JPH033704A - 回転磁気ヘッド用固定シリンダの加工方法 - Google Patents

回転磁気ヘッド用固定シリンダの加工方法

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JPH033704A
JPH033704A JP1137714A JP13771489A JPH033704A JP H033704 A JPH033704 A JP H033704A JP 1137714 A JP1137714 A JP 1137714A JP 13771489 A JP13771489 A JP 13771489A JP H033704 A JPH033704 A JP H033704A
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lead
turner
fixed cylinder
axis direction
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Application number
JP1137714A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tauchi
田内 清
Koichi Kawada
川田 弘一
Toshihiko Higuchi
樋口 敏彦
Toshiharu Niijima
新嶋 敏治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tsugami Corp
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tsugami Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置におけるヘリカルスキャン
方式回転磁気ヘッドシリンダの固定シリンダにバルジ加
工を行う方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、第7図に示すように2回転シリンダ1と固定シリ
ンダ2と回転磁気ヘッド3とを備えたヘリカルスキャン
方式回転磁気ヘッドシリンダにおいて、テープ4が回転
磁気ヘッド3から離れる瞬間におけるビビリを防止する
ため、固定シリンダ2外周のテープ走行面に突起(以下
バルジという)5を設けることが提案されている(特開
昭63−46647号公報参照)。しかしながら、この
公報には、固定シリンダの外周を切削加工してテープ走
行面を作成する際に、わずかに削り残してバルジを形成
することが示されているが、そのための具体的な装置や
バルジの長さを所望の長さにするための具体的方法や装
置は示されていない。
固定シリンダにバルジを形成する加工方法としては。
2個の倣い装置によるテープ走行面加工装置を有した固
定シリンダ加工機を用いる方法、或いは1機械の主軸回
転軸と、X軸、Z1軸及びZ2軸の3軸或いは4軸のN
G機構を持った加工機を用いる方法が考えられる。
[発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、2個の倣い装置によるテープ走行面加工
装置を有する固定シリンダ加工機(以下リード加工機と
いう)は、装置が大型となり、比較的高価になるという
問題がある。
また9機械の主軸回転軸と、X軸、ハ軸及びZ2軸をN
Gで同期化した場合、プログラムの複雑さ件バルジ長さ
の設定の煩雑さ、加工機の価格上昇等の問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、1個の
倣い装置によるテープ走行面加工装置を備えた機械で、
バルジ長さを容易に設定でき、かつ高精度に加工するこ
との可能な回転磁気ヘッド用固定シリンダの加工方法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕一般に、1個の
倣い装置によるテープ走行面加工装置を備えた機械で固
定シリンダにテープ走行面加工を行うには、固定シリン
ダを主軸に保持させて回転させ主軸に設けられたカムに
倣ってリードターナ−を主軸軸線に平行なZ軸方向に往
復動させ、この状態で。
リードターナ−にZ軸方向に設けた油圧シリンダ機構に
圧油を供給し、その油圧シリンダ機構に連結して設けた
工具をリードターナ−に対してZ軸方向に移動させて固
定シリンダの外面を加工するが、この際、工具の切り込
み深さは、工具のリードターナ−に対する移動開始時か
ら、所定のテープ走行面加工を行う深さに設定されてい
る。
これに対し1本発明では、工具のり一ドターナーに対す
るZ軸方向の移動開始時には、工具の切り込み深さを固
定シリンダ外周面に所定高さのバルジを形成する第一深
さ(当然、テープ走行面加工時の切り込み深さよりも浅
い)とし、工具がリードターナ−に対してZ軸方向に成
る程度移動した後に、その工具の切り込み深さを固定シ
リンダ外周面にテープ走行面を形成する第二深さとする
ものである。このように工具をり−トターナーに対して
Z軸方向に前進さモで固定シリンダの外周面を加工する
際に、初期には工具の切り込め深さを浅<シ、途中から
深くすることにより、テープ走行面の一部にバルジを形
成することができ、かつそのバルジの長さ(Z軸方向の
長さ)は、工具の切り込み深さを深くする時(第二深さ
とする時)のタイミングによって言周整することができ
る。
ここで、工具の切り込み深さを第一深さから第二深さに
するタイミングの取りかたとしては2次の方法がある。
(1)工具がり一ドターナーに対してZ軸方向の所定位
置に達したことをセンサーで検出し、その検出信号に基
づいて、工具の切り込み深さを変える方法。
(2)工具がリートターナ−に対してZ軸方向の所定位
置に達したことをセンサーで検出し、その後、更に主軸
が所定の回転角度位置に達したことを別のセンサーで検
出し、その検出信号に基づいて工具の切り込み深さを変
える方法。
(3)工具がZ軸方向の移動を開始した際、タイマーの
カラン!・を開始させ、該タイマーが所定の時間経過を
検出すると、その検出信号に基づいて工具の切り込め深
さを変える方法。
(4)工具がリードターナ−に対してZ軸方向の所定位
置に達したことをセンサーで検出し、その検出信号でタ
イマーを作動さセ、該タイマーが所定の時間経過を検出
すると、その検出信号に基づいて工具の切り込み深さを
変える方法。
(5)」二記の(3)又は(4)の方法において、タイ
マーが所定の経過時間を検出した後、更に主軸が所定の
回転位置に達したことをセンサーで検出し、その検出1
菖号に基づいて工具の切り込み深さを変える方法。
以下9本発明を図面に示す実施例を参照して更に詳細に
説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明方法によって固定シリンダを加工するこ
との可能なリード加工機の要部(テープ走行面加工装置
)を概略的に示す断面図である。なお、このリード加工
機には説明のため、上記(1)〜(5)の方法を全部実
施する機能を備えさせている。
第1図において、11は、固定シリンダを形成するため
のワーク、12はこのワーク11を保持して回転する主
軸、13は主軸12に一体に回転するように設けられた
カムである。このカム13は主軸12中心と同心になっ
ている端面カムで、カム曲線ばワーク11に形成するリ
ード面に一致している。
16は、リード加工機のベツドに主軸12の軸線と平行
方向(Z軸方向)に移動可能なX軸スライド、17は、
そのX軸スライド16に対して直角方向(X軸方向)に
移動可能なX軸スライド、18はX軸スライド17に保
持された刃物台装置である。X軸スライド】6.X軸ス
ライド17にはそれぞれボールねじ1920を介してZ
軸サーボモータ21.X軸サーボモータ22が連結され
ており、これらのザーポモータ21゜22は公知のNC
装置23で制御されるように構成されている。かくして
、NC装置23によって、刃物台装置18はX軸方向、
Z軸方向に移動させられる。
刃物台装置1Bは、X軸スライド17に固定された刃物
台本体25と、その刃物台本体25にZ軸方向に移動可
能に保持されたり一ドターナー26と、リードターナ−
26の先端に保持されたカムローラ27等を有している
。リードターナ−26と刃物台本体18との間には、シ
リンダ室29Aとピストン29 Bからなる空圧シリン
ダ機構29が形成されており、シリンダ室29Aには、
アキュムレータ30を介して空圧源31と、サイレンザ
ー32が接続されている。このシリンダ室29Aに空圧
を供給すると、ピストン29Bを介してリードターナ−
26を先端方向に付勢し、カムローラ27をカム13に
押付けることができる。
リードターナ−26の先端近傍には、リードターナ−2
6によって形成されたZ軸方向に延びるシリンダ室34
Aとその中を摺動するピストン34)3とからなる油圧
シリンダ機構34が設けられている。このピストン34
Bは、連結ピン35を介してリードターナ−26の外側
を摺動するホルダーベース36に連結されている。ホル
ダーベース36には、バイトホルダー37が取付けられ
ており、このバイトホルダー37には、リード加工用バ
イト39と、テープ走行面加工用バイト40が保持され
ている。ここで、第4図に示すように、バイト39によ
ってワーク11に対するリード加工を行う際には、バイ
ト40がワークに対して接触することがないように、バ
イト40はバイト39に対してZ軸方向に離して配置さ
れており、また。
第5図に示すように、バイ)40によってワーク11の
外周面を加工する際には、バイト39がワーク11に対
して接触することがないように、バイト39の刃先は、
バイト40よりも引っ込められている。
第1図において、ピストン室34Bには、電磁切替弁4
2を介して油圧源43が接続されており、この電磁切替
弁42の切替により、ピストン34B及びそれに連結さ
れたバイト39.40をリードターナ−26に対してZ
軸方向に移動させることができる。なお図示は省略して
いるが、油圧回路には流量調整弁が設けられており、ピ
ストン34Bの移動速度を調整可能としている。
ピストン34Bには調整棒45が連結されており。
この調整棒45はリードターナ−26の後方に延び出し
ている。調整棒45の後端近傍には、ストッパー46及
びセンサーホルダー47が取付けられており、センサー
ホルダー47には、エアマイクロ等の第一センサー48
と第二センサー49が保持されている。この第一センサ
ー48.第二センサー49はピストン34Bがリードタ
ーナ−26に対して前進した際に、まず第一センサー4
8の先端がリードターナ−の後端に接触し、更にピスト
ン34Bが前進した時第二センサー49の先端がリード
ターナ−26の後端に接触するように設けられており、
従って、バイト39.40がリードターナ−26に対し
てZ軸方向の所定の第−位置及び第二位置(詳細は後述
する)に達したことを検出することができる。なお、第
一センサー48.第二センサー49はその先端がリード
ターナ−29の後端に接触した後もセンサーホルダー4
7が前進を続けることができるよう、センサーボルダ−
47に対して後退可能に設けられている。第一センサー
48.第二センサー49は、エアマイクロに限らず、他
の任意のもの1例えばリミットスイッチを使用すること
ができる。
50は、主軸12が所定の回転角度位置に達したことを
検出する第三センサーである。第三センサー50として
も、リミットスイッチ、近接スイッチ等任意のものを使
用できる。51はコントローラ、52はタイ1 2 マーである。コントローラ51は、センサー48,49
.50.タイマー52等からの信号を入力し、後述する
ように、NC装置23.電磁切替弁42等を制御する。
次に、上記構成のリード加工機による固定シリンダに対
するリード加工、テープ走行面加工及びバルジ加工動作
を説明する。
(A)  リード加工 第1図において、ワーク11を保持した主軸12が所定
の速度で回転している状態で、X軸サーボモータ21が
X軸スライド16を図示位置に移動させ、且つ空圧シリ
ンダ機構29に空圧が作用してリードターナ−26をカ
ム13方向に付勢する。これにより。
リードターナ−26先端のカムローラ27がカム13に
押付けられ、リードターナ−26はカム13の曲面に倣
ってZ軸方向に往復動する。この時、ピストン34Bは
シリンダ室34の後端位置(カム13から遠く離れた側
)に押付けられており、従って、ピストン34B及びそ
れに連結されたバイトホルダー37はリードターナ−2
6に対する移動ストロークの後退端にあこの状態でX軸
サーボモータ22が作動して、X軸スライド17をX軸
方向に移動させ、バイト39をワーク11に対して切り
込ませる。これにより、第4図に示すように、バイト3
9がカム13に倣って往復動しながらワーク11に切り
込み、ワーク11に所定のリード面11Aを加工する。
(B)テープ走行面及びバルジ加工 次に、テープ走行面加工及びバルジ加工を行うには。
前記と同様に、X軸サーボモータ21によってX軸スラ
イド16を第1図の図示位置にセットし、空圧シリンダ
機構29によってリードターナ−26をカム13方向に
付勢し、先端のカムローラ27をカム13に押付け、リ
ードターナ−26をカム13の曲面に倣ってZ軸方向に
往復動させた状態で、X軸サーボモータ22でバイト4
0をX軸方向に切り込み送りし、かつリードターナ−2
6の油圧シリンダ機構34によってバイトホルダー37
を前進させる。これにより、第5図に示すようにバイト
40でワーク11の外周を切削する。この時のバイト4
0のX軸方向への切り込み送りを制御することにより、
バルジとテープ走行面とを同時に加工できる。以下、そ
の詳細を第2図、第3図も参照して説明する。
第2図はリードターナ−26に対するバイト40の移動
状態、及びワーク11に対するハイド40の刃先の相対
的な移動軌跡を展開して示す説明図、第3図は第2図の
■−■断面及びその位置におけるハイド40の移動軌跡
を説明する図である。リードターナ−26がカム13に
倣って往復動を開始した時点においてNC装置23がX
軸サーボモータ22を駆動してX軸スライド17をX軸
方向に送り、ハイド40のワーク11に対する切り込み
深さが1 ワーク11にバルジ11Bを与える第一深さ
tl となるようにする。この時のバイト刃先はA点に
ある。次に、電磁切替弁42が切り替わり、リードター
ナ−26のシリンダ機構34のビスI・ン34Bの後ろ
側に圧油が供給され、ピストン34Bがリードターナ−
26に対して後退端からX軸方向に前進を開始する。こ
れにより、バイト40の刃先は、ワーク11に対して第
2図に細線40a、40b−で示すような軌跡を描きな
がら移動し、ワーク11外周面をバルジ1 ]、 Bの
高さになるように切削する。
ハイド40がリードターナ−26に対して前進を開始し
た後、後述するタイミング(この時のハイド刃先はB点
)でX軸サーボモータ22が作動して、X軸スライド1
7を更にX軸方向に移動さゼてハイド40の刃先をテー
プ走行面加工を行うための第二深さt2に切り込み送り
する(ハイド刃先は0点に移動)。この時及びその後も
、ピストン34.8及びそれに連結されたバイト40は
前進を続けるので、バイト40が第深さt2に設定され
た後は、ワーク11はハイド40によって深く切削され
、ワーク外周にテープ走行面11Cを形成する。これに
より、切り込み深さt、で切削した部分がワーク外周に
バルジIIBとして残されることとなる。なお、切り込
め深さt2による切削はハイド40がリード面11.A
に接近するまで継続され切削終了端は、ピストン34B
に連結された調整軸45に保持された第二センサー49
がリードターナ−26の後端に接触することによって検
出される。切削終了端が第二センサー49で検出される
と(この時のバ5 6 イト刃先はD点)、X軸スライド17が後退してバイト
刃先がE点に移動し、かつ油圧切替弁42が切り替わっ
てピストン34Bをリードターナ−26に対して後退さ
せる。以上により、バルジIIB及びテープ走行面11
Cの加工が終了する。
上記のバルジ及びテープ走行面加工において、バイト4
0の切り込み深さを、第一深さt、から第二深さt2に
切り換えるタイミングは、ハイド40のリードターナ−
26に対する前進量り及びバルジ長さpを決定する。従
って、このタイミングを定めることによって、所望長さ
ρのバルジIIBを形成することができる。このタイミ
ングの決定は、第一センサー48.第三センサー50.
タイマー52をそれぞれ単独で、或いは組み合わせて使
用することにより1行うことができる。以下、その方法
を説明する。
+11  第一センサー48による制御第2図において
、バイト40に連結されたピストン34Bがリードター
ナ−26に対して、後退端より前進を開始し、バイト4
0が切り込み深さ1.による切削を行い、所定長さβの
バルジ面の加工を終了した時点(従って、ハイド40が
リードターナ−26に対して後退端より所定長さしだけ
前進し、刃先がB点に到達した時点)を、第1図に示す
第一センサー48がリードターナ−26後端に接触する
ことによって検出する。この検出信号によって、NC装
置23がX軸サーボモータ22を制御し、ノ\イト40
の切り込み深さを第二深さL2に切り換え。
テープ走行面加工に移行する。この方法では、第一セン
サー48によってリードターナ−26に対するハイド4
0の位置を直接検出するので、バルジ長さρは比較的精
度が高いものが得られる。
(2)第一センサー48及び第三センサー50による制
御 この方法は上記の方法と併用して、バルジ長さpをより
一層精度高く得ようとするものであり、主軸12の一つ
の回転角度位置を正確に検出できる第三センサー50を
使用する。
第2図に細線40a、40b−で示ずように、ハイド4
0の刃先はワーク11に対してはらゼん状のような軌跡
を描いている。一方、上記したように第−センサー48
がバイト40のB点への到達を検出した時点で、NC装
置へのX軸方向の切り込み指令を出したとしても、その
切り込み指令は、ワーク11に対し一定の角度位置で行
われるものとは限らない。このため5得られるバルジ長
さlは一定の巾の中でバラツク。例えば、第2図におい
て、180゜の位置で指令が行われた場合と、0゛の位
置で指令が行われた場合、バイト40は揺動しながら前
進しているため、1回転当たりの送りピンチの半分が。
バルジ長さlのバラツキとして発生する。
このバラツキをなくす為、NC装置へのX軸方向の切り
込み指令が、常に主軸12 (及びワーク11)の一定
の回転角度位置で行われるように、第三センサー50の
検出信号を利用する。すなわち、第一センサー48がバ
イト40のリードターナ−26に対する所定の位置(B
点)への到達を検出した後。
更に、第三センサー50が、主軸12の所定の回転角度
位置を検出した時点で、NC装置23にX軸切り込み指
令を出力する。かくして、NC装置に与える切り込み指
令が常に、ワークの同じ角度位置で行われ、バルジ長さ
lを一層精度よく得ることができる。
(3)タイマー52による制御 この方法は、第一センサー48による検出信号を使用す
る代りにタイマー52を使用するものでありタイマー5
2には、バイト40を保持したピストン34Bがその後
退端より前進を開始した後、所定の長さLだけ移動する
に要する時間をあらかじめ設定しておく。コントローラ
ー51が電磁切替弁42を切り換えてピストン34.B
が後退端より前進を開始すると、即ちバイト40がA点
より前進を開始すると、同時にタイマー52がカウント
を開始し、タイマー52が予め設定した時間をカウント
し終わる(この時、バイト40はリードターナ−26に
対して設定した距離りだけ移動してB点に到達する)と
その信号に応じて、NC装置23にX軸方向の切り込み
指令を与え、バイト40の切り込み深さを第一深さ1.
から第二深さt2に切り換える。これにより、所定長さ
lのバルジを形成できる。この方法では、タイマー52
の設定時間の変更により、バルジ9 0 長さを容易に設定できる。
(4)  タイマー52と第一センサー48による制御
この方法は上記したタイマー52による制御方法に比べ
、バルジ長さEの精度を向上しうる方法である。
上記したようにバイト40をX軸方向に送るために油圧
シリンダ機構34を使用しているが、一般にピストン3
4Aの動作速度は、第6図に示すように徐々に速度が増
し、一定速度■。に達することが知られている。このた
め1通常高精度加工が求められるリード加工機では、−
電動作速度を得られる動作距離り。の位置までは加工を
行わず、ピストン34B及びバイト40の空送りを行っ
ているのが普通である。
この一定速度■。を得る動作距離L0迄の到達時間は、
ピストン34Bが全くの静止状態から動き出すため、か
なりの時間バラツキが発生している。この様な状態で、
先に述べたタイマー制御方法によるバルジ加工を行うと
、バルジ長さlは、かなりのバラツキを有することにな
る。
本方法ではこのLoに到るまでの到達時間誤差をなくシ
、精度の高いバルジ加工を行おうとするものである。
予め、第6図の一定動作速度■。を得られるまでの動作
必要距離L0を求め、ピストン34Bをリドターナ−2
6に対する後退端とした時において。
第一センサー48とリードターナ−後端26との間隔を
上記距離り。よりもわずかに大きい距離L1に設定して
おく。リードターナ−26に対してピストン34B及び
バイ)40が後退端より前進を開始し。
第一センサー48がリードターナ−26後端を検出する
(従って、ピストン34Bが上記距離L1を移動する)
と、タイマー52の動作を開始し、タイマーのカウント
アンプ信号により、X軸方向への切り込み指令をNC装
置に与える。これにより、所定長さlのバルジ加工を高
精度で行うことができる。
この場合にも、バルジ長さはタイマーの設定値の変更に
より、容易に変更できる。
(5)タイマー52と第三センサー50による制御及び
タイマー52.第一センサー48と第三センサー50に
よる制御 上記の(31,(41の方法では、タイマー52のカウ
ントアツプ信号によって直ちに、NC装置にX軸切り込
み指令を与えているが、この代りに、タイマー52のカ
ウントアンプ信号の後、更に第三センサー50が主軸1
2 (及びワーク11)の所定の回転角度位置を検出し
た時点で、X軸方向への切り込み指令を与える。これに
より、バルジの長さgを一層高精度とすることができる
〔発明の効果〕
以上に説明したように1本発明方法によれば、1個の倣
い装置によるテープ走行面加工装置を備えた機械で、バ
ルジとテープ走行面とを1工程で加工することができ、
また、その際バルジの長さを所定長さとすることができ
るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用するり一ド加工機の要部を示
す概略断面図、第2図はそのリード加工機でワタに対す
る外周面加工を行う状態を説明する図、第3図は第2図
のm−m断面を示す図、第4図は上記り−ド加工機でリ
ード面加工を行う状態を示す概略側面図筒50はそのリ
ード加工機でワークの外周面加工を行う状態を示す概略
側面図、第6図は上記リード加工機におけるピストン3
4Bの動作曲線、第7図は回転磁気へノドシリンダの概
略斜視図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定シリンダを主軸に保持させて回転させ、主軸
    に設けられたカムに倣ってリードターナーを主軸軸線に
    平行なZ軸方向に往復動させ、この状態で、リードター
    ナーにZ軸方向に設けた油圧シリンダ機構に圧油を供給
    し、その油圧シリンダ機構に連結して設けた工具をリー
    ドターナーに対してZ軸方向に移動させて固定シリンダ
    の外面を加工する方法において、前記工具のリードター
    ナーに対するZ軸方向の移動開始時には、工具の切り込
    み深さを固定シリンダ外周面に所定高さのバルジを形成
    する第一深さとし、工具がリードターナーに対してZ軸
    方向の所定位置に達したことをセンサーで検出すると、
    その工具の切り込み深さを固定シリンダ外周面にテープ
    走行面を形成する第二深さとすることを特徴とする回転
    磁気ヘッド用固定シリンダの加工方法。
  2. (2)請求項1記載の方法において、工具がリードター
    ナーに対してZ軸方向の所定位置に達したことをセンサ
    ーで検出した後、主軸が所定の回転角度位置に達したこ
    とをセンサーで検出すると、その工具の切り込み深さを
    固定シリンダ外周面にテープ走行面を形成する第二深さ
    とすることを特徴とする回転磁気ヘッド用固定シリンダ
    の加工方法。
  3. (3)固定シリンダを主軸に保持させて回転させ、主軸
    に設けられたカムに倣ってリードターナーを主軸軸線に
    平行なZ軸方向に往復動させ、この状態で、リードター
    ナーにZ軸方向に設けた油圧シリンダ機構に圧油を供給
    し、その油圧シリンダ機構に連結して設けた工具をリー
    ドターナーに対してZ軸方向に移動させて固定シリンダ
    の外面を加工する方法において、前記工具のリードター
    ナーに対するZ軸方向の移動開始時には、工具の切り込
    み深さを固定シリンダ外周面に所定高さのバルジを形成
    する第一深さとし、工具のZ軸方向の移動開始より所定
    時間が経過したことをタイマーで検出すると、その工具
    の切り込み深さを固定シリンダ外周面にテープ走行面を
    形成する第二深さとすることを特徴とする回転磁気ヘッ
    ド用固定シリンダの加工方法。
  4. (4)固定シリンダを主軸に保持させて回転させ、主軸
    に設けられたカムに倣ってリードターナーを主軸軸線に
    平行なZ軸方向に往復動させ、この状態で、リードター
    ナーにZ軸方向に設けた油圧シリンダ機構に圧油を供給
    し、その油圧シリンダ機構に連結して設けた工具をリー
    ドターナーに対してZ軸方向に移動させて固定シリンダ
    の外面を加工する方法において、前記工具のリードター
    ナーに対するZ軸方向の移動開始時には、工具の切り込
    み深さを固定シリンダ外周面に所定高さのバルジを形成
    する第一深さとし、工具がリードターナーに対してZ軸
    方向の所定位置に達したことをセンサーで検出すると、
    タイマーの作動を開始し、そのタイマーが所定時間の経
    過を検出すると、前記工具の切り込み深さを固定シリン
    ダ外周面にテープ走行面を形成する第二深さとすること
    を特徴とする回転磁気ヘッド用固定シリンダの加工方法
  5. (5)請求項3又は4に記載の方法において、タイマー
    が所定の時間の経過を検出した後、主軸が所定の回転角
    度位置に達したことをセンサーで検出すると、その工具
    の切り込み深さを固定シリンダ外周面にテープ走行面を
    形成する第二深さとすることを特徴とする回転磁気ヘッ
    ド用固定シリンダの加工方法。
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