JP2955512B2 - 柱状体の連続処理工法およびその装置 - Google Patents

柱状体の連続処理工法およびその装置

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JP2955512B2 JP17187096A JP17187096A JP2955512B2 JP 2955512 B2 JP2955512 B2 JP 2955512B2 JP 17187096 A JP17187096 A JP 17187096A JP 17187096 A JP17187096 A JP 17187096A JP 2955512 B2 JP2955512 B2 JP 2955512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線アンテナ用
の鉄塔、或いは鉄製の高い煙突などの例えば数十メート
ルから三百メートルに達する高い柱状体を高所作業なし
で安全に建設または、解体撤去する工法およびその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高い柱状体の建設や解体撤去作業
は一般に大型のクレーンを用いて行っている。即ち、建
設の場合は、予め一定の長さに組み立てられたブロック
をクレーンによって吊り上げながら、下部の建設済のブ
ロック上に溶接などの手段によって接続していく方法。
または、地上で組み立てた柱状体を大型クレーンにより
引き起こして張り線で垂直に保持せしめる方法などが行
われている。
【0003】また、解体工事の場合は、クレーンで柱状
体を吊り上げた状態で、溶断などの手段で下部を所定長
さのブロックに切断し、次いで、上部の柱状体を下降さ
せて、下部を切断するという作業の繰り返しで順次下部
から撤去するか、または、上部から順次切断してクレー
ンで吊り下げて撤去するなどの工法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の工
法は、大型のクレーンが必要であり、クレーンで重いブ
ロックや柱状体を吊り上げるために高い足場や高所での
作業が必要となり、非常に手数がかかり且つ危険であ
り、大型のクレーンを用いるため、周囲に広い場所が必
要となるなどの問題があった。
【0005】そこで、この発明の課題は、上記のような
従来の柱状体の建設や解体の問題点を解決して、高所作
業をなくし、しかも周囲に広い場所がなく、かつ連続的
に作業ができる工法を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、柱状体の設置予定位置にその周囲を
取り巻くように支持手段付の作業ステージを設けたの
ち、この作業ステージ内に柱状体の一部をなすブロック
を置くと共に、搬入前の或いは搬入後の上記ブロックの
外周複数の設定位置に表面上下方向に等間隔の係止部材
を有する当板を着脱自在に取付け、次いで上記支持手段
を構成する上記当板に対向する無端状のチエンを適宜の
駆動手段により上昇方向に走行させながら、上記チエン
に設けてある等間隔の受部材を上記係止部材に係合させ
て上記ブロックを吊り上げ、この吊り上げたブロックの
下部空間に次のブロックを挿入して、上下のブロックを
接続したのち、この接続した上下のブロックを上記の受
部材と接続ブロックに取付けた当板の係止部材との係合
関係により吊り上げる繰り返しにより所定の高さの柱状
体を建設することを特徴とする及び既設の柱状体の基部
附近にその周囲を取り巻くように支持手段付の作業ステ
ージを設けたのち、柱状体の下部撤去ブロックの上方外
周複数の設定位置に表面上下方向に等間隔の係止部材を
有する当板を取付け、次いで上記支持手段を構成する上
記当板に対向する無端状チエンに設けてある等間隔の受
部材を上記係止部材に受架状態に係合すると共に、この
係合関係を保ちながら柱状体の撤去ブロックの上側を切
断し、また基台から撤去ブロックの下端を外し、そして
撤去ブロックを搬出したのち、駆動手段によりチエンを
降下方向に走行させて柱状体を降送し、然るのち柱状体
の次の撤去ブロックの上側を切断し、この切断により分
割した撤去ブロックを搬出する作業の繰り返しにより柱
状体を下部から順次解体撤去することを特徴とする工法
や、柱状体の設置予定位置にその周囲を取り巻くように
支持手段付の作業ステージを設けたのち、この作業ステ
ージ内に柱状体の一部をなすブロックを置くと共に、搬
入前の或いは搬入後の上記ブロックの外周複数の位置に
上下方向のチエンまたはラックを有する当板を着脱自在
に取付け、次いで上記支持手段を構成する上記各チエン
またはラックに噛み合うピニオンギャを駆動手段により
駆動しながら上記ブロックを吊り上げ、この吊り上げた
ブロックの下部空間に次のブロックを挿入して、上下の
ブロックを接続したのち、この接続した上下のブロック
を上記のピニオンギャと接続ブロックに取付けた当板の
チエンまたはラックとの噛み合いにより吊り上げる繰り
返しにより所定の高さの柱状体を建設することを特徴と
する及び既設の柱状体の基部附近にその周囲を取り巻く
ように支持手段付の作業ステージを設けたのち、柱状体
の下部ブロックの上方複数の設定位置に表面上下方向に
チエンまたはラックを有する当板を取付け、次いで支持
手段を構成する駆動手段付のピニオンギャを上記チエン
またはラックに噛み合わせると共に、この噛み合いを保
ちながら柱状体の撤去ブロックの上側を切断し、また基
台から撤去ブロックの下端を外し、そして撤去ブロック
を搬出したのち、駆動手段によりピニオンギャを駆動し
ながら柱状体を降送し、然るのち柱状体の次の撤去ブロ
ックの上側を切断し、この切断により分割した撤去ブロ
ックを搬出する作業の繰り返しにより柱状体を下部から
順次解体撤去することを特徴とする工法や、この工法を
実施する装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。この発明の実施形態は、図
1のように地上に設置した横断面が正三角形の高い柱状
体A(例えば鉄骨トラス構造の250m〜300mの非
常に高い大型のアンテナ柱)を建設または解体撤去する
場合について説明している。
【0008】柱状体Aは、帯鋼板や型綱をトラス状に組
んだ側枠1を図3のように横断面が正三角形になるよう
に配置して、その各隅に型綱からなる角筒2を溶接する
ことにより構成してある。
【0009】図1の3は柱状体Aの基部を支える基台
で、コンクリートなどで強固に地面に固定し、上記柱状
体Aの下端を支えている。図示の場合は、柱状体Aの下
端を細く絞って基台3の中央に適当な手段で固定し、柱
状体Aの上部や中間部の適所と地上の数箇所とを張り線
7により連結して強風に対しても柱状体Aが倒れないよ
うにしてある。
【0010】Bは、基台3上に設けた作業ステージで、
図2、図3のように柱状体Aの周囲三等分位置に配置し
た3本の支柱4と、この各支柱4の上部附近を連結する
上部横枠継ぎ材5と、同じく各支柱4の中間部を連結す
る中間横枠継ぎ材6からなっており、建設あるいは解体
しようとする柱状体Aの1ブロック分あるいは、このブ
ロックを別の場所に移動させるのに必要なスペースを下
方に有する程度の高さとし、この作業ステージBの内側
に、以下に説明するような昇降式の支持手段Cを設け
る。
【0011】上部横枠継ぎ材5上と中間横枠継ぎ材6の
各隅の上部に設けた軸受には、それぞれ回転軸8、9を
設け、この各回転軸8、9に複数(図では各6個)のス
プロケット10、11を固定する。そして、これら各ス
プロケット10、11にそれぞれ無端チエン12を上下
方向に掛架する。
【0012】図4のように上記各チエン12の中央両側
のものと、外側のものには一定の間隔で柱状体Aの受部
材13をそれぞれ固定し、内側の左右の受部材13には
孔を設けて、この孔にピン14を挿通して固定し、左右
外側の各受部材13にもそれぞれ孔を設けて左右のピン
14を挿通してこれらの各ピン14の外側に筒15をそ
れぞれ被せておく。
【0013】図5のように、上記柱状体Aの各隅の角筒
2の部分には複数のピン孔17を所定の間隔で縦に並べ
て設け、左右一対の縦長の鋼鈑などからなる当板18に
上記ピン孔17に合致するように設けた複数のピン孔1
9と、上記孔17に挿入した係止ピン20で当板18を
角筒2に着脱自在に固定する。そして、これらの各係止
ピン20には適宜の抜け止を施す。
【0014】さらに、上記各当板18の外寄りにも複数
のピン孔21を一定の間隔で縦に並べて設ける。このピ
ン孔21のピッチは前記各チエン12の各受部材13の
ピッチと同じとし、このピン孔21にもピン状の係止部
材22を挿入して抜け止を施す。
【0015】上部の各スプロケット10の各軸8の両端
は、図3のように軸受より突出させて、この各軸8の対
向する端部をユニバーサルジョイントUを介して連結軸
23にて連結して各軸8が同一回転するようになし、1
ケ所又は複数ケ所の連結軸23にモーターMから減速機
Rをへて回動を伝達(各軸8を駆動するように)する。
そして、この伝達手段にウオームギヤを採用して従動側
の回転が駆動側に伝わらないようにして、ワークの自重
による落下などの暴走を防止し、あるいは、それぞれの
モーターMに適宜の制動機を設けて各軸8を制動できる
ようにする。
【0016】次に、柱状体Aの建設について説明する
と、先ず、図7(I)のように作業ステージBの下方で
一段目のブロックaを組み立てる。この組み立てたブロ
ックaの各隅の角筒2の両側に図5、図6のように当板
18を複数のピン20により取付け、この当板18の外
側に複数の係止部材22を取付ける。そして、上記各部
材22を図6のようにステージB側の各受部材13上に
載せて各当板18によりブロックaを支持させる。
【0017】次に各スプロケット10、11、チエン1
2を上昇方向に駆動し、受部材13と係止部材22の係
合を介し、最初のブロックaを上昇させると同時に、ガ
イド台33は次の作業のために元に戻りスタンバイす
る。これにより、図7(II)のようにブロックaの下
部に十分な空間ができると、その下方で次のブロックb
を組み立て、このブロックbを上のブロックaに溶接や
ボルト止めのような手段で接続する。
【0018】もし、ブロックbも他の場所で組み込まれ
たものであれば、ブロックaが上がっている間(もちろ
んブロックbは元の位置に戻っているが)に次の工程に
移れ、ブロックaを所定位置でセットし終えた時点でブ
ロックbは下にスタンバイしている。
【0019】こうして上下のブロックa、bを接続した
のち、前回と同様にブロックbの各隅の角筒2の外側に
図5のように当板18をピン20により取付ける。そし
て、各チエン12を駆動すると、接続された上下のブロ
ックa、bが受部材13と各部材22の係合を介して押
し上げられる。
【0020】ブロックCは、ブロックbが所定の位置に
着き、ブロックaと接続最中にガイド台33で組み終
え、図7(III)に示すようにステージ内に引き込まれ
る。そして、上部のブロックbに接続される。
【0021】上記の作業の繰り返しにより、接続したブ
ロックa、b、cなどの高さが作業ステージBより高く
なると、不安定で倒れ易くなるが、これを防ぐために、
上端のブロックaに支線ワイヤー26を連結し、これを
地上に張って倒れ止めとする。このような作業の繰り返
しにより柱状体Aを順次立ち上げていく。上記支線ワイ
ヤー26は柱状体Aが高くなるにつれて延ばしていく。
【0022】なお、上記の作業に用いる建設資材の搬入
兼搬出手段Dとして、予め基台3上に複数のジャッキ3
1で上下される上下台32を設け、その上に横長のガイ
ド台33により左右に移動できる可動台30を設ける。
【0023】次に、既設の柱状体Aの撤去作業について
説明する。上記基台3上の柱状体Aの角筒2に固定した
当板18の外側の各係止部材22を各チエン12の各受
部材13で支持することにより、柱状体Aを作業ステー
ジBで支持する。
【0024】この状態で、柱状体Aの下端を図8(I)
の鎖線aに沿って溶断などの手段で切断し、切断された
柱状体Aの下部を基台3から外し、図8(II)のよう
に除去する。このように、柱状体Aの下端に空間が生じ
た状態で前記搬入兼搬出手段Dを基台3上に設け、上下
台32を上昇位置とする。
【0025】上記のように、可動台30上の上下台32
を柱状体Aの下部に位置させたのち、モーターMにより
各軸8をチエン12とともに柱状体Aの下降方向に同期
回転させ、図8(III)のように残りの柱状体Aを下降
させて、その下端を可動台30上に載せる。
【0026】この状態で、図8(III)のように鎖線b
に沿って溶断などの手段で切断し、次に上下台32を下
げて可動台30に載せると、切断された下部cと残りの
柱状体Aの下端の間に隙間ができるから、切断された下
部cを可動台30に載せたまま図8(IV)に示すよう
に可動台30をガイド台33に沿って側方に引出す。
【0027】上記の作業の繰り返しにより高所作業なし
で高い柱状体Aを解体撤去できる。上記実施形態は作業
ステージBにチエン12を設けた場合を示しているが、
その他に作業ステージの内側に、ピニオンギャを上下方
向に一定の間隔で配置し、この各ピニオンギャを同じ方
向に正逆自在に駆動する駆動手段を設け、建設または撤
去する柱状体Aの上記各ピニオンギャに対向する位置
に、このピニオンギャに噛み合う上下方向のチエンまた
はラックギャを有する当板18をピン20で着脱自在に
装着してピニオンギャを駆動すると、このピニオンギャ
に噛合しているラックギャまたはチエンがピニオンギャ
に噛み合いながら柱状体Aが上昇または下降するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】この発明は、上記のように建設や解体し
ようとする柱状体の据え付け基部附近に柱状体を取り巻
くように作業ステージを設け、この作業ステージに設け
た支持手段としての上下方向の無端チエンに取付けた
部材と柱状体に着脱自在に取付けた係止部材の係合、あ
るいは複数のピニオンギャを上下方向に一定の間隔で配
置し、この各ピニオンギャに、建設または撤去する柱状
体に取付けた上下方向のチエンまたはラックギャを噛合
させる構を用いたので、シリンダー機構やスクリュー
ジャッキ機構のように無駄な往復運動をさせる必要がな
く、連続的に作業を行なうことができるので作業能率が
よいなどの効果がある。
【0029】さらに、この工法や装置によると、当日の
作業終了時又は台風時などの予測される危険時には、支
持手段によって上げておき、次に柱状体を支持手段上に
乗せてここでも固定できるので、柱状体を上下でしっか
りと固定することができ、極めて安全性の点ですぐれた
ものである。
【0030】また、翌日の作業開始時又は台風通過後の
予測危険が回避できた時に、先ず解体する柱状体の切断
部分を切断し、次に支持手段によって切断した部分を乗
せて側方(外方)に移動している間に、残った柱状体を
次の切断部分が来るように所定の位置迄上方の柱状体を
下げることもできる。
【0031】また、翌日の作業開始時又は台風通過後の
予測危険が回避できた時に、先ず解体する柱状体の切断
部分を切断し、次に支持手段によって切断した部分を乗
せて側方(外方)に移動している間に、残った柱状体を
次の切断部分が来るように所定の位置迄上方の柱状体を
下げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態の一部切欠正面図
【図2】同上の要部の一部切欠拡大正面図
【図3】同じく一部横断拡大平面図
【図4】昇降手段の要部拡大平面図
【図5】柱状体の係合部の拡大横断平面図
【図6】昇降手段の一部切欠拡大横断正面図
【図7】柱状体の建設工程の正面図
【図8】柱状体の解体撤去工程の正面図
【符号の説明】
1 側枠 2 角筒 4 支柱 5 上部横枠継ぎ材 6 中間横枠継ぎ材 8 回転軸 9 回転軸 10 スプロケット 11 スプロケット 12 無端チェン 13 受部材 18 当板 22 係止部材 A 柱状体 B 作業ステージ C 支持手段 D 搬入兼搬出手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状体の設置予定位置にその周囲を取り
    巻くように支持手段付の作業ステージを設けたのち、こ
    の作業ステージ内に柱状体の一部をなすブロックを置く
    と共に、搬入前の或いは搬入後の上記ブロックの外周複
    数の設定位置に表面上下方向に等間隔の係止部材を有す
    る当板を着脱自在に取付け、次いで上記支持手段を構成
    する上記当板に対向する無端状のチエンを適宜の駆動手
    段により上昇方向に走行させながら、上記チエンに設け
    てある等間隔の受部材を上記係止部材に係合させて上記
    ブロックを吊り上げ、この吊り上げたブロックの下部空
    間に次のブロックを挿入して、上下のブロックを接続し
    たのち、この接続した上下のブロックを上記の受部材と
    接続ブロックに取付けた当板の係止部材との係合関係に
    より吊り上げる繰り返しにより所定の高さの柱状体を建
    設することを特徴とする柱状体の連続処理工法。
  2. 【請求項2】 既設の柱状体の基部附近にその周囲を取
    り巻くように支持手段付の作業ステージを設けたのち、
    柱状体の下部撤去ブロックの上方外周複数の設定位置に
    表面上下方向に等間隔の係止部材を有する当板を取付
    け、次いで上記支持手段を構成する上記当板に対向する
    無端状チエンに設けてある等間隔の受部材を上記係止部
    材に受架状態に係合すると共に、この係合関係を保ちな
    がら柱状体の撤去ブロックの上側を切断し、また基台か
    ら撤去ブロックの下端を外し、そして撤去ブロックを搬
    出したのち、駆動手段によりチエンを降下方向に走行さ
    せて柱状体を降送し、然るのち柱状体の次の撤去ブロッ
    クの上側を切断し、この切断により分割した撤去ブロッ
    クを搬出する作業の繰り返しにより柱状体を下部から順
    次解体撤去することを特徴とする柱状体の連続処理工
    法。
  3. 【請求項3】 柱状体の設置予定位置にその周囲を取り
    巻くように支持手段付の作業ステージを設けたのち、こ
    の作業ステージ内に柱状体の一部をなすブロックを置く
    と共に、搬入前の或いは搬入後の上記ブロックの外周複
    数の位置に上下方向のチエンまたはラックを有する当板
    を着脱自在に取付け、次いで上記支持手段を構成する上
    記各チエンまたはラックに噛み合うピニオンギャを駆動
    手段により駆動しながら上記ブロックを吊り上げ、この
    吊り上げたブロックの下部空間に次のブロックを挿入し
    て、上下のブロックを接続したのち、この接続し た上下
    のブロックを上記のピニオンギャと接続ブロックに取付
    けた当板のチエンまたはラックとの噛み合いにより吊り
    上げる繰り返しにより所定の高さの柱状体を建設するこ
    とを特徴とする柱状体の連続処理工法。
  4. 【請求項4】 既設の柱状体の基部附近にその周囲を取
    り巻くように支持手段付の作業ステージを設けたのち、
    柱状体の下部ブロックの上方複数の設定位置に表面上下
    方向にチエンまたはラックを有する当板を取付け、次い
    で支持手段を構成する駆動手段付のピニオンギャを上記
    チエンまたはラックに噛み合わせると共に、この噛み合
    いを保ちながら柱状体の撤去ブロックの上側を切断し、
    また基台から撤去ブロックの下端を外し、そして撤去ブ
    ロックを搬出したのち、駆動手段によりピニオンギャを
    駆動しながら柱状体を降送し、然るのち柱状体の次の撤
    去ブロックの上側を切断し、この切断により分割した撤
    去ブロックを搬出する作業の繰り返しにより柱状体を下
    部から順次解体撤去することを特徴とする柱状体の連続
    処理工法。
  5. 【請求項5】 柱状体の設置予定位置または既設の柱状
    体の基部附近に、この柱状体を取り巻く作業ステージを
    設け、この作業ステージの内側に、上下方向に掛架さ
    れ、駆動手段で正逆自在に駆動される複数の無端チエン
    を設け、建設または撤去する柱状体の上記無端チエンに
    対向する位置に、それぞれ一対の上下方向の当板を着脱
    自在に装着し、この当板には、上記無端チエンに一定の
    間隔で設けた複数の受部材の上に載る複数の係止部材を
    着脱自在に装着し、作業ステージの下部には柱状体の建
    設資材の作業ステージ内への搬入または作業ステージ内
    で解体した柱状体のブロックを搬出する搬入兼搬出手段
    を設けたことを特徴とする柱状体の連続処理装置。
  6. 【請求項6】 柱状体の設置予定位置または既設の柱状
    体の基部附近に、この柱状体を取り巻く作業ステージを
    設け、この作業ステージの内側に、複数のピニオンギャ
    を上下方向に一定の間隔で配置し、この各ピニオンギャ
    を同じ方向に正逆自在に駆動する駆動手段を設け、建設
    または撤去する柱状体の上記各ピニオンギャに対向する
    位置に、このピニオンギャに噛み合う上下方向のチエン
    またはラックギャを有する当板を着脱自在に装着し、作
    業ステージの下部には柱状体の建設資材の作業ステージ
    内への搬入または作業ステージ内で解体した柱状体のブ
    ロックを搬出する搬入兼搬出手段を設けたことを特徴と
    する柱状体の連続処理装置。
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