JPH0336380B2 - - Google Patents

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JPH0336380B2
JPH0336380B2 JP59281808A JP28180884A JPH0336380B2 JP H0336380 B2 JPH0336380 B2 JP H0336380B2 JP 59281808 A JP59281808 A JP 59281808A JP 28180884 A JP28180884 A JP 28180884A JP H0336380 B2 JPH0336380 B2 JP H0336380B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tile
pieces
tile pieces
wall surface
piece
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59281808A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61151362A (ja
Inventor
Tazuo Kondo
Shiro Yamauchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUIKOSHA KK
Original Assignee
SUIKOSHA KK
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Publication date
Application filed by SUIKOSHA KK filed Critical SUIKOSHA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この発明は、タイル片の壁面張付工法にかかる
ものであり、特に、大版タイル片にみられる施工
後における剥離落下を防止する目的でなされたタ
イル片の壁面張付工法に関するものである。
(b) 従来の技術 周知のように、タイル片の壁面に対する施工法
の一例として、湿式張付工法がよく知られてい
る。この湿式張付工法は、タイル張付壁面にモル
タル類を塗布して、当該モルタル層を介してタイ
ル片を前記タイル張付壁面に配列固定して行く方
法である。この従来のタイル張付工法では、タイ
ル片が大版タイル片から成る場合には、モルタル
層を介してタイル片をタイル張付壁面に固定した
際、その初期段階においてタイル片の自重によつ
て連結媒体となるモルタル層にズレが生じ、この
ズレの発展によつてタイル片とモルタル層との接
触面積が減少し、連結合力が低下して前記張付壁
面からタイル片が剥離落下するという結果につな
がつている。さらに、タイル片をモルタル塗布層
に圧着する際、タイル片1とモルタル層11との
間に空洞部Cが生じてしまうと、上記する現象は
より顕著である。これらのことは、剥離落下した
タイル片の裏面におけるモルタル付着状況(第6
図参照)からも既に実証されていることである。
一方、タイル片とモルタル層とはその熱膨張係数
が異なるため、昼と夜、および夏と冬における温
度差によつて永年的にタイル片とモルタル層との
間に界面剥離が生じ、剥離落下の原因とされてい
る。さらに、タイル片の裏面側に雨水等が浸入す
る。タイル片とモルタル層との間の界面部が風化
し、いわゆる白華現象を生じ、剥離落下を増長す
る。加えて、浸入した雨水等は氷結することによ
つて体積が膨張して、やはり剥離落下の原因とな
つている。これらのことから、タイル片の湿式張
付工法において、上記する原因によつて生じるタ
イル片の剥離落下を防止するには、施工初期にお
けるタイル片の自重によるズレが生じないように
処理しておくとともに、永年的な剥離落下の原因
を防止するべく手立てを講じておく必要がある。
(c) 発明の効果 そこで、この発明の目的は、壁面に張付施工さ
れたタイル片の剥離落下を防止するべく、前記タ
イル片を前記張付壁面に永年的にかつ確実に固定
しておくタイル片の壁面張付工法を提供すること
にある。
(d) 発明の構成 この発明は、上記する目的を達成するにあたつ
て、具体的には、タイル片の裏面のあらかじめ定
められた位置に凹部を設け、前記タイル片の裏面
から外方に向けて突出するように前記凹部に対し
て連結部材を植設する工程と、前記タイル片を張
り付けるタイル片張付壁面にモルタルを塗布する
工程と、前記タイル片張付壁面にモルタルを塗布
する過程においてモルタル層内に金属線をその長
さ方向に所定の間隔をおいて固定して張設する工
程と、前記タイル片に植設した前記連結部材を前
記金属線に掛け止めて前記タイル片を前記モルタ
ル層を介して前記タイル片張付壁面に配列固定す
る工程を含むタイル片の壁面張付工法を構成す
る。
(e) 実施例の説明 以下、この発明にかかるタイル片の壁面張付工
法について、図面に示す具体的な実施例にもとづ
いて詳細に説明する。まず、この発明では、タイ
ル片1における裏面2のあらかじめ定められた位
置に凹部3が設けられる。通常、タイル片1は、
硬質で、薄層体であるので、二次的な機械加工が
きわめて困難なものとされている。特に、タイル
片に対する有底穴明加工が最大の難点であつた。
この発明は、株式会社粋工舎において技術開発さ
れたタイル片に対する有底穴明加工技術にもとづ
いて達成されるものである。前記タイル片1の裏
面2に形成される凹部3は、第1図に示すような
溝3aであつてもよいし、あるいは第2図に示す
ようにあらかじめ定められた直線上に沿つて形成
される有底穴3bのいずれであつてもよい。前記
凹部3に対して前記タイル片1の裏面2から外方
に向けて突出する連結部材4が取付けられる。前
記連結部材4は、前記溝3aに対しては、ヒノキ
等の木材4aが適用される。図に示すように木材
4aを溝3aに埋設する構成によれば、木ネジ5
を介して金属製フツク部材6を取付けることがで
きる。一方、前記有底穴3bに対して適用される
連結部材は、前記タイル片1の裏面2から外方向
に向けて突出する係合部7を備えたピン部材4b
により構成される。一方、タイル張付壁面8は、
コンクリート打設あるいはモルタル塗布時に、た
とえば木製の支柱9,9が配設され、その間にピ
アノ線等の金属線10が張設される。前記金属線
10は、支柱9,9間において所定の間隔をおい
て壁面に固定されるようになつている。前記タイ
ル片1は、その裏面2に設けた金属製フツク6あ
るいはピン部材4bを介して前記ピアノ線に掛け
止められ、その状態においてモルタル層11を介
して固着される。
(f) 発明の効果 以上の構成になるこの発明によれば、モルタル
層を介してタイル片をタイル張付壁面に張付ける
際、タイル片の裏面に連結部材を設け、張付壁面
側に金属線を張設しておき、前記タイル片に設け
た連結部材を前記金属線に掛け止めしながら配列
固着するようになしたことにより、前記タイルを
壁面に対して永年的にかつ確実に固着することも
でき、タイル剥離落下を防ぎ、落下にともなう危
険性を回避することができる。さらに、この発明
になるタイル片の壁面張工法によれば、所望に応
じて規則的に水平に張設した金属線に対して、タ
イル片に設けた連結部材を介して、該タイル片張
付施工をなし得るものであり、特別の技術を要す
ることなくタイル片を規則正しく配列することが
でき、タイル張作業における作業性の向上、なら
びにタイル張付壁面の仕上がり美観を向上させ得
るものとしてきわめて実効性の高いものであると
いえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に適用されるタイル片に対
する連結部の構造の一例を示す一部破断断面図、
第2図は、タイル片の連結部の異なる実施例を示
す一部破断断面図、第3図は、この発明にしたが
つたタイル張付態様を示す概略的斜視図、第4図
は、その一タイル片における側断面図、第5図
は、従来の工法においてモルタル層とタイル片と
の間に空洞が生じている態様を示す側断面図、第
6図は、従来の工法において剥離したタイルの裏
面の状況を示す側面図である。 1……タイル片、2……タイル片裏面、3……
凹部、4……連結部材、8……タイル張付壁面、
9……支柱、10……金属線、11……モルタル
層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タイル片の裏面のあらかじめ定められた位置
    に凹部を設け、前記タイル片の裏面から外方に向
    けて突出するように前記凹部に対して連結部材を
    植設する工程と、前記タイル片を張り付けるタイ
    ル片張付壁面にモルタルを塗布する工程と、前記
    タイル片張付壁面にモルタルを塗布する過程にお
    いてモルタル層内に金属線をその長さ方向に所定
    の間隔をおいて固定して張設する工程と、前記タ
    イル片に植設した前記連結部材を前記金属線に掛
    け止めて前記タイル片を前記モルタル層を介して
    前記タイル片張付壁面に配列固定する工程とから
    なることを特徴とするタイル片の壁面張付工法。
JP28180884A 1984-12-24 1984-12-24 タイル片の壁面張付工法 Granted JPS61151362A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28180884A JPS61151362A (ja) 1984-12-24 1984-12-24 タイル片の壁面張付工法

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JPS61151362A JPS61151362A (ja) 1986-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6994701B2 (ja) * 2019-03-28 2022-01-14 株式会社オリオンユニット 躯体の壁面に取り付けられる平板状構造体及びこの取付方法

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947043B2 (ja) * 1979-01-12 1984-11-16 アクゾ・エヌ・ヴエ− 水ガラス繊維およびその製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS601155Y2 (ja) * 1983-05-16 1985-01-14 鹿島建設株式会社 外壁仕上材の剥落防止装置

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JPS61151362A (ja) 1986-07-10

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