JPH0336023A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスクの製造方法に関する、詳しくは特に
レーザ光を用いて情報を記録再生するフレキシブル光デ
ィスクの製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来光ディスクの生産にはその精密性の向上と、量産性
の向上及びコスト低減の為に種々の努力が払われてきた
０例えば （］）　　ベースフィルムに紫外線硬化樹脂を形成し、
そのレベリングを向上せしめ、圧胴と版胴との間でガイ
ドトラックを成形し、紫外線で硬化させる工程、その上
に真空蒸着により信号成形型表面を形成させる工程、デ
ィスク形状に型抜きする工程、からなるディスクの製造
方法（特開昭５６−８７２０３号公報参照）。

（２）可撓性の長尺フィルム基体上に放射線硬化型樹脂
層を連続的に塗布し、これに連続して露光又は電子線照
射を行い、未露光未硬化部分を熔解除去し、有機色素を
主体とする光記録層を塗布又は蒸着する工程とを具備し
た光記録媒体の連続製造方法（特開昭６２−７１０４０
号公報参照）。

（３）基材フィルム上に熱成形性を有する紫外線硬化樹
脂または電子線硬化樹脂が設けられたレーザディスク形
成用フィルムの樹脂面を、電気信号に対応した凹凸が形
成されているレーザディスク原板に加熱条件下で圧接さ
せて、前記樹脂に凹凸を形成させた後、紫外線または電
子線を照射させるようにしたレーザディスクの製造方法
（特開昭６３−１４３４０号公報参照）等がある。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、（１）の方法は真空蒸着による信号成型
表面の工程はその前工程と連続化することは出来ず、（
２）の方法はガイドトランクが直線状である光ディスク
の露光・現像による製造方法であり、（３）の方法は音
声や画像等の信号を入れた光ディスクの所謂コピー盤の
製造方法であり、圧着成形方式により基材フィルムから
光ディスクの原反（型抜きする前のシート状の半製品）
迄を一貫した連）Ｉｆ製造方法はなかった。

又、特に（１）の方法において、版胴にスタンパーを取
付けるには、版胴のシリンダーに接着材または両面接着
テープによってスタンパーを貼りつけたり、又はスタン
パーの両端部をネジ留めしたりする方法であり、接着材
による取付方法は品種変更によるスタンパー交換の際ス
タンパー自体を再度使えなくしてしまう問題点を有し１
．又両面接着テープによる取付方法は圧着によって樹脂
にガイドトランクを形成させる際に、テープのあるとこ
ろとないところの境の形成膜に大きな膜厚段差を発生さ
せ、局所的にも大きなパリ等も発生させ、つぎの色素塗
布工程及び保護Ｉｌｌ布工程において大きな膜厚ムラを
生じさせる。又、それによってウェブそのものがヘコベ
コとなり、走行性にも悪影響を及ぼす、一方スタンバー
は長持ちせず、円周から剥がれ始め短時間で使用に耐え
られなくなる等品質上１得率−１２操業上において多く
の問題点を有していた。従って工程の連続化は到底考え
ることが出来なかった。

本発明の目的は従来の問題点を解消し、ガイドトランク
を圧着によって形成する光ディスクの製造方法において
、スタンパーの取付方法による品種変更の際のスタンパ
ーの消耗をなくしてコストの低減を図り、形ｆｉ、膜の
膜厚段差による膜厚ムラの発生をなくして工程を安定化
させ、得率を向上させる光ディスクの製造方法を提供し
、それによって基材フィルムより光ディスクの原反まで
一貫して連続製造を可能にすることにある。

〔課題を解決するための手段］ 本発明の上記目的は、ベースフィルム上の紫外線硬化型
樹脂上にロールスタンパーによりガイドトランクを圧着
形成する工程を含む光ディスクの製！方法において、前
記ロールスタンパーのロール径を該スタンパー径の５倍
以上とし、該ロール表面に、粗面化されたアルミシート
表面に熱又は光硬化性樹脂層を有し該樹脂層にガイドト
ラックを成形させた刷版を巻きつけ版胴としたことを特
徴とする光ディスクの製造方法によって達成される。

本発明においてロールスタンパ−のロール径は、具体的
には１０００閣以上の径であることが好ましい。

本発明においてロールスタンパ−のロール表面に巻き付
ける粗面化されたアルミシート表面に熱又は光硬化性樹
脂層を有し該樹脂層にガイドトラックを成形させた刷版
について説明すると、アルミシート表面の粗面化ははア
ルミシートと熱又は光硬化性樹脂層との密着性を良くす
るために行うもので、通常平版印刷版用の支持体に行う
ＷＩ械内的粗面化方法化学的粗面化方法５又は電気化学
的粗面化方法等を用いて行われる。

アルミシート表面に設けられる熱又は光硬化性樹脂とし
ては、所謂フェノール樹脂、エポキシ樹脂が熱硬化用と
して、アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシ
アクリレート、より好ましくはシリコン系アクリレート
が光硬化用として用いられる。

熱又は光硬化性樹脂層にガイドトランクを成形させる方
法としては、予め粗面化されたアルミシートに５〜１０
μ間の厚みで熱又は光硬化樹脂を必要な面積だけ塗布し
、熱または光により微細成形に適合した硬度にブレキュ
アーし、その後例えばニッケル製スタンパーを上記アル
ミシートに圧着し、該スタンパーを剥離した後熱又は光
により該アルミシート全面の樹脂を完全に硬化する方法
を用いる。

本発明において上記の様にして作った刷版をロール表面
に巻付ける方法としては、刷版の両端末ヲロールスタン
パーのロール表面に設けられた中方向のロック部の間隙
に突っ込み、一端を引っ掛は他端を絞り込む方法を用い
、ロールスタンパ−に刷版を取付けた後は、前記中方向
の間隙を充填剤で埋めて、ロール表面と同一面にする方
法が好ましい。

光ディスクの製造方法において、ベースフィルムより光
デイスク原反までを一貫して連続化するということは、
ベースフィルムの送出部より紫外線硬化型樹脂塗布部、
ロールスタンパ一部、紫外線照射部、光記録層塗布乾燥
部を経てウェブと合紙との巻取部に到るまでを一貫して
連続化することであり、その際紫外線硬化型樹脂塗布部
の代わりにフォトレジストをラミネートする工程を用い
ても構わない、またベースフィルムの送出部の次に下塗
層塗布・乾燥を、光記録層塗布・乾燥部の次に保護膜層
塗布・乾燥部を挿入しても構わない。

ｙするにベースフィルムの送り出しから光ディスクのウ
ェブの巻き取りの迄の諸工程を一貫連続化することをい
う。

更に本発明の内容について更に説明すると、本発明にお
けるベースフィルムとしてはフィルム状のあらゆる材料
が用いられる。具体的にはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ボリイ
４ド等の耐熱性高分子の延伸フィルムが適しているが１
．ポリ塩化ビニール、塩化ビニール／酢酸ビニール共重
合体。

ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メチール。

ポリスチレン、ポリビニールブチラール、ポリカーボネ
ートなどの重合体フィルム、紙１合成紙、鉄などの金属
フィルム等も用いることが出来る。

厚みとしては１０μｍ−１００μｍが好ましい。

本発明における紫外線硬化型樹脂としては、通常のネガ
型フォトレジストの殆どが使用可能であるが、高分子フ
ィルムへの密着性及び種々の耐久性から、特にポリエス
テル、ポリウレタン、エポキシ樹脂等とアクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルを主成分をとするものが好
ましい。

ベースフィルム上への紫外線硬化型樹脂の塗布方法とし
てはグラビアオフセットコーティング。

リバースコーティング　ワイヤーバコーティングの各方
式が用いられる。

本発明に用いるロールスタンパ−は大径のロールを用い
るが、圧着ロールは小径のものを用い圧着力は２０ｋｇ
／ｍで、圧着ロールと剥離ロールとの間に紫外線照射部
を設けたものを用いる。

光ディスクの製造に用いる光記録層になる有機色素とし
ては、有機色素単独でも、更に膜の密着性の改善、記録
感度の制御、耐久性の改善等を目的として高分子バイン
ダを添加してもよい、かかる有機色素は有機溶剤に対し
て適度の溶解性をもつものであればいずれも使用可能で
あり、シアニン系色素、メロシアニン系色素、ナフトキ
ノン系色素、アトウキノン系色素。トリフェニルメタン
系色素、スクアリリウム系色素、フタロシアニン系色素
、アミン系色素、金属錯体系色素等を挙げる事が出来る
。

光記録層の塗布方法はグラビアオフセットコートが好ま
しい。

〔作　用〕

本発明の光ディスクの製造方法において、ロールスタン
パ−のロール径を１０００−以上の大径にすることによ
り、スタンパ−の平面性が一層平面に近くなるので、ス
タンパ−の取付取扱い及び樹脂の底型及び底型された樹
脂の面からもカーリングが少なくて好ましい。

又ロールスタンパ−のロール表面に、アルミシートを支
持体とした刷版を巻きつけたことにより、刷版上のガイ
ドトラックとその他の面は連続的面になっているため、
樹脂に底型する際も圧着力が均一になり、形成される樹
脂面も均一に仕上るので、次ぎに続く光記録層及び保ｆ
ｌｌｌｌＷも均一に塗布出来て、光ディスクの品質面か
らも得率上からも好ましく、刷版自身も痛めることなく
長時間使用に耐えることが出来る。

又刷版の支持体にアルミシートを用いることにより、粗
面化により刷版のアルミシートと樹脂との密着性がよく
耐刷性に優れ、アルミシートの柔軟性により刷版止め部
における締付が充分出来て、アルミシート・がロールス
タンパー表面となしみ易い。又品種切換の際の刷版の取
変え時においても容易にｎつ刷版を痛めることなく作業
を行うことが出来るので、刷版の寿命を伸ばすことが出
来る。

上記の如く本発明のロールスタンバーの取イ４け方法の
設着により、従来のスタンパーの取付方法による膜厚段
差による膜厚ムラの発生の心配はなくなった。

上記の如く、ロールスタンパーにおける従来の心配がな
くなり、この工程が安定化することにより、光記録層の
塗布工程も、保護層の塗布工程も安定し、１）率も向上
し、基材フィルムより光ディスクの原反まで一貫して連
続製造することが可能となり、連続製造による効果を得
ることが可能となった。

（実　施　例） 本発明の実施例を図を用いて説明する。但し本発明は本
実施例に限られるものでは無い。

実施例−１ 第１図は本発明のロールスタンパーの斜視図・第２図は
本発明のスタンパーである刷版の平面図、第３図は本発
明におけるロールスタンパーに刷版を取付る止め部分の
拡大側面図である。第１図において、ロールスタンバ一
部８のロール径は１０００■、！！３００ｍで第２図に
示す様にスタンパーである刷版２０にガイドトラック２
１が２ヶ設けられている。刷版の巾は３００ｇｍ、長さ
は３２００腫である。

使用したスタンパーである刷版２０は（アルミシートの
厚み０．３ｍ、に熱硬化性樹脂層の厚味５μｍを設けた
ものである。

刷版２０は、ロールスタンパー８に巻付（」られ、その
両端末を第３図に示すように刷版ロック部の隙間２２に
突込みロック部２３を回転させて締めつける。締めつけ
ることによって刷版２０がロールスタンパー８の円周面
に正確に密着した後、隙間２２へ充填剤２４として熱も
しくは光硬化性樹脂を流し込み円周表面を版面と合わせ
る。こうすることによって刷版の表面は完全に円周とな
り、ヘースフィルム上に塗布された紫外線硬化型樹脂の
圧着は正確に行はれ、光記録層である有枠色素の塗布膜
及び保護膜の塗布膜の厚みも正確に塗布出来るようにな
る。

実施例−２ 旗本発明を用いることにより可能になる一貫連続製造ノ
ノ法の実施例を図を用いて説明する。第４図は本発明の
光ディスクの製造方法を用いた連続一貫製造方法の１実
施例の概略側面図である。

第４図において、ベースフィルムとしてポリエチ１ノン
テＬ・フタレー）　（ＰＥＴ）フィルムを用いその幅２
５０５ｍ、Ｐ１さ１５ｍｍの１０００ｍ巻のＩ］−ルを
送出部１に装填し、ｌ　Ｏ〜ｌ　５　ｍ／ｓｉｎで送出
し、ウェブテンションとウェブエツジの位置の検出制御
部２を経て、順転コイルパー６ｍφワイヤー径０．０６
ｍｍを用いた下塗部３、下塗乾燥部４を通り紫外線硬化
型樹脂塗布部５に入る。紫外線硬化型樹脂塗布部５は下
塗部３と同様順転コイルバ一方式で６閣φ、のコイルバ
ー、ワイヤ径０．０４ｍを用いる１次ぎに紫外線硬化型
樹脂のプレキュ・、ア部６の紫外線ランプ７によって、
樹脂の硬度を底型に適するように！Ｐ１節し、ロールス
タンバ一部８に入る。

ロールスタンバ一部８は実施例−１で使用した大径のロ
ールに刷版を巻きつけたものを用い、圧着ロール９の径
は小ロールを用いその材質はシリコンゴム製で、硬度５
０＠、圧着力２０ｋｇ／ｌｒｉで紫外線硬化型樹脂膜を
確りと刷版に圧着しガイ１′トラソクを形成する。底形
された樹脂膜は紫夕（線キュア部１１で紫外線キュアラ
ンプ１２．２ｋｗ。

３本を用いて硬化され、圧着ロール９と同材質の剥離ロ
ール１０によってロールスタンバ一部８より剥離される
。

刷版によってガイドトラックを圧着形成された樹脂膜は
、光記録剤である有機色素を含んだ塗布剤を光記録Ｎ塗
工部１３において塗布され、グラビアオフセット方式で
、１２０メツシユのグラビアを用いて塗布する。

つぎに保ｇ１！膜塗工部１５．保護膜乾燥部１６゜そし
てウェブテンションとエツジの位置の検出制種部１７を
経てウェブは合紙送出部Ｉ９より送り出された不織布を
挟みながら最後のウェブと合紙巻取部１８によって原反
として巻き取られる。

上記の様な製造方法により光ディスクを１００枚、１０
００枚、３０００枚をそれぞれ連続一貫製造設備で生産
した結果、何れの場合も立ち上げの際の１２枚が規格外
の品質である他は全部規格内で再現性がよく、バラツキ
が少なく極めて良好な品質の光ディスクが得られた。

〔発明の効果〕

本発明の光ディスクの製造方法により、（１）　　スタ
ンパ−として刷版を貼り付ける方法を採用することによ
り、紫外線硬化型樹脂膜へのガイドトラックの形成が正
確にできるようになっただけでなく、光記録層及び保護
膜の塗布膜厚みも正確に塗布出来るようになり、光ディ
スクの品質が向上し得率も向上した。

（２）品種切換時におけるスタンパ−の取り換えも容易
になり、しかもスタンパ−を傷付けることなく寿命を延
ばす事が出来、コストダウンに貢献した。

（３）　　ロールスタンパ一部の工程安定化によりそれ
に続く光記録層及び保ｉｌ１層の塗布・乾燥の諸工程も
安定し、連続運転可能時間も長くなり、得率も安定した
結果、−貫した連続製造が可能となり、大量生産と各品
種対応が容易になった。

（４）各工程が連続系になると、防塵対策も十分になり
、塵埃による故障の減少により、安定した生産が出来る
ようになった。

（５）製造設備の連続化により、作業人員の大幅削減、
工場スペースの合理化が実施でき、設備コストのｗＩ減
、商品コストのコストダウン等貢献するところが非常に
大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のロールスタンパ−の概略斜視図、第２
図は本発明のスタンパ−である刷版の平面図、第３図は
本発明におけるロールスタンパーに刷版を取付ける止め
部の拡大側面図、挿入時（ａ）、完了時（ｂ）であり、
第４図は本発明の光ディスクの製造方法を用いた連続一
貫製造方法の概略側面図である。 ｌ・・・ウェブの送出部 ２・・・ウェブテンシランとエツジの位置の検出制御２
１部 ３・・・下塗部 ４・・・下塗乾燥部 ５・・・紫外線硬化型樹脂塗布部 ６・・・プレキュア部 ７・・・紫外線ランプ ８・・・ロールスタンパ一部 ９・・・圧着ロール １０・・・’ＪＪＩＭＯ−ル １１・・・紫外線キュア部 １２・・・紫外線キュアランプ １３・・・光記録層塗工部 Ｉ４・・・色素乾燥部 Ｉ５・・・保護ｒＩＩＡ塗工部 １６・・・保！１１１１！乾燥部 １７・・・ウェブテンシランとエツジの位置検出制御部 １８　・ １９　・ ２０　・ ２゛１　　・ ２ ２３　・ ２４　・ ・ウェブと合紙巻取部 ・合紙送出部 ・刷版 ・ガイドトラック ・隙間 ・ロック部 ・充填剤 （他 ３名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ベースフィルム上の紫外線硬化型樹脂上にロールスタ
   ンパーによりガイドトラックを圧着形成する工程を含む
   光ディスクの製造方法において、前記ロールスタンパー
   のロール径を該スタンパー径の５倍以上とし、該ロール
   の表面に、粗面化されたアルミシート表面に熱又は光硬
   化性樹脂層を有し該樹脂層にガイドトラックを成形させ
   た刷版を巻きつけ版胴としたことを特徴とする光ディス
   クの製造方法。