JPH0336960Y2 - - Google Patents

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JPH0336960Y2
JPH0336960Y2 JP16336283U JP16336283U JPH0336960Y2 JP H0336960 Y2 JPH0336960 Y2 JP H0336960Y2 JP 16336283 U JP16336283 U JP 16336283U JP 16336283 U JP16336283 U JP 16336283U JP H0336960 Y2 JPH0336960 Y2 JP H0336960Y2
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hydraulic jack
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swing
outer periphery
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、主として原子炉遮幣壁等、円筒状
コンクリート構造物の内側の表層コンクリートを
剥離解体するための装置に関するものである。
「従来の技術」 従来コンクリート構造物を解体撤去する手段と
して、機械的ドリルによる手段、打撃破壊による
手段、あるいは爆破による手段等、種々知られて
いる。
「考案が解決しようとする問題点」 原子炉遮蔽壁はその内側コンクリート表層が放
射能に汚染されているため、従来の破壊解体方法
では破壊及び破片の撤去作業に際して作業者に放
射能による被曝のおそれがあり、単純には破壊撤
去することは困難である。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、前記従来の課題を解決するため
に、原子炉遮蔽壁等の円筒状コンクリート構造物
の中心に設置する両側軸方向に昇降用ラツク2,
2′を設けた支柱1の外周に、内周に前記昇降用
ラツク2,2′に噛合して旋回駆動する昇降用ピ
ニオン3,3′を、かつ外周に円環状の旋回用ラ
ツク9,9′を設けた昇降ユニツト5を昇降自在
に挿嵌し、この昇降ユニツト5の外周に、内周に
旋回用ラツク9,9′に噛合して回転駆動する旋
回用ピニオン12,12′を設けた旋回ユニツト
10を旋回自在に挿嵌し、旋回ユニツト10の外
周面に、枠体状の揺動支持枠16をそれらの両側
部a,a′の中間において水平対称の支軸17,1
7′によりを上下に揺動自在に枢着し、揺動支持
枠16の先端部bにその前方に突出する油圧ジヤ
ツキ18の基端を固定し、そのプランジヤー1
8′の先端に、垂直部の上下に支持片20,21
を水平前方に突設してコ字型に形成された掴持金
具19を俯仰自在自在に枢着し、掴持金具19の
下部支持片21上に油圧ジヤツキ22によつて上
部支持片20との対向方向に昇降するスライド加
圧板23を設置し、掴持金具19の背面と油圧ジ
ヤツキ18との間に俯仰ジヤツキ28を連結し、
揺動支持枠16の後端に支持杆29を取付け、こ
の支持杆29の先端と旋回ユニツト10の下部と
の間に油圧ジヤツキ30を連結してなる原子炉遮
蔽壁など円筒状コンクリート構造物の内側表層部
の剥離解体装置を提案するものである。
「作用」 剥離解体に先立つて予め原子炉遮蔽壁A内に設
置した自動カツター装置等により、壁の内面に予
め所定間隔で縦、横に切溝Bを切り込んで升目状
に多数隣接する四角形のブロツクA′を形成し、
最初に剥離する壁下部のブロツクA′の下方部分
を予め撤去して切除用の空間を空けておき、この
ブロツクA′の上部の切溝Bと、下面下方に、第
1図および第3図に示すように掴持金具19の上
部支持片20とスライド加圧板23を挿入し、ス
ライド加圧板23を油圧ジヤツキ22で上昇する
ことによりブロツクA′を挟持する。
次いで、反対側の操作杆29を油圧ジヤツキ3
0の伸長作動により上方に押し上げることによつ
て、揺動支持枠16を第1図の鎖線のように傾斜
させて他側の油圧ジヤツキ18と共に掴持金具1
9を押し下げると共に、油圧ジヤツキ28を伸長
作動して掴持金具19を仰向させ、これによつて
ブロツクA′に第1図の矢印のように引きちぎる
方向に曲げと引張力を作用し、これによつて剪断
亀裂Cを生じさせてこの部分よりブロツク状の破
片として剥離する。
そして、昇降ユニツト5および旋回ユニツト1
0を適宜昇降および旋回し、また揺動支持枠16
を俯仰作動しながら、掴持金具19を隣接ブロツ
クA′に順次移動して、上記同様の操作を繰り返
すことにより、原子炉遮蔽壁Aの内側表層全体を
剥離解体する。
このようにして剥離したブロツク破片A′は、
掴持金具19で掴んだまま昇降ユニツト5および
旋回ユニツト10を適宜昇降および旋回してコン
ベヤ等の搬出装置に順次移送し、放射能廃棄物と
して処理する。
なお、内側表層を剥離して残つた原子炉遮蔽壁
A外殻は公知の解体方法で解体する。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、支柱1は原子炉等の円筒状コンクリート
構造物遮幣壁Aの内部中心に鉛直に設置するもの
で、第4図に示すようにその両側に軸方向に沿つ
て昇降用ラツク2,2′が設けられ、この支柱1
の周囲には昇降用ラツク2,2′にそれぞれ噛合
する昇降用ピニオン3,3を支軸4,4によつて
内周部に支承した円筒状の昇降ユニツト5が昇降
自在に設置されている。
昇降用ピニオン3,3は、モーター6,6′に
より回転する駆動ピニオン7,7に噛合つて正逆
回転し、昇降ユニツト5を支柱1に沿つて昇降す
るようになつている。
この昇降ユニツト5の下部には、その周囲に環
状に広がる支持台5′が形成され、その上面の周
囲に複数の支持ローラー8がその上端部を突出し
て回転自在に支承されており、また昇降ユニツト
5の上部外周および下部外周には、それぞれ環状
の旋回用ラツク9,9′が取付けられている。
支持台5′の上方における昇降ユニツト5の外
周には、この昇降ユニツト5の周りを旋回するの
に十分な内周空間を有する筒状の旋回ユニツト1
0が、その底面をローラー8上に支受して回転自
在に挿嵌され、この旋回ユニツト10の内周部に
回転自在に支承した旋回用ピニオン11,11′
を旋回用ラツク9,9′に噛合させ、これに噛合
する駆動ピニオン12,12′をモーター13,
13′によつて回転駆動することにより、旋回ユ
ニツト10を昇降ユニツト5の周りに旋回するよ
うに構成されている。
そして、旋回ユニツト10には、電源、油圧制
御用ユニツト14、油タンク15が装備され、こ
れに油圧制御ケーブル、電源ケーブルを連結して
昇降ユニツト5、旋回ユニツト10および後述す
る剥離解体用掴持装置を外部から遠隔操作するよ
うに構成されている。
剥離解体用掴持装置は第1〜3図および第5図
に示すように、角枠状の揺動支持枠16の両側部
a,a′の中間の互いに対称な位置において水平の
支軸17,17′によつて旋回ユニツト10の外
周に揺動自在に枢着し、この揺動支持枠16の前
端部bにその前方に突出する油圧ジヤツキ18の
基端を固定し、そのプランジヤー18′の先端に
掴持金具19を取付けることによつて構成されて
いる。
この掴持金具19は第3図に示すように、その
下部支持片21上に油圧ジヤツキ22が取付けら
れ、そのプランジヤーの上端に上部の支持片20
に対向するスライド加圧板23が固定されてい
る。
スライド加圧板23は第6,7図に示すよう
に、その後端に断面アリ溝型の突条24を上下方
向に形成し、これを掴持金具19の内面に設けた
アリ溝25に嵌合して上下にスライド自在に取付
けられている。
そして掴持金具19は、その背面に設けたブラ
ケツト26を油圧ジヤツキ18のプランジヤー1
8′の先端に支軸27によつて枢着することによ
り俯仰自在に取付けられ、かつその下部とプラン
ジヤー18′との間に連結した油圧ジヤツキ28
により俯仰作動するように構成されている。
揺動支持枠16の後端部b′には操作杆29が固
定され、その先端には旋回ユニツト10の下部に
支軸によつて枢着した油圧ジヤツキ30のプラン
ジヤー30の先端が支軸31によつて連結されて
おり、この油圧ジヤツキ30を伸縮作動すること
により、揺動支持枠16を油圧ジヤツキ18と共
にその支軸17,17′を支点として上下に揺動
するようになつている。
支柱1の下端は固定台盤32により原子炉内床
板に固定され、また上部には適宜上下に昇降調節
可能な支持板33が取付けられ、その周囲に水平
に突設した数個の油圧ジヤツキ34を伸長作動
し、そのプランジヤー先端の加圧板35を介して
原子炉遮蔽壁Aに圧接することにより、支柱上部
を揺動不変に固定している。
「考案の効果」 以上のようにこの考案の装置によれば、例え
ば、原子炉の遮蔽壁のような円筒状コンクリート
構造物の内壁に予め縦横に切溝を切り込んで升目
状に区画された四角形ブロツクを形成しておき、
この状態でブロツクの上部の切溝と下面下方に掴
持金具の上部支持片とスライド加圧板を挿入し、
スライド加圧板を油圧ジヤツキで上昇することに
よりブロツクを挟持し、操作杆を油圧ジヤツキの
伸長作動により上方に押し上げることによつて、
掴持金具を押し下げると共に、俯仰用油圧ジヤツ
キを伸長作動して掴持金具を仰向き方向に回転
し、これによつてブロツクにこれを引きちぎるよ
うに曲げと引張力を作用し、遠隔操作により自動
的に、しかも安全に剪断剥離することができる。
そして剥離したブロツク破片は、掴持金具で掴
んだまま昇降ユニツト5および旋回ユニツト10
を適宜昇降および旋回してコンベヤ等の搬出装置
に順次移送して連続的に排出することができるの
で、原子炉の解体においては放射能汚染された危
険なブロツク破片を現場に放置することなく、無
人化作業の下に放射能廃棄物として解体と同時に
安全かつ確実に撤去処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置の使用態様を示す側面
図、第2図は第1図のX−X断面図、第3図はこ
の考案装置による剥離状態の部分拡大側面図、第
4図はこの考案装置の昇降ユニツトと旋回ユニツ
トの構成を示す縦断正面図、第5図は第4図のY
−Y断面図、第6図はこの考案装置に係る掴持金
具の正面図、第7図は第6図のZ−Z断面図であ
る。 1……支柱、2,2′……昇降用ラツク、3,
3′……ピニオン、4,4′……支軸、5……昇降
ユニツト、5……支持台、6,6′……モーター、
7,7′……ピニオン、8……支持ローラー、9,
9′……ラツク、10……旋回ユニツト、11,
11′……ピニオン、12,12……ピニオン、
13,13……モーター、14……電源、油圧制
御用ユニツト、15……油タンク、16……揺動
支持枠、17,17……支軸、18……油圧ジヤ
ツキ、18……プランジヤー、19……掴持装
置、20,21……支持片、22……油圧ジヤツ
キ、23……スライド加圧板、24……鳩尾状突
条、25……アリ溝、26……取付片、27……
支軸、28……油圧ジヤツキ、29……操作杆、
30……油圧ジヤツキ、30……プランジヤー、
31……支軸、32……固定台盤、33……支持
盤、34……油圧ジヤツキ、35……加圧盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側軸方向に昇降用ラツク2,2′を設けた支
    柱1の外周に、内周に前記昇降用ラツク2,2′
    に噛合して旋回駆動する昇降用ピニオン3,3′
    を、かつ外周に円環状の旋回用ラツク9,9′を
    設けた昇降ユニツト5を昇降自在に挿嵌し、この
    昇降ユニツト5の外周に、内周に前記旋回用ラツ
    ク9,9′に噛合して回転駆動する旋回用ピニオ
    ン12,12′を設けた旋回ユニツト10を旋回
    自在に挿嵌し、前記旋回ユニツト10の外周に、
    枠体状の揺動支持枠16をそれらの両側部a,
    a′の中間の対称位置において水平の支軸17,1
    7′によりを上下に揺動自在に枢着し、前記揺動
    支持枠16の先端部bにその前方に突出する油圧
    ジヤツキ18の基端を固定し、そのプランジヤー
    18′の先端に、垂直部の上下に支持片20,2
    1を水平前方に突設してコ字型に形成された掴持
    金具19を俯仰自在に枢着し、前記掴持金具19
    の下部支持片21上に油圧ジヤツキ22によつて
    上部支持片20との対向方向に昇降するスライド
    加圧板23を設置し、前記掴持金具19の背面と
    前記油圧ジヤツキ18との間に俯仰ジヤツキ28
    を連結し、前記揺動支持枠16の後端b′に支持杆
    29を取付け、この支持杆29の先端と旋回ユニ
    ツト10の下部との間に油圧ジヤツキ30を連結
    してなることを特徴とする原子炉遮蔽壁など円筒
    状コンクリート構造物の内側表層部の剥離解体装
    置。
JP16336283U 1983-10-24 1983-10-24 原子炉遮蔽壁等円筒状コンクリ−ト構造物の内側表層部の剥離解体装置 Granted JPS6072598U (ja)

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JP16336283U JPS6072598U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 原子炉遮蔽壁等円筒状コンクリ−ト構造物の内側表層部の剥離解体装置

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JP16336283U JPS6072598U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 原子炉遮蔽壁等円筒状コンクリ−ト構造物の内側表層部の剥離解体装置

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JPS6072598U JPS6072598U (ja) 1985-05-22
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JP16336283U Granted JPS6072598U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 原子炉遮蔽壁等円筒状コンクリ−ト構造物の内側表層部の剥離解体装置

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JP4192224B2 (ja) * 2003-08-08 2008-12-10 安部ガナイト工業株式会社 煙突ライニングの除去装置

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JPS6072598U (ja) 1985-05-22

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