠を
設けたものを好ましい例として挙げることができ
る。又、操作筒体41のネジ部51にはナツト3
8が螺合されて前記押え枠37が押圧されるよう
になつている。そして、操作筒体41の一端に設
けた把持部40を回転させることにより、操作筒
体41の他端に設けた被係止体45が回転し、こ
れに伴い被係止体45が係止する調節アーム25
の係止体39が回転して内周面板27の形を大き
くしたり小さくしたりできるようになつている。
次に、本考案における電線ドラム21を使用す
る場合について説明する。
電線ドラム21の側面支持板33を取り外し、
電線Xの束を内周面板27に通し、取り外した側
面支持板33を取り付ける。次いで、把持部40
を側面支持板33側に押圧しつつ回動させて操作
筒体41の被係止体45を側面支持板33側の調
節アーム25の係止体39に係止させる。次に、
操作筒体41の把持部40を回転させて調節アー
ム25を動かし、この調節アーム25の移動にリ
ンクしたドラムの内周面板27を拡開させ、電線
Xの束の内径に対応させる。次いで、取り外した
側面支持板33で電線Xの束を押え、電線Xの厚
みに対応できる。そして、使用するに従つて電線
Xの束の内径にゆるみが生じたら、側面支持板3
3に取り付けた把持部40を回転させることによ
り調節することができる。又、電線Xの束を使い
きつたら、ドラムの内周面板27を拡開させるの
逆の方向に把持部40を回転させることでドラム
の内周面板27を最小の内径状態となるように戻
し、次の電線Xの束の収納、引出しの使用に供す
る。このときドラムの内周面板27は最小の内径
状態となつているので、次の電線Xの束の装着が
簡単にできる。更に、電線Xの束を途中で別の電
線Xの束と交換したい場合には、把持部40を回
転させることによりドラムの内周面板27を小さ
くして、側面支持板33を取り電線Xの束の取り
外しを行い、別の電線Xの束の取り外しを行い、
別の電線Xの束を内周面板27に通し取り外した
側面支持板33を取り付けるのである。
(考案の効果) 上記構成を備えたことにより、本考案の電線ド
ラムにあつては、操作筒体41の一端に設けた把
持部40を回転させることにより、操作筒体41
の他端に設けた被係止体45が回転し、これに伴
い被係止部45が係止する係止体39が回転して
内周面板27の形を大きくしたり小さくしたりで
きるようになつている。とともに操作筒体41の
一端に設けた把持部40を回転させることによ
り、操作筒体41のネジ部51に螺合されたナツ
ト38が前記押え枠37を押圧するようになつて
いる。このため、電線の束の内径及び厚みに対応
させるための操作は把持部40を回転させるだけ
であり、電線の束の内径及び厚みに対応させるた
めの操作を大幅に簡略化することができる。
また、本考案の電線ドラムにあつては、操作筒
体41の一端に設けた把持部40を回転させるこ
とにより、側面支持板33、押え枠37等を取り
外すことができると共に、内周面板28の径を小
さくすることができることから、簡単にしかもス
ピーデイーに電線の束の交換作業を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電線の束を嵌装した電線ドラムを支持
枠に取り付けた状態を示す斜視図、第2図は本考
案の電線ドラムの組み立て斜視図、第3図は本考
案の電線ドラムの断面図、第4図は同じく電線ド
ラムの内周面板を大きくした状態を示す断面図、
第5図は本考案の電線ドラムの把持部の別の例を
示した平面図、第6図は本考案の電線ドラムの把
持部の更に別の例を示した平面図、第7図は従来
の電線ドラムを示した断面図である。 符号の説明、22…中心回転軸、24…側面基
板、25…調節アーム、27…内周面板、33…
側面支持体、37…押え枠、41…操作筒体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒形状で外表面にネジ部23を設けた中心
    回転軸22と、この中心回転軸22に固着した
    側面基板24と、内面にネジ螺合部26を有し
    中心回転軸22に螺合する調節アーム25と、
    円弧状で中心回転軸22を中心に内外に摺動す
    る複数の内周面板27と、一端を調節アーム2
    5に枢着し他端を内周面板27に枢着した摺動
    杆28と、側面基板24と調節アーム25との
    間に介在する支持バネ29と、内周面板27を
    挿通する挿通孔31を有し挿通孔31と内周面
    板27との隙間を埋める弾性シート32を貼着
    した側面支持板33と、中心回転軸22に挿通
    する挿通孔34を有し前記側面支持板33に固
    着した支持ピン35によつて支持し支持ピン3
    5に嵌装したバネ36を介して側面支持板33
    を押圧するための押え枠37とを有する電線ド
    ラム21において、 前記押え枠37の挿通孔34内に嵌装し中心
    回転軸22を挿通する内孔径を有するとともに
    外表面にはネジ部51を有しネジ部51には押
    え枠37を押圧するナツト38を螺合しかつ側
    面支持板33側の一端には調節アーム25に係
    止する被係止体を設け他端には把持部40を設
    けた操作筒体41を備えたことを特徴とする電
    線ドラム。 2 前記調節アーム25は上部がH字形状に係止
    体39からなり、操作筒体41の被係止体45
    は階段状の突片からなることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の電線ドラム。
JP1987160410U 1987-10-19 1987-10-19 Expired JPH0338215Y2 (ja)

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JP1987160410U JPH0338215Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19

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JPH0165272U JPH0165272U (ja) 1989-04-26
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237812U (ja) * 1975-09-10 1977-03-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237812U (ja) * 1975-09-10 1977-03-17

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