JPH0337159Y2 - - Google Patents

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JPH0337159Y2
JPH0337159Y2 JP1984024676U JP2467684U JPH0337159Y2 JP H0337159 Y2 JPH0337159 Y2 JP H0337159Y2 JP 1984024676 U JP1984024676 U JP 1984024676U JP 2467684 U JP2467684 U JP 2467684U JP H0337159 Y2 JPH0337159 Y2 JP H0337159Y2
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JP
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motor
reel stand
idler pulley
idler
pulley
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JP1984024676U
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JPS60140247U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダ等の回転伝達装置に関
するものである。
従来よりテープレコーダ等においては多くのも
のが提案されているが、最近では構成が比較的簡
単でリール台への回転力の伝達も確実であること
から、モータの回転軸と同軸に回転可能に取り付
けられた回動レバーに、前記回転軸に取り付けら
れているギヤと常時噛合する関係でアイドラギヤ
を配し、モータの回転方向に応じて前記回動レバ
ーを首振り動作させ、その回転方向に応じたリー
ル台へと回転を伝達するようになされた回転伝達
機構が広く用いられている。
そして、上述の機構においては、モータの回転
に応じて回動レバー及びアイドラギヤを首振り動
作するため、回動レバーとアイドラギヤの間ある
いはモータギヤと回動レバーの間にある程度の負
荷を与えておかねばならないものであるが、その
負荷はアイトラギヤがリール台に噛合して回転を
伝達した後はモータへの負荷となるため、通常は
あまりこれを大きくすることはできず、回動レバ
ーとアイドラギヤを首振り動作させるのに必要な
だけの軽い負荷に設定されている。
ところが、上述の構成によると、その負荷が軽
いため、モータが回転してアイドラギヤがリール
台へと移動される力すなわち噛み込み力が弱く、
アイドラギヤが逆にリール台からはじかれて噛合
状態が得られない場合があり、従来より大きな問
題点となつていた。
そこで本出願人は、先に出願した実願昭58−
20889号によつて、アイドラギヤがリール台に噛
合する過程においてアイドラギヤの噛み込み力の
不足を補い、噛合した後は、モータに対する回転
負荷が回動レバーとアイドラギヤ間のフリクシヨ
ンのみの軽負荷となる回転伝達装置を提供してい
る。
しかしながら、この方法によつてもアイドラギ
ヤがリール台に噛合した後の回転負荷を除去する
ことはできず、軽い負荷とはいえ、モータへの負
担となり、モータの消費電力の点でかなりのロス
を生じるとともに、使用するモータもその負荷に
よるロスを計算して決めなければならないので、
大型化し、また回動レバーとアイドラギヤ間とい
う常に回転する部分にフリクシヨン部材を挿入し
ているため、温度、湿度、摩耗等によるフリクシ
ヨンの変化がそのまま負荷変動となつて回転ムラ
を引き起こしたり、フリクシヨン部材自体の劣化
を早め、噛み込み力を弱める原因となる等の欠点
がある上、両リール台間というスペースのとれな
い部分であるにもかかわらず、回動レバーにはフ
リクシヨン部材及びこれをアイドラギヤや回動レ
バーに圧接するスプリング等を取り付けなければ
ならないので、構成が複雑になるとともに小型
化、薄型化が困難になる等、依然として多くの問
題点を残しているものであつた。
そこで、この考案は、シヤーシ上に配された一
対のリール台間に設けられたリール台駆動用モー
タと、このモータの回転軸に取り付けられたモー
タプーリと、モータの回転軸を中心として回動自
在に配された回動レバーと、モータプーリに転接
するように回動レバーに取り付けられたアイドラ
プーリと、このアイドラプーリに負荷を付与する
フリクシヨン手段とを少なくとも備え、モータの
回転方向に応じてアイドラプーリを選択的にリー
ル台に転接しモータの回転をアイドラプーリを介
してリール台に伝達するように構成されたテープ
レコーダ等の回転伝達装置において、フリクシヨ
ン手段は常には上記アイドラプーリと係合し、こ
のアイドラプーリにリール台方向への移動力を付
与すると共に、アイドラプーリがリール台に転接
した後はフリクシヨン手段をアイドラプーリから
離間するようにフリクシヨン手段を制御する制御
機構を設けることにより、アイドラプーリがリー
ル台に転接していない状態では、アイドラプーリ
にフリクシヨン手段を当接して負荷を与え、モー
タが回転した際アイドラプーリにその回転方向に
応じたリール台へと移動する移動力を付与するよ
うになし、アイドラプーリがリール台と転接した
後は、アイドラプーリよりフリクシヨン手段を離
間して負荷を解除するものである。
つまり、この考案は、回動レバーとアイドラプ
ーリ間にフリクシヨン手段(板バネ)を配するこ
となく、アイドラプーリを確実にリール台へと転
接させることを可能とし、アイドラプーリがリー
ル台に転接した後はモータへの負担、負荷の変動
による回転系への影響を除去し得るようにした新
規な回転伝達装置を提供するものである。
以下本考案の回転伝達装置を各図に示す一実施
例について詳述する。
各図において、1はシヤーシで、シヤーシ1上
にはその周面にギヤ21a,21bを形成したリ
ール台2a,2b回転自在に枢着されており、そ
れらの中間におけるシヤーシ1上には、リール台
駆動用のモータMが配されている。そしてモータ
Mの回転軸M1にはモータギヤ3が取り付けられ
ており、さらに回転軸M1のモータギヤ3上方の
延長部分には、ギヤ3と常時噛合するアイドラギ
ヤ5を回転自在に備えた回動レバー4が遊嵌され
ている。そして回動レバー4のアイドラギヤ5の
取り付けられている側の先端には、後述する回動
片6a,6bと係合可能な係合ピン4aが形成さ
れるとともに、他端には回動レバー4のバランス
をとるためのバランサ4bが配されている。
一方、アイドラギヤ5の図で見て上方には、ア
イドラギヤ5の周面に当接可能なたとえばゴムな
どのフリクシヨン部材8a,8bをそれぞれ一端
に取り付けた回動片6a,6bが軸7a,7bを
中心に回動自在に、且つ両回動片間に配されたバ
ネSによつてそれぞれ反時計回り、時計回りに回
動偏倚されており、各回動片6a,6bの他端に
は、シヤーシ1上に形成された円弧上のガイド溝
1a,1b内に常時係入し各回動片6a,6bの
回動範囲を規制する係合ピン61a,61bがそ
れぞれ形成されている。
また、上述のバネSは、アイドラギヤ5のリー
ル台への噛み込み力に比較して、またアイドラギ
ヤ5とリール台相互の食い込み力よりも弱いもの
を用いることは言うまでもない。
本考案における回転伝達装置は以上のように構
成されており、次にその動作について説明する。
第1図はモータMが停止し、回動レバー4はい
ずれの方向にも偏倚されておらず、アイドラギヤ
5もリール台2a,2bより離間した状態を示す
ものである。
この状態では、回動片6a,6bはバネSによ
つてそれぞれのフリクシヨン部材8a,8bをア
イドラギヤ5周囲にこれを挟むように当接されて
いる。したがつてアイドラギヤ5自体もこれによ
り両リール台2a,2bの中間位置に保持されて
いる。そしてアイドラギヤ5はその周囲に回動片
6a,6bのフリクシヨン部材8a,8bが当接
することにより、所定の負荷が付与されているこ
とになる。
ここで、モータMをたとえば反時計回りに回転
することにより、モータギヤ3が反時計回りに回
転し、アイドラギヤ5を時計回りに回転するもの
であるが、アイドラギヤ5の周囲には、回動片6
a,6bのフリクシヨン部材8a,8bが当接し
てブレーキがかけられているので、アイドラギヤ
5が時計回りに回転することによつて、アイドラ
ギヤ5自体が図で見て左方、すなわちリール台2
aの方向に移動する力を受け、これによつてアイ
ドラギヤ5がリール台2aへ噛合される。そして
アイドラギヤ5がリール台2aのギヤ21aに噛
合した後は、その回転方向が互いに食い込む方向
であるので、外部より力を加えなくても、その噛
合状態を保持することができる。この状態を第2
図に示す。
一方、アイドラギヤ5がリール台2aへ移動す
ることによつて回動レバー4もモータ軸M1を中
心として反時計回りに回動し、アイドラギヤ5が
リール台2aと噛合する位置にいたると、その先
端の係合ピン4aが回動片10aに内側から係合
してこれを押圧するため、回動片6aはバネSに
抗して時計回りに回動され、結局そのフリクシヨ
ン部材8aをアイドラギヤ5の周囲から離間させ
るように動作する。
また回動片6bも回動片6aの回動とともな
い、バネSを介して時計回りに回動されるが、そ
の係合ピン61bがガイド溝1bに規制され、そ
のフリクシヨン部材8bはアイドラギヤ5から離
間された状態に保持されている。
したがつて、アイドラギヤ5がリール台2aの
ギヤ21aに完全に噛合した状態では、フリクシ
ヨン部材12a,12bともアイドラギヤ5から
離間しているため、リール台2aとアイドラギヤ
5はその食い込み力だけで回転伝達状態が保持さ
れ、モータに不要な負荷が加わることはない。言
い換えれば、回動片6a,6bのフリクシヨン部
材8a,8bはアイドラギヤ5の噛合後はこれに
よつて離間してモータの回転負荷にはならないた
め、その摩擦係数を十分大きくとることによつ
て、アイドラギヤ5のリール台への噛み込み力を
大きく設定することができ、アイドラギヤ5がリ
ール台にはじかれるような誤動作を完全に防止す
ることができる。
尚、モータMを時計回りに回転してリール台2
bを回転する場合については、上述の動作と全く
同様であるため、その説明は省略する。
この考案によれば、アイドラプーリに移動力を
与えるフリクシヨン手段が常にはアイドラプーリ
と係合しているので、回動レバーとアイドラプー
リ間のフリクシヨン手段(板バネ)を不要とし、
回動レバーの構成を簡略化できると共に、フリク
シヨン手段はアイドラプーリに移動力を与える以
外は作用しないので、その摩擦係数を十分大きく
とることにより、アイドラプーリがリール台に衝
接した際の移動力を増大でき、衝接時の回転伝達
を確実にできる。また、この考案によれば、アイ
ドラプーリがリール台に転接した後はフリクシヨ
ン手段をアイドラプーリから離間するので、フリ
クシヨン手段が回転伝達後の回転動作を妨げず回
転系やモータへの負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
各図はいずれも本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はリール台が回転していない状態、第
2図はモータの回転がリール台へと伝達されてい
る状態をそれぞれ示す平面図である。 符号の説明、1……シヤーシ、2a,2b……
リール台、3……モータギヤ、4……回動レバ
ー、5……アイドラギヤ、6a,6b……回動
片、8a,8b……フリクシヨン部材、M……モ
ータ、S……バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤーシ上に配された一対のリール台間に設け
    られたリール台駆動用モータと、このモータの回
    転軸に取り付けられたモータプーリと、上記モー
    タの回転軸を中心として回動自在に配された回動
    レバーと、上記モータプーリに転接するように上
    記回動レバーに取り付けられたアイドラプーリ
    と、このアイドラプーリに負荷を付与するフリク
    シヨン手段とを少なくとも備え、上記モータの回
    転方向に応じて上記アイドラプーリを選択的に上
    記リール台に転接し上記モータの回転を上記アイ
    ドラプーリを介して上記リール台に伝達するよう
    に構成されたテープレコーダ等の回転伝達装置に
    おいて、 上記フリクシヨン手段は常には上記アイドラプ
    ーリと係合し、このアイドラプーリに上記リール
    台方向への移動力を付与すると共に上記アイドラ
    プーリが上記リール台に転接した後は上記フリク
    シヨン手段を上記アイドラプーリから離間するよ
    うに上記フリクシヨン手段を制御する制御機構を
    設けたことを特徴とするテープレコーダ等の回転
    伝達装置。
JP2467684U 1984-02-24 1984-02-24 テ−プレコ−ダ等の回転伝達装置 Granted JPS60140247U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2467684U JPS60140247U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 テ−プレコ−ダ等の回転伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2467684U JPS60140247U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 テ−プレコ−ダ等の回転伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60140247U JPS60140247U (ja) 1985-09-17
JPH0337159Y2 true JPH0337159Y2 (ja) 1991-08-06

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ID=30519049

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2467684U Granted JPS60140247U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 テ−プレコ−ダ等の回転伝達装置

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JP (1) JPS60140247U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820889A (ja) * 1981-07-29 1983-02-07 タケチ工業ゴム株式会社 回転窓

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820889A (ja) * 1981-07-29 1983-02-07 タケチ工業ゴム株式会社 回転窓

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JPS60140247U (ja) 1985-09-17

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