JPS6264548A - 印刷機の版クランプ装置 - Google Patents

印刷機の版クランプ装置

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JPS6264548A
JPS6264548A JP20340685A JP20340685A JPS6264548A JP S6264548 A JPS6264548 A JP S6264548A JP 20340685 A JP20340685 A JP 20340685A JP 20340685 A JP20340685 A JP 20340685A JP S6264548 A JPS6264548 A JP S6264548A
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clamp
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sliding
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Kimio Karakida
柄木田 公男
Masayuki Iwamoto
岩本 正之
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Shinohara Tekkosho KK
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Shinohara Tekkosho KK
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷機に関し、特に、版胴の割線方向に滑動
可能なクランプベースと、このクランプベースに対して
起伏可能に結合されたクランププレートとが版胴溝に設
けられ、このクランププレートを起伏させることによっ
て版端を咬持し、また、クランプベースを滑動させるこ
とによって版の引張を行なう形式の版クランプ装置に関
する。
〔従来の技術〕
オフセット印刷にあっては、画線部及び非画線部の各々
に応じて化学処理の施されたアルミニウム等の可撓性金
属板すなわち版が版胴の外周に取シ付けられ、インキ及
び湿し水がこの版に給配されてブランケット胴に転写さ
れ、更に、このブランケット胴と圧胴との間に給送され
る用紙に加圧して印刷がなされる。従って、版は、版パ
ンチシステム等によって指定される所定の位置に、局部
的な歪を生じることなく、シかも、適正な張力状態で版
胴の等内部分に密着して取シ付けられなければならない
。そこで、版を版胴に取り付けるため、版胴溝に版クラ
ンプ装置が設けられる。このような版クランプ装置は、
良好な印刷品質を確保すべく、版端を適確に保持すると
ともに、版全体に適正な張力を付与することが必要であ
る。加えて、印刷準備時間の中では版替時間がかなシ大
きな割合を占めるので、版取付時間を減少させるべく、
作動性及び操作性に優れていなければならない。
版クランプ装置について、従来様々な技術が提案されて
きた。それらのものの−例として、実開昭60−320
33号公報に開示されたものを挙げることができる。こ
れらの従来技術の概要を第1図から第4図までを参照し
て説明すると、次のようである。すなわち、第1図は版
クランプ装置を有する版胴の側断面説明図、第2図は第
1図の版クランプ装置の一部を示す平面図、第3図は第
2図の1−1線断面図、第4図は第2図の■−IT線断
面図である。
第1図において、矢印A方向に回転する版胴1の軸方向
(図面に垂直の方向である。)に版胴溝2が形成され、
この版胴溝2の中央にノ(ランスウェイト3が、また、
版4の咬え元側(符号Fで示す。)及び咬え尻側(符号
几で示す。)にほとんど同様の版クランプ装置が対を成
して設けられている。そして、これらの版クランプ装置
によって版4が咬持及び引張されて、版胴1の等内部分
5の外周に密着して取シ付けられる。
これらの版クランプ装置のうち、咬え元側Fのものは、
主として版端を固定的に咬持する役割を果たし、一方、
咬え尻側几のものは、版端を咬持するとともに引張して
、版4を版胴1の等内部分5に密着させる役割を果たす
ことが多い。従って、咬え尻@几の版クランプ装置の方
が構造的にもやや複雑であるので、第2図以下にもそれ
を図示している。
第2図は咬え尻側Rの版クランプ装置を平面的に示し、
また、版クランプ装置は版胴1の軸方向(第2図におい
ては図面の上下方向である。)に機糧に応じて2〜3組
設けられることが多いので、それらのうちの1組を示し
ている。そして、6はクランプベースを示し、このクラ
ンプベース6は、例えばその下面の突条及び版胴溝2の
凹溝(図示しない。)の組み合わせによシ、版胴1の割
線方向(第2図の左右方向である。)に滑動可能どされ
ている。まな、クランプベース6は、第3図に最も良く
示すよりに、バランスウェイト3の側面との間に弾装さ
れたスプリングTによシ、常に版胴溝2の側壁8方向、
言い換えると版4を緩める方向に付勢されている。しか
し、一方でこのクランプベース6には、第4図に最も良
く示すように、調整ボルト9が前記割線方向に螺結され
ておシ、この調整ボルト9の先端が側壁8に当接してい
るので、調整ボルト9を回動させることによシ、スプリ
ング7の力に抗してクランプベース6を割線方向に自在
に滑動させることができる。なお、10はクランプベー
ス6の軸方向調整ボルトを示す。
クランプ−プレート11は、クランプベース6に対して
起伏可能に結合されている。すなわち、クラン“ププレ
ート11には、第3図に最も良く示すように、凹球面状
の取付穴12が設けられてお夛、取付ボルト13の頭部
下面の半球状部14′t−この取付穴12に合致させる
ことによシ、クランププレート11がクランプベース6
に対して起伏可能とされてbる。そして、第4図に最も
良く示すように、クランプベース6の上面とクランププ
レート11の下面との間にプレートスプリング15が介
装されておシ、このプレートスプリング15が取付ボル
ト13を基準にしてクランププレート11の開き方向に
常時付勢している。
プレートスプリング15の弾性力に抗してクランププレ
ート11の開閉動作、言い換えると版端の咬持/解放を
行なわせるのはクランプ軸16である。このクランプ軸
16は、クランププレート11等の長手方向に沿い、版
4の咬持個所とは反対の側において、クランプベース6
とクランププレート11との間に回動可能に係設されて
いる。
クランプ軸16には、第2図に示すように、クランプリ
ング1Tが固結され、このクランプリング17には工具
挿入用穴18が設けられている。
iな、第3図に示すように、クランプ軸16の外周の一
部は全長に渡って切シ欠かれている(切欠部19である
。)。そして、第3図の状態では、クランプ軸16の外
周がクランププレート11の下面を押し上げているので
、プレートスプリング15の力にもかかわらずクランプ
プレート11が閉じて版端を咬持してbる。しかし、第
3図の状態からクランプ軸16を約90 時計方向に回
動させ、切欠部19にクランププレート11の下端が落
ち込むと、プレートスプリング15の弾性力によってク
ランププレート11が反時計方向に開かれ、版端が解放
されることとなる。
なお、第3図及び第4図にあっては、各々スプリングT
及びプレートスプリング15を明確に示すため、これら
の部材T、15が丁度断面にくるように表示した。
以上要約すると、従来の版クランプ装置は、版を咬持す
るためKは、切欠部を有するクランプ軸を回動させてク
ランププレートを起伏させ、また、版を引張するために
は、側壁に当接する調整ボルトを螺進させてクランプベ
ースを滑動させることとしてい九。
それ故、従来の版クランプ装置は、調整ボルトを多数の
、かつ、手狭な個所で螺進操作することとしてい九ため
、クランプベースの滑動がスムーズ、かつ、均一になさ
れ得す、作動性に欠けてい六。
また、版の咬持の六めの操作と、版の引張の走めの操作
とが全く無関係に分けられているため、これらの操作に
手間がかかシ、長い版替時間を要していた。
更に、両操作を行なうための構成が全く別異であったた
め、構造が複雑であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明の主要な目的は、改良された版クランプ
装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、作動性が良好で、版の引張が全幅
にわたってスムーズ、かつ、均一になされる版クランプ
装置を得ることにある。
本発明のまた他の目的は、操作性が良好で、版替時間を
最少にすることのできる版クランプ装置を得ることにあ
る。
本発明の更に他の目的は、構成が簡易な版クランプ装置
を得ることにある。
これらの目的を達成する丸め、本発明は、クランプベー
スとクランププレートの間に回動可能に係設されたクラ
ンプ軸が、クランププレートの起伏に関係する第1のカ
ム部と、クランプベースの滑動に関係する第2のカム部
とを有するようにしている。
また、本発明は、前記第2のカム部が、クランプペース
と相互に摺動する部材を介してクランプベースを滑動さ
せ、しかも、この摺動する部材が調節可能であって、こ
れによりクランプベースの滑動量が調整されるようにし
ている。
更に、本発明は、前記第2のカムによシ割線方向に押圧
される調整基体と、この調整基体と螺合し、かつ、その
螺合量が可変の調整ボルトと、調整基体と回動方向にの
み一体で、かつ、割線方向に摺動を許す調整リングと、
を有している。
それ故、本発明に係る版クランプ装置によれば、軸方向
に1本のクランプ軸によってクランプベースの滑動もな
されるので、版の引張が全幅に渡ってスムーズ、かつ、
均一になされる。
i九、本発明装置によれば、版の咬持操作と引張操作と
がクランプ軸の連続的回動によって行なわれるので、操
作性が極めて良く、版替時間を遺少にすることができる
更に、本発明装置によれば、版の咬持と引張とを1本の
クランプ軸を中心にした機構によって一体的に実現して
いるので、構造が簡素である。
その上、本発明装置によれば、調整リングを回わすだけ
でクランプベースの滑動量を調整できるので、版の引張
力を最適化することができる。
〔実施 例〕
以下、図面を参照して、本発明の実施例につき詳細に説
明する。
第5図は本発明に係る版クランプ装置の一実施例を示す
平面図、第6図は第5図のVI−Vl線断面図、第7図
は第5図の■−■線断面図、第8図(a)。
(b) 、 (C)は第5図の■−■線断面図、第9図
(a) 、 (b) 。
(C)は第5図の![−W線断面図、第10図は調整手
段を構成する部材の分解斜視図である。
第5図において、版胴溝2内にクランプベース20が版
胴1の割線方向に滑動可能に設けられている。このクラ
ンプベース20は、版胴1の軸方向(第5図の上下方向
である。)に1本であり、それ故、第5図は、機種に応
じて長大な版クランプ装置の咬え尻R側の数分の1を代
表的に示している訳である。従来技術の項で説明したよ
うに、クランプベース20は、その下面の突条及び版胴
溝2の凹溝(図示しない。)等の公知の組み合わせによ
シ、版胴1の割線方向に滑動可能であシ、i念、版胴溝
20中夫のバランスウェイト3の側面との間に弾装され
たスプリング7によシ、常時版胴溝2の側壁8方向(第
5図では右方向であシ、結局、版4を緩める方向である
6)に付勢されている。なお、1Gは、従来技術と同様
に、クランプベース20の軸方向調整ボルトを示す。
クランプベース20に対応して、数本のクランププレー
ト21が載置される。これらのクランププレート21は
、従来技術のものと同様、第6図に最も良く示すように
、凹面状の取付穴12を有し、取付ボルト13(第5図
に示したように、1本のクランププレー1・21につき
、3本程度使用される。)の頭部下面の半球状部14を
この取付穴12に合致させて、クランプベース20に結
合されている。従って、クランププレート21は、取付
ボルト13を基準にして、版端を咬持/解放すべく起伏
可能である。そして、第7図に最も良く示すように、ク
ランプベース20の上面とクランププレート21の下面
との間に馬蹄状に湾曲したプレートスプリング15が介
装されておシ、このプレートスプリング15の弾性力に
よシ、クランププレート21が開き方向(第7図の反時
計回シである。)に常時付勢されている。
クランプベース20の半円形溝22とクランププレート
21の下面との間に回動可能に係設されたクランプ軸2
3は、従来技術のものとは全く異なるので留意し7て欲
しい。すなわち、このクランプ軸23は、単にクランプ
プレート21を起伏させるばかシでなく、その回動によ
ってクランプベース20を滑動させる機能をも具備して
いるのである。
第6図に示すように、クランプ軸23の外海は、その一
部が長手方向に渡って切シ欠かれて切欠部24とされ、
との切欠部24にクランププレート21の後端下部を受
は入れ得るようになっている。
そして、この切欠部24にクランププレート21の後端
下部を受は入れた場合(第8図(a)を参照のこと。)
には、クランププレート21の咬持端が開いて版端が解
放され、一方、第6図及び第8図(b)に示すように1
クランプ軸23の外周面がクランププレート21をプレ
ートスプリング150弾性力に抗して押し上げた場合に
は、クランププレート21が閉じられ、版端が咬持され
るのである。
言い換えると、クランプ軸23の切欠部24と外周面と
によシ、クランププレート21の起伏に関係する第1の
カム部が構成されているのである。
さて、クランプ軸23な単にクランププレート21の起
伏のみに係わらせるだけでは、クランプ軸23の占有す
るスペースに比してその役割が少ないのであり、また、
第8図(a) 、 (b) 、 (c)に示すように、
工具挿入用穴25に全く単純な形状の工具26を挿し込
むだけで回動されるクランプ軸23は、従来技術の調整
ボルト9の如く手狭なスペースで鬼(操作させるのに比
して非常に回動操作が容易であシ、その上、版胴1の軸
方向に1本で伸びるクランプ軸23によってクランプベ
ース20の全体に均等に力を及ぼし得るので、クランプ
軸23にクランプベース20の滑動操作にも係わらしめ
ようというのが、本発明の第1の特徴である。
すなわち、クランプ軸23の長手方向の数個所(第5図
にはそれらのうちの1個所のみを示したが、機種ないし
版幅に応じて数個所とされる。)K、第9図(1) 、
 (b) 、 (C)に最も良く示された部分カム27
が形成されておシ、これらの部分カム27がクランプベ
ース20の滑動、換言すると版4の引張に関係する第2
のカム部とされているのである。
部分カム27に呼応して、割線方向に摺動する部材、す
なわち調整基体28及び調整ボルト29がクランプベー
ス20の多数の個所に設けられ、調整ボルト29の先端
が側壁8に当接している。
そして、これらの一体となった調整基体28及び調整ボ
ルト29を介して、部分カム27の機能が発揮される。
詳述すると、第9図(a) −(b) + (c)は、
各々第8図(a) 、 (b) # (c)に対応して
おり、クランププレート21の後部下端が切欠部24に
受は入れラレ、従って、クランププレート21が開かれ
た状態(第9図(a))及びクランプ軸23の外周によ
ってクランププレート21が押し上げられた状態(第9
図(b))では、部分カム27は調整基体28の端部か
ら離間しておシ、従って、クランプベース20を滑動さ
せる力も生じることがない。(この時、クランプベース
20は、スプリングTによって側壁8方向に押圧されて
いることは、前述の通シである。)しかし、第9図(b
)の状態から引き続いてクランプ軸23を回動させ第9
図CC)の状態に進めると、部分カム27が始めて調整
基体28を押圧して、これと一体の調整ボルト29に力
を伝達する。これによシ、調整ボルト29の先端が側壁
8を押圧し、この反作用としてクランプベース20は、
スプリング70弾性力に抗して、クランプ軸23自体及
びクランププレート21と一体に割線方向(第9図(C
)の左方向)に滑動し、版4を引き張るのである。
このように部分カム21は、版4の解放及び咬持の際に
は何等作用せず、咬持後更に回動されて始めて作用する
。そして、その押圧力は、クランプベース20と相互に
摺動する調整基体28及び調整ボルト29を介して側壁
8に働き、反作用としてクランプベース20を滑動させ
るのである。
第1及び第2のカム部を有するクランプ軸23は、版胴
1の軸方向に1本で済み、多数の個所に設けられる部分
カム27.調整基体28等と協働して、版クランプ装置
全体をスムーズ、かつ、均一に滑動させることができる
また、好ましくは中央部分に設けられる工具挿入用穴2
5に単純な形状の工具26を挿入して回すだけの簡単な
操作で、版4の咬持、引張の両動作を連続して、かつ、
迅速に遂行することができる。
更に1第8図に示すように、クランプ軸23の回動範囲
を規制するストッパ30(第8図(a)の場合には、ク
ランププレート21がこれ以上開くことのない限界を示
し、一方、第8図(C)の場合には、クランプベース2
0がこれ以上滑動しないという限界を示す。)が設けら
れているので、確実に、間違いなく前記動作を完了する
ことができる。
ところで、版胴1の軸方向に幅の広い版4に局部的な歪
を生じさせることなく、版4を一様、かつ、適正に引張
、密着させるためKは、クランププレート21が版端を
確実に咬持するのは勿論のこと、クランプベース20の
滑動量、換言すると版4の引き具合が、クランプベース
20の長手方向の各所において調整可能でなければなら
ないことは、経験的に知られている処である。また、こ
のような調整機能は、機械製作上の都合からも要請され
る。
このような調整を可能にするには、クランプ軸23の回
動は多数の調整基体28等について一様、かつ、−斉的
であるので、これらの調整基体28等、すなわちクラン
プ軸23の第2のカム部によって作用を受ける部材に工
夫を加えることが必要である。本発明の第2の特徴は、
クランプベース20を滑動させるためにこのクランプペ
ース20と相互に摺動する部材が調節可能とされ、これ
によシ、クランプベース20の滑動量が長手方向の各所
において調整されて、例えばクランプベース20を第5
図の時計回シないし反時計回りに僅かに傾けるなどの調
整を可能にした調整手段を設けた処にある。
詳述すると、第9図及び第10図に示すように、クラン
プ軸23の部分カム27から力を一端に受ける調整基体
28は、り2ンブペース2Qのガイド穴31に割線方向
に摺動できるように嵌合されており、その内部にはねじ
穴32が設けられている。そして、外周にねじが切られ
た調整ボルト29がこのねじ穴32に螺合している。そ
れ故、一体となった調整基体28及び調整ボルト2日の
螺合量を変化させると、調整基体2日の部分カム27側
の端部から調整ボルト29の側壁8側の端部までの全長
を変化させることができる。これにより、クランプ軸2
3そのものがクランプベース20の長手方向(版幅方向
である。)について一様に作用しても、クランプベース
2Gの各所に設けられた調整基体28等に及ぼす部分カ
ム2Tのきき具合を異なったものにすることができ、そ
の結果、クランプベース20の滑動量も微妙に調整でき
るのである。
調整手段を構成する調整基体28及び調整ボルト29の
螺合量を簡易、迅速に設定変更するためには、両者のう
ちの一方を回動不能に保つとよい。
このため、第10図に最も良く示すように、調整ボルト
29の側面に2面の平面部33が摺動方向に沿って平行
に形成されている。そして、これらの平面部33を回シ
止めプレート34が挾むようになっている。この回シ止
めプレート34は、止めねじ35によってクランプベー
ス20の側面に固定されている。
また、回動不能とされた調整ボルト29に対して、調整
基体28を直接的に回動させることとしてもよいが、そ
れでは作業に不便で、調整量も確認できず、結局、従来
技術と同様なカンに頼る作業となってしまう。
そこで、第10図に示すように、調整基体28の外周に
6角状部36が摺動方向に沿って形成され、この6角状
部36が調整リング37の中心の6角穴38と嵌合する
。それ故、調整基体28と調整リング3Tとは相互に摺
動を許すものの、一体となって回動する。従って、調整
基体28がクランプ軸23の部分カム27によってクラ
ンプベース20と相互に摺動するときには、調整リング
37は何等妨げとはならないものの、調整リング37が
回動されるときには、調整基体28も一体となって回動
し、調整ボルト29との螺合量が変化する。
本発明の第3の特徴は、調整基体28を回動させる調整
リング37にあシ、上述のように調整基体28との間に
相互に摺動を許しつつも一体に回動させる調整リング3
7の外周は、第5図に示すように、クランププレート2
1の角穴39から外部にのぞいている。そして、調整リ
ング37の外側には目盛40が付され、調整量が即座に
、がつ、定量的に視認できるようになっている。加えて
、第8図に示した工具26と同様な全く単純な工具によ
って容易に回動させ得るように、工具挿入用穴41が外
周の多数個所に穿設されている。それ故、角穴39から
のぞいた調整リング3Tの目盛40を視認しつつ、工具
挿入用穴41に挿入された工具を回動させることにより
、調整基体28も一体に回動され、このとき、回動不能
に保持された調整ボルト29との螺合量も変化される。
その結果、クランプベース20の任意の個所における滑
動量が簡易に調整されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは従来技術を示し、第1図は版ク
ランプ装置を有する版胴の側断面説明図、第2図は第1
図の版クランプ装置の一部を示す平面図、第3図は第2
図の1−1線断面図、第4図は第2図のIV−It/線
断面図である。 また、第5図から第10図までは本発明の一実施例を示
し、第5図は版クランプ装置の平面図、第6図は第5図
のVl−VI線断面図、第7図は第5図の■−■線断面
図、第8図(a) 、 (b) 、 (c)は第5図の
■−■線断面図、第9図(a) 、 (b) 、 (C
)は第5図の仄−■線断面図、第10図は調整手段を構
成する部材の分解斜視図である。 1・・・版胴、  2・・・版胴溝、  3・・・バラ
ンスウェイト、  4・・・版、  T・・・スプリン
グ、  8・・・側壁、12・・・取付穴、  13・
・・取付ボルト、  14・・・半球状部、  15・
・・プレートスプリング、  20・・・クランプベー
ス、  21・・・クランププレート、22・・・半円
形溝、  23・・・クランプ軸、  24・・・切欠
部、  25・・・工具挿入用穴、  26・・・工具
、27・・・部分カム、  2B・・・調整基体、  
29・・・調整ボルト、  30・・・ストッパ、  
31・・・ガイド穴、32・・・ねじ穴、  33・・
・平面部、 34・・・回υ止めプレート、  36・
・・6角状部、  37・・・調整リング、  38・
・・6角穴、  39・・・角穴、  40・・・目盛
、  41・・・工具挿入用穴。 Aゝへ−y 第3図 第4図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、版胴の割線方向に滑動可能なクランプベースと、該
    クランプベースに対して起伏可能に結合されたクランプ
    プレートとが版胴溝に設けられ、該クランププレートを
    起伏させることによつて版端を咬持し、また、クランプ
    ベースを滑動させることによつて版の引張を行なう形式
    の印刷機の版クランプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間に回動可
    能に係設されたクランプ軸が、クランププレートの起伏
    に関係する第1のカム部と、クランプベースの滑動に関
    係する第2のカム部とを有しているもの。 2、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸の第1のカム部がクランプ軸の切欠部と
    外周面とによつて構成されたことを特徴とするもの。 3、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸の第2のカム部がクランプ軸の長手方向
    に関して部分的に形成されたことを特徴とするもの。 4、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸が版胴の軸方向に関して1本であること
    を特徴とするもの。 5、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸の回動範囲を規制するストッパが設けら
    れたことを特徴とするもの。 6、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸に工具挿入用穴が穿設されたことを特徴
    とするもの。 7、特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置におい
    て、クランプ軸の第2のカム部がクランプベースと相互
    に摺動する部材を介して、クランプベースを滑動させる
    ことを特徴とするもの。 8、版胴の割線方向に滑動可能なクランプベースと、該
    クランプベースに対して起伏可能に結合されたクランプ
    プレートとが版胴溝に設けられ、該クランププレートを
    起伏させることによつて版端を咬持し、また、クランプ
    ベースを滑動させることによつて版の引張を行なう形式
    の印刷機の版クランプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間に回動可
    能に係設されたクランプ軸が、クランププレートの起伏
    に関係する第1のカム部と、クランプベースの滑動に関
    係する第2のカム部とを有し、 該第2のカム部がクランプベースと相互に摺動する部材
    を介してクランプベースを滑動させ、しかも、この摺動
    する部材が調節可能であつて、これによりクランプベー
    スの滑動量が調整されるもの。 9、特許請求の範囲第8項記載の版クランプ装置におい
    て、摺動する部材の長さが調節可能であることを特徴と
    するもの。 10、特許請求の範囲第9項記載の版クランプ装置にお
    いて、摺動する部材が相互に螺合する複数の部材によつ
    て構成され、これらのうちの一方の部材を回動不能にし
    た状態で他方の部材を回動させて長 さを調節することを特徴とするもの。 11、特許請求の範囲第10項記載の版クランプ装置に
    おいて、長さの調節のために回動される部材に、回動方
    向にのみ一体となり、かつ、前記割線方向に相互に摺動
    を許す他の部材が係合し、該他の部材を回動させること
    によつて長さの調節を行なうことを特徴とするもの。 12、版胴の割線方向に滑動可能なクランプベースと、
    該クランプベースに対して起伏可能に結合されたクラン
    ププレートとが版胴溝に設けられ、該クランププレート
    を起伏させることによつて版端を咬持し、また、クラン
    プベースを滑動させることによつて版の引張を行なう形
    式の印刷機の版クランプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間に回動可
    能に係設されたクランプ軸が、クランププレートの起伏
    に関係する第1のカム部と、クランプベースの滑動に関
    係する第2のカム部とを有し、 該第2のカム部がクランプベースと相互に摺動する部材
    を介して、クランプベースを滑動させ、 しかも、この摺動する部材が調節可能であり、[1]前
    記第2のカムにより割線方向に押圧される調整基体と、 [2]該調整基体と螺合し、かつ、その螺合量が可変の
    調整ボルトと、 [3]前記調整基体と回動方向にのみ一体で、かつ、割
    線方向に摺動を許す調整リングと、 を備えたもの。 13、特許請求の範囲第12項記載の版クランプ装置に
    おいて、調整リングに目盛が付されたことを特徴とする
    もの。 14、特許請求の範囲第12項記載の版クランプ装置に
    おいて、調整リングに工具挿入用穴が穿設されたことを
    特徴とするもの。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02155646A (ja) * 1988-12-08 1990-06-14 Komori Printing Mach Co Ltd 印刷機の版万力装置
JPH0365343A (ja) * 1989-08-04 1991-03-20 Komori Corp 印刷機の版万力装置
JPH05499U (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 小岩金網株式会社 金網を用いた装飾用パネル

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