JPH0750538B2 - 光学デイスクの製造方法 - Google Patents

光学デイスクの製造方法

Info

Publication number
JPH0750538B2
JPH0750538B2 JP11119986A JP11119986A JPH0750538B2 JP H0750538 B2 JPH0750538 B2 JP H0750538B2 JP 11119986 A JP11119986 A JP 11119986A JP 11119986 A JP11119986 A JP 11119986A JP H0750538 B2 JPH0750538 B2 JP H0750538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curable resin
substrate
disc
ultraviolet curable
stamper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11119986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62266749A (ja
Inventor
英俊 渡辺
真伸 山本
聡 熊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11119986A priority Critical patent/JPH0750538B2/ja
Publication of JPS62266749A publication Critical patent/JPS62266749A/ja
Publication of JPH0750538B2 publication Critical patent/JPH0750538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンパクトオーディオディスク(所謂CD)等
の光学ディスクの製造方法に関し、特に、所謂2P(Phot
o Polymerization)法により光学ディスクを複製する方
法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、光硬化樹脂(Photo−polymer)を使用して光
学ディスクを複製する所謂2P法を採用した光学ディスク
の製造方法において、板金に形成した複数の挿通孔を通
じて紫外線硬化樹脂をディスク基板上に塗布することに
より、微細気泡を混入させることなく上記板金の厚みを
有する紫外線硬化樹脂群を上記ディスク基板上に形成
し、上記ディスク基板を加圧ローラでスタンパ側に押圧
して上記スタンパと上記ディスク基板間に所定の紫外線
硬化樹脂層を形成し、上記紫外線硬化樹脂層を紫外線に
より硬化させた後に上記スタンパより剥離することによ
って、高品質の光学ディスクを得ることができるように
したものである。
〔従来の技術〕
従来より、コンパクトオーディオディスク等の光学ディ
スクの製造方法としては、軟化したプラスチック材料を
ディスクスタンパにてプレスした後に固化させる圧縮成
形(Compression Mold)法、ディスクスタンパを配設し
た金型内に溶融したプラスチック材料を射出して固化さ
せる射出成形(Injection Mold)法や、光硬化樹脂(Ph
oto−polymer)をディスク基板とディスクスタンパとの
間に充填して光エネルギーにより硬化させるようにした
所謂2P(Photo Polymerization)法等が知られている。
従来、上記2P法では、光学的特性の良好で平坦なディス
ク基板の片面全面に紫外線硬化樹脂を塗布し、上記ディ
スク基板をディスク原盤から形成したディスクスタンパ
上に載置して、加圧ローラで押圧することにより上記紫
外線硬化樹脂を上記ディスク基板とディスクスタンパと
の間隙に充填し、上記ディスク基板側から紫外線を照射
して上記紫外線硬化樹脂を硬化させ、その後上記ディス
クスタンパを境界面から剥離することによって、上記デ
ィスクスタンパに形成されている信号ピットを上記紫外
線硬化樹脂による転写層に転写した光学ディスクを得る
ようにしていた。ここで、上記ディスク基板に紫外線硬
化樹脂を塗布するのには、スクリーン印刷、カーテンコ
ートあるいはロールコート等の手法を利用していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のようにディスク基板の片面全面に紫外
線硬化樹脂を塗布していた従来の2P法による光学ディス
クの製造方法では、ディスク基板をディスクスタンパ上
に載置して加圧ローラにより加圧する際に上記紫外線硬
化樹脂がディスク形成領域以外の不要部分に漏出するの
で、漏出した樹脂を除去するための後処理工程を必要と
する。また、スクリーン印刷の手法は、一般的な50〜50
0メッシュ程度のスクリーンを使用することによりディ
スク基板に紫外線硬化樹脂を均一に塗布することができ
るのであるが、スキージにより塗布する際やスクリーン
を剥がす際等に紫外線硬化樹脂中に微細気泡を取り込み
易いという欠点がある。上記紫外線硬化樹脂中に混入す
る気泡は、径の大きなものは加圧ローラを通すことによ
り押し出されるのであるが、微細気泡はレベリングによ
っても消滅し難く、また、加圧ローラを通しても押し出
され難い。上記紫外線硬化樹脂中に混入した微細気泡
は、上記紫外線硬化樹脂を光硬化させることにより形成
される転写層中の欠陥となる。
そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、2P
法を採用した光学ディスクの製造方法において、光学デ
ィスクの生産性および転写性の向上を図り、低いコスト
で品質の良好な光学ディスクを提供できるようにするこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る光学ディスクの製造方法は、上述の目的を
達成するために、ディスクの中央開口部を除いた位置に
複数の挿通孔が形成された板金をディスク基板上に載置
し、上記板金に形成した複数の挿通孔を通じて紫外線硬
化樹脂を上記ディスク基板に塗布して、上記板金の厚み
を有する紫外線硬化樹脂群を上記ディスク基板上に形成
し、上記紫外線硬化樹脂群を挟むように上記ディスク基
板をスタンパ上に載置し、上記ディスク基板を加圧ロー
ラで押圧して、上記スタンパと上記ディスク基板間に所
定の紫外線硬化樹脂層を形成し、紫外線によって上記紫
外線硬化樹脂層を硬化させた後、上記紫外線硬化樹脂層
を上記スタンパより剥離してディスクを形成するように
したことを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係る光学ディスクの製造方法において、ディス
クの中央開口部を除いた位置に複数の挿通孔が形成され
た板金は、該板金の厚みと各挿通孔の配設パターンに応
じた形状を有する紫外線硬化樹脂群をディスク基板の片
面に塗布形成するのに使用され、微細気泡を混入させる
ことなく、上記ディスク基板の片面に信号ピットの転写
層を形成するのに必要な適量の紫外線硬化樹脂を塗布す
るためのマスクとして働く。上記紫外線硬化樹脂群は、
上記ディスク基板とスタンパとの間に配置して加圧ロー
ラで押圧することにより、上記スタンパと上記ディスク
基板間に隙間なく充填され所定の紫外線硬化樹脂層とな
る。そして、上記紫外線硬化樹脂層は、紫外線を照射し
て硬化させた後に上記スタンパから剥離することがで
き、上記スタンパに形成されている信号ピットを転写し
た光学ディスクの転写層となる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る光学ディスクの製造方法の一実施例
について、図面に従い詳細に説明する。
第1図ないし第3図に示す実施例は、本発明方法にてコ
ンパクトオーディオディスク(CD)を製造するようにし
たものである。
本発明方法では、第1図のAに示すように、先ず、CD基
板1に信号ピットの転写層を形成するのに適量の紫外線
硬化樹脂を塗布するためのマスクとして板金2を上記CD
基板1上に載置する。
上記CD基板1としては、光学特性の良好なプラスチック
基板やガラス基板が用いられる。
また、上記板金2としては、上記CD基板1の中央開口部
1aを除いた位置に複数の挿通孔3を形成した厚さtが50
μm程度のステンレススチール製の薄膜4を枠体5に張
設したものが使用される。この実施例では、第2図に示
すように、図中想像線にて示す上記CD基板1の中央開口
部1aを除いた位置に径を変えた複数の挿通孔3aを配設す
るとともに、上記中央開口部1aに沿って略半周に亘る三
日月形状の挿通孔3bと上記CD基板1の外周縁に沿って略
半周に亘る三日月形状の挿通孔3cを互いに対向するよう
に形成した板金2が使用されている。なお、上記三日月
形状の挿通孔3b,3c部分は架橋片にて補強されている。
次に、第1図のBに示すように、スキーバ14を図中矢印
X方向に上記板金2に沿って摺動操作して、上記板金2
に形成した複数の挿通孔3を通じて紫外線硬化樹脂6を
上記CD基板1に塗布する。上記CD基板1上には、第3図
に示すように上記複数の挿通孔3の配設パターンに応じ
た上記板金2の厚みtの紫外線硬化樹脂群6Aが形成され
る。ここで、上記板金2に形成してある複数の挿通孔3
の径を略1mm以上にしておけば、上記紫外線硬化樹脂6
を上記CD基板1に塗布する際に、上記紫外線硬化樹脂群
6A中に微細気泡が混入することはなかった。
次に、第1図のCに示すように、上記紫外線硬化樹脂群
6Aを挟むように上記CD基板1を図示しないディスク原盤
により信号ピットが形成されているディスクスタンパ7
の信号面7A上に裁置する。
次に、第1図のDに示すように、上記ディスクスタンパ
7に裁置した上記CD基板1を図中矢印Y方向に移動させ
て加圧ローラ8を通すことにより、上記CD基板1と上記
ディスクスタンパ7と間の上記紫外線硬化樹脂群6Aを押
圧変形させる。上記板金2に設けた挿通孔3の平均開口
率を例えば50%とした場合には、上記加圧ローラ8で加
圧することにより上記tなる厚さの上記紫外線硬化樹脂
群6Aを押圧変形して上記CD基板1と上記ディスクスタン
パ7と間に隙間なく充填し、略t/2なる厚さの紫外線硬
化樹脂層6Bを形成する。上記紫外線硬化樹脂群6Aを押圧
変形させる際に境界部分等に発生する比較的に径の大き
な気泡は、上記加圧ローラ8を通すことにより押し出さ
れてしまい、上記紫外線硬化樹脂層6B中に残存すること
はない。ここで、上記CD基板1の外周に沿った三日月形
状の紫外線硬化樹脂群6c部分側から、上記加圧ローラ8
により加圧することにより、外部からの空気の侵入を防
止することができる。また、この実施例では、上記板金
2に形成した挿通孔3aの大きさを変えて、上記CD基板1
に塗布形成する紫外線硬化樹脂群6aの樹脂量に適宜な分
布を与えることによって、上記CD基板1と上記ディスク
スタンパ7と間から紫外線硬化樹脂が漏出することなく
略t/2なる厚さの紫外線硬化樹脂層6Bを形成できるよう
にしてある。
上記CD基板1と上記ディスクスタンパ7と間に紫外線硬
化樹脂層6Bを形成した後に、第1図のEに示すように、
上記CD基板1側から紫外線UVを上記紫外線硬化樹脂層6B
に照射して、上記紫外線硬化樹脂層6Bを硬化させて転写
層6Cを形成する。
このようにして上記ディスクスタンパ7の信号ピット面
7を転写して上記紫外線UVの照射により硬化させた紫外
線硬化樹脂層すなわち転写層6Cを、第1図のFに示すよ
うに、上記ディスクスタンパ7より剥離することによっ
て上記ディスクスタンパ7の信号ピット面7に対応する
信号ピット面10Aを有する光学ディスク10が得られる。
なお、上記光学ディスク10の信号ピット面10Aには、ア
ルミニウム蒸着等による光反射層を形成してから図示し
ない保護膜が被着される。
〔発明の効果〕
上述の実施例の説明から明らかなように本発明に係る本
発明に係る光学ディスクの製造方法では、板金に形成し
た複数の挿通孔を通じて上記板金の厚みと各挿通孔の配
設パターンに応じた形状を有する紫外線硬化樹脂群をデ
ィスク基板の片面に塗布形成することによって、微細気
泡を混入させることなく、上記ディスク基板の片面に信
号ピットの転写層を形成するのに適量の紫外線硬化樹脂
を塗布することができ、上記紫外線硬化樹脂群を上記デ
ィスク基板とスタンパとの間に配置して加圧ローラで押
圧変形させて上記スタンパと上記ディスク基板間に隙間
なく紫外線硬化樹脂を充填した所定の紫外線硬化樹脂層
を形成することができ、上記紫外線硬化樹脂層を紫外線
の照射により硬化させて、上記スタンパから剥離するこ
とによって、上記スタンパに形成されている信号ビット
を上記紫外線硬化樹脂層に転写した光学ディスクが得ら
れる。上記板金の各挿通孔を通じて上記ディスク基板の
片面に塗布した紫外線硬化樹脂群中には、微細気泡を混
入され難く、また、押圧変形させる際に境界部分等に発
生する比較的に径の大きな気泡は加圧ローラを通すこと
により押し出されてしまうので、信号ピットの転写層の
欠陥が極めて少ない品質の良好な出を製造することがで
きる。しかも、上記ディスク基板の片面に信号ピットの
転写層を形成するのに適量の紫外線硬化樹脂を塗布する
ことができるので、紫外線硬化樹脂の無駄が少ないばか
りでなく、上記紫外線硬化樹脂層を硬化させた後で不要
な部分を除去する等の後処理工程を必要とすることがな
くなり、低いコストで品質の良好な光学ディスクを提供
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用したコンパクトオーディオデ
ィスクの製造工程を模式的に示す工程における図であ
り、第2図は上記実施例に使用した板金の構造を示す平
面図であり、第3図は上記実施例において紫外線硬化樹
脂群を塗布形成したCD基板の平面図である。 1……CD基板、1a……中央開口 2……板金、3……挿通孔 6……紫外線硬化樹脂 6A……紫外線硬化樹脂群 6B……紫外線硬化樹脂層 6C……転写層、7……ディスクスタンパ 7A,10A……信号ピット面 10……光学ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの中央開口部を除いた位置に複数
    の挿通孔が形成された板金をディスク基板上に載置し、 上記板金に形成した複数の挿通孔を通じて紫外線硬化樹
    脂を上記デイスク基板に塗布して、上記板金の厚みを有
    する紫外線硬化樹脂群を上記ディスク基板上に形成し、 上記紫外線硬化樹脂群を挟むように上記ディスク基板を
    スタンパ上に載置し、 上記ディスク基板を加圧ローラで押圧して、上記スタン
    パと上記ディスク基板間に所定の紫外線硬化樹脂層を形
    成し、 紫外線によって上記紫外線硬化樹脂層を硬化させた後、 上記紫外線硬化樹脂層を上記スタンパより剥離してディ
    スクを形成するようにした光学ディスクの製造方法。
JP11119986A 1986-05-15 1986-05-15 光学デイスクの製造方法 Expired - Fee Related JPH0750538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11119986A JPH0750538B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 光学デイスクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11119986A JPH0750538B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 光学デイスクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62266749A JPS62266749A (ja) 1987-11-19
JPH0750538B2 true JPH0750538B2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=14555011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11119986A Expired - Fee Related JPH0750538B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 光学デイスクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750538B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580664B2 (ja) * 1987-12-29 1997-02-12 ソニー株式会社 情報記録媒体の製造方法
JP4858805B2 (ja) * 2005-06-30 2012-01-18 公益財団法人新産業創造研究機構 導光板の製造方法、導光板、及びそれを用いた面光源装置、液晶表示用光源パネル、並びに液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62266749A (ja) 1987-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4354988A (en) Process for making video discs
JP2002086463A (ja) レンズシートの製造方法
JP2003132594A (ja) 記録媒体とその製造方法
JPH0750538B2 (ja) 光学デイスクの製造方法
JPH05297225A (ja) 両面レリーフパターン複製方法及び装置
JPS6353602B2 (ja)
JP2002187135A (ja) 樹脂成形型の製造方法およびその樹脂成形型を用いた樹脂成形品
JPS5835578A (ja) ホログラムの複製方法
JP2004130557A (ja) 微細な凹凸の製造方法
JPH03225646A (ja) スタンパの製造方法
JPS61137246A (ja) 情報記録担体複製方法及びその装置
JP2001126322A (ja) 情報記録媒体用基板の製造方法
JPS6327761B2 (ja)
JPH03141052A (ja) 光学的記録担体の複製方法および複製装置
JP2531792B2 (ja) 光記録媒体用基板の製造方法
JPH01192529A (ja) レンズシートの製造方法
JP2761760B2 (ja) 光学情報記録媒体用基板の連続製造方法及びそれに用いる装置
JP3849439B2 (ja) レンズシートの製造方法
JPH0421941A (ja) 光ディスク基板の製造方法
JPH03223883A (ja) ホログラムの複製方法
JPS60151851A (ja) 光デイスク基板の複製法
JP3399759B2 (ja) ホログラム素子製造装置及びホログラム素子の製造方法
JP2757520B2 (ja) 光ディスクの製造方法
JP3297940B2 (ja) 光カ−ドの製造方法
JPH04195742A (ja) 光ディスク用基板製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees