JPH0336647Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0336647Y2
JPH0336647Y2 JP2897080U JP2897080U JPH0336647Y2 JP H0336647 Y2 JPH0336647 Y2 JP H0336647Y2 JP 2897080 U JP2897080 U JP 2897080U JP 2897080 U JP2897080 U JP 2897080U JP H0336647 Y2 JPH0336647 Y2 JP H0336647Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
space
sealing material
curtain wall
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2897080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56130522U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2897080U priority Critical patent/JPH0336647Y2/ja
Publication of JPS56130522U publication Critical patent/JPS56130522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0336647Y2 publication Critical patent/JPH0336647Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はカーテンウオールの雨仕舞構造に関
するもので、カーテンウオール構成用パネルの連
結部において、等圧空間の形成によつて室内への
雨滴等の侵入を阻止できるようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来は例えば実開昭55−19720号公報に記載さ
れているように、カーテンウオールを構成する各
カーテンウオールユニツトとしてのパネルの左右
間に空間を形成すると共に、この空間の外面に目
板を介在させ、この目板又はこの目板の周りを通
つて前記空間に至る迂回通路を形成し、この空間
を外気圧と等圧して成り、等圧原理により室外が
わから室内がわへの雨水の侵入を阻止しうるよう
にして成る構造が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上述の構造では、パネル間の〓間を単に
塞ぎ、外気をパネル間の空間に導入できるように
したのみであるため、隣接するパネル間を完全に
塞ぐ構造となつていないので、建物に経年変化に
よる変形が生じた場合や、地震等による層間変位
でカーテンウオール取付部に誤差が生じた場合
に、ユニツト間の相対的前後変位となり、タイト
性不良となつて、水密性の低下を惹起するという
問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいて、この考案はカーテンウオール構
成する各カーテンウオールユニツトとしてのパネ
ルの左右方向の連結部において、一方のパネルの
他端には他方のパネルに向つて側方に延出する延
長壁を形成し、且つこの延長壁より室外側に、こ
の延長壁を覆うと共に上下のパネル間の連結部を
跨ぐように、上下に延長される長いカバー材を固
着し、他方のパネルの側端にはゴンドラガイド枠
としての前記カバー材の前方において、このカバ
ー材とほぼ直交する方向に延長する覆壁体を設
け、この覆壁体と前記カバー材との間にシーリン
グ材を配設してなるカーテンウオールの雨仕舞構
造を提供するものである。
〔作用〕
上記構造からなるこの考案の雨仕舞構造では、
左右のパネルの連結部において、一方のパネルか
ら他方のパネルに向かつ補強枠が延長され、かつ
その前面において、ゴンドラガイド枠を構成する
長いカバー材が上下に連なるパネルの上下の連結
部を跨ぐように上下に延長されていて、左右のパ
ネル間からの雨水の侵入を阻止するものである。
〔実施例〕
次にこの考案を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
図面は驅体1の外側面にガラス窓を構成するカ
ーテンウオールユニツト2(以下に窓パネルとい
う)と、この窓パネル2も腰部を構成するカーテ
ンウオールユニツト3(以下に腰パネルという)
とを、上下方向に交互に取り付け、かつ左右方向
に別のカーテンウオールユニツト4G(以下に柱
パネルという)を介して、前記窓パネル2と腰パ
ネル3との組み合わせ構造を連ねて成るカーテン
ウオール構造を示すものである。
前記パネル2と腰パネル3の連結部には、第2
図及び第3図に示すようによこ空間5が形成され
ており、第2図に示すように窓パネル2の下方に
腰パネル3が位置する連結部においては、ブラケ
ツト6で上端部を驅体1側に取り付けられた腰パ
ネル3の室外側上端に連結枠3′が突設され、こ
の連結枠3′の室外側に一定間隔を置いて、窓パ
ネル2の下端部が重ね合わされており、前記ブラ
ケツト6に連結される補助ブラケツト6aに、ボ
ルト、ナツト等の連結具7によつて着脱可能で、
かつこのブラケツト6aに形成した長孔6a′を介
して、内外方向の圧着調整可能な保持体8が装着
され、この保持体8に装着される内部気水密部材
すなわち内部シーリング材9によつて、窓パネル
2と腰パネル3の室内側連結部が圧着されてい
る。また窓パネル2の下枠2aにねじ10で装着
される覆壁体11の取り付け溝11aに嵌着され
たシーリング材12を介して、窓パネル2と腰パ
ネル3の室外側連結部が接触状態に保たれ、窓パ
ネル2と腰パネル3並びに内部シーリング材9と
シーリング材12によつて、前記よこ空間5が形
成されている。シーリング材12は例えばネオプ
レン等の合成ゴムで形成されるもので、覆壁体1
1の取り付け溝11aに嵌着された基部12a
と、この基部12aから腰パネル3の上端に設置
された連結枠3′に向つて突出する舌片12b,
12cとで構成され、かつ第7図a,bに示すよ
うな、透孔13aあるいは切り欠き13b等の外
気導入孔13を千鳥状に形成して成り、この外気
導入孔13を介して、前記よこ空間5内が外気圧
と等圧となつている。なお外部シーリング材12
は上記構造のほか、第8図a,bに示すように、
基部12aの上下端から突出する一対の舌片12
b,12cの中間に同じく基部12aから出する
雨滴阻止片12fを設けたものも考えられ、これ
ら各外部タイト材12における舌片12b,12
cには、それぞれ前述と同様に透孔13aあるい
は切り欠き13b等の外気導入孔13が設けられ
ている。
上記構造を有するシーリング材12を嵌着し、
ねじ10をもつて窓パネル2の下枠2aに装着さ
れる前記覆壁体11は、その上部に係合部11b
を有しており、この係合部11bを窓パネル2の
下枠2aに設けられた掛止部2′に係合させると
ともに、前記ねじ10で窓パネル2の下端部に着
脱可能に装着されるようになつている。すなわち
シーリング材12を装着した覆壁体11自体はカ
セツトとして自由に着脱でき、前記よこ空間5内
の保守点検並びに清掃が容易に行なえるようにす
るものである。そして前記覆壁体11の装着時に
は、窓パネル2の下端部によこ空間14が形成さ
れる。15は覆壁体11に設けられた外気導入孔
を兼ねた雨水排水孔であつて、よこ空間14内は
外気圧と等にした雨樋の役目を果たしている。ま
た下枠2a枠廻り用の排水孔16を設けることに
より、下枠2aとガラス部2bとの間に形成され
る空間17は、前記よこ空間14を介して外気圧
と等圧にすることができるようになつている、腰
パネル3の上端部に形成されたよこ空間18は、
第5図のたて空間25及び第3図のよこ空間19
を介して外気圧と等圧の役目をするものである。
前記覆壁体11とその周辺の構造を第9図に示
す。
一方、第3図に示す腰パネル3の下方に窓パネ
ル2が位置する連結部においては、ブラケツト
6′で上端部を驅体1側に取り付けられた窓パネ
ル2の上枠2cの室外側に、一定間隔を置いて腰
パネル3の下端部が重ね合わされており、前記ブ
ラケツト6′にボルト、ナツト等の連結具7にて
着脱可能で、かつ長孔6″を介して内外方向に圧
着調整自在に装着される保持枠8′に嵌着される
内部シーリング材9によつて、腰パネル3と窓パ
ネル2の室内側連結部が圧着されている。また腰
パネル3の下端部にねじ10′で着脱可能に装着
された覆壁体11′の取り付け溝11aに嵌着さ
れるシーリング材12によつて、腰パネルと窓パ
ネル2の室外側連結部が接触して、腰パネル3、
窓パネル2及び内部シーリング材9、シーリング
材12によつて、よこ空間5が画定される。そし
てこのよこ空間5は、シーリング材12に設けら
れた外気導入孔13を介して、外気圧と等圧にな
つている。なお19は腰パネル3の下端部に形成
されたよこ空間で、腰パネル3と覆壁体11′と
を貫通して設けられた雨水排水孔兼用の外気導入
孔20を介して、外気圧と等圧となる役目を果し
ている。前記覆壁体11′とそまわりの構造を分
解して示したのが第10図である。
窓パネル2の上枠2cに形成されたよこ空間2
1及び上枠2cとガラス部2bとの間に形成され
たよこ空間22は、第4図に示すように窓パネル
2のたて枠2dに形成されるため、たて空間23
及びこのたて空間23とガラス部2bとの間に形
成されるたて空間24とを介して、それぞれ前記
よこ空間14及び17と連通していて、窓パネル
2の四周に等圧空間を形成する。なお第5図で示
すたて空間25は腰パネル3の上下端に形成され
た前記よこ空間18及び19と連通して、腰パネ
ル3の四周に等圧空間を形成するようになつてい
る。
前記窓パネル2及び腰パネル3の左右側端と、
これら窓パネル2及び腰パネル3に隣接する柱4
との連結部は、第4図及び第5図に示すよう用
に、内部シーリング材9′及びシーリング材1
2′で、それぞれ室内側及び室外側が接触され、
窓パネルと柱パネル4及び内外部タイト9′及び
12′、あるいは第5図に示す腰パネル3と柱パ
ネル4及び内外部タイト材9′及び12′とで、そ
れぞれのたて空間26を形成している。そしてこ
のたて空間26は前記よこ空間5と連通してお
り、このたて空間26も当然に外気圧と等圧とな
つている。なお前記内部シーリング材9′又はシ
ーリング材12′を嵌着する保持枠8a、又は後
述する延長壁としての補強枠32の前方まで延長
される覆壁体8b,8b′も、前述のシーリング材
保持部8,8及び覆壁体11′,11′と同様に着
脱可能になつており、内部シーリング材9′及び
シーリング材12′の交換時及び前記空間5及び
26内部の保守点検と清掃の便宜を図つている。
またシーリング材保持枠8aは、前述と同様に長
孔8a′を介して、内外方向に圧着調整自在となつ
ている、前記覆壁体8bとまわりの構造を示した
のが第11図であり、覆壁体8b′とそのまわりの
構造を示したのが第12図である。
柱パネル4の上下方向の連結部は、第6図に示
すように、前記窓パネル2と腰パネル3の連結部
と同様に構成されている。したがつて同一又は同
等部分に同一符号を付するにとどめ、詳細な説明
を省略する。
なお第4図及び第5図で示す空間25は、柱パ
ネル4の左右側端に形成されるたて空間で、第6
図に示す柱パネル4の上下端に形成されるよこ空
間28,29と連通して、各柱パネル4の四周に
等圧空間を形成している。また第4図及び第5図
に示す溝30は、柱パネル4と窓パネル2及び腰
パネル3との接続部に形成されるゴンドラガイド
用溝で、建物の外面に形成されるこのゴンドラガ
イド用溝30内で、図示しない建物清掃用ゴンド
ラの車輪等が、上下移動のガイドとなつている。
前記ゴンドラガイド溝30は第4図、第5図、
第12図及び第13図において、窓パネル2ある
いは腰パネル3と柱パネル4とを、互いにその室
内側に前記ゴンドラの上下移動を案内すべき前記
溝30を形成するように重ね合わせるとともに、
その室内側の連結部においては、ブラケツト31
に対して着脱可能に装着された保持枠8aに嵌着
した内部シーリング材9′を圧着させ、かつ柱パ
ネル4から他方の窓パネル2あるいは腰パネル3
に向つて側方に突設された延長壁としての補強枠
32の突出端側にねじ10′で装着され、かつ補
強枠32の室外側を覆うと共に、上下に延長され
るパネル2及び4における左右の連結を跨ぐよう
に、上下に延長されるゴンドラガイド枠としての
長いカバー材33である。このカバー材33の室
外側面に、前記窓パネル2あるいは腰パネル3に
装着された覆壁体8b′,8b′のシーリング材1
2′を接触させる。この場合、ゴンドラの移動面
を形成するカバー材33の、前記ねじ10′によ
つて補強枠32に装着される部分とは反対側の端
部には、掛止部33aが形成されており、この掛
止部33aは補強枠32の基端側に形成された掛
止部33aと係合して、補強枠32に着脱自在に
装着され、補強枠32との間に2つのたて空間3
4を形成する。この2つのたて空間34は、第1
3図に示すように、前記ゴンドラガイド枠33の
長手方向の一部に設けられた外気導入孔38を介
して、室外と連通されることによつて、外気と等
圧にされ、その結果、等圧原理による雨仕舞を行
うことができるのである。なおゴンドラガイド枠
33は、柱パネル4と同様に、複数個をその長手
方向に連接しているので、前記外気導入孔38は
ゴンドラガイド枠33の上下連結部に形成するこ
とができる。この場合ゴンドラガイド枠33と補
強枠32との連結部は第13図に示すように段違
い状に位置させてあるので、雨仕舞効果を一層向
上させることができる。
なお前記溝型空間は、落下する雨水がカバー材
33の外側面に水幕を形成しても、シーリング1
2′面への影響を少なくするために、第4図及び
第5図に示すように、シーリング材12′の接触
面の外部側のカバー材33を段違いにしたのも特
徴の一つである。このガイド枠33の形状を示し
たのが第14図である。
前記第4図及び第5図において、窓パネル2に
形成されたたて空間23,24と、腰パネル3に
形成されたたて空間25及び柱パネルに形成され
たたて空間27は、それぞれのよこ空間14,1
9,29と連通され、これらよこ空間14,1
9,29において、外気導入孔15,20,35
を介して、外気圧と等圧にされている。なお第6
図において、内部シーリング材9、シーリング材
12は前述のたて空間26を構成する場合と同じ
ように、それぞれ保持枠8、覆壁体11′に嵌着
されて、よこ空間5を形成している。この場合、
よこ空間5はシーリング材12に設けた外気導入
孔13を介して、室外と連通されている。上記し
たようにして等圧空間が形成されていることによ
り、雨水等が室内に侵入することを阻止できるも
のである。
カーテンウオールユニツト間に形成されて清掃
ゴンドラ用ガイドを構成するカバー材33は、着
脱自在とされているので、長期の使用の結果、こ
のカバー材33が損耗したり、あるいは外力を受
けて破損したりした場合に、建物自体に影響を与
えることなしに、簡単に交換が可能である。
更に塵埃が第2図に示すよこ空間5,14,1
7,18内に侵入して、これら空間の内側面に雨
滴と塵埃が付着することにより、カーテンウオー
ルユニツトが腐食するのを防止する手段も施こす
ものであつて、第2図の空間5の内壁仕上を例に
とつて説明すると、外気導入孔13を有するよこ
空間5を構成する窓パネル2、腰パネル3の補強
枠3′、覆壁体11の表面にそれぞれ耐候性を有
する複合塗膜36(図に点線をもつて表示する)
を施こす。なお複合塗膜36を形成する材種とし
ては、例えばアクリルウレタン系の樹脂、ポリウ
レタン系樹脂あるいはフツ素系樹脂等のように、
建物の地域性及び方位の影響に応じて塗装材を変
えることができ、かつ被塗装材である窓パネル2
a、腰パネル3の連結枠3′等の表面に耐食処理
塗装を同時に施こすこともできる。このようによ
こ空間5の内面に塗膜36を施こすことによつ
て、前記外気導入孔13を通つてよこ空間5内に
侵入した雨滴、塵埃等が、よこ空間5の内壁面に
付着したとしても、前記塗膜36によつて材料の
腐食に対する耐候性があり、更に水切り等は単純
断面のため、塵埃等は侵入した雨水によつて洗い
流され易く、よこ空間5の内壁面に付着する雨
滴、塵埃等の滞留時間を短縮することができ、若
し付着しても耐候性のある表面仕上げを施こして
あるので、カーテンウオールユニツト等の付属部
材を腐食から保護することができる。なお上記説
明では、よこ空間5内のみに塗膜36を施こした
場合について述べてあるが、もちろん第2図に示
すよこ空間14,17,18の内壁も、また第3
図に示すよこ空間5,19,21,22の内壁、
第4図、第5図に示すたて空間23,24,2
6,27,34の内壁、第6図に示すよこ空間
5,28,29の内壁も同様に処理することによ
り、仕上材料の耐候性のバランスが保たれる。更
に等圧空間以外の部位、すなわち、覆壁体11′,
11′,8b′,8b′、窓枠2a,2c,2dにも
複合塗膜36を施こすことが可能で、等圧空間内
壁のみでなく、細部の凹凸部に付着する塵埃に対
する腐食防止にもなり、カーテンウオール単体の
耐用年数を延長させるものである。
更に等圧空間内のアルミ壁体の一部をネオプレ
ン等の合成ゴム材によるシーリング材12及び1
2′に置き替えたため、材料の対候性及び材料の
取り替え可能性を高めることができるのであつ
て、ネオプレン等の合成ゴムは耐候性にすぐれ、
紫外線にあたらなければ材料の寿命を延長させる
ものであるから、第7図及び第8図に示すような
外気導入孔13をあけても、材料自体の劣化には
影響しないので、アルミ材に外気導入孔を設けた
場合のように、孔あけ部分から腐食を起こすこと
がない。また外気導入孔13は、第7図及び第8
図に示す13a,13bのように、千鳥型に位置
をずらして設け、更に一対の舌片12b,12c
の間に雨滴防止片12fが設けてあるので、室外
からの雨水動線が迷路を構成し、雨水等の運動エ
ネルギは消滅させられ、連結部空間内はシンプル
な形状とすることができ、しかも、前記外部タイ
ト材の部分を着脱可能にすることによつて、連結
部空間の奥廻りまで清掃及び点検が容易となり、
また取り外した外部シーリング材自体の清掃及び
劣化時の材料交換も容易となる。
カーテンウオールを構成する窓パネル2、腰パ
ネル3及び柱パネル4の各連結部間にそれぞれ内
部シーリング材9又は9′及び外部シーリング材
12又は12′を圧着及び接触するとともに、こ
れら連結部に互いに連通するよこ空間5とたて空
間26を形成して成り、前記よこ空間5の一部を
形成する外部シーリング材12に設けた外気導入
孔13を介して、このよこ空間5内を外気圧と等
圧にしてあるので、等圧原理を利用して雨水等が
室内に侵入するのを防止することができ、万一よ
こ空間5内に雨水等侵入しても、直ちに外部へ排
出することができる。また上記構造では外気導入
孔13を外部シーリング材12自体に設けてある
が、場合によつては他の部分に設けてもよい。特
に覆壁体11,11′,8b,8b′を着脱自在と
したことにより、よこ空間5とたて空間26の保
守点検及び清掃が可能であるということは、建物
の保全に大いに役立つものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の構造によれ
ば、左右のパネルの連結部において、一方のパネ
ルから他方のパネルに向かつて補強枠が延出さ
れ、かつその前面において、ゴンドラガイド枠を
構成する長いカバー材が上下に連なるパネルの上
下の連結部を跨ぐように上下に延長されているた
め、左右のパネル間からの雨水の侵入を阻止でき
ると共に、カバー材に対してほぼ直交する方向に
延長する覆壁体とカバー材との間に配設したシー
リング材によるシール方向が室内外方向であるた
め、建物に経年変化による変形や、地震等による
層間変位によつて、カーテンウオール取付部にお
いて、隣接するユニツト間の相対的前後方向変位
が生じても、水密性の低下を生じさせない効果が
得られ、外気導入孔を介して形成される等圧空間
による雨水等の侵入阻止と相侯つてこの種カーテ
ンウオールの雨仕舞に著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の構造を示すカーテンウオー
ルの一例を示す正面図、第2図ないし第6図はそ
れぞれ第1図の−線、−線、−線、
−線及び−線に沿う拡大断面図で、第7
図a,b及び第8図a,bはそれぞれ外部水密材
の異なつた形態を示す斜視図、第9図ないし第1
2図は4つの部分の覆壁体の分解斜視図、第13
図は第5図の−線に沿う部分断面図で、第1
4図はゴンドラガイド枠の斜視図である。 なお図において、1…躯体、2…窓パネル、3
…腰パネル、4…柱パネル、8b,8b′…覆壁
体、9…内部シーリング材、12…シーリング
材、32…延長壁、33…カバー材(ゴンドラガ
イド枠)である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 カーテンウオールを構成する各カーテンウオ
    ールユニツトとしてのパネル2,4の左右方向
    の連結部において、一方のパネルの側端には他
    方のパネル2に向つて側方に延出する延長壁3
    2を形成し、かつこの延長壁32より室外側
    に、この延長壁32を覆うと共に上下のパネル
    間の連結部を跨ぐように、上下に延長される長
    いカバー材33を固着し、他方のパネル2の側
    端にはゴンドラガイド枠としての前記カバー材
    33の前方において、このカバー材33とほぼ
    直交する方向に延長する覆壁体8b,8b′を設
    け、この覆壁体8b,8b′には前記カバー材3
    3に対してほぼ直交する方向に当接するシーリ
    ング材12′を配設してなるカーテンウオール
    の雨仕舞構造。 2 前記シーリング材12′が着脱自在に取り付
    けられる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    カーテンウオールの雨仕舞構造。
JP2897080U 1980-03-07 1980-03-07 Expired JPH0336647Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2897080U JPH0336647Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2897080U JPH0336647Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56130522U JPS56130522U (ja) 1981-10-03
JPH0336647Y2 true JPH0336647Y2 (ja) 1991-08-02

Family

ID=29624879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2897080U Expired JPH0336647Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0336647Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7328107B2 (ja) * 2019-10-02 2023-08-16 Ykk Ap株式会社 カーテンウォール及び建造物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56130522U (ja) 1981-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61113959A (ja) 外部パネル壁組立体
JPH0336647Y2 (ja)
JP4928371B2 (ja) 建具周囲の排水構造
JPS609622B2 (ja) 建築物の壁面構造
KR100569578B1 (ko) 금속 커튼월 연결구조
JPS6211143B2 (ja)
JPH0419341B2 (ja)
JPS6315448Y2 (ja)
JPH027121Y2 (ja)
JPS623448Y2 (ja)
JPH0337298Y2 (ja)
JPH0323444Y2 (ja)
JPS6324740Y2 (ja)
JPS6227221B2 (ja)
JP2755899B2 (ja) ユニット式カーテンウォールにおける突出棒の取付構造
JPS6120172Y2 (ja)
JP4047290B2 (ja) カーテンウォール、およびこれを備えた建物
JPS6324739Y2 (ja)
JPH0635106Y2 (ja) 構造用スペーサー
JPS6329779Y2 (ja)
JPS6329060B2 (ja)
JPS606491Y2 (ja) カ−テンウォ−ル、サッシ等を取付ける為の継部材と横部材の結合部の水密、気密構造
JPH0842006A (ja) 通気性外壁パネル及びそのパネル下部の防水構造
JPH0557397B2 (ja)
JPH0119720Y2 (ja)