JPH0336475Y2 - - Google Patents

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JPH0336475Y2
JPH0336475Y2 JP1985062347U JP6234785U JPH0336475Y2 JP H0336475 Y2 JPH0336475 Y2 JP H0336475Y2 JP 1985062347 U JP1985062347 U JP 1985062347U JP 6234785 U JP6234785 U JP 6234785U JP H0336475 Y2 JPH0336475 Y2 JP H0336475Y2
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compressed air
cargo
space
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、穀類や豆類等の粒状貨物(セメント
等の粉体貨物も含む)をばら積みして運搬するた
めの船舶に関し、特にその船倉内への粒状貨物の
積み付けを改善できるようにした、粒状貨物ばら
積み運搬船に関する。
〔従来の技術〕
一般に、穀類や豆類等の粒状貨物をばら積み運
搬船にて運搬する場合、粒状貨物はフイーダーホ
ースによりハツチ開口から船倉内に積み込まれ
る。
このとき、第3図に示すように、船倉3内に積
み込まれる粒状貨物5は、ハツチコーミング2の
船倉3内への垂下部2aに阻害されるため、船倉
3内において船体隔壁(あるいは船体外板)6に
沿う上隅部に入り込むことができず、この部分に
空間4を生じる。
このような空間4が生じると、運搬船の航行中
の同空間4に面する粒状貨物5の自由表面5aが
移動して、傾斜モーメントを生じ船体の復原性を
損なることになる。
そこで、従来、ハツチコーミング2の垂下部2
aには、図示しないグレーンホールが開口して形
成されており、このグレーンホールを通じ、ハツ
チカバー1直下のハツチ開口内にある粒状貨物5
が、船倉3内の上隅部における空間4内に流れ込
めるようになつている。これにより、空間4が縮
小される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のようなグレーンホールを
設けただけでは、船倉3内の上隅部における空間
4を粒状貨物5で十分に埋めることはできない。
したがつて、残された空間4により、粒状貨物
5の積み荷効率の向上を十分にはかれないばかり
でなく、この空間4が残存することで、前述した
ように、航行中の船体動揺によつて荷くずれが起
こり、傾斜モーメントが発生し、船体の復原性を
損なうという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろう
とするもので、船倉内への粒状貨物の積み付けを
改善できるようにして、同粒状貨物の積み荷効率
の向上をはかるとともに、船体の復原性を確保し
た、粒状貨物ばら積み運搬船を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案の粒状貨物ばら積み運搬船は、
船体上甲板に形成されたハツチ開口の周縁部にハ
ツチコーミングをそなえ、同ハツチコーミングの
船倉内への垂下部に複数のグレーンホールが形成
されて、上記ハツチ開口内の粒状貨物の上記グレ
ーンホールにおける通過を促進すべく、同グレー
ンホールに取り付けられたフイーダー管と、同フ
イーダー管内に配設された圧縮空気噴出管と、同
圧縮空気噴出管へ圧縮空気を供給する圧縮空気供
給系とが設けられるとともに、上記圧縮空気供給
管から圧縮空気の噴出を受ける空間に連通する排
気口が同空間の頂壁に設けられたことを特徴とし
ている。
〔作用〕
上述の本考案の粒状貨物ばら積み運搬船では、
圧縮空気噴出管から噴出される圧縮空気により、
ハツチ開口内の粒状貨物のグレーンホールにおけ
る通過が促進され、上記粒状貨物が強制的に船倉
内の上隅部へ送られるようになるので、船倉内の
上隅部に残存していた空間を縮小することができ
る。そして、上記空間内に噴出された上記圧縮空
気は、同空間の頂壁に形成された排気口を通じて
排出される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての粒
状貨物ばら積み運搬船について説明すると、第1
図はその要部を拡大して示す模式的な断面図、第
2図は第1図の−矢視断面図である。
第1,2図に示すように、船体上甲板13に形
成されたハツチ開口10の周縁部にはハツチコー
ミング11がそなえられ、同ハツチコーミング1
1の船倉9内への垂下部11aにグレーンホール
14が形成されていて、このグレーンホール14
にはフイーダー管15が船倉9内の上隅部におけ
る空間21に延在するように装着されている。
そして、フイーダー管15内には、圧縮空気噴
出管17が船体外板(あるいは船体隔壁)12の
方向に向かつて開口するように配設されており、
この圧縮空気噴出管17には、給気管16を介し
図示しない圧縮空気供給系が接続され、同圧縮空
気供給系から圧縮空気が供給されるようになつて
いる。
なお、船倉9上方の船体上甲板13上には、空
間21に連通する排気口18が設けられている。
また、グレーンホール14は、適当な間隔をあ
けてハツチコーミング11の垂下部11aの全周
にわたり、多数形成され、それぞれのグレーンホ
ール14に、フイーダー管15が装着されるとと
もに、同フイーダー管15内には、給気管16を
介し図示しない圧縮空気供給系に接続された圧縮
空気噴出管17が配設されている。
本考案の粒状貨物ばら積み運搬船は上述のごと
く構成されているので、穀類や豆類等の粒状貨物
8を運搬する場合、粒状貨物8は図示しないフイ
ーダーホースによりハツチ開口10から船倉9内
に積み込まれる。
そして、船倉9内において、粒状貨物8の自由
表面19が形成され、空間21が生じるととも
に、ハツチ開口10内が粒状貨物8で満たされた
状態になつたならば、圧縮空気噴出管17から圧
縮空気を噴出させる。
このとき、粒状貨物8は、ある程度、自然にグ
レーンホール14を通過しハツチ開口10内から
空間21に流れ込むが、その量はごくわずかで、
圧縮空気噴出管17から圧縮空気を噴出させるこ
とにより、ハツチ開口10内の粒状貨物8のグレ
ーンホール14における通過が促進されて、粒状
貨物8を空間21へ強制的に流入させることがで
きる。その際、上記圧縮空気はフイーダー管15
内の圧縮空気噴出管17から方向性をもつて噴出
されるので、粒状貨物8の強制流入が効率よく行
なわれるようになる。
したがつて、粒状貨物8の自由表面19は、第
1図に鎖線で示す自由表面20,20′,20″の
ように、空間21内を徐々に上昇し、同空間21
が確実に縮小される。
そして、空間21内に噴出された圧縮空気は排
気口18から大気中に放出されるので、上述の作
用は空間21が十分に縮小されるまで支障なく行
なわれる。
このようにして、従来、荷積みの際に充満でき
なかつた船倉9内の空間21を、短時間で極めて
容易に粒状貨物8で埋めることができ、空間21
が縮小されるので、船倉9内への粒状貨物8の積
み付けが改善され、航行中における粒状貨物8の
荷くずれの発生が防止される。これにより、本考
案の運搬船は、荷くずれから生じる傾斜モーメン
トによりその復原性を損なうことはなく、十分に
船体の安定性を保ちながら安全に航行できるので
ある。
また、船倉9内に、空間を残存させることな
く、粒状貨物8を積み込めるようになるため、同
粒状貨物8の積み荷効率を大幅に高めることがで
きる。
さらに、本考案の運搬船は、従来の粒状貨物ば
ら積み運搬船の主要構造を変えることなく、ハツ
チコーミング11の船倉内への垂下部11aに形
成されたグレーンホール14を利用して、簡素な
構造のフイーダー管15,圧縮空気噴出管17,
船気管16等を配設するだけで容易に実現できる
一方、これらのフイーダー管15、圧縮空気噴出
管17、給気管16等は、コンパクトなものなの
で、船倉9内のスペースを有効に利用して配設さ
れる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の粒状貨物ばら積
み運搬船によれば、次のような効果ないし利点が
得られる。
(1) 本考案の運搬船は、従来の粒状貨物ばら積み
運搬船の主要構造を変えることなく、ハツチコ
ーミングの船倉内への垂下部を利用して、簡素
な構造のフイーダー管、圧縮空気噴出管、給気
管等を配設するだけで容易に実現できる。
(2) 圧縮空気がグレーンホールに装着されたフイ
ーダー管内の圧縮空気噴出管から方向性をもつ
て所定空間へ噴出されるので、粒状貨物の強制
流入が効率よく行なわれるようになる。
(3) 所定空間内へ噴出された圧縮空気は、同空間
の頂壁に設けられた排気口から外部へ放出され
るので、上記粒状貨物の強制流入は、上記所定
空間が十分に縮小されるまで支障なく行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての粒状貨
物ばら積み運搬船を示すもので、第1図はその要
部を拡大して示す模式的な断面図、第2図は第1
図の−矢視断面図であり、第3図は従来の粒
状貨物ばら積み運搬船の船体断面図である。 8……粒状貨物、9……船倉、10……ハツチ
開口、11……ハツチコーミング、11a……ハ
ツチコーミングの垂下部、12……船体外板(あ
るいは船体隔壁)、13……船体上甲板、14…
…グレーンホール、15……フイーダー管、16
……給気管、17……圧縮空気噴出管、18……
排気口、19,20,20′,20″……粒状貨物
の自由表面、21……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船体上甲板に形成されたハツチ開口の周縁部に
    ハツチコーミングをそなえ、同ハツチコーミング
    の船倉内への垂下部に複数のグレーンホールが形
    成されて、上記ハツチ開口内の粒状貨物の上記グ
    レーンホールにおける通過を促進すべく、同グレ
    ーンホールに取り付けられたフイーダー管と、同
    フイーダー管内に配設された圧縮空気噴出管と、
    同圧縮空気噴出管へ圧縮空気を供給する圧縮空気
    供給系とが設けられるとともに、上記圧縮空気供
    給管から圧縮空気の噴出を受ける空間に連通する
    排気口が同空間の頂壁に設けられたことを特徴と
    する、粒状貨物ばら積み運搬船。
JP1985062347U 1985-04-25 1985-04-25 Expired JPH0336475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985062347U JPH0336475Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985062347U JPH0336475Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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Publication Number Publication Date
JPS61177994U JPS61177994U (ja) 1986-11-06
JPH0336475Y2 true JPH0336475Y2 (ja) 1991-08-01

Family

ID=30591480

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JP1985062347U Expired JPH0336475Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181494U (ja) * 1984-11-02 1986-05-30

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JPS61177994U (ja) 1986-11-06

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